2024-05-30 10:14

第31回 英語に本当に「受け身」ってあるの?

英語を習い始めた頃、 英語のbrother には兄も弟も含まれると知って不思議に思った方も多いのでは?言語によって存在しない概念というのがあるというところを少し具体例を持ってお話ししてみました♪

このチャンネルでは、英語指導歴・易者歴ともに30年以上の経験を元に、考え方を変えることによって英語力を劇的に向上させたり、人生を大きく好転させる秘訣をお伝えしています♪

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こんにちは、はじめ先生です。
このチャンネルでは、思考を変えることによって、英語力と人生を劇的に好転させる方法についてお伝えしています。
今日のテーマは、「英語に受け身は本当にあるのか?」というお話です。
中学校3年生ぐらいになると、受け身って英語で慣れますよね。
B動詞プラス過去分詞なんですけれども、それで何々されたとか訳しますよね。
例えば、This cup was broken by my brother.
これだったら、このカップは弟によって割られました。みたいな感じですよね。
他にも、Hamlet was written by Shakespeare.
ハムレットはシェイクスピアによって書かれました。みたいな感じですよね。
まあまあ、そうやって習うじゃないですか。
でもね、B動詞プラス過去分詞が本当に受け身なのかって言った時に、
例えば、Worryっていう単語がありますよね。
心配するっていう意味なんで、例えば、心配しないでだったらDon't worry。
だけど、Be worried aboutっていうのもあるじゃないですか。
I'm worried about my son.みたいなやつね。私は息子のことが心配だと。
これはどうなんだということですよね。
B動詞プラス過去分詞が何々されているのであれば、
I'm worriedは、私は心配されているみたいな感じになるわけですよ。
例えば、Worryっていうのが心配させるだとしたら、
私は心配させられている。だから心配しているという意味になるんだと。
そういう風な考え方もできて、
これって感情を表す動詞なんかは結構そうですよね。
I'm surprisedとかね、I'm disappointedとかいう風になるわけなんですが、
これをね、Disappointedっていうのが、
失望させるっていう意味があるから、
I'm disappointedというのは、私は失望させられているっていう風な感じで捉えるという風な
発想で捉えている方が多いと思うんですけど、
これね、本当にそうなのかなっていうところね、ちょっと疑ってかかってほしいんですよね。
冒頭に言った、このカップは誰々によって割られた、
This cup was broken by my brotherっていう文と、
例えば、The cup is broken. そのカップは割れているっていうのは、
これがその、by誰々があったら何々されている。
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で、何がなければ、by以降がなければ、壊れている。
壊されている。カップ自体が自然に壊れることはないから、
何らかの力によって壊されたってことにはなるんだろうけれども、
だけど両方とも、b動詞プラス過去分詞、be brokenであることには変わらないわけですよ。
だからね、ここが重要なポイントなんですけれども、
されているっていうね、いわゆる受け身みたいな、
その発想自体が英語にひょっとしたら日本語と同じようには存在してない可能性が高いんですよね。
これは日本語にする段階で便宜上、日本語に落とし込むために、
過去分詞形を何々されたっていう風に、いわゆる受け身的な風に捉えているけれども、
でもそこに一方が何かエネルギーを与えて、一方が与えられるみたいな、
そういう感覚って多分ないんじゃないかなと思うんですよね。
で、過去分詞と並んで、もう一つ現在分詞っていうのがありますよね。
INGKで表されますけれども。
で、この分詞と言われるものは日本の文法の言葉で言うと、
分かれた言葉って書きますよね。
B動詞から分かれてた、発生した使い方ってことなんだと思うんですけれども。
で、じゃあINGKっていったら何なのかっていったら、動画のように動いている状態。
状態だからB動詞と共に使われるわけですよね。
状態って他の形容詞なのかもしれない。
例えば、He is tall.
Tallっていうのは背が高いという状態。
そこにHe is runningだったら、彼は走っているという状態なんですよ。
B動詞プラスINGだったら、現在進行形って日本では分類されるけど、
I like runningって言ったら、私は好き。走っている状態が。
で、一緒なんだよね。やっぱりね。INGKとしてはね。
日本語の分類で、I like runningの時のINGは同名詞だというふうに分かれるけど、
多分、英語喋っている人の中にはそんな区別はないんですよ。
あえて分類すればそうだねってことであって、RunningはRunningなんですよ。
だからそれと同じように、過去分詞形は、
ブロークンって言ったら、壊れているであり壊されたって日本語に分類するとなるけど、
多分、壊れているとか壊されているっていうふうな分かれ目は英語の中にはないんだよね、きっと。
じゃあ何なのかって言ったら、過去分詞形っていうのは何かが済んでいる状態だと思うんです。
終わっちゃっているその行為が済んでいる。
終わっているって言うと変だね。済んでいる。
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進行形の時に使うINGKが動いているのに対して、
過去分詞形というのはその行為なり何なりが済んで、そのある状態、静止した状態になっているっていうのだと思うんですよ。
だからI'm worriedっていうのは、私はWorriedの気持ちにもうなっちゃっているってことだよね。
分かるかなこの漢字。
The cup is brokenって言ったら、そのカップはbreakの状態が済んじゃってるんだよね。
The cup was broken by himって言った時には、そのカップはbrokenの状態でした。
それは彼がそばにいました。彼によるものでした。
ってなると日本語にすると壊されたってなるよねっていう話だと思うんですよ。
日本語が分かれてるんですね。
こういうことってね、日本語と英語の中にめちゃめちゃたくさんあるんですよね。
自動詞と他動詞っていうの。明確に分かれてる単語もありますけど、
例えば自動詞と他動詞で違う単語みたいに言うのはriseとraiseがありますよね。
raiseはraise your handみたいに手を上げましょうのraiseですよ。
riseは太陽とか日が昇るとか上がるとかですよね。
だけどこれ実はraiseもriseも似てるけど、そもそも別の単語なんですよね。
だからこれは自動詞だ、他動詞だって言うけれども、目的語を取るから他動詞だって言うけど、
でもどっちでも使う単語の方が圧倒的に多いわけじゃないですか。
例えばI walkって言ったら私は歩く。
だけどI walk my dogだったら私は犬を歩かせる、散歩させるみたいな意味になるわけです。
で、その時のwalkっていうのは日本語にするとI walkの時は歩くで、
I walk my dogの時は歩かせるだけど、英語ではwalkなんですよ。
walkでしかないんです。私はwalkします。
私はwalkします犬を。
っていうだけのことなんですよね。
これね、日本語の言語体系が英語よりも複雑で分類がよりされているから、
自動詞だ、他動詞だ、受け身だっていう風になっているけれども、
実はもっと英語の方がシンプルだったりするんですよね。
なので、難しいところなんですけど、あまりそこがね、レルラレルでなきゃダメだみたいな、
日本語にしようと思って理解しようと思うとそうしないといけないんだけれども、
だけど英語が本来持っているものは日本語で解釈しているものとは違うんだよっていうね。
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その感覚っていうのはちょっとね、皆さん考えてみるといいんじゃないかなっていう風に思うんですよね。
今日のまとめですけどね、やっぱり言語が違うと考え方そのものが違ってたりするんですよね。
なので、自分の文化や自分の言語の枠に落とさないと理解ができないっていうのがあるんだけれども、
そこをね、一旦理解したらもうちょっと一歩進んでその言語のそのものに迫ってみると、また次の段階が見えてくるんじゃないかなと思います。
はい、今日も聞いていただいてありがとうございました。
今日の話がためになったよという方はぜひいいねやコメントなどお願いいたします。
またね、何か英語学習や人生のことでお悩みがあればですね、ぜひコメントをお寄せください。
またね、このチャンネルでお話したいと思います。
OK, thank you for listening, and have a great day.
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