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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
来る6月10日、NHK出版新書、英語史で解く英文法の謎、なぜ3単元のSをつけるのかが発売されます。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
英語の語源が身につくラジオヘルディオ。英語史をお茶の間におもっとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は2026年6月3日水曜日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
毎朝コールしております。金刊なぜ3単元、こちらですね。ちょうど発売が1週間後に迫ってまいりました。
私、X、旧ツイッター上でカウントダウン企画も30日前、発売の30日前から展開しておりますので、ようやくあと1週間というところまでこぎつけたかという思いでいるわけなんですが、残りの1週間、発売前の1週間ということですが、何とか走り切りたいと思います。
そして今日のヘルディオ王も関連する話題です。先日シリーズの第1弾をお届けしましたが、今回は第2弾となります。聞かせて、なぜ3単元のなぜパート2、川上さんからの鋭いツッコミに答えるかい、となります。
第1回お聞きいただけましたでしょうか。
こちら、やってます通信でおなじみのリスナー川上さん、高校英語教員の川上さんが作られた企画。私が何らかの企画、面白そうなもの、何かありませんか、お考えいただけませんかというふうなフリをしたところ、この素晴らしい企画でもってお答えくださいました。
近間なぜ3単元につきまして、川上さんがインタビュアー、あるいは川上さんとヘルメイトの皆さんがインタビュアーとなり、そして私がインタビューイ、インタビューを受ける側となりまして、この新刊書の内容についていろいろとご質問を受け、それを話題として対談を楽しむというようなことです。
まだ発売前ということで、この本について語れるものは、NHK出版デジタルマガジン上で既に公開されている部分、3単元のSの謎、まさにその箇所と、あとはじめにの部分が完全公開されております。
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この辺りしか公開されていないので、必然的にですね、3単元のS周りの話になるということなんですけれども、今回は前回の第1弾に続きまして、川上さんからの質問を一つ二つ受けております。
前回よりもずっと厳しい角度から質問が飛んできまして、たじろぎながらオロオロしながらお答えしたという対談収録の時の様子を思い出す次第なんですが、ヘルはオフ会という場でオンラインで結びながら収録したものなんですね。
その際にはですね、他の参加者もオンラインあるいは会場でですね、いらっしゃったということで、今回お聞きになる対談の中でもですね、途中で同席いただいた方のですね、発言コメントなども混じり合っています。
この辺りはオンライン収録ということでですね、ご容赦いただければと思います。
デジタルマガジンから公開されております3単元のSの話、第1章第5節に関しまして、もう既に読まれているということが前提でですね、今回の質問になりますので、まだお読みでないという方はNHK出版デジタルマガジンの方より
5月11日付で公開された記事、ぜひお読みになってですね、今回の対談収録もお聞きいただけると良いかなというふうに思います。
それでは行ってみましょう。
聞かせてなぜ3単元のなぜパート2、川上さんからの鋭いツッコミに答える回です。どうぞよろしくお願いいたします。
3単元のSの記事の核心部分というところに進んでいきたいと思うんですけれども、
ホルダー先生は1000年前のランの屈折というのを示されて、理論的には12通りの語尾があったはずだというような例というか、その表を出されまして、それがだんだんなくなっていって、
そして結果残っている一つは3単元のSであり、一つは過去形のEDであるんだというふうに書かれています。
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私、背読して思ったのは、なぜ3単元のSがついているかという問いに対して、ホルダー先生が答えられたのは、あったものが徐々に消えていった、それが今の形なんだというプロセスを描かれたのかなと伝えたかったのかなというふうに思うんですけれども、
その問いに対する答えとしては、明確にこれですみたいなお答えの仕方はされていないというふうに私は思ったんですけれども、そのあたりは、問いに対する答えとしては、どのような提示の仕方、このような提示の仕方ということなんですけれども、
答えるとしたらば、キーワード的にはどんなキーワードになるんでしょうか。
厳しいご指摘をいただきましたけれども、
こちらは、私もこれまでもいろいろな形で、この3単元のSも含めてなんですけれども、そういった疑問にお答えしてくる、この大きなヘルピーをコンテンツを出してきました、本も書いてきたという経緯があるんですね。
そこで、同じようなご指摘は結構いただいているんですよ。答えになってないじゃないか。
そこはですね、確かに答えになっていないというふうに捉えられるのかなということは、私のいわゆる問答ですよね。
自分で素朴な疑問というのを投げておいて、他の方からいただいた疑問なんですけれども、それに対して答えているというか、ズバリ答えているというか、英語詞の観点からこういうふうな問いに変えられるみたいな、それで終わっているケースが多いというのは私の特徴というか癖だと思うんですよね。
これはですね、どうお答えすればいいですかね。私、英語詞の研究をしていまして、研究者というのはお題を立てるんですね。やっぱり問いを立てる。それに対して答えを与えるということ、答えを求めるということを成り割としているというのが研究なんですけれども、
言葉の研究をしてすでに長い時間が経っているんですけれども、あまりに複雑だということに気づいてきたんですね。私の一生をかけて明らかにできることというのはほとんど少ないというか、例えば英語学、英語を研究しているのにしても、英語詞を研究しているのにしても、その中の1%ですらないし、ほとんどのことはある。
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何か明らかにズバッと言えることはないということに、研究すればするほど気づく。そうすると、答えを求めていただいている一般の需要みたいなのは気づいているので、そこにもちろん答えられればよいなと思うんですけれども、私の研究者としての実感からして、ズバッと言うということはできないことがほとんどという。
あまりに自治体が複雑で言い切ることなんて到底できない。ただ、答えが欲しいという方が一般にいるというのはもちろんわかっているので、ズバッと言います。
ただ、これが全てなんではなくて、もっと複雑な問題があるんですということを常に匂わせたいという意味で答えを出しているというところは、今回の新書でもそうなんですけれども、これがファイナルな答えではなくて、
研究者も迷っているぐらいにわからない問題もあるんですということも匂わせたい。これは私の完全な癖と言いますか、新書レベルで書いても学術書レベルで書いても、私は一貫していると思う。
これが答えだというつもりは全くなくて、むしろ逆で、とりあえずの答えとしてこれを提示します。ただ、そんな簡単にはいかないというのも事実なんですというところも含めて、伝わればいいなという思いで考えているので、
それが多分、文体的には見え切らない形で出るということがもしかしたらあるのかもしれないなとは、今川上さんのご質問いただいて思った次第なんですね。やっぱり本当に複雑なんですよ。言葉が簡単に説明しきれるとは私も全く思っていなくて、信じていないし、生きている間に解決できるとも思っていないんですよ。
ただ、やっぱりある程度断定するということも、本であるとか限定された誌面の中では必要かなという現実的なところを考えて、やはり断言することも戦略的にと言い方をあえてさせていただきますがします。
今回もそうなんですけれども、これは本当に深い世界があるという入り口として捉えていただければなということを、多分ちょっと匂わせたいんですよ。
私も研究者の端っくれとして、そういうところが多分見抜かれているんじゃないかなというところは思いました。お話を伺いました。
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答えになるというかわからないんですけど、限り悪いところはそういうところに気に入ることも多い。
あとは私の単に下手なところ。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
私から最後質問になるんですけれども、三単元のSの話題ということなので、
現在時世の動詞の活用語尾が、基本すべてあったものが三単元のSだけ消え残っているという、現在はそういう形だと思うんですけれども、
三単元のみ残った必然性というといい言い方なのかわからないんですけれども、合理性と言ってもいいのかわかりませんけれども、
そこだけが残されていることの意味っていうことは、先生は何かお考えのことはあるんでしょうかと言いますのは、私はこの質問、生徒に去年だったか答えたと思うんですけども、
自分なりに調べて、そんなに限界はありますけれども、いろんな方言形があるので、三単元のSのあるのもあればないのもある。
一通り平順化、平板になっているものもあるし、いろんな方言があるというようなところを知りまして、
つまりは今三単元のSだけ残っているっていうのは、偶然の形が標準英語になってそれを習っているってことなのかな。
三単元のSのみ残る必然性というのは、少なくとも私は目にはしなかったんですね。
ただおそらくそういう、これこれこうだから消え残っているんだっていうような説というか論というか、
そういうのもあるんではなかろうかというふうに想像してるんですけれども、
もし先生がこれが結構有力だと思うとか、あるいは反対に、必然性は全くないっていうことですとか、
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そのあたり、もしよろしければ先生のお考えをお聞かせいただけないでしょうか。
ありがとうございます。非常に本質的なお話まで読んでいただきましてありがとうございます。
基本的には14世紀ぐらいのロンドンで話された方言ですよね。
イギリスにもいろいろ方言が当時からありまして、北から南、東、西とありまして、たまたまロンドンで話されていたものの文法として、
その時には3単元の時にSをつけるという、THだったんですけど厳密には。
それがSに変わるなどの経緯もありましたが、Sがつくというような文法を持っていたということ、
そしてそのロンドンがたまたま標準英語の中心地になったのでっていう偶然性ですよね。
これが基本的には理由かなと思っています。
つまり、現在3単元があるのは偶然であるという川上さんの先ほど述べられた説に、
基本的に8割ぐらい、私はそれだと思っているんですけど、
Sは消えることも他の方言でいくらでもあるという意味では、たまたまですけど、
その方言が英語の標準語に成長していくということだと思います。
それ以上の説明というのは、ちょっとこじつけになるのかなというふうには思っています。
ただ、そのロンドン英語でじゃあなんでSは他の編集では消えたのに残っていたのかというお題はあり得るかなと思っていて、
その質問を答えるというか、それを言い出したら各編集のこれはなんでこのゴミになっているのかというのを全て答えるので、
とってつけたような感じに、全てをやらないというか。
ただ、注目が詰まるのは間違いない編集なので、
今のピンポイントのなぜSが残っているのかということに、もし答えるのであれば、
私の真の答えは、いろんな編集がある中でそういう編集もあって、
3単元のときだけSがあって、それが残ったんだよって偶然説だと思うんですけども、
もう一歩踏み込んで、じゃあなぜその方言ではこうなるんですかみたいなことを、
もし考えるとすれば、これは全ての他の編集についても全部答えなければいけないという前提付きで、
こじつけというか、取り付けたように答えなければいけないというレベルの問題だと思うんですよ。
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そこは理解していただいた上で、改善性とか確率みたいな問題なんですけれども、
述べるとすれば、これはやはりSというところが音声的に強かったから、
摩耗しづらかったからということで、ただ音声的には摩耗しにくい、他よりも消えにくいということはあっても、
もう一つ、これを乗り越えるくらい、オーバーライドするくらいに重要なすごく強い力っていうのは、
他の屈折ではないでしょ、だからこれもなくていいでしょ、類推っていうのが、
すべて超消しにするくらい強いんですよ。
なので、これを考えて、この考え方を含めると、じゃあなんで類推はこのロンドンのこの時の英語に働かないんですかと言われちゃうと、
これはもう偶論でも出ないんです。説明できない。
それくらいの強いレベルでの強力な説っていうのが一方で控えている中で、
Sはそんなに弱くない、ちゃんと残る発音だからということに、どれだけ説得力があったっていうのは常にやっぱりありますよね。
なので、もとの偶然に過ぎませんよね、みたいな回帰することが多いんですけども、
ただ1割2割の形で力が働いているということを考えるのであれば、それは何かといえば、
Sっていうのが強かったんです、みたいなことを言える程度で、めちゃくちゃ弱いです。
これを別にこそうとは思っていませんし、だから残ったんだ、みたいな。
それで消えた編集もいくらでもあります。
これはあまり強く出すという議論もないのかなということは考えています。
結果的には、そういう方言だったんだよねっていう、
元も子もないと言いますかね、身も蓋もない話になってしまうんですけど、
私は3段階目の問題は基本的に身も蓋もない問題なんだと思います。
この中で、5%くらい効いていることがあるとしたら、ロンドンにおいて、
Sっていうのが比較的強いシーンだと。
それというのは単発ではなくて複数形のS、名詞のね。
それからあと、
そうなんだ、S。
すごい遅いんだ。
というようなことも類例としてあったりするので、
まんざらではないかな。
それを足し合わせても4、5%くらい楽の中で、
ぐらいに思っています。
なぜならば、そんなのを何とも思わない編集というのが無数にありまして、
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Sを切っていく、あるいは全てにSをつけるみたいなのもあったりするので、
それは理屈では持っていけないというような話なのと反応していますね。
無数のパターンがある中で、ロンドンではたまたまそういう振る舞いをしたんです。
そのロンドンがたまたま社会的影響力が良かった編集なので、
それが標準編集としてなっているのではないかというような考え方ではありましたね。
答えになりにくいような裏話をお話しいたしましたけれども。
本田先生自ら行間の部分をお話しいただいたというような感じで受け取らせていただきました。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
聞かせて、なぜ3単元のなぜパート2、川上さんからの鋭いツッコミに答えるかということで、
どこまで答えになっているのか。
今日の問い自体にですね、本当にどう答えればいいものやらということをですね、
いろいろ考えながらこの収録の時にお答えした、お話ししたというのをよく覚えております。
今回のように、なぜの疑問にどのように答えるか。
英語で言えばwhyに対してbecauseで答えるというのが典型なわけですが、
そう簡単にいかないのが言葉ということなんですね。
私、言語変化の研究をしておりまして、学術研究でもですね、もちろんお題を立てるわけです。
お題というのは基本的にwhyだったり、howだったりという、
まあ典型的に疑問詞が出てくるようなものなわけですよね。
それに、では学術論文、学術研究としてどう答えるのかという問題とですね、
今日この対談の中で話題となった問題というのは完全につながっておりまして、
これは私の研究者としてのですね、自分に投げかけている問いと、実は同じものなんです。
言語変化を説明するというのはどういうことなのか。
言語変化に対する見方であるとか、方法論、こういったものと密接に関係する、
実はですね、極めて学術的にもちろん重要ですし、深い問いを今回投げていただいたというふうに思っております。
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日々私も研究の中で感じている疑問と言いますかね、
抱いている疑問にかなり近いところまでですね、踏み込まれた、その意味で本当に鋭いツッコミをいただいたと思っております。
こちらの川上さんによるシリーズ、2回がこれで終わったことになりますが、もう一つですね、既に収録してあるものがございますので、
近日中にこちらも皆さんにお聞きいただきたいというふうに思っております。
川上さん、今回もインタビュアーを務めていただきましてありがとうございました。
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、英語詞研究者のホッタリュイチがお届けしました。
また明日!