【再】#683. なぜ English のように -ish のつく呼び名はイギリ
2026-06-03 12:40

【再】#683. なぜ English のように -ish のつく呼び名はイギリ

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に #対談
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堀田隆一をお茶の間に思っとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は4月14日金曜日です。いかがお過ごしでしょうか。 今日は改めてケルフ会員の青木光さんをお迎えして、
最近公開されました論文に基づいてお話してもらいます。 今日のお題は、なぜ English のように-ish のつく呼び名はイギリス周辺に多いの?
青木光さんとの対談です。 先日公開されました英語史新聞第5号の関東を飾っている記事のある意味ラジオ版ということでですね、口頭で解説してくれるということになります。どうぞよろしくお願いいたします。
おはようございます。 今日も青木光さんに登場をいただいてですね、この間のジャパニーズの話、非常に面白くてですね、これ関係する話実はいっぱいありますでしょ、ネタ。
そうですね、論文の中でもいくつか設備取り上げているので、まだまだ出せるものはあるということで。
そうですよね。それで今日はですね、関連する国名とか民族名とか人々の名前につく一種の話ですね。
今日のお題としては、なぜ English のように-ish のつく呼び名はイギリス周辺に多いの?というタイトルなんですけれども。
そもそもこれはそうなんでしたっけと言われて初めてね、イングリッシュは我々も聞き慣れていて、他に-ish つくのって何がありましたっけ、そもそも。
そうですね、一応列挙していくと、今話に出ていたイングリッシュを筆頭に、デニッシュ。
デニッシュね、デンマークね。
で、次にアイリッシュ。
アイリッシュ、アイルランド。
スコッティッシュ。
スコットランドのスコッティッシュ。
で、スパニッシュ。
スパニッシュ、スペインですね。
で、あとここから少し音が変わっていて分かりにくいんですけれども、まず一つ目にフレンチ。
あ、フレンチってチじゃないんですか、あれ。
これ音変わっちゃってるんですけれども、これ語源としてはフランクですね。フランク属に-ish がついて、フランキッシュからしてフレンチになっている。
いろいろ音の変化があって、チュだけになっているけど、本来は-ish なんだと、-ish に相当するんだという。
で、最後がウェルシュ。
ウェルシュ、ウェールズですかね。これも-ish の i が消えちゃってますけど、これは sh なんで、分かりそうですかね。
なるほど。言われてみると、イギリス周辺というか、確かにそうなってますよね。
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これは、分布としては割と明らか。世界にはないんですか、あんまり。全然ないわけではない。
今のところはないですよね。やっぱりイギリス周辺に偏っていると。
イーズとかはね、前お話しさせてもらったんですけれども、アジアとかアフリカとか、いろいろなとこ行ってるんですけれども、-ish はそうでないと。
逆にここに偏っている。ピンポイントで偏っている。そういう感じになってますね。
これ、人の名前?国とか民族の人の名前っていうことでいいんですかね。今チラッとも浮かんだのは、スウィーディッシュ。
そうですね。スウィーディッシュとかもありますね。
一応形容詞として使うものであれば、一応もう少し範囲は広がっていくんですけれども、基本的に今回見ていくのは人の名前と。
人名っていうことですね。民族であるとか、人々につけられた名前っていうことで見ていくと。
一応厳密に定義しておくと、とりわけ Oxford English Dictionary に、そうした名詞としての用法、記載のあるものを今回は扱うということで。
わかりました。そのように限定すると、確かに地理的分布ははっきりとイギリス周辺ということに限られるように見えるということですよね。
この地理的分布が限られているっていうのはとてもよくわかったんですけれども、なぜそうなのか、なぜ限られているのかという問題についてはいかがでしょうか。
これはですね、こうした民族名の派生に関わってくる設備辞の歴史っていうものを見ていった方が早いと思うんですけれども、
そもそもこの Issue っていう設備辞は、これはゲルマン語の時代から存在している、言ってしまえば英語本来語の設備辞なんですね。
そこそこ。前回出た Japanese の Ease は確かポルトガルとかフランス語とか言えば外来という、今回の Issue は本来の外来じゃないっていうことですね。
そうなんですよ。もともと英語に存在している。実はここが肝になってくるんですけど、さっき言った Ease とか、あるいはそれ以外にもあるわけですけど、
外来語の設備辞が入ってくる時期っていうのは、これは後期中英語と呼ばれている時代ですね。
だからだいたい1300年から1500年ぐらいですよね。これ以降の時代になってくるわけなので、言い換えればですよ。
英語の歴史、だいたい5世紀半ばから始まったと言われていて、そこからその1300年代ぐらいまで。
この時期に民族名を生み出すと、派生させると言ったら、もうその主力の設備辞は Issue しかなかったわけですよね。
そうか。まだ外の影響っていうのが入ってきてないんで、Ease も Ian とかあれもそうでしょうね。
あのあたりもまだ入ってきてない。そもそも。
そういう時期なんですね。
使える状態になるわけですね。
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そういう選択肢がないっていう時代なんですね。
いわゆる後英語と初期中英語という時代ですかね。
そうなりますね。
なので、こうした比較的早い時期に、当時のアングロサクソンであるとか、英語を話していた民族が接触してきた人たち。
そういった人たちに対しては、やっぱり Issue をつけるわけですよね。
それしかなかったわけですからね。ある意味ね。
イギリス周辺を出て、いろんな民族に触れたりとか、その情報っていうのが入ってくると思うんですけれども、
さあ、そいつらを何と呼ぼうかっていったら、一種しかないと。
なるほど。
ともなってくれば、必然的にそれはイギリス周辺に限られてくるということになるのではないかと。
より広い世界っていうか地理的に広がっていくのは、やはり中英語後期以降というか、いわゆるもっと後ですかね。
大航海時代になってからということと関連すると。
そうですね。1500年ぐらいから航海技術っていうものが発展していって、本当に当時のヨーロッパ王子の人間の世界も広がっていくわけですけれども、
それ以前なので、やっぱり身近な人たちしかいないわけですよね。
そういう人たちに Issue をつけていたと。
その後、いろんな国や民族に出会っていって、また新しい呼び名を生み出していかなきゃいけないんですけど、
その頃にはさっき言った Ease とかが使用されるようになっているので Issue はつかずに Ease とか別の設定詞が使用されて、
結果的に Issue がイギリス周辺に偏るということになるわけです。
しかしなんですけれども、実はこれ歴史的に振り返っていくと、
中国、チャイナとか、現在のインドとかその周辺地域を表すインドっていった地域ですね。
こういった地域っていうのは当然シルクロードであったり、広域とかで早い時期から知られていた地域ではあるんですけれども、
この辺りはやっぱり早くから知られていたということで、 Issue がついてチャイニッシュのように使用されていた時期も実は存在していたんですね。
チャイニッシュとかインディッシュとか、これがあった。今は使わないですけどね。
これチャイニッシュ、インディッシュってものがあったところから、皆さんがご存知のチャイニーズとかインディアンとかに変わっていくんですけれども、
これ切り替わっていった理由としては、やっぱりまず最初に考えられるものは、
イーズであるとか外来語由来の設備字っていうものがどんどん Issue に変わって使用されるようになっていったということで、
その転換の波に飲まれても消えていったということが一つあるとは思いますし、
あともう一個は、やはり Issue っていうものがイギリス周辺に使用されているっていうのが、
もう昔の人たちの意識の中にもあったんじゃないかと。
やっぱりイギリス辺りで Issue が使われていたのに対して、あまりこうチャイナって触れることもないでしょうし、
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たまに Issue を使っていたところからあまり強く Issue っていうのが固定化されていないと。
チャイナには何が付くんだろうっていう漠然とした状態で、
最初は Issue だったものがどんどんこうイーズに切り替わる。その波に飲まれて変わっていく。
なるほどね。
結果的に今みたいな分布状況になっていったのではないか。これは一つの仮説に過ぎないんですけれどもね。
この歴史的な段階、時代の段階っていうことと、
古くから積み上げられてきた、この設備図だったらこの辺りの地域みたいなものの間隔みたいなものが
総合的に働いた結果、今のような分布になっているのではないかと。そんな感じなんですかね。
そうですね。
今日も面白い話題だったんですが、ではまとめですね。
なぜイングリッシュのように Issue の付く呼び名はイギリス周辺に多いの?
その理由は、本来語である Issue が使用されていた時期に、当時の英語話者が接触できた民族が
公開技術などの関係で限られているからということです。
なるほど。
時代的にもう Issue しか選択肢がなかったんだ、みたいな。そんなことですよね。
そうですね。そういった時期に接触できた人たちに限られているということです。
なるほど。よくわかりました。
青木さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきまして、ありがとうございました。
青木くん、今日も Issue の話、前回の Japanese の Ease に続いて、とっても面白かったわけなんですけれども、
最後のまとめ、どうでした?うまくいきましたか?
そうですね。実はこれ、何回か撮り直しているんですけれども。
3回くらい書きましたよね。
最後はきれいに決まったと思うんですけれども。
ただ、これ、いろいろ疑問は湧きますよね。さっきの最後のチャイニッシュのところも。
仮説的なアイディアは伺いましたけれども、確かにこの辺、もうちょっと詳しく調べてみたいなとか。
そうですね。まだまだ深掘りしていく余地がある問題だと思っています。
そうですよね。Ease の話、それから Issue の話というふうに、
人々の名前につける設備事という話で2回お届けしてきましたけれども、
これからもまだ深掘りしがいがあるというか、論文を1本書いたわけなんで、相当深掘りできるんですけれども。
ちなみに今日の話、口頭で述べてもらいましたが、実は先日発行されました英語史新聞第5号、これの関東を飾っているんですよね。
そうなんですよね。
なので、それを読んでもらえば早いという話なんですけど。
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またコメント欄で宣伝かよと言われてしまいますけど。
まさに宣伝のためにやっています。
こちらは英語史新聞への URL も貼り付けておきますので、そちらから文章としても読んでいただければと思います。
地図も含まれていますし、今日の話の内容と、当然リンクするというか、
地図を見てよりよくわかるのではないかと思いますので、ぜひ見ていただければと思います。
それでは青木くん、また出演してもらいたいんですけれども、今日はここまでということですね。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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