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おはようございます。2025年3月31日月曜日、ayohataです。
この番組Catalyst by Publidiaは、毎週国内外のメディア出版に関するニュースについて6回説する番組です。
ということで、前回がたぶん2024年末に配信したもので、そこからちょっとしばらくお休みをしてましたが、
本当はあの2月ぐらいに再開できればなぁと思ってたんですけど、なんか忙しくてその後若干録音をなかなかできないままで気がついたらもう4月に差し掛かろうとしていますが、
いろいろと話したい話とかも溜まってるというところもあるんで、ちゃんとちょっと余裕も出てきたのでCatalyst by Publidia、再開できればなぁと思ってますというところで、
そうですね、毎週できるかはわかんないんですけど、できる時にPublidiaの方で紹介しているニュースとかの深掘りみたいなところできればなぁと思いますのでよろしくお願いします。
Googleのニュースコンテンツ除外実験
今回はですね、3つニュースをちょっとお話しできればなと思うんですけど、まず1つ目がGoogle検索結果からニュースコンテンツを排除する実験、影響はなしと結論。
Googleがですね、欧州連合のEUの加盟8カ国に検索結果からニュースコンテンツを一時的に除外する実証実験を実施しました。
その結果、Googleにとってはビジネス上影響はなかったという、一応原文的なところで言うと統計的に影響はゼロだったと結論付けたという報告書を出してまして、
欧州連合の方でのニュースコンテンツの価値について議論があるんですけど、その価値はないというスタンスを示したというニュースが出てました。
日本でも一部取り上げているところはあるんですけど、特にヨーロッパの方でGoogleとかFacebookとかに対して、記事にリンクしたりとか見出しを使うことに関しての対価を求める動きがいろいろと起きているんですけど、
そこに関してGoogleはそれがないことをはっきりとなくなってもいいんですよね、みたいなことで実験をやったわけなんですよね。
Googleというのは検索結果のところに広告も出ますし、ショッピングのところも出たりとかいろんな広告商品があるわけなんですけど、
そこのニュースコンテンツを除外することでGoogleにとっての収益の変動みたいなことを実際の広告書を見るとかなり細かくレポートがされているんですけど、
1%ぐらいの変動というところで、統計的にはこれは影響はないものだという判断になったようです。
もともとはアメリカの国としてのヨーロッパが締め付けているというところでの対抗措置に近いところなのかなとは見られているんですけど、
結局国と国のなんとなく争いみたいな感じがなっているというところですね。
ここの実験をして、リンクでニュースコンテンツを扱うことに対してお金を払うことを求めている国でのニュースを配信をすぐ止めるのかというと、
まずちょっとそこはわからないんですけど、明らかにここでニュースコンテンツを止めると、そこでトラフィックを得ているニュースパブリッシャーにとっては影響が大きいわけなんですよね。
これは半分脅しに近い手法だなと思いつつも、交渉の材料としては強い話だなとは思ってまして、
日本とかも別にGoogleに対してそのリンク税を払うみたいな話っていうのは国としては出てないんですけど、業界団体としてはそういう思惑はもしかしたらあるかもしれませんが、
まあ現時点で言ってないところとかも、そういうことを言い出したらGoogleがこういう手法を取ってくるのじゃないのかっていう見え方はしてきますよね。
なのでこの動きに関してはかなり大きい話なのかなとは思うんですよね。
だからここら辺、ちょうど日本とかで言うと共同通信がGoogleのジェミに学習させるっていう契約もしてましたけど、そこ自体にも対価としてはどうなのかって新聞社の結構偉い方がニュースピックスのコメントで書いてたりもしたんで、
ニュースパブリッシャーにとってどんどんプラットフォーマーからお金を取るっていうことが難しくなってきているのかなとは思うので、
こうなっていくんでしょうねとは思うので、ちょっとそこら辺は今後どうなっていくのか見ておかないといけないのかなとは個人的には思います。
RFIDタグの課題
次のトピックはですね、これは個人の方のノートを引用しながら話しできればと思うんですけど、書籍に入っているRFIDタグは課題が多いという。
これは本屋マイスターの道しるべというノートをやっているりゅうたさんという方のノートで書かれている内容なんですけど、
最近RFIDタグが主にコミックとか文庫でも一部同梱されているんですけど、それの実情、書店での実情みたいなところでして、
昔やる書店の在庫管理というのはかなり複雑なものでしてそもそも。
それを解決するためにタグ、ユニクロとかでのレジとか使ったことある方だとわかると思うんですけど、
商品を一箇所に入れたらピッてすればそこにどういう商品があるかというのはわかる仕組みがあるんですけど、
で、書店にもそれを導入していこうというところで省力化、棚卸しとかをやる中での省力化で使えないかって話とかもあって、
そういうのをやっている導入が進んでいるんですけど、一部の出版社しか入ってないので、
そこ自体、棚卸しってお仕事とかされたことあるとか、バイトでしたことがある方とかわかると思うんですけど、
全部の在庫を調べるんですよね。で、一部の出版社しか現状まだやっぱり入れてないのと、
書店も一定期間で書籍自体は変本したりとかはするんですけど、そうじゃないものとかも含めていうと、
全商品にはタグが入ってないんですよね。だからやっぱりその状態である中途半端な状態で棚卸しに使えるかどうかっていうと、
やっぱりあまりそれが楽になってないという話とかが書かれていたり、あとは書店とかだと万引き自体も結構被害が問題があるので、
防犯のゲートを入れているお店も多いらしいんですけど、そのタグが誤動作するとかって話もあったりとか、
ああいうゲートとかって結構な設備投資にはなるので、それを入れ替えなきゃいけないって話もあったりとか、
なんか結構いろんな問題がはらんでいる感じみたいですね。他になんかそのノートで書かれているのだと、
そのタグの廃棄がどうすればいいんですかってお問い合わせとかが結構お客さんが聞きに来るとかっていう対応の負荷もあったりするらしくて、
なのでまだまだなんかちょっといろいろ難しいなって話は書かれています。
業界の今後の展望
で、なんかその書店の在庫で全部入れ替わる、タグ入りの商品に入れ替わるっていうのが5年ぐらいかかるみたいな話があるらしくて、
ただまあ、もともとこのタグ推進しているのがパブテックスっていう会社があるんですけど、
周永社、高壇社、小学館、マルビニが出資して設立した会社なんですけど、
なんか考えたらわかると思うんですね。5年ぐらいかかるとか、やっぱりその時間がかかるっていうのは。
だから、こういう問題が起きているっていうところが結構自分は謎が多いというか、
なんかあの子のノートで書かれている方とかやっぱりその現場の声をすごい拾って書かれているので、
現場でこういう問題が起きてますっていうのはなんかもうやる前からわかっている話なので、
なんかやっぱり結構不思議なんですよね。考えたらわかる話をなんで回避する方法なり、
もしくは回避する方法がそもそもないのかもしれないんですけど、やっぱりこのタグを入れるためだけに全部商品入れ替えましょうっていうのは結構無理な話なので、
だからまぁちょっとそこはすごい不思議だなっていう。だからタグの入れる負担金みたいな話も、
どこが持つかみたいな話もちょっと問題としてはあった気がするんですけど、今って出版社負担で入れてるんでしょうけど、
なんか本のコンビニの雑誌とかの流通の問題とかも含めてなんですけど、やっぱり一体になって取り組んでないなっていうのはすごく感じる、感じたニュースだなぁとは思いました。
Z世代に支持されるニュースメディア
はい、最後のトピックはですね、これは海外のメディアの話なんですけど、
ザ・ガーディアンというところで紹介されているニュージーランド人が母親の台所で働きながらマドンナが朗読するニュースサービスを始めた経緯という記事なんですけど、
これ何が紹介されているかというとですね、ニュージーランド発のメディアプラットフォーム、シットユーシュットケアアバウトという、なんかSYSCというのがあるらしいんですけど、
そういうニュースメディアは、ルーシー・ブラッキストンという20代の女性の方が立ち上げたプラットフォームがありまして、
これが若い世代、いわゆるZ世代にかなり響いていて、人気があるという話になっています。
こういう若い世代向けのニュースの届ける話みたいなのは、かなりいろんなところで立ち上がっている話なので、その一つではあるんですけど、
このSYSC自体は2018年に、このルーシー・ブラッキストンさんと友達たちがインスタアカウントで始めたらしいんですよね。
若い世代の人たちに、世界で起きていることをもっと伝えるにはどうしたらいいだろうというところから始めたらしくて、
単なるニュースだけじゃなくて、会話の延長のようにシェアできる場所に変えたというところで取り組んだらしいんですけど、
その中で、記事の中ではトロイの木馬という表現をされていたんですけど、
有名な俳優さんの話を入り口にしてニュースとかを伝えるという手法を取っているらしいんですよね。
それで若い人に、同年代の人たちに興味があるものから入ってもらってニュースを知ってもらうきっかけにしているという手法でやっているみたいです。
あとこのSYSCの中で意識しているのが、ブルースなしで伝えるという表現なんですけど、
ニュース自体が、日本もそうですけど、憂鬱なニュースとか戦争とかいろんな辛いニュースがあって、
ニュースを若い世代は、いわゆる回避するみたいな話もあるので、
そういうものは無しで伝えるという、ニュースを見ることで心を暗くしたくないというコンセプトでやっているらしいんですよね。
優しさのあるニュースの伝え方を意識しているというところで、言葉とかトーンを選んで伝えているという話みたいです。
そうした姿勢が4巻4で、インスタグラムのフォロワーが今だと400万人以上で、
マドンナとかジョー・ローガン、ジョー・ローガンという人はいろいろと言われているのであれなんですけど、
そういうセレブの人たちにもフォローされているという、Z世代の信頼するメディアとして地位を築いているという話らしいです。
優しいニュースの伝え方
最初に大学生の友達たちと立ち上げたという話もしたんですけど、
今はルーシーさんが一人で運営をしているらしくて、朝5時に起きてニュースをチェックして編集して投稿するというのをやっているというらしいです。
ここら辺は既存のオールドメディアとかが取れる手法ではないこともない。
朝日新聞とかは結構バーティカルメディアでかなりそういうことを意識をしてやっているのもサイトとしては確か持っていたと思うんですけど、
ここら辺は結構個人に対しての共感もあるのかなと思っていて、
当然優しいニュースみたいなものが好まれる傾向はあると思うんですけど、
それを誰が伝えているかということもとても大事だなと思うので、
ここら辺は既存の伝統的なニュースメディアが取れる手法なのかどうかというのはちょっと何とも言えないなと思うんですけど、
なんかチャレンジすべき領域なのかなとは思うんですよね。
ただ書き口を変えただけで伝わるのかとか、
インスタグラムでやっているというところでのビジネスとしてやっていけるのかどうか、伝統的なもの。
この時点でもしかしたらもう成立しづらいのかもしれないですね。
だからここら辺はオーディエンスを抱えるという話とビジネスのバランスというのはとても難しいとは思うんですけど、
ここら辺はいい話で終わってしまうなというのはいつも感じるところではあるんですけど、
参考にできる話はとてもあると思うので、
いろいろと研究してみてはいいのではないでしょうかと思ったニュースでした。
久々のカタリストバイパブリディアはいかがだったでしょうか。
本日のトピックで触れたニュースなどは概要欄にリンクしています。
この番組では皆様のコメントやご感想をお待ちしています。
ぜひコメントいただけると嬉しいです。
それではカタリストバイパブリディアリクライの配信でお会いしましょう。
綾畑でした。