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2024-06-28 14:12

#20 MFAサイトへの誘導元?レコメンドウィジェット

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ほぼ週3回ゆるく、国内外のニュースや出版に関して解説します。

毎週、Publidiaというニュースレターも出していいます。
https://ayohata.theletter.jp/

<今回のトピック>

‘Crack cocaine’ for publishers: Insiders reveal what they really think about MFA(The Media Leader)

広告のために作られたサイト「MFA」とは?:問題や影響の本質 | 杉原剛のデジタル・パースペクティブ(Web担当者Forum)

outbrainに関するプレスリリース・ニュースリリース(PR TIMES)

taboolaに関するプレスリリース・ニュースリリース(PR TIMES)

<出演>
ayohata https://twitter.com/ayohata

<関連情報>

メディア関連ニュースのまとめ|アヨハタ|note

サマリー

MFAサイトへの誘導元である、レコメンドウィジェットについての記事が話題になっています。MFAサイトとは、コンテンツに対して広告の比率が高いサイトや自動更新の早い広告が配置されたサイトなどを指し、広告主にとって効果がなく損失を伴う広告が多いことが指摘されています。

00:08
おはようございます。2024年6月28日金曜日、ayohataです。
この番組Catalyst by Publidiaは、週3回、国内外のメディア出版に関するニュースについてゆるく解説する番組です。
ほぼ週3回、午前中に配信をしています。
今日のトピックは、MFAサイトへの誘導元、レコメンドウィジェットについてです。
こちらはですね、The Media Readerという海外のメディアで出ていた記事で、
クラック・コカイン・フォーパブリッシャーズ・インサイダーズ・リバー…何とかカンとかみたいな。
その記事、タイトルを日本語で訳すとですね、
出版社にとってのクラック・コカイン・内部関係者がMFAについて本音を明かすという記事が出てまして、
この関係者がというのは、先日ロンドンで開催されたIABという広告の業界団体の非公開イベントで、
関係者が非公開で話すということで結構突っ込んだ話をされた回についてのレポートになっています。
MFAサイトの問題
ここでは主に広告収益を目的としたMFAサイトの問題について議論がされたという話なんですけど、
まず前提としてMFAサイトというMFAの定義をお話ししておきます。
以前ちょっとお話はしたと思うんですけど、いくつか、これなんか統一的な定義がちゃんとはないんですけど、
業界団体でこういう特徴のものをMFAサイトであると発表した内容があって、
一つ目はコンテンツに対して広告の比率が高いというもの、
例えばコンテンツよりも広告の方が大きいとかそういう画面上の比率の問題、
あとは自動更新の早い広告が配置している、広告がずっと画面を表示していると切り替わるっていうのを結構頻度が早いものを置いていたりとか、
あとは有料トラフィック調達の割合が高い、これはレコメンドウィジェットとかそういうところから広告のトラフィックを集めているという形のもの、
変わり映えのない一般的なコンテンツ、独自性がないものとかが扱われているというもの、
通常貧弱なデザインテンプレート化されたウェブサイトデザイン、これはデフォルトのブログサイトとかそういうものっぽいデザインのものというのを指しています。
それがMFAサイトなんですけど、そのサイトについて話をされていて、
現状、広告主が広告枠、広告を出稿する時にかなり煩雑さが出てきていて、
それでどこに自分たちが出した広告が出ているかわからないという現状があるという話でして、
以前カタリストでも話したかもしれないんですけど、
アメリカのフォーブスというところがそのMFAサイトを7年ほど運営をしていて、
このサイトで広告を出しましたよみたいなレポートが上がってきて、
例えばforbes.comって書いてたら、これはちゃんとしたサイトだなというのは認識できるんですけど、
実は別のサブドメインで運営をしていたというところでして、
なのでそういうドメインリストを見ただけでも把握できないという事例もあったりしました。
なので広告出稿主は自分たちの広告がどこに出ているのかがあんまりコントロールできないというのが現状としてはあったりしていて、
MFAサイトに関しては先ほど言った通り更新が多いとか、コンテンツに対する広告の比率が高いというところなので、
広告効果としては効果がないんですよね。
広告主の損失
出稿する側としては広告を露出してクリックしてもらったり、情報を認知してもらうというところの目的でやってはいるんですけど、
それらがコロコロ切り替わってユーザーが見ていないという広告を出す、そこにお金を出しているということなので、
かなり効果がない広告を出していて業界的にも多額の損失が出ているというのはアメリカの方でも、おそらく日本でもそういう風にはなっているという状況になっています。
このMFAサイト上のトラフィックを調達しているという話が誘導元が、レコメンドウィジェットが結構多いという話が上がっています。
ウェブサイトをよくご覧になれる方だとわかると思いますけど、記事の下とかにおすすめみたいな記事でいっぱいいろんな広告とかそのサイトの記事の中に興味深い、
例えばちょうど今自分の見ているサイトで出ている広告だと、ライオンの檻に入れられた犬その後起こった衝撃の出来事とか、
地下鉄での動画が流出し、女性の人生が一変とか気になるタイトルで引いて、それについてつらつら書いたりする記事、海外の記事みたいなのが出会ったことあると思うんですけど
そういうサイトに誘導しているというのがそのレコメンドウィジェットになってまして、このザメディアリーダーの記事では目指しでアウトブレインとタブーラという会社を目指しています。
この記事中ではアウトブレインとタブーラに関してはメディアに対して最低保証額をミニマムギャランティというかそういうものを払って、メディアの出す枠をもうすでに年間で抑えているという話が指摘されています。
いろんなメディアとか、例えば新聞社も含めて、これらのレコメンドウィジェットに関しては、ほとんどのサイトが大手のところに出ていると言っても過言ではないという感じではあると思います。
海外でもそうなんですけど、日本でもかなり出てて、これが面白いのが本当に今さっき言った年間で抑えているみたいなのがわかりやすく表現されていて、PRタイムスというプレイスリリースのところでアウトブレイン、タブーラ両方ともPRタイムスを使っているので、どこと組んでいるというのがわかりやすく出ています。
例えばアウトブレインだと朝日新聞デジタル、毎日新聞、産経新聞、スポニチ、日本放送が買収したグレイプ、読売新聞、マイナビ、あとはマイクロソフトとも組んでいるんですね。
これはでも広告販売かMSNかはちょっとわからないのでありますけど、アウトブレインだとFNNプライムオンラインとかと組んでいる形になります。
タブーラとかだと分審オンラインとか、アイラドット、朝日新聞系列とはいえ、タブーラとアウトブレインで結構契約が分かれたりもするんですね。
ノアドット、あとはママスター、天気JP、バズフィート、現代ビジネス、あとはモデルプレスとか、そういう感じで契約がなってますね。
そういう形でメディアと複数年でパートナーシップを組みますみたいなプレスを出してるとこは大体記事に出てるんですけど、
ただそうですね、ここが見たらそういう怪しいサイトへの誘導がいっぱいあるのかというと、結構新聞社とか見てもらったらわかるんですけど、かなり綺麗な感じでなってる印象はあります。
一例でいくと、朝日新聞さんとかが結構わかりやすいんですけど、
そうですね、結構広告に関しては自社広のスポンサードネスとかへの誘導もやったりとかもしてるっぽいので、結構綺麗なサイトにはなってるんですけど、やっぱりでもそうですね、やっぱりちょっと見るとMヘイサイトへの誘導がちょっと入り込んでるとかもありますね。
ちょっと具体的に名前挙げるのはあれなんですけど、そのレコメンドウィジェットって記事のパーツみたいなのいっぱい出すんですけど、数が少なければ少ないほど結構問題がないサイトへの誘導が多いんですけど、広告とかも含めて。
でもやっぱ数をすごい出してるとこだと結構MFAサイトのところの誘導はあったりしますね。
結構PVがむちゃくちゃ高いサイトでMFAサイトの誘導が出てきたりとかしてるので、やはりそうですね、ここアウトブレインとかタブーラからすると広告主の一つであるというスタンスではあると思うんですけど、
結果やっぱり広告主にとっての損に繋がってることをやってるっていうのはやっぱりあるのかなとは個人的には思います。
レコメンドウィジェットとMFAサイト
これMFAサイトへの誘導自体、タブーラとかアウトブレイン側でもおそらくいろいろと止めようとはしてたりするんでしょうし、メディア側もいろいろとソリューションを入れて回避しようとはしてるみたいなんですけど、やっぱりまだまだ追っ付いてないなっていう印象はちょっとあります。
あとはそうですね、正直やっぱりちょっとその枠としては、人による部分はあると思うんですけど、健康食品なりちょっとうさん臭い不動産投資とかの広告とか出てたりとか、やっぱりちょっと質問悪いなっていうのは正直感じる部分はあって、
広告自体もメディアのコンテンツの一つであるっていうのは雑誌とかの観点で言うと正直あると思うんですよね。
ウェブサイトもやっぱり広告も一つのコンテンツであると捉えると、やっぱり変な広告が出るサイトっていうのはやっぱり変なサイトであるっていう見られ方とか質の問題とかはなってくるので、
やっぱりそこの広告のところも含めてもやっぱり今後考慮していかないとか、メディア運営の質とか、やっぱりその記事の質が良くてもそこにやっぱり見えてる広告とか自体に問題があると、
かなりやっぱり内容はいいかもしれないけどちょっとなんか嫌な気持ちになるなっていうよくない体験にはつながるのかなとは思います。
はい、今日のカタリストはいかがだったでしょうか。本日のトピックで触れたニュースなどは概要欄にリンクをしています。
この番組では皆様のコメントやご感想をお待ちしています。Xでコメントいただけると嬉しいです。それでは、カタリストバイパブリや次回の配信でお会いしましょう。
では、またお会いしましょう。
14:12

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