1. カタラジオ
  2. 人はどうしてランダムを理..
2023-12-12 1:21:32

人はどうしてランダムを理解できないのか ~無意味から意味を見出す人の性~【「運がいい」を科学する vol.3】

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大反響の特集シリーズ第5弾、『「運がいい」を科学する』、3回目の今回はベン・コーエン『科学は「ツキ」を証明できるか』の第3章と4章を読み進めていきます。 前回は、スポーツや芸術、学問の世界で「実際にホットハンドを経験した」と言われる人たちのストーリーを紹介してきました。 第3章ではそのホットハンドが本当に存在するのか?を数々の実験を行い検証していきます。 「心理学」、「人類学」、双方向からの緻密な検証に、ホットハンドは耐えうるのか!? 第4章では「ホットハンドを信じない」ことを主張する人々が登場。 投資はホットハンドに従わないこと有利になる!? ホットハンドを信じないことによって得られる恩恵とは。 特集テーマの「ホットハンド」を批判的に検討していく収録回です。 ランダムに意味付けした経験、ある?感想・お便りはこちらまでどうぞ: https://forms.gle/ihTxR6gzPLspbD177 🪟チャプター🪟 オープニング:何か変わった? 特集シリーズ: 「運がいい」を科学する  ∟ どんな本を読むの?  ∟ ホットハンドの説明、前回の振り返りをしながら  ∟ 読んでみてどうだった?  ∟ 第3章:ホットハンドを研究する  ∟ 第4章:ホットハンドを信じない人々 エンディング:uncontrollable! 📻カタラジオとは📻 ひょんなきっかけで、突如ラジオをやってみたくなってしまった中高時代の同級生の二人。医師と企画者という異色で異職の二人が、ゆる〜く語らう、似非インテリジェントな実験型ラジオ番組です。 🤝出演 🤝 ヤマガミ:金沢在住の医師、不遜な方、ベシャり担当。 ミント:東京在住の企画者、横柄な方、ゆる進行担当。 ⛓こちらもどうぞ⛓ Web https://beacons.ai/catalradio Apple Podcast https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1663290201 Spotify https://open.spotify.com/show/7sv6HTdGcUxj8cUMFrOriD 📚参考文献📚 ベン・コーエン『科学は「ツキ」を証明できるか』|Amazon https://www.amazon.co.jp/%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%83%84%E3%82%AD%E3%80%8D%E3%82%92%E8%A8%BC%E6%98%8E%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B%E2%80%95%E2%80%95%E3%80%8C%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%80%8D%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E5%A4%A7%E8%AB%96%E4%BA%89-%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%B3/dp/4826902387/ref=sr_1_1?adgrpid=142822187248&hvadid=679005054382&hvdev=c&hvlocphy=1009307&hvnetw=g&hvqmt=e&hvrand=10104939346187128376&hvtargid=kwd-1717674650847&hydadcr=4074_13378663&jp-ad-ap=0&keywords=%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%AF%E3%83%84%E3%82%AD%E3%82%92%E8%A8%BC%E6%98%8E%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B&qid=1699168351&sr=8-1 ダニエル・カーネマン|Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ダニエル・カーネマン 行動経済学|Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/行動経済学 市場の効率性とは|みずほ証券 https://glossary.mizuho-sc.com/faq/show/164?category_id=1&site_domain=default 🏷Tags🏷 #radio #ラジオ #カタラジオ #catalradio #ラジオ進化論 #運がいいを科学する #運 #ツキ ツキ #ホットハンド #hothand #ベンコーエン #行動経済学 #バスケットボール #進化論 #スティーブ・ジョブズ #投資 #vti #ランダム #spotify #トベルスキー #カーネマン #意思決定 #市場の効率性 #農業 #ジジ抜き #他者論

サマリー

カタラジオは1周年を迎え、新たなプロジェクトを始める機会を得ました。話の内容も面白くなり、成長を感じることができています。3章では、ホットハンドの実験としてバスケのフリースローや猿と人間にホットハンドがあるかの観察が行われています。また、4章ではホットハンドを信じない人々の意見や株の運用方針について述べられています。カーネマン、トベルスキー、ギドビッツの研究を通じて、ランダム性を理解できない人間の性質や心理学的アプローチについて説明されています。ランダム性についての研究が進む中で、人は少ないサンプルからでも意味を見出してしまう傾向があり、ホットハンドの存在やシュートの並び順に対する認知の問題が浮き彫りになりました。ホットハンドの存在とホットハンドを信じることの意味について考えています。また、ランダム性の中にパターンを見つける人間の性質や進化心理学の視点からもホットハンドの説明を行っています。さらに、ホットハンドを信じない人々のスタンスについても探究しています。経済学者のブースさんと農家のニックさんの話では、ブースさんは市場の効率性を否定し、市場のポテンシャルに逆張りした投資戦略を立てて成功を収めました。一方、ニックさんは農業で一時的な成功を収めましたが、その後失敗し、他の農家も同様の運命をたどりました。被害を受けた農家はリスクを最小限に抑えることを徹底し、ホットハンドは存在しないことを学びました。ランダムな要素のコントロールはできないため、予測せずに原則に従って行動するべきです。今回のエピソードでは、辻抜きや他者の存在といったテーマについての議論が繰り広げられました。これらはコントロールできない要素としての人間の生活への影響について考える上で重要なポイントです。

カタラジオ1周年
スピーカー 1
カタラジオ
スピーカー 2
プロジェクトが一本と言わず、何本か走ってますもんね。
スピーカー 1
いろいろ動いてることがある。
それも楽しい。カタラジオを始めて、副産物と言うにはあまりにも大きすぎるものが生まれ始めてる感じじゃない?
スピーカー 2
そうですね。ちょっとこのあたりは、世に出せるタイミングが来たら、徐々に紹介していきたいなと。
スピーカー 1
俺たちだけじゃなくなってきちゃう可能性があるからね。
スピーカー 2
いや、そうですね。楽しい話ですよ。
スピーカー 1
本当におかげさまでだよ。
スピーカー 2
面白いことになってきてるね。プロジェクト自体もそうだし、ラジオ自体もそうだし。
なんかいろんなとこでいろんなことが起きてるみたいな。
スピーカー 1
そうだね。そうだね。
スピーカー 2
一個じゃないもんね。
スピーカー 1
一個じゃない。一個じゃない。
しかも、だからまさにカタラジオ1周年を迎えるにあたって、カタラジオがちょっとそういう対外的なプロジェクトを始めますみたいな、いいタイミングではあったのかもしれない。
スピーカー 2
1周年か。
今、今日これ撮ってるのがね、11月6日ですけれども、カタラジオをやるきっかけになったイベントがあったのが、あれ?
ちょうど1年前の12月の1周目の週末とかでしたっけね。
スピーカー 1
そう。だからいよいよ1周年を迎えてしまうという。
スピーカー 2
考え深いですね。
スピーカー 1
本当に本当に。
スピーカー 2
いや、そしてこんなに、僕も今日完全に原稿を用意しないで収録臨んでますけど、それでもこの程度の構成が出せるようになったというのは、驚くべき成長じゃないですか。
スピーカー 1
だからお互い成長したってことだよね。
ね。
すごい。だって当初さ。
あのー、台本ないとどう進むのか分かんないみたいな感じだったじゃん。
はいはいはい。
一応ミンティもさ、ミンティなりにちょっとビビるでもないけど、
ありましたね。
ピスト台本用意したみたいな感じだった。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
なんか番組に1年やると慣れますね。
スピーカー 2
いやー、慣れましたよ、本当に。
まあ、なんかいいことなのか悪いことなのか分かんないですけど、得られる刺激のなんか質はちょっと変わってきてる感じがあるね。
スピーカー 1
あ、そうだ。
スピーカー 2
なんか元々だって上手いこと撮れたとかって言って喜んでたのが、
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
どっちかというと最近はね、内容がおもろいかもしれない。
内容がおもろいかおもろくないかみたいな。
そう。
話になってきましたもんね。
スピーカー 1
今ちょうどその1周年企画の準備でちょっと過去の作品を聞いてるんだけど、
はいはいはい。
ありますね。
なんか昔その、俺と寝らずよ意外とできるじゃんとか、
あ、喋ってるだけで面白いじゃんとか、
あ、なんだろう、あの、音が割れなくなったみたいな。
スピーカー 2
あ、ありましたね。
スピーカー 1
そんな話を捨てたなっていう、すごい懐かしくなって、
スピーカー 2
確かに確かに。
スピーカー 1
そうそうそうそう。だから継続は力無いじゃないけど、本当にすごい続く。
続けてみるもんだな、だから続けないと見えない景色があるなっていうのは。
スピーカー 2
いやーそうだね、本当だね。なんか最初全然聞いてもらえない、
まあ今も別にめちゃくちゃ多いわけではないが、
うん。
なんか、特にブレずにね、続けてこれたのはすごい良かったですね。
スピーカー 1
そうだね。まあ固定のリスナーもなんかいてくれるみたいな感じだしね。
そうですね。
プロジェクトの成長
スピーカー 1
あの、統計見てると。ありがたい話ですよね。
はい。
ね。そうだ、ミントさん、あの、全然話変わるけどさ、なんか俺変わったの分かる?
スピーカー 2
何か、まあいろいろ変わってるけど、前回さ、場所違う。
変わらなかったのに、また戻ってきたじゃねえかっていう話を。
スピーカー 1
そうそうそう。あの、1周年になったし、いや、向こうでいうとやっぱりね、ちょっとダルムというか、床乱暴あるし、なんかこう座ってやるし、
うん。
ちょっとなんか、ピリッとしないから、やっぱりこう寒い環境に身を置くことによって、自分のベジャーリングにも身が入るという。
スピーカー 2
ああ、なるほどね。
スピーカー 1
そうそう。
スピーカー 2
あー、っていうのもあるでしょ。で、あと、山上くんあんまボーダー着ない気がするんだけど、ボーダー着てるよね。
スピーカー 1
そうそう、ボーダーも着てるね。
スピーカー 2
あ、やっとさ、キャップ被ってるよね。キャップっていうか、ビーニーみたいなやつ。
スピーカー 1
そう。で、今ミンティが指摘した、その場所はまあいいとして、服と帽子は、キャップは、全部あるものに合わせて着ていくんですけど、あの、何が変わったかわかりますでしょうか。
スピーカー 2
えー、なんだろうなあ。メガネですか?
スピーカー 1
メガネですよ。そう、メガネですよ。
スピーカー 2
最後まで言わないっていう。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
実は、その、まあ今まで使ってたメガネが、このツールのとこ、
壊れちゃって、
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
そうで、あ、やばい、買わなきゃと思って、これ、このメガネちょっと、別の、仕事用じゃないんだけど、仕事用に一個メガネ買って、
はいはい。
まって、普通にメガネ買い替えて、あれ?と思って、ちょっとすごい可愛いメガネがあると思って、このメガネなんだけど、
これ全部、よく見ると銅で出来てる。
スピーカー 2
あ、そうなの?
スピーカー 1
そうそう、ソーダメイド。あの、
えー、かわいい。
スピーカー 2
そう、なんかあの、目の、この、なんていうの?こ、このとこは可愛いね。
スピーカー 1
あ、そうそう、ありがとうありがとう。
チュルンってなって。
そうそう、こんな感じになってて。
これ、香港かどっかのメーカーで、で、これさらにちょっとこれ魅力的なのが、あの、これ、サングラスになるんだよ。こういう。
おぉ。
こうすると。
あ、くっつくんだ。
あ、そうそう、こんな、で、ちょっとこれもなんか印象変わるじゃん、なんか。
はいはいはい。
っていうのが、ちょっとやってみたかったっていうのもあって、まあ、
スピーカー 2
サングラス、いいね、コミカルで。
スピーカー 1
あ、いいね、コミカル。
ちょっと、いいでしょ。
そんな、これをちょっとやりたくて。
はいはいはい。
で、やっぱね、あの、こういうの。
身に着ける衣装、コスチューム変えるだけでさ、それ外に出たくなったりとかさ。
あ、なるほどね。
そういう気分がやっぱ、で、服買いたくなったりとか、やっぱこうコスチュームって大事だなって改めて思った。
スピーカー 2
あ、じゃあ、僕がメガネに触れずに周りから触れてったのは、あながち間違いじゃなかった。
スピーカー 1
あ、そうそうそうそう。
いいですね。
だから、メガネ、メガネありきのコスチュームを今日して、おだわしもいつもほらパジャマでやってるけど、今日ちょっと、なんか、っぽい感じにしてみようかなみたいな。
スピーカー 2
そう。
スピーカー 1
素晴らしいですね。
メガネの変化
スピーカー 1
というわけでございます。
スピーカー 2
なるほど。
はい。
では、僕も新たにやっていきましょうかね。
スピーカー 1
はい。
はい。
スピーカー 2
では、本編のほう行きましょう。
はい。
タイトルコールがもう完全にバチッと決まりましたね。
スピーカー 1
そうだね。3回目ともなればね、慣れてきますよね。
スピーカー 2
そうか。3回目ですか。はい。
ということでね、今回は3回目ということで、運がいいを科学する、今ちょうどで読んでるのはね、科学は月を証明できるかという本を読んでますけれども、
この本に対してですね、僕はね、
僕らが毎度のごとく語る人でやっておりますけれども、ゆっくり読みながら、僕らが感じたことをシェアしながらですね、この本についての理解を深めていくということで、今回のテーマは月ということでね。
はい。
運って本当にあるのかということですよね。
スピーカー 1
そうね。面白いよね。運ってもう完全に運じゃないですか。それを本当に運ってラック、運だけなのかっていう。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
実力というか。
はい。
数学的に運を科学できないか、数学的に科学っておかしいな、でも運をこう解析していけないかって、そういったテーマにこうね、迫っていきましょうという本ですよね。
スピーカー 2
そうですね。ついになんか禁断の領域に手を出してしまったような感覚にさえなるようなね、テーマなわけですけれども。
はい。
今回のね、このシリーズは実は山上くんがピックしてくれた本ということで、改めましてですけれどもね、今読んでる本の紹介をじゃあちょっと簡単にいただきましょうかね。
はい。
スピーカー 1
で、我々が今読んでるのは、科学は月を証明できるかという本で、この著者はベン・コウエンというスポーツジャーナリスト。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
スポーツジャーナリストですね。
そうそう。で、今までは学者、精神学者だったりとか神経学者、科学者の本を読んでましたけど、今回はなんとジャーナリストの本を読むという。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、どんなジャーナリストかというと、ウォールストリートジャーナルという有名な本、雑誌があるんですかね。
スピーカー 2
うん。新聞ですね。
スピーカー 1
うんうん。
そして、バスケットボール、この人もバスケットボールやってたんですけど、バスケットボールやオリンピックをはじめとするスポーツに関する記事を多数執筆で、ニューヨークに在住されている方ですね。
はい。
スピーカー 2
なんかね、ウォールストリートジャーナルという新聞とスポーツジャーナリストっていう概念が、日本から見たウォールストリートジャーナルのイメージからするとちょっと離れてる感じがあるよね。
スピーカー 1
あ、そうだね。
スピーカー 2
やっぱりウォールストリートジャーナルね、名前の通り経済史なイメージがありますから。
うん。
うん。
スポーツ面なんかあったっけみたいなね。なんかそんな気分にさえなっちゃいますけどね。
そうだね。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
で、この本の内容はどんな本かというと、一応この帯を読んでおくと、スポーツ、科学、芸術、ギャンブルなど、様々な分野で信じられてきたホットハンドは実在するのか、ただのバイアスなのか、心理学、統計学、経済学の見地から月の正体に迫る。
スピーカー 1
いいですね。
そうそうそう。
はい。
で、この大きく書いてある言葉、今回出てくるんで読ませてもらいますけど、ダニエル・カーネマンも驚愕したバイアスの真実。
スピーカー 2
出ました、カーネマン先生。
はい。
スピーカー 1
これ今回ね、踏み込んでいく、ダニエル・カーネマンさん出てきますよね、今回の章で。
スピーカー 2
いやー、そうなんですよ。いやいや、めちゃくちゃ刺激的だった、カーネマンが出てくるところは。
スピーカー 1
そうだね。俺もカーネマンは全然知らない人だったけど、ミンティがほら、ファスト&スローの文脈でなんか紹介してくれてたから、あ、この人かと思って。
スピーカー 2
たびたびね、このラジオ、片ラジオを聞いてくださってる方は、たぶん過去にね、幾度となく登場してますよね、カーネマンさんの名前がね。
ちょうど2002年にノーベル経済学賞を取られた、経済学者の方ですけれど、彼のストーリーがね、実は今回フィーチャーされているということですが、山上くん、これあれですよ。
今ね、さらっと紹介しちゃいましたけど、改めて、今日この回から聞いてる人にとって、ホットハンドが何ぞやという話をしといた方がいいんじゃないですか。
スピーカー 1
そうですね。
うん。
ホットハンドが分からないと、たぶんこの収録の意味が全く分からないので、ホットハンドと何かっていう話なんですけど、ホットハンドはそもそも、バスケットボールというスポーツで登場した概念なんですよ。
ほうほう。
で、バスケって、シュートって、フリースロー打っても、入ったり入らなかったりするじゃないですか。
スピーカー 2
まあね、そういうスポーツだからね。
スピーカー 1
そうそうそう。で、1回、2回、3回連続で入ったら、4回目、もう絶対入るっていうモード、要はこのスターマリオ状態みたいな、無敵モードになる瞬間が、
あると、一説で言われてると。
スピーカー 2
確かにね。なんか、要は、1本目入れました、2本目入れました、何か乗ってきてる気がする、で、3本目入っちゃうと、もう行けるじゃん、ノリに乗ってるじゃんみたいな、そういうモードになるってことだよね。
スピーカー 1
そう。しかもその、行けるじゃんは、別に自分だけじゃなくて、観客とかにも共有される、そういうホットハンドっていうのは、割とその、全会場、バスケに携わる全ての人間が、割と信じてやまない概念だと。
ああ、確かにね。
スピーカー 2
言われてみたら、そういう、なんていうか、機運じゃないけど、あるかもしれないね。
そうそうそう。
今、めちゃめちゃ絶好調だみたいなね。
スピーカー 1
そうなんですよね。
スピーカー 2
なるほど。
ホットハンドの実験
スピーカー 1
で、そのホットハンドは、実は、前回までの話は、ホットハンドは実は、バスケだけじゃなくて、学問の世界とか、
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
映画の世界とか、芸術の世界にもありますよっていうのは、今、前回の収録までの話ですよね。
スピーカー 2
ああ、そうでしたね、そうでしたね。
ちょっとこの辺りでね、この本の構成を、
ざくっと、ちょっと改めて見てみましょうか。どんな章立てになってましたっけね。
スピーカー 1
最初に、まあ、いつも通りね、プロローグがありまして、
はいはい。
で、まあ、僕、先ほど、バスケットボールの概念と言いましたけど、最初が、ホットハンドとバスケットボール。要は、その、著者だったり、スティファン・カリーだっけ。
はいはい。
有名なバスケ選手が、ホットハンド経験しましたって話を、まず紹介して。
うんうんうん。
で、その後に、ホットハンドっていうのは、環境が関係あるんじゃないかっていうのが、第2章。
うんうんうん。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
ホットハンドを生む環境ってあるの?っていう話で、
はいはいはい。
で、その結論が、そのホットハンドを使い、ホットハンドを生む環境を使いこなせなかった、乗りこなせなかった、レベッカ・クラークっていう作曲家の例と、
はいはいはい。
あと、ホットハンドを自分の力で手繰り寄せた、ロブ・ライナーという映画監督、スタンド・バイ・ミーから作った人。
ありましたね。
と、偶然、ホットハンドの環境が整っていた、有名なウィリアム・シェイクスピアさんの3例があって、
はいはいはい。
結局、ホットハンドっていうのは、やっぱりこう、環境とは関係ありますよっていうのが、前回の1章、2章の結論。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
という感じですよね。
スピーカー 2
なるほどね。だから、このホットハンド、ある種の限られた状況の中での絶好調状態みたいなものがあるのだとすると、
それを体験している本人の目線から見てきたというのが、1章、2章の流れだと。
あ、そうなんですね。
そんな感じだよね。
うんうん。
だから、当の本人はどういう時にホットハンドを感じていたのか。
また、ホットハンドを掴み損ねたのかみたいなね。
うんうん。
スピーカー 1
なんかそういうお話でしたよね。
そうだね。結局、ホットハンドになってるってことを、分かってる人も分かってない人もいたみたいな感じだよね。
うんうん。確かに。
シェイクスピアは分かってなかったし、ロブライナーは、お、これホットハンド着てるかもっていうふうに思ってたっていう話。
確かにね。
まあ、結局でも、ミンテが今言った通り、ホットハンドを感じた人たちの自伝、自伝というか、その伝記みたいな感じ。
うんうんうん。
のが1、2章だね。
スピーカー 2
確かにね。
だから、シェイクスピアとかは、ご自身がどう感じていたかは分からないけれど、客観的に見ても、明らかに傑作だと言われるものがね、その数年の間にバババッと登場したわけですからね。
スピーカー 1
そうそうそう。マクベスとかリア王とか、ロビン・ジュリエットとかは、本当にもう数年、1年以内ぐらいだっけ。2パート全部書いてたっていう話だったよね。
スピーカー 2
確かそうだね。そういう話を聞くにつけても、ああ、客観的にもホットハンドってあるのかなと思っちゃうよねと。
まあ、そういう話でしたね。
そうそうそう。
スピーカー 1
で、前回の収録、てか、前回のその2章のまとめ。
うんうん。
あの、力強いメッセージが1個ありましたよね。
スピーカー 2
何でしたっけ。
スピーカー 1
あの、やり続ける、ホットハンドがどうかっていうのは、今、我々がホットハンドを獲得したか、それともこれから獲得するか、今ホットハンドなのかは、通り先じゃないと、通り先から見ないと分からないから。
スピーカー 2
ありましたね。
スピーカー 1
そう。だから、そのホットハンドを、でもホットハンドを手にするためには、やり続けることしかないんだっていうメッセージがありましたよね。
スピーカー 2
いやー、しびれましたね、あれはね。
せなおされましたね。
現時点で、ホットハンド状態なのかどうなのかっていうのは、その外に出てみないと分からんよっていうことですよね。
そうそうそう。
言われてたのはね。
うん。
なんかそのメッセージをね、聞くにつけても、なんかあれですよね、あの、スティーブ・ジョブズのスピーチ、以前どこかで紹介しましたけど、コネクティング・ザ・ドットズのスピーチがあるじゃない。
はいはいはいはいはい。
そのドットを打ってくときは、これはコネクトされるか分からないけど、後から振り返ってみたら、繋がってたみたいな。
そうなんですね。
なんかそういう話を、たぶんジョブズさんはしてたと思うんですけど。
全部繋がってた。
ちょっとそこに通ずることを感じるというかね。今やってることがどこかに繋がるかどうかって、今の断面では判断できないから。
そうだね。
やり続けないよみたいな。そういうメッセージですね。
スピーカー 1
同時に、あの、シンカロンとも似てるっていう。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
シンカの機能。最後に全部まとめてみないと、どの種が生き残ってるか分からないよっていうのは。
確かにね。
シンカロンにも似てますよっていう。
スピーカー 2
ああ、そうだね。
スピーカー 1
ドットが、まさにコネクティングドッツだよ。ドットが繋がってきた。カタラジオで取り扱ったテーマの。
スピーカー 2
いや、確かにね。シンカとの接続も、実は今回読んできたところもシンカロンの話がちらっと出てくるんだよね。
スピーカー 1
ああ、そうなんですね。
スピーカー 2
うん。なんかその辺りの繋がりも感じられるし、それから脳の話とかね、認知の話とか、これまで出てきたテーマが実は今回読むところには結構出てくる。
スピーカー 1
そうなんだよね。全部回収されてるよね。
スピーカー 2
はい。というところで、今1、2章だけの話をした状態で今回読むところと言ってしまったんですが、
はい。
何を読むかをちょっと山上くんにじゃあ紹介してもらいましょう。
そうですね。
スピーカー 1
はい。いきます。
1章、2章と読んできましたので、今日は3章、4章を読んでまいります。
はい。
で、3章のタイトルがホットハンドを研究する。
あら、いいですね。
はい。
まあ、今まではそのホットハンド、経験した人の伝記的なストーリーでしたけど、3章はついにホットハンドっていうのがあるかどうかをもう実験、3章のメインは実験ですよね。
スピーカー 2
いいね。
スピーカー 1
そうそうそう。
実際にバスケのフリースローを打ってもらって観察してみましたとか、猿と人間にホットハンドあるかを映像を見せて試してみましたとか、そういうような実験がどんどん出てくる章が3章。
スピーカー 2
素晴らしい。だからこれまでの1、2章がどちらかというと主観的な体験に力役してたというところからすると、もうちょっと実証的な実験を引用しようじゃないかというところですよね。
そうなんですね。
スピーカー 1
いいですね。
で、4章がタイトルがホットハンドを信じない人々。
スピーカー 2
おお。
スピーカー 1
という。
スピーカー 2
反駁されちゃうわけですか、ホットハンドがね。
スピーカー 1
これついに反駁きましたけど、これは要はある特定の職種、何個か、2、3個多分挙げられてたと思うけど、ある職種の人たちはホットハンドを信じないよっていうようなのを、これもまたなんか伝記みたいなとこあるけど、なんでホットハンドを信じない人がいるのか、なんでこの人たちはホットハンドを信じないのかっていうのをちょっとこういろんな理由をつけながら説明していく章です。
スピーカー 2
面白いですね。
スピーカー 1
面白かったな。
すごい。
スピーカー 2
なんかね、これホットハンドがこれまでのアプローチとはまた打って変わって、客観的に研究したりとか、反対派の人たちのコメントが出てきたりとか、ちょっとね、ホットハンドという概念にだいぶ立体感が出てくるようなね、3章4章という感じですかね。
スピーカー 1
いいとこ悪いとこって感じだよね、3章4章読むホットハンドはね。
ホットハンドを信じない人々
スピーカー 2
そうだね。
じゃあ早速内容に入っていきたいなというところでございますかね。
はい。
いきましょうかね。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
じゃあ早速ですね、本編読んでいきましょうというところですが、多分ね、今回あれなんだよね、いつもはなんかこう内容紹介して、それでそこに対して問いを立ててちょっと掘ってこうかみたいな形式になることも多いんですが、結構ファクトがね、しっかりモリモリの章だったかなというところなので、ちょっといつもと伝えるか。
最初に読んでみてどうだったという感想を聞いてから、もうストーリーね、具体的に一個ずつ追っていくみたいな流れ。
スピーカー 1
そうだね。そうだね。
スピーカー 2
いいかなというところでございまして、ちょっとまずは感想どうでしたっていうところから聞いてみましょうかね。
スピーカー 1
3章と4章は俺なんかもう割と別の章みたいな感じで読んじゃったんだけど、3章に関してはもう完全に科学論文を読んでる気分。
ほう、ほう、ほう。
俺らがさ、過去に読んだあのイスキの本ともちょっと繋がってくる、人間の脳のパターン認識の話だったりとかをこう実際に検証してみたりとか。
そうなんだね。
あとこう、××○×○×○みたいな並び見せて、これって何ですか。
うん。
××○×○みたいな並び見せて、これってホットハンド?みたいなのをちょっとこう検証してみたりとか。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
面白かった。なんか本当になんか論文を読んでるような気分で3章を読んで。
はいはいはい。
で、まあ結論がこれ3章あるんだけど、あ、なるほどそうなんだっていう普通に論文を読んで納得させられた気分になった3章は。
スピーカー 2
うんうん、確かにね。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
逆感的にね、こうだってことがまあ明らかになってくわけだからね。
スピーカー 1
まあそうそうそうそう。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
うん。
で、4章は。
まあ4章はまあ。
あの簡単に言うと多分農業の話と、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
投資家の話が多分出てくると思うんだけど。
スピーカー 2
うんうん、そうね。確かにね。まあ経済学者から投資家になった人の話だね。
スピーカー 1
そうそうそう。で、これはもうね。
うん。
俺得意分野というか。
はいはいはい。
俺一時すごいそのコロナ禍ぐらいにめっちゃ株研究してて。
おお。
あの、特にそのインデックス。VTIっていう。
はいはいはい。
バンガードトータルインデックスっていう。そのS&P500。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
SP500に連動する。
うん。
っていう結論を自分で出したからさ。
はいはいはい。
だからこのまさに今回の話はまあそうだよなっていう。
うんうんうん。
むしろ俺個人として自分の運用方針、資産運用方針にかたじようとしてるより、自分の資産運用の方針の背中を押された気がした4章は。
スピーカー 2
ああ、そうね。まあこのあたりはね、株やってない人からしたら今何の話って感じかもしれないですけど。
うん。
実はね、4章の中ではインデックスファンドがこういう理由でこうだよってことを説明してる。
うん。
説明されるわけですけれど。
うん。
まあそこがね、山上くんの株の運用方針と合致した。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
はい、いうことで、まあちょっとそのあたりは気になるところですからね。
スピーカー 1
どうだった?ミンディは。
スピーカー 2
ああ、僕はですね、これね、過去いろんな本をこのカタラジオで読んできたじゃないですか。
で、今回多分シリーズとしては5本目とかかな。
うんうん。
5本目とか6本目とかだと思うんですけど、この過去読んできた本の中で、もしかしたら一番刺激的な2章だったかもなって思った。
あ、本当?
はい。
うん、すごく刺さりました、個人的に。
スピーカー 1
その心は。
スピーカー 2
でね、これはね、まずみんな大好きカーネマンさんが出てくるんですけど、みんな大好きカーネマンとその相棒のトベルスキーっていう経済学者が出てきて、これ2人ともウクライナ人なんだよね。
うんうんうん。
で、この2人のストーリーがすごい印象的だったんですけど、あのね、なんかね、彼らが経済学者としてどんな成果を残したかっていうのをここまで俯瞰して、
うんうんうん。
っていうのに、ざっとこう、なんていうのかな、インプットできる読み物って結構珍しいんじゃないかなと思って。
スピーカー 1
そういう見方ね。
スピーカー 2
そうそうそう。
はいはい。
ランダム性の誤認
スピーカー 2
だから彼が書いたこの本がとか、この説がとかっていうのを、結構みんなピンポイントで、それこそ心理学の教科書とかに出てるかもしれないし、結構そういうものとして受け止めてるんだけど、だから彼のその仕事がどんなものだったのかっていうのを、なんかこうキュッとインプットする上で、非常になんか良い読み物だったなって思いましたと。
スピーカー 1
なるほどね、確かに。
確かに。
全然そのファストアンドスローとか読んだことない俺ですら、このカーネマンの考え方がなんとなくこう入ってきてるし。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
確かにね。
確かにね。
そうそう。で、かつ、やっぱ僕カーネマンのこと好きなんだけど、なんで好きなのかってあんま言語化したことなかったんですけど、今回これ通読して感じたのはね、これもう僕が何にビンビン反応するかってことがわかったってことで。
本当に。
スピーカー 1
はい。
自分のセンサーがわかったってことだ。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
相当。
一般的に人に、人が正しいと信じていることってあるじゃないですか。
定石とかもそうだし、世の中の一般常識とかもそうだし、習慣とかもそうかもしれないけど、なんか一般に人が正しいと信じていることが、実は誤りだった。嘘でした。
バイアスだった。
はいはい。
っていうことが実証されるっていうことに、僕はね、とてつもない喜びを感じるんだってことを、なんかふと思い出しまして。
スピーカー 1
完全懲悪、痛快なこう。
スピーカー 2
そうそうそう。それ嘘だからねっていう感じを、なんかこう、知るのがめちゃくちゃおもろいんだってことに、このカーネマンらのこの仕事のね、成果を見るにつけて。
なるほどね。
そうだよなって、すごい改めて思った。っていうのがね。
スピーカー 1
じゃあもうあれじゃん。今までのさ、進化論とかもそうじゃん。だってデザイン説を否定して、ちょっとデザイン論がさ、こう言われてた中さ、一人進化論を唱えたダビンって感じ。構図だったし。
スピーカー 2
そうそうそうそう。そうなんですよ。だからその。
概念獲得っていう行為自体が、そもそもそういう営みじゃんって思ったし。
はいはいはい。
そう。進化論における発端の種っていうアイディア自体も、実は結構そういうことだし。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
それからさっき言ってたみたいに、まあインデックスファンドがなんでいいのかって話もあとで出てくるけど、その投資、株式市場において、過去の実績っていうものと、これから未来に起きることっていうものが、一切関係のないことなんだ、みたいな話。
うん。
もう、なんか進化の話も、発見の話も、なんか全部繋がるなと思って。
スピーカー 1
まあ確かに、今までの通説をぶっ壊すっていう。
スピーカー 2
そうそうそうそう。通説、これまでこういう風に動いてきたよね。で、明日からもそうなるよね。っていうこと自体がバイアスじゃないですか。
そういうことだね。
っていうことが、この章を通じた明らかになるんだけど、なんか、いや、俺が好きなのはそのスタンスやって、改めてすごい思った。
スピーカー 1
じゃあすごい興奮しながら読んでたわけだよ、今回。
スピーカー 2
そうそうそう。だからすごい、すごい面白かったし。
うん。
カーネマンの復讐としてもすごい機能するし。
スピーカー 1
カーネマンの復讐。
カーネマンの復讐。
スピーカー 2
そう、カーネマンの復讐。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
そう、すごいね、よかったっすね。っていうのが、ちょっと熱すぎる感想かもしれないけどね。
入りからテンションついてこれてないリスナーの人々、すみません。っていう感じでございます。
スピーカー 1
いやー、でも確かに、これはでもリスナーの皆さん、読んでほしいよね、なんか。
スピーカー 2
うん、読んでほしい、読んでほしい。
うん。
1日を読まなくてもいいから、3章から読んでほしい。
3章から。
スピーカー 1
でも確かに、このストーリー、ストーリーが1個1個独立してるから。
スピーカー 2
あー、確かにね。
スピーカー 1
別に3章から読んだとこで、わかる、わかる気もする。
スピーカー 2
うん、でもなんか全体を通じてこうメッセージがあるからね、それもちょっと一緒に読んでもらいたいですけどね。
はいはいはい。
っていうちょっと若干重たい、そしてちょっと脂っこい感想になりましたけども。
スピーカー 1
いやいや、まさにそうだ。
スピーカー 2
はい、早速じゃあ3章から読んでいきましょうかね。
スピーカー 1
はい。
3章のタイトルがホットハンドを研究する。
スピーカー 2
はい、研究ね、研究する章ですね。お願いします。
スピーカー 1
その第1幕が人間がランダム性を誤解するという話ですよね。
スピーカー 2
あー、もう早速誤解の話じゃないですか。
スピーカー 1
そうそう。これ面白かったのが、俺多分最初の収録かなんかで、スポーティファイとかさ、フォッドキャストのシャッフル機能の話をミンティーとしてたじゃん。
スピーカー 2
あー、言ってたね。そのシャッフルがシャッフルにならないみたいな話にちょうどしてましたね初回ね。
スピーカー 1
そうそうそう。で、まさにその話がこれ出てきてて。
スピーカー 2
出てきてたね。
スピーカー 1
この章の始まりの分が、スポーティファイに不具合が起きていたっていう。
なんでって。
スピーカー 2
また大袈裟な。
スピーカー 1
そう。で、どんな不具合が起きてるのかというと、多くのユーザーから、シャッフル再生がランダムになってないのはなぜっていうクレームがいっぱい入ってると。
スピーカー 2
これ面白いよね、この入りね。
スピーカー 1
で、これまさに陰謀論まで出現するみたいな。
スピーカー 2
そんなんだったっけ。
スピーカー 1
そう、陰謀論まで出現してたみたいな話で書いてたんだけど、で、なんでこんなシャッフル再生がランダムにならないのかって話なんだけど、結局、
俺らも経験はしたことあると思うけど、適当にバーってプレイリストいっぱい入れてさ、車とかでかけてたらクイーンが2回連続でかかったりするじゃん。
スピーカー 2
うん、しますね。
スピーカー 1
するよね。それがランダムじゃねえじゃんっていうふうに、あまりにも多くのユーザーがスポーティファイ社にクレームを入れたと。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
そう。で、一応これが、今回の人はランダム性を誤認するっていうやつの最初のつかみなんだけど。
スピーカー 2
うんうん。これあれだよね。要は言い換えるとさ、完全なランダムっていうのは、
実は人にとってランダムに感じられないよってことだよね。
スピーカー 1
そうそうそうそうそうそう。
スピーカー 2
うん、言い換えるね。
スピーカー 1
ちょっと理解を促進するために、この原理原則を説明しておくと、例えば、ある曲にさ、曲目リストにいろんな曲があると、ビートルズだったり、ビートルズとクイーンとキスがあるとしようよ。
はいはい。
で、1番から9番まで各曲に番号を振って、で、1番と4番と7番がビートルズの曲だとしようか。
スピーカー 2
うん、なるほど。
スピーカー 1
うん、しよう。で、バーってシャッフルして適当に並べて、
うん。
1、2、3っていうふうに並んだら、1、4、7は全部ビートルズだから、ビートルズ、ビートルズ、ビートルズになっちゃうと。
はいはいはい。
で、それはランダムにシャッフルしたはず。シャッフル方式は、フィッシャー・イエッツのシャッフルって方式を使ってるんだけど、これもランダム性があかんのに確保された統計のシャッフルなんだけど、
うん。
それを使ったのに、ビートルズが3曲並んじゃうと。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
そうすると人間何を思うかというと、シャッフルされてないと思ってしまうっていう。
スピーカー 2
うん、そういうことだね。
そうそうそう。だからこれ結構面白いなと思ったのは、あれですよね、ランダム化する手法はさておき、ランダム化された結果って、実は何かしらのルールにのっとってるように見えてしまうことがある。
そうそうそう。
っていうことが結構大事なポイントなんだよね。
スピーカー 1
そうなんだよね。
スピーカー 2
なんか今の話で、今たまたまスポーティアの話から始まりましたけど、実はね、iPodの話も出てくるんだよね。
スピーカー 1
そうだねそうだね。
スピーカー 2
iPodでも同じことが起きたときに、ジョブ像をして、ランダムとは同じアーティストの曲が2回続くこともあるんだよね。
うん。
それがランダムになるんだってことです、みたいな、声明を念とさしめたみたいな話がありましたけれどもね。
スピーカー 1
ジョブズすら納得させることができなかったっていう。
スピーカー 2
いやーそうそう、2回続いちゃうんだと。
そう。
それがランダムなんですよってことを、だから人はなかなかランダムだって受け入れられないってことなんだよね。
そうそうそう。
スピーカー 1
で、結局その、この問題の解決策は、シャッフルされたものに手を加えるっていう、そのスマートシャッフルっていう、同じアーティストの曲が続かないっていう、さらにもう一個こうね、方程式みたいなのを入れる作戦を取らないと、人間は誤認してしまうという。
はいはいはい。
スピーカー 2
いやーこれね、めちゃくちゃね、面白いよね。だからその、人間の特性として、ランダムに見える事象の中からも、なんか一定のパターン、まあ今回の場合ね、同じアーティストみたいな、このくくりみたいなものを見いだしちゃうという特性があるって話なんだよね。
スピーカー 1
そうなんだよね。
スピーカー 2
そう。で、これなんかちょっと本に書いてなかったんだけど、僕なりに言い換えるとさ、これってランダムネスの問題、まあつまりこれ数学の問題だというふうにみんな認識してるんだけど、そうじゃなくて、
うん。
脳の側の認識の問題。
そう。
つまり心理学の問題だよっていうことが、ここで初めて明かされるっていうところがね。
スピーカー 1
心理学っていう解釈が面白いね。
そう、すごい面白いなと思った。
スピーカー 2
はいはいはい。
みんなランダムって言ったら、あ、数学だよね。どういう手法で、どういう分散のさせ方でランダムネスを獲得するかって言って、みんな計算始めるんだけど、そうじゃないと。Spotifyの問題解決チームも、実はそっち側からアプローチせずに、なんでランダムじゃないって言われるのかっていう側を研究したっていう話があって。
あ、これ確かに心理の話だなって思いながら読んでたね、ここ。
スピーカー 1
どうランダムにするかじゃなくて、どうランダムに感じさせるかっていう。
スピーカー 2
そうそうそうそう、そこが大事だっていう話なんだよね。
スピーカー 1
そうで、その結果、このなんだっけ、このSpotifyが言ってたのは、人間は残念ながらランダム性を理解できない。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
私たちの脳はパターンを見つけるのがとても得意。実際には存在しない場合も脳はパターンを見つけ出すっていうのが結論だと思うけど。
ありましたね。
これがこう、厄介なんだよね。
はい。
スピーカー 2
この話が出てくるのがまさに通り。
はい。
次のセクションなんだよね。
心理学的アプローチ
スピーカー 1
あ、そうだね。
スピーカー 2
実はね。
スピーカー 1
で、次のセクションいっちゃいますかね。
スピーカー 2
いっちゃいましょう、いっちゃいましょう。
はい。
心理学のアプローチっていうところにね。
スピーカー 1
あ、心理学のアプローチ。
スピーカー 2
数学の問題から心理学の問題にこう話題が移行したよっていうことですね。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
で、ここで出てくるのが、カーネマン、ダニエル・カーネマンと、あとトベルスキーさん。
スピーカー 1
はいはいはい。
あとギドビッツさんっていう、一応3人の多分スターが出てくるんだけど。
スピーカー 2
出てきましたね。
スピーカー 1
うん。
で、人物の説明を俺がしちゃって、ミンティーの方が詳しいか。
スピーカー 2
サクッといくと、あれだよね。このカーネマンとトベルスキーさんは、スタンフォードにいた客員教授だったんだけど、たまたまね、心理学講座に登場するんだよね、この話ではね。
うんうんうん。
で、2人とも面白いのが、イスラエル出身なんですよね。
なるほどね。
イスラエル人だということで、ここの背景話は、本筋には関係ないんだけど、面白かったなっていうところでいくと、
うんうん。
で、世界大戦後のイスラエル人の人たちが、みんな心理学講座にこう集まってきたみたいな話がね、すごく良かったですね。
スピーカー 1
はい。あの、予測つかない、人間の真理を研究したいみたいなもんですね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。なんでこんな不合理な戦争を始めちゃったんだみたいなことに、みんな興味がいくっていうのは、すごい個人的には面白かったですね。
スピーカー 1
そう。で、カーネマンさんもトベルスキーさんも、ヘブライ大学を卒業して、アメリカの大学で一回一緒になったと。
あ、そうそうそうだね。
っていう話だね。で、トベルスキーさんっていうのを俺初めて聞いたんだけど。
はいはい。
トベルスキーとカーネマンの出会い
スピーカー 1
この人、めちゃくちゃ頭がいい人で、あの、天才賞っていう賞を受賞してるみたいな。
スピーカー 2
え、天才賞って名前だったっけ、あれ。あ、天才賞って書いてあった。
スピーカー 1
あ、天才賞って書いてあった。
天才賞か。
天才賞を受賞して、その、どれくらい賢いかを例える比喩で、この、自分よりトベルスキーさんの方が賢いと気づくのに、どれくらい時間がかかったかでその人のIQがわかるって言われるくらい、トベルスキーは賢かったらしい。
スピーカー 2
賢すぎると。
スピーカー 1
そうそうそうそう。そんな、天才トベルスキーとカーネマンが、
うん。
あれだね、トベルスキーの、あの、じゃあカーネマンさんの公演にトベルスキーをゲストとして呼んだんだよね。
うんうんうん。
そこでこう10年ぶりに、あの、再会して、二人の研究が進んでいくと。
スピーカー 2
はい、そうなんですよね。で、ここで面白いのは、二人の研究テーマが、結構このなんかランチ一緒にやったかなんかでパッと決まっちゃうんだけど、そのテーマが、まあ今回の話にも直結する判断と意思決定っていう二つのファクターについての研究。
うん。
が始まった。
うんうんうん。
で、これでね、面白かったのがね、最初の、最初に出た成果。
うん。
ランダム性についての研究
スピーカー 2
最初の論文だよね。が何かっていうと、さっきのシャッフルの話に繋がるやつなんだけど、どんなに訓練を受けた人であっても、ランダム性については間違えてしまうっていうことを明かすっていうのが最初の成果なんだよね。
スピーカー 1
はいはいはいはい。
スピーカー 2
すごいおもろい入り口だよね、これはね。
スピーカー 1
そうだね、そうだね。
スピーカー 2
うん。
で、こう、リアスとか認知のエラーについて、こう、研究するっていう領域を、もう一発目から切り開いちゃったというところなんですよね。
スピーカー 1
意思決定の話だよね。
うん。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
俺、この、やっぱこう、カーネマンとトベルスキーの出会いがすごいいいなと思って。
スピーカー 2
ほうほうほう。
スピーカー 1
こう、まあこの表現すごい好きだったからさ、まるまる引用すると。
ほう。
まあ10年ぶりに再会して、カーネマンが自分の専門である意思決定の大学院のセミナーにトベルスキーを招いたと。
はい。
で、まさにこの時、カーネマン自身に意思決定の機会が巡ってきていたと。
スピーカー 2
おお。
スピーカー 1
そう。で、セミナーが終わると、二人は昼食を取り、気のおけない会話をした。彼らがその後数十年にわたって続けることになるアイデアを交わし合う会話はこうして始まった。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
なんか、ちょっとカタラジオの始まりを思い出しちゃって、ちょっとなんか、ぐっと聞かせた。
スピーカー 2
確かにね。ひょんなきっかけで始まりましたっていうやつですよね。
スピーカー 1
そうそうそう。まさにひょんなきっかけだっていうやつですよね。
なんだなっていう。
はいはいはい。
っていう。
スピーカー 2
確かに。確かに。
まださすがスポーツジャーナリストですもんな、彼は。
スピーカー 1
ね。やっぱこう、心つかむのうまいなみたいな。
スピーカー 2
うん。確かに。
スピーカー 1
で、次がそのギロビッチっていう、彼はこの大学院生なんだよね。学生なんだよね。
うん。
で、ハイテク産業が栄える前のスリコンバレーが故郷で、地元に戻りたいっていうモチベーションでスタンフォード大学に進学するんだけど、
はい。
この当時のスタンフォード大学が、もうなんか心理学のメッカ。
うん。
だったんだよね。で、どれぐらいその心理学のメッカだったかというと、食堂に出てるフィッシュタコスが傷んできただけで、この学問の発展が数日止まると言われてるぐらい、心理学のメッカだった。
スピーカー 2
アメリカの人ってそういう言い回し考えるの好きだよね。
スピーカー 1
面白いよね。
スピーカー 2
ともろいよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。で、そこで、ギロビッチさんがスタンフォードの大学院に入った時に、トベルスキーが教授で、
はい。
で、ランダム性の研究をするように勧められたっていうのが、
うん。
この始まりだよね。このギロビッチさん。
スピーカー 2
はいはいはい。そうでしたね。そうでしたね。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
2人、カーネム&トベルスキーというスターに対して、ある種、弟子みたいな位置づけで、ギロビッチが入ってくるという感じですよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。で、結局、ギロビッチが思ったのが、人が、結局トベルスキーが言ってる、人がランダム性の、ランダムなものの中にパターンを認識するという論文の主張がもし正しいのであれば、
うん。
どんな場所でもこの現象を確認できるんじゃないかっていう風に思った。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
で、
スピーカー 2
一般化しようってことだね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。で、ギロビッチはバスケがめちゃくちゃ好きだったと。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、実はトベルスキーもバスケが好きだったから、
はいはいはい。
そのバスケの、で、トベルスキー教授にギロビッチの学生が、そのバスケの世界にもホットハンドがあるんじゃないのっていう風に提案したわけよ。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
そうそうそう。で、その時、トベルスキー自身もホットハンド、いや教授自身も、
ホットハンドについて考えたことがあって、ホットハンドはそもそも存在しないんじゃないかっていう仮説を立てていたんだよね、その時ね。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
次がなんか少数の法則みたいな話だよ。
スピーカー 2
そうそうそう。で、少数の法則は、サイエンス論文っていう、サイエンス誌、雑誌のね、サイエンスってありますけど、そこに載った論文で、そこの主張でね、人は特定のルールに則って意思決定を行うんだと。
このルールに則ってんだけど、そのルールって基本的には、日常ではね、有益になるようなものになるようにね、
チューニングされてるんだけど、時にそのルールが暴走して、致命的かつ、系統だった誤りに繋がる、みたいな主張を展開したのがこのサイエンス論文ですよと。
はいはいはいはい。
で、そのルールの中の一つとしてピックアップされてるのが、少数の法則というやつですよと。
で、これ何かと言いますと、何かしらのね、まあ、確率的な思考だったりとか、それから、まあ何でもいいんだけど、現象を観察するときに、当然ね、
少ないサンプルからとった事例、得られた傾向性よりは、たくさんのサンプルからとった結果の方が、正確なその傾向が評価できるじゃないですか。
スピーカー 1
まあ、統計学的には絶対そう。
スピーカー 2
そう、統計学的にはそう。
うんうん。
だけど、多くの専門家だったりとか、まあトレーニングされた研究者であっても、この少数のサンプルから取り出した結果を、あ、これは十分に意味のある傾向だっていうふうに、混同してしまう傾向があるよっていう。
なるほどなるほど。
これが少数の法則。
はいはい。
一般的に、統計学的に言われているものはその逆で、数が大きくなればなるほど、その傾向の評価というか、まあ細かいハズレ値の影響がどんどんね、あの、マスクされていくから、
うんうん。
あの、統計学的には、えー、精度が高いというふうに言われるんだけど、意外とね、逆の法、少数の法則っていうのは、少ないサンプルであっても、それを、あの、一般に敷衍して捉えてしまうよっていうことをですね、見出してしまうと。
ホットハンドとシュートの並び順
スピーカー 1
これは、あれかね、共感かね、関係ないかな。
あ、共感。
スピーカー 2
ああ、共感。
スピーカー 1
少数のストーリーに共感しちゃうみたいな、そういうわけじゃない。
スピーカー 2
あ、っていう話とはちょっと違って、例えば、えっと、複数のハズレ値を観測したときに、そこの複数のハズレ値が生じたことに対して、そのハズレ値ってさ、ただのランダムかもしれないじゃん。
あ、そうなんだ。
統計的なハズレ値だったかもしれないんだけど、それが存在したことに対して、それってある意味がないことじゃん。
ああ。
無意味なハズレ値に対して、
うん。
無意味に意味を与えて、
あ。
で、ランダムの中に法則を見出してしまうっていう傾向が、
あ、だからこれがあれか。
スピーカー 1
少数の法則から分かったっていう。
人間の脳はさ、パターンを見つけ出すのがとても得意に繋がってくるわけか。
スピーカー 2
あ、そうそうそう。そういうことです。
スピーカー 1
そういうことね。
はいはい。
スピーカー 2
そうそうそう。
また、
それがある種の、そのパターンを見つけちゃうってことが、さっきのね、サイエンス論文で主張された、特定のルールに則って意思決定してるよっていうことの、まあ、一つの法則だよっていうことなんですね。
スピーカー 1
まあ、この少数の法則みたいなのがあるからさ、この論文の世界にこう、パイロットスタディみたいな概念が存在するんだよね。こう、なんかN3とかN4でやりましたみたいなやつも、今、論文でパブリッシュされたりするけどさ、それはこの、ね、少数の法則にのっとってるというか。
スピーカー 2
そうそうそう。そういうことなんだよね。そういうことなんだよね。
で、その流れの中で、多分ね、次のセクションに移る前の最後の実験で、そのバスケットボールのファンに対して、ホットハンドがあるかないかって問いかけたっていう実験が、むしろここで行われるんだよね。
スピーカー 1
これ面白かったよね。
スピーカー 2
うん、面白かった。面白かった。
スピーカー 1
で、どんな研究かというと、まあ、この時もうギロビッチが研究者として、この時はもう、ギロビッチがもう教授ポジみたいな感じで、この学生にこう、学生たち集めて見てるんだけど、アンケートをまず取るんだよ。
で、数本連続して決めた後は、その次に打つシュートも入る可能性が高いと思いますかっていう質問で、まあ、選手とファンと、まあ、その同じ大学の優秀な学生でさえも全員がイエス。
スピーカー 2
そういうふうに答えたわけよ。
これ、要は1章、2章で観測された事象だよね。
そうそうそう。
ホットハンド。まさにホットハンドそのもの。
スピーカー 1
そうなのよ。そうなのよ。で、その上で実際にシュートさせて、まあ、統計通ったと。
はい。
そしたらデータはそうではなかったと。
スピーカー 2
意地悪な実験だね。
スピーカー 1
むしろ、むしろ、シュートを1本外した後の方が成功率が高いっていう。
スピーカー 2
逆じゃん、みたいな。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
ことですね。
スピーカー 1
そう。
で、これはちなみにその、2パターンあって、
はい。
薄手向き研究もやったし、その、目の前でシュートを打たせて前向き研究も行ったんだけど、
あの、薄手向きでも前向きでも結果は同じっていう。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
だから結局やっぱりだから、ホットハンドはないんじゃないのっていうのを、このギガブリッジが導き出したと。
はいはいはい。
スピーカー 2
そうそうそう。
そうね。ここで一言すごいサマリー文章でいいのがあったんですけど、
それがね、こう詰まるところ、バスケットボールのファンは試合中、確かにホットハンドを見かけるが、
こういう分析ではこれを実証できないっていう言い回しがあって。
あ、そうだったね。
そうだ。ホットハンドは見かけるんだよね。なんだけど、統計上それが現れてこない。
これは何なの?
普通のことみたい。
そう。つまり、認知の問題ですよってことだよね。
そうだね。
スピーカー 1
そうそうそう。
完全にそうだよね。
スピーカー 2
いやー、っていうことが分かりました。
そう。
この2個目のセクションの話ですね。
スピーカー 1
そうそう。で、もう一個実験があって、何かというと、その×と○、XとOをわーって並べる。
はいはい。
この○、XとOを適当に並べ替えるみたいな実験で、
スピーカー 2
○×○×みたいなことですよね。
スピーカー 1
○×○×で、それ以後、いろんな並べ方で並べた列を4、5列見せて、この○がシュート成功、×がシュート失敗だとしたら、この並びは実力だと思いますか、運だと思いますか?っていうのを、同じようにいろんな学生だったり、選手に聞いたのよ。
スピーカー 2
うん。まあこういう運っていうのはランダムってことだよね。
スピーカー 1
そうそうそう。で、そうすると、×××○○○っていう並びは実力だと思いますか?っていうのを、同じようにいろんな学生だったり、選手に聞いたのよ。
そうすると〇〇〇〇〇っていう並びは実力っていうふうに判断されて
スピーカー 2
意図的だみたいなことだねランダムじゃないってことだね
スピーカー 1
〇〇〇〇〇はこれは偶然でしょっていう偶然触ったんでしょっていうふうに思うのが多かった
ホットハンドの存在と意味
スピーカー 1
結局文字が入れ替わる確率と実力って思うかどうかみたいなのを
うまいこと統計して例えばどんだけ並べ替え率が100%だったら実力だと思う人は0%だみたいな
でも並べ替え率が0%だったら実力だと思う人が100%だみたいな
そういうような曲線のグラフを書いたんだけど文字が入れ替わる確率が50%
要は完全に半分なのにの〇〇を見せられても参加者の62%が実力っていうふうに答えたと
スピーカー 2
はい
スピーカー 1
でこれ何を言いたかというとこの結論がすごく面白くて言います
完全なランダム性を目にしてその中にホットハンドを見たっていうふうに
スピーカー 2
厳格のようなものなわけですよねホットハンドは見えちゃうんだよね
スピーカー 1
ミンティが今バスケの試合の中で確かに見てるっていうのを
今このバツマルの実験でどういうふうに見たかっていうのを見た瞬間を捉えてるわけ
スピーカー 2
これはさっき冒頭でね
コネクション
コネクティングでドッツの話をしたけど
ドットがコネクトしてるように見えるのはそう見てるだけなのかもしれないんだよね
スピーカー 1
そうだね
スピーカー 2
見えてないやつはむしろ頭の中で消去してるという
スピーカー 1
なるほど
スピーカー 2
これとこれとこれ全部繋がってるやんって思っちゃうっていうのがもしかしたら人間の特徴なのかもっていう
スピーカー 1
要は都合のいい解釈をしてしまう
スピーカー 2
そうそうそうそう
スピーカー 1
我々は
スピーカー 2
ただその都合のいい解釈をすることで
それこそ1章とか2章に出てきたように
脳の中にアドレナリンが入ってくるっていうのが
アドレナリンが出るっていうことは少なくとも事実としてあるわけだから
スピーカー 1
確かに確かに
スピーカー 2
そのあたりの接続はちょっと興味深いところではありますよね
スピーカー 1
ホットハンドは何かもしんないけどホットハンドを信じたもんがつみたいな
スピーカー 2
そういうのかもしれない
スピーカー 1
まだ分からないけどね
スピーカー 2
分かんないけどね
っていうのがねこの2つ目のセクション
進化心理学からのアプローチ
スピーカー 2
で3個目のセクション
第3章の3つ目のセクションは人類学のアプローチっていうところが次にやってくるんですよね
これ副題がおもろくて猿もホットハンド信じるかと
そういうのがあって
ここでどんな話が展開されるかっていうのをサクッと話すと
これまでのアプローチ
それこそカーネマンやトベルスキーさんのアプローチっていうのは
認知心理学的なアプローチですと
このアプローチは我々はいかに愚かなのかっていうことをつまびらかにしていくアプローチ
僕が好きだって言ってたやつなんですね
これに対して進化心理学っていうまたちょっと違ったジャンルの学問がありまして
ここの人たちが考えるのは
我々がもし
愚かでないとしたらどうだろうかっていうようなアプローチをすると
深化心理学者であるビルケさんっていう方が今回登場するんですけど
この人の主張はホットハンドっていうのは
ただのバイアスだっていうふうにみんな休断するんだけれど
ただのバイアスじゃなくて進化的なですね
この家庭の名残じゃないかっていう仮説を立てました
スピーカー 1
なるほどね
スピーカー 2
これ面白いですよね
スピーカー 1
今俺らが話したホットハンド信じたもんがついみたいな話
スピーカー 2
そうそうまさにおっしゃる通り
だから
つまりホットハンドに従った方が生存に有利だった可能性ってないかしら
だから今残ってんじゃないのっていうのを進化心理学者は言うわけだよね
スピーカー 1
非常に進化論的だよね
スピーカー 2
そうそうこれはまさにダーウィン的なと言いますか
適応論なわけですよ
適応的だったってことだよね
スピーカー 1
環境に適応的だった
スピーカー 2
だからこの見方を仮に押すのであれば
このホットハンドっていう能力はですね
進化的に克服された機能であろうと
という言い方ができると
これは確かにもっともらしそうだなって感じがするしね
ここで話題になるのが
じゃあなぜ人類は
このパターンをランダムの中に見いだすっていう機能
特徴を獲得したのかということですね
スピーカー 1
要は生存においてどこに有利になるかって話すじゃないですか
スピーカー 2
おっしゃる通り
さっきの○×の話もそうだし
週とか立て続きに決まるって話もそうだし
人類が
スピーカー 1
弱いのはこの連続するってことなんだと
スピーカー 2
いうことがこの指摘の中に出てくるわけですよ
ホットハンドを信じない人々のスタンス
スピーカー 2
これ何でなのかと
スピーカー 1
果実を探すシーンを想像してみましょうっていうんだよね
スピーカー 2
例えばある場所に果実がありました
その事実を受け止めた時に何を思うかっていうと
スピーカー 1
ここにはもっと果実があるはずだっていう推論をしたわけですよ
スピーカー 2
猿だった我々は
それは何かもっともらしいよね
だってそこに資源が固まってる可能性があるからと
スピーカー 1
なかなか資源ないような環境だからね
スピーカー 2
そうそうそう
基本的には何もないところに
あ、なんかあったって言ったら
こここれワンワンじゃないけど
もっとあるかもしれないと思って
さらにそこ深掘るみたいなことをするわけですよね
スピーカー 1
やっと見つかった手がかりみたいな感じ
スピーカー 2
そうそうそう
これはつまり我々が果実もそうだし
それからもしかしたら他の食物もそうかもしれないけど
獲得しようとしていた果実
この場合資源っていう風に呼んでますけど
資源は一箇所に集中しているのだという考える習性によるものではないかっていう風にですね
このビルケさんは結論付けるわけですね
これは猿でも同じような実験をやったんだって
そうすると猿も人間と同じように資源はまとまってるっていう風に推論するという傾向が見られたんだと
ここに対して面白い実験を追実験をしてて
資源の配分つまりその果実があるなしみたいな実験をさせた時に
配置を完全にランダムにしたらどうなるかというと
基本的に資源はまとまってるものだっていう風に推測したがる傾向があるから
資源が完全に分散している環境においては正しく推論できないってこともわかったんだと
スピーカー 1
なるほどね
スピーカー 2
だからこれは逆説的な話だけれども
人間だったりとか猿が獲得しようとしていた資源
これは多くの場合水とか果物だとかと思うんだけど
こういった類の資源っていうのは
一箇所にまとまる傾向があるようなものだと
そういうことが分かるということで
そういった背景があって僕らはホットハンドを信じるように
適応していったんじゃないかと
そういう話が参照で書かれて
スピーカー 1
すごいもっともらわしいというか
今はほらもう宝石の時代だからこういうのないと思うけど
情報があまねく行き渡っちゃうからさインターネットで
当時はだってインターネットがない時代だから情報も固まるしさ
もっと猿の時代になれば食物も固まってると思うし
納得できるよね
スピーカー 2
そうねだから何かしらの偏在だったりとか
外ね密のなんていうかアンバランスな状態っていうのが
やっぱ資源環境には見られたということですね
スピーカー 1
だからホットハンドがホットハンドっていう概念自体が
進化に必要な力なんじゃなくて
ホットハンドを信じるっていう能力が環境に適合的だったってことだね
スピーカー 2
そうだねそこは大事な違いかもしれないですね
スピーカー 1
なるほど
スピーカー 2
はい
というところから
今のが人類学のプロジェクトだから改めて人類学に戻ってきますというのが
この3章の最後のセクションですね
スピーカー 1
そうだね結局そのいろんな実験とかを見てギロビッチとトベルスキー
さっき出てきましたね
トベルスキー天才賞のトベルスキーと
その大学院の学生のギロビッチさんが論文を書くと
で論文の結論だけ言うと
バスケットボールにホットハンドは見つからなかったが一つ目
スピーカー 2
これがあれだよね
最初に見つけた論文の結果だよね確か
スピーカー 1
そうそうプロログに書いてあった
スピーカー 2
そうそうプロログで否定されてるってことに押し入りましたみたいな
スピーカー 1
そうこの論文である
スピーカー 2
ここに残ったよね
スピーカー 1
2つ目が人は連続する事柄をとことん課題評価し絶好調な感覚を自ら誇張する
スピーカー 2
これさっきの資源の話だねこれはね
スピーカー 1
そうそうまさにさっきの話だよね
3つ目これ多分アップル社の話だな
人はランダム性の中にパターンを見つけるという困った性質を持っている
スピーカー 2
勝手に意味を見いだしちゃうんだね
スピーカー 1
そうそうそうそうそう人間の脳がね
スピーカー 2
2回続いたということは3度目もあるんじゃないかって思っちゃうね
スピーカー 1
意味づきしたがるね人間の脳で
スピーカー 2
いやー罪ですね
スピーカー 1
罪である
でどういう風に締めてるかというと
論文の結論がホットハンドを信じることは間違いだけでなく
それによって手痛い目に遭う可能性があるという風に
トレスキーとギトベチの論文を締めてるわけ
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
そう
でそれを出した時にバスケット界の反発がすごくて
特にセルティックスっていう有名なバスケットチームのヘッドコーチのレッドアワーバックさんって人が
不機嫌になっても相手にしなくて
それをなんだこの論文みたいなどっかのお偉い科学者が言ってんだろみたいな感じで怒っちゃったらしいんだけど
トレスキーはそれがすごい嬉しかったみたいな逆に認められたみたいで嬉しかったらしくて
捨てすぎく的にトレスキーが言ったんだけど
ホットハンドは存在するはず
その優れた理屈はたくさんある
唯一の問題はそのホットハンドが存在しないことだっていう風に
トレスキーは
スピーカー 2
すげー逆のでするコメントですね
スピーカー 1
そうそうそうそう
スピーカー 2
最高ですね
スピーカー 1
でも逆にでもそんなトレスキーこれ3章の最後なんだけど
そんなトレスキーですら
トレスキーって超頭良くて彼と議論しても勝ち目がないっていう風に言われ続けてたトレスキーですら
人々の考えを完全に改めることができなかったんだよ
だからテーマがホットハンドらしいんだよ
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
こんだけ論文会でも皆さんはまだホットハンドを信じてやまないっていう
でトレスキーさんも亡くなってるんだけど59歳でいかんで亡くなったんだけど
ホットハンドに関しては説得できなかったなって思いながら亡くなっていったっていう
スピーカー 2
なるほどね
これはなんかこうちょっと眼蓄があるというか
統計的に事実がどうであるかっていうファクトと
そのファクトをどう捉えてその人の行動がどう変わるかっていうと
部分にはちょっとギャップがあるってことかもしれないよね
スピーカー 1
そういうことだね
スピーカー 2
だからあるさっきもね信じるっていう言葉が出てきましたけど
嘘か本当かは去っておき
ホットハンドを信じるというその人の心情自体が
なんかその人の行動だったりとか結果に
何かしらの影響を及ぼす可能性はあるにはあるじゃない
あるということはできるじゃないですか
それから実際にね
入る入らないの確率に対して影響するかで言うとそうじゃないかもしれないけど
その別のポジティブなイフェクトを持っている可能性
は十分にあり得るよねっていうのは今の話を聞く限りだと思うよね
スピーカー 1
要は練習の実験でさ何回打つっていうのとさ
本番でわーってホットハンドが続いて
でかもシュートが連続で決まってアドレナリン出てくる状態では
また別の部分にあげちゃうんですよね
だからまだ分かんない
スピーカー 2
いやーこれはでもなかなか切り込んできますね
スピーカー 1
面白かった俺こんなホットハンド
この本のど真ん中でホットハンドここまで否定してくるんだと思ったもん
スピーカー 2
いや本当だよね
いい感じの折り返しですよね
スピーカー 1
そうそうそうそう
スピーカー 2
で今たまたまね信じるってキーワードも出てきましたけれど
ここにねこれを引き受けて次の章第4章が
まさにホットハンドを信じない人々と
スピーカー 1
はい
スピーカー 2
いうことでこれはもう心情としてスタンスとして
ホットハンドを信じないんだっていう人たちが登場してくるわけですね
スピーカー 1
すごい繋がってるねここで信じるか信じないかって議論があったとこに
ホットハンドを信じない人々の章だからやっぱ書き方うめえな
スピーカー 2
いやうまいんだよ
ホットハンドを信じない経済学者
スピーカー 2
でかつこれ信じない人々はこれちょっと読んでみると分かるんだけど
信じないことで結果出してる人たちが登場するんだよね
スピーカー 1
そういうことだね
スピーカー 2
大事なポイントはね
スピーカー 1
そういうことだよね
スピーカー 2
うん
はいじゃあ4章に入りましょうかね
スピーカー 1
はい
スピーカー 2
で4章改めてですけどホットハンドを信じない人々ということで
はい
今もチラッと言いましたけどホットハンドを信じないことで結果を出してきた人たちっていうのが紹介されますと
で章立ての中でいくと経済学者農家投資家っていう3つのね
はい
飲食農が出てきますが人物としては2人だね
経済学者だったブースさんっていう方が一人目として登場するけど
この人が後にね投資家としてプレイヤーになるよっていう話が来たんです
でもう一つが農家の話ですね
この2つについてちょっと掘っていきましょうかというところですが
まずは経済学者だったかな
スピーカー 1
デイビッド・ブースさんって人
この人はレイニー・モリーズ君の人はバスケが好きだったらしいんだけど
スピーカー 2
みんなバスケ好きじゃない
スピーカー 1
すごいね
バスケ好きだよ
バスケ好きだよ
バスケ好きで繋がっていくのも面白いんだけど
この人は運動神経が悪かったのには報われず経済学に飲み込んだと
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
で当時多分経済学のメッカだったシカゴ大学の経済学部に入ると
スピーカー 2
なんかすごい有名だったらしいね
スピーカー 1
そう中退したんだよね
だから中退した理由が自分の意思で中退して
当時この経済の基本概念根底に流れてた思想が
投資家が情報格差を利用して
確実に安く買い高く売るのは金融相場っていうのがもう通想テーマだったわけよ
スピーカー 2
なるほどね
スピーカー 1
まとめるとうまくやれば投資勝てますよって
スピーカー 2
なるほどね
だから資本市場が今もある市場でいうと
中古車市場みたいなものと同じようなものだっていう風に見られてたってことだよね
スピーカー 1
そうそうそうそう
スピーカー 2
レモン市場とか言われますけどね
スピーカー 1
株は安く売って高く売ることができますようまくやればっていう考え方が
スピーカー 2
株式市場全体にはびこってた
その要因は情報格差であるというところまで言われてたわけだ
スピーカー 1
そうそうそうそう
っていうのがそれがブースさんは
いや違うんじゃないのって思ってシカゴ大学を中退したんだけど
スピーカー 2
これとかシカゴ大では今の考え方が主流派だったってことだよね
スピーカー 1
そうそうそうそう
でとある論文に全然別の考え方
所定の資産に関する情報は全て市場価格に反映されていると書いてあって
それが非常に合理的だなと
っていうふうに思うわけ
スピーカー 2
これが市場の効率性と言われる感じですね
スピーカー 1
そうそうそうそう
でこれがユージンファーマっていう
この人もシカゴ大学の経済学部の教員で
2013年にノーベル経済学賞を受賞しているんで
スピーカー 2
画的再建ですね
スピーカー 1
そうそう
でこの市場の効率性っていうのはミンティが言ってくれた概念を提示したんだけど
どういう考え方かというと
市場価格には株式に関するあらゆる情報が既に反映されていて
より優秀な投資家などいないっていう
スピーカー 2
これは深い
スピーカー 1
そうそうそうそう
スピーカー 2
これは深いですね
なるほどこれあれなんだよ
当時のウォールストリートとかにいる人たちって
それこそ投資家とかファンドマネージャーとか
株式を商品として扱っている人たちからすると
市場の効率性を否定し成功した投資戦略
スピーカー 2
この考え方ってのは敵だよね
スピーカー 1
まさにまさにそう
スピーカー 2
つまり彼らの仕事っていうのはさ
自分たちが他の投資
やってる人たちと比べて有能である
だからこそ彼らは給料がもらえるっていう構造でさ
彼らは仕事をしてるんだよね
それをある否定するような考え方に立っているのが
この市場の効率性って話ですよね
スピーカー 1
有能な人なんていないっていう風に言い切っちゃうのが
この市場の効率性の考え方だからね
スピーカー 2
これは結構やばい概念なんじゃない
当時の人たちにとっては
スピーカー 1
ウォール外でめちゃくちゃ嫌われてる考え方だったらしい
スピーカー 2
なるほどね
スピーカー 1
この本のホットハンドっていう言葉を借りて言うと
ホットハンドをすると
ホットハンドをするというのは馬鹿げているっていう考え方が
この市場の効率性なんだよね
要は買った買った株で買った買った買ったが
続くことはありませんよっていう
ホットハンドをするというのは馬鹿げてます
この市場においてっていう
スピーカー 2
なるほどね
市場の中でのホットハンドを否定してる概念ってことですね
スピーカー 1
そうそうそうそう
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
そうなのそうなの
っていうのがこの経済学の話
スピーカー 2
はいはいはい
その後でブースさんがどうなるかって話がちょっと面白かった
スピーカー 1
そこはつなげちゃうか
スピーカー 2
そうそう
そうそう
でこれねあれなんだよね
ブースがここで気づいたことがあるという風に書かれてて
ブースが気づいたことはつまりこういうことですと
過去の実績っていうのがいわゆる株価でいうと
トラックレコードみたいなのが言ったりしますけど
トラックをちゃんと正しく追うってことと
未来の株価を予想するってことは全く関係ありませんと
でそれをこのブースさんは実践に適応したいと思ったんだよね
学問の領域じゃなくて
スピーカー 1
うんうんうん
スピーカー 2
でこれはもう一歩踏み込んでいくと
ビジネスの戦略を考える上で
ホットハンドに逆らうっていう戦略を立てること自体が
ビジネス上の競争優位になり得るんだっていうことに気づいちゃいました
スピーカー 1
これ面白いよな
スピーカー 2
ブースの気づきなんですよね
スピーカー 1
これはある意味ホットハンドを信じているとは言わないけど
ホットハンドを信じている人々を信じてるんだよね
スピーカー 2
あーおもろいこと言うね
スピーカー 1
そうそうだからなんだろう
ほらカイズとトメガワの議論でさ
お前がヘビでよかったよみたいな議論があったと
お前がそのように悪役でよかったぜみたいなことを言うシーンがあるんだけど
まさにホットハンドを信じてる
お前らはチャム史上に勝てるって思ってるだろうってことを
強く信じてるからこそこういうことができる
スピーカー 2
あーなるほどだから他のプレイヤーの行動を一応支持しているからこそ
自分たちはそこに対してある種逆張りだよね
農家の一時的な成功と失敗
スピーカー 2
そうそうそうそう
あー確かに
スピーカー 1
だから作ったんだよねこのブースと
あともう一人このシンクフィールドって人が出てくるけど
この人も同じくファーマさんの議論に見せられて
市場の効率性を信じてる人だけど
ブースとシンクフィールドがインデックスファンドっていう
あるいはSP500に連動する指数に投資することを
メインにする会社を作ったんだよね
スピーカー 2
これはね投資やったことない人に補足をすると
インデックスっていうのは
何かしらの直訳すると指数ですけど
何かしらの株価を代表してその動きを
ダイレクトに反映させられるような指標を定義するんだよね
スピーカー 1
そうそうそうなんかよく読むのが
一個一個の株がお菓子だとしたら
インデックスっていうのはお菓子の詰め合わせのパックみたいな
全部買っちゃうみたいな
大きくも上がらないけど大きく下がったりもしないから
ダラダラと上がってくるのがインデックスだったりするんだけど
スピーカー 2
本当で出てきた少数の法則の逆だよね
対数の法則を使ってるってことですよね
スピーカー 1
まさにまさにそういうことだよね
スピーカー 2
サンプル数が多いからハズレ値的な動きがマスクされて
大きな対極的な動きだけが残るみたいな
そういうものがインデックスファンド
インデックスっていうインデックス投資か
スピーカー 1
世界のアメリカの経済は長い間で見れば成長してきますよっていうのが
そこに突出するのがインデックスファンド
そうだから結局何がいい?
パターンより原則をジュースした投資っていうのが
インデックス投資だよっていう
スピーカー 2
世界の人口は徐々に増えていくし
世界の経済は徐々に成長していくであろうっていうのが
すごくベースにある思想だとすると
スピーカー 1
本当に大原則
スピーカー 2
そこに対して投資をしようっていう考え方
個別の銘柄がどこがどこと競争してどっちが勝つか
みたいなことに対するミクロな予想は一切立てずに
マクロのトレンドだけを見て
投資しましょうっていうのがインデックス投資ってことですね
スピーカー 1
個別は勝ち虫で対局的な流れだけを見てる
スピーカー 2
そうだね
スピーカー 1
でその会社を作って結局今はね
割ともうそういうインデックス投資が主流になってきてるじゃん
割と割と
だから多分このブースさんも最終的に大金持ちになったみたいだけど
結局この会社が大成功するんだよね
でもうね
主流人と主流不合になりましたっていう
もうサクセスストーリーになるんだけど
スピーカー 2
当時はそれが異端だったわけで
そこが面白いよね
スピーカー 1
結局ホットハンドに従わない投資家っていう風に言われてるけど
当時はホットハンドに従うのが普通だったわけだ
スピーカー 2
いや面白い
スピーカー 1
面白いね
スピーカー 2
っていうのが経済学者的なアプローチでした
で農家の話だね
スピーカー 1
この農家の話のタイトルが農家もホットハンドを信じないって書かれてるんだけど
ここで出てくる人物がニックヘイゲンっていう
人なんだけど
アメリカの北の方の寒いとこで
天才っていうビーツか
要は天才の農家を農場で暮らしてると
農業は彼の一族が吸ってる唯一の職業と書かれるぐらい
農家の古代目で
でも職業選択の四つがないことは分かってたけど
音楽が好きで音楽を目指して
で名門校のニューヨークのジュリアード音楽院に入学して
トロンボー奏者になるんだよね
スピーカー 2
すごいね
スピーカー 1
すごいね
すごいね
スピーカー 1
すごいね
スピーカー 2
普通に才能あったんじゃない
スピーカー 1
そうそうそう
そうなんだよ
でもなぜか本当にやりたいのはこれではないってことに
ニューヨークで気づいて
故郷の農場に戻って
スピーカー 2
とんでもないキャリアだね
スピーカー 1
そうそう
でなんかモリーさんっていう
同じくジュリアードニューヨークの音楽院で
打楽器やってて
フードブロガーとしても名を走っててる人と結婚して
その人も連れて一緒に農家に戻ってくるっていう
ちょっと面白いキャリアを持ってしてたんだけど
でその人が農場に帰ってきて
農家をちゃんとやるって決めた時に
お父さんから習った教えが
決してホットハンドを信じようとしてはいけない
っていう風に言われたらしいな
スピーカー 2
これは農家におけるホットハンドってのはどういうことなんでしょう
スピーカー 1
農家におけるホットハンドってのは
たまたまニックさんが戻ってきた年は
天才がめちゃくちゃ売れてる年で
ここ本に書いてあるのが
飼い猫が農業をやってもうまくいったのではないかという
みたいな光景
ただ畑を眺めてるだけで大金が
転がり込んでくる状態
スピーカー 2
状況が良かったってことですね
スピーカー 1
そこでニックは
お金めっちゃ入ってきたからさ
これはもう農地拡大でトラクター買えトラック買えってなるじゃん
スピーカー 2
普通はなるよね
スピーカー 1
もう翌年も絶対こうなるはずだって思って
周りの人たちは新品のトラクターとかトラックを買ったらしいんだけど
翌年は急落して全然天才が取れなかったと
軒並み天才農家が被害を受けて
トラクターとか買った天才農家が潰れていったと
スピーカー 2
ああそれは
スピーカー 1
そうなのよ
で結局でその時にニックは
リスクを抑える農業
スピーカー 1
その被害を受けちゃった
やばいな天才農家なんなきゃよかったって思ったんではなくて
その時にニックは何を言ったかというと
農業を始めるには絶好のタイミングでしたと
要は下がった時に
要は株落ちた時に買えたからみたいな考えで
結局ニックはそこでダメにやってもめげずに
同じようなペースで続けることができたと
スピーカー 2
ああすごいね
スピーカー 1
その反応を信じてないから
スピーカー 2
これね別の言葉でこの本書の中にも言い換えがありましたけれど
農家にとって重要なのは最悪の事態に備える
つまりリスクを最小限に抑えることであると書いてますよね
このリスクを抑えるとはっていうところで
もう一個踏み込んだコメントが面白くて
リスクを抑えるとはつまり楽しみを持たないということであると
最悪の事態に備えた上で少しでもいい方向に
進めを努めるのだと書いてましたね
これはなんかすごい示唆的だなと思って読んでいましたね
だからなんかこの農家って冬何もやってないじゃんって
みんな思ってるかもしれないけど
本当にストイックな農家さんは冬の間
農具の修理に当ててるんだみたいな話があってね
スピーカー 1
これ備えてるんだよね
スピーカー 2
この農具が壊れたら次の年こけるぞって思って
リスクを本当に最低限に抑えるっていうことを徹底するということ
スピーカー 1
ニックさん的に言うと
トロンボン奏者の時は最高を目指したけど
農業に最高は存在しないという風に学んだと
スピーカー 2
これは面白いよね
アップサイド見るかダウンサイドリスクを見るかみたいな話ですよね
ビジネスの話いくとね
スピーカー 1
そうなんだよね
農業におけるランダム要素
スピーカー 1
だから農業ではホットハンドスニッチはダメで
結局この著者のベンコーエンさんがまた面白いこと書いてたけど
農業は防御しかできなくて
要はバスケではホットハンドスニッチはいいけど
天才作りは伸びたり縮んだりするバスケットコートで
ステフィン・カーリーがバスケをするようなもの
スピーカー 2
その例えはよく思いついたね
スピーカー 1
面白すぎるよね
表現が最高なんだけど
だから結局何に言いたいかというと
ニックはホットハンドを見込めない環境にいるんだよ
だから結局農業っていう環境で
ホットハンドスニッチはダメですよっていうことを
肝に銘じておかないと痛い目にあいますよ
結局トーストに似てますよって話です
スピーカー 2
これなんか面白いなと思ったのは
ホットハンドを見込めない環境っていうものにも
何か一定傾向性があるのかなっていうのを
ちょっと示唆してるなと思ってまして
これねチラッと書いてあったのが
農業における天気のように
ランダムな要素がやってることの決め手になるような職業事業で
この要素を人がコントロールできると考えるのは愚かだ
スピーカー 1
っていうコントがありました
スピーカー 2
これはなんか結構さっきの株価の話にも
なんかに近しい部分だなと思ったし
要は他の人が
人がどう動くかだったりとか
それから天才みたいなね
天才って今回作った作物じゃなくて
天気だったりとか気候だったりとか
そういう外部要因にランダム性がある場合に
これをコントロールできるわけないじゃんって
思ってないといけないよねと
だからこそランダム要素がすごいネガティブ側に触れた時にも
自分たちを守れるような意思決定選択をしないとあかんよね
っていうなんかそんなことが書いてありましたね
スピーカー 1
そういうことだね
スピーカー 2
これはなんかすごい面白いし
だから成功パターンをなぞるんじゃなくて
原理原則を可能な限り守っていくべし
っていうのがこの農家の教えなんだということだよね
スピーカー 1
結局この農家に関しても
投資に関しても通想定論として言えるのは
まあ続けるしかないっていう
スピーカー 2
続けるしかない
かつ直近の微視的なミクロなパターンにとらわれてはいけない
スピーカー 1
そうそうそう長い目で見て続ける
淡々と原理原則を信じて続けるしかないんだけど
いやー
スピーカー 2
いいですね
スピーカー 1
勉強になるね
スピーカー 2
勉強になりますね
勉強になりますね
運とかの話どこ行ったって勉強になりますねこれね
ホットハンドの否定
スピーカー 1
もっとなんか
俺も3,4読んでもっとこうなんか運を科学的に扱う
どっちかというとチャラチャラして華やかな本なのかなと思ったら
全然そうしなくて
なんかむしろこの兵法みたいなソンスの話
スピーカー 2
いやほんとそうだね
ほんとそうだよね
いやわかるわかる
確かに
そういう感じですよね
兵法だね
スピーカー 1
そう生きるためのオスケみたいな
そういう感じですよね
スピーカー 2
なんかすげえ今占められてるというかなった勉強になるなっていう
いや本当ですね
そうですね
スピーカー 1
面白い
スピーカー 2
いや面白い
でまぁちょっと最後にさっきのねブースさんが投資家として戻ってきましたよっていうところだけちょっと触れて最後締めときますか
スピーカー 1
はいはいはい
スピーカー 2
これまぁさっきねそれインデックスファンドの会社立ち上げたよっていうところで終わってたかと思うけど
これブースが投資家として活躍する上での気づき
これはなんかすごい素敵だなと思って
せっかくなのでいいなと思って
そういう意味で言いますと市場原理には秘密などないという秘密に気づいたんだっていう風に書いてあって
オシャレだね
これはねオシャレな言い回しだよね
オシャレだね
要はさっきのもともとねウォールストリートの投資家さんたちが何を持ってたかでいくと
さっき情報格差を使って投資に勝つことができるんだという風に言ってましたけど
これはつまり情報格差秘密があるっていう前提で彼らは動いていたと
ただそれが時間の流れの中でそうじゃないんじゃないかと
いうことで現在はある種否定されてるわけですけれど
ここをねうまいこと言ったのは市場原理に秘密だとないということですね
ただこの事実自体が覆い隠されているというか
何ならホットハンドあるんじゃないっていう
みんなの淡い期待あるいはパターンを見出してしまう習性によって
この事実が秘密になっちゃってるんだよね
スピーカー 1
これ事実が秘密になってるおかげで
証券会社みたいな職能が生まれてるわけだから
スピーカー 2
まあまあまあそうですね
うまいことできてるなみたいな
だからねその手の職能の人たちのことを占い師みたいなもんだとか
結構バカにしてるくだりもありましたけれどもね
スピーカー 1
そうだよね
この概念がさホットハンドがないっていう概念がさ
本当に非力が招く姿勢に伝わってしまったら
もう証券会社とかなくなっちゃうかもねっていう話じゃん
スピーカー 2
これでも面白いよね
要はさ積極的に予想しませんよっていう態度なわけじゃんこれって
次何起こるかってのは分からないっていう前提で動くべきだよねっていう
なんかこのスタンスは
ちょっとあれだよね
進化論の時に読んだ感覚にもちょっと似てない
スピーカー 1
そうだねだから結局誰が生き残るか分かんないっていう
スピーカー 2
そうそうそうだからババ抜きじゃなくて自陣抜きかな世界観というか
だからランダムだし予想できないし
その結果についてコントローラブルでもなければ責任を得ることもできないっていう状態で
自分がどう振る舞うべきかっていうお題を与えられたとしたら
こうだよねってなるみたいな
これはねすごいなんか
スピーカー 1
先生くんみたいな感じでありまして
これ金言だねこれは本当にこの本からいただける金言だね
すごいすごい本当に
スピーカー 2
だから結論として何かで言うと農家の世界もそうだし株価の世界もそうだけど
ホットハンドは存在しない存在しないと考えるのが最も実用的なんだっていう
締めくくりで終わってますよねこのセクションはね
スピーカー 1
なんかでもそうなんだけどなんかここで終わっていいのかなって俺は
この先まだ一晩ありそうじゃないこの
スピーカー 2
確かに
スピーカー 1
ちゃんとホットハンドは存在しないんだへーってこのサインオンは無視でホットハンドに関して結構ネガティブでもないけど
なんとなくこう納得しちゃったじゃんこのサインオンで俺は
だからこのままで終わらせないで欲しいなっていうもうひとホットハンドをもうひとやま
スピーカー 2
もうひとハンドね
スピーカー 1
いただきたい
スピーカー 2
いやーそれ間違いないです
スピーカー 1
決めてくれよ弁公園って感じのテンションを今
確かに確かに今ね3問ぐらい外してきてますからね
もう1回入れる流れに持っていく話になるって話ですけれども
スピーカー 2
まあそうだね全体の章立てにちょっと改めて立ち戻ってきてるんですけどね
改めて立ち戻ってみると今ね1章2章が前回で今回3章4章見ましたと
でまだありがたいことにあと3つ章残ってるんですよね
スピーカー 1
ほんとだね
スピーカー 2
第5章ギャンブラーのゴビュートホットハンド
これそそられますね
スピーカー 1
これももしギャンブラーねこの真顔好きの山神としてはすごくそそられるし
スピーカー 2
インデックス辛抱者がなんでギャンブル好きなのか全く消せないって感じですけどね
スピーカー 1
だからまあそうなんだよね
スピーカー 2
なんでだろうね分かんない分かんないんだよ
面白いですね
むしろそこはホットハンドを信じたいという気持ちが現れてるのかもしれない
スピーカー 1
なるほどねホットハンドを信じない自分とホットハンドを信じたい自分がいるっていうことが面白いね
スピーカー 2
面白いですね
という5章ちょっと興味深いですと
そこに続く6章はデータによって明らかになった事実ということで
さっきねそのバスケの試合で予想と実態がデータ上乖離があるよみたいな話ありましたけれども
他の事例の中でもデータを使いながらどんなファクトが出てくるのかというところに
スピーカー 1
これ6章なんとなく3章に対するハンバーグ臭くない
なんか3章がさデータでホットハンドを否定してきたじゃん
スピーカー 2
はいはいはい
スピーカー 1
6章これデータ使ってホットハンドを肯定してきそうじゃないなんとなく
スピーカー 2
そうね6章の最後の6番目のセクションデータが明らかにしたホットハンドの真実ここはぜひ読みたいと思います
スピーカー 1
なんかタイトルだけでも取り払ったぞ
スピーカー 2
真実だからねここまで出てきてないファクトがここで述べられるのかしらという感じです
スピーカー 1
でもこれホロコーストの話出てくるんだ最初
スピーカー 2
そうなんだよね結局のところなんかこう僕らがこの現代において
抑えておかなければいけない事象っていうののパターンがちょっと見えてきた気もするが
これはただ僕らがランダムネスに対して過剰にパターンを見出しているだけかもしれないという感じもしますね
この真実踏まえて最後第7章もうストレートですね意外な真実というタイトルですけれどもね
これはもうで7-6は最初のプロログ会でも言いましたけどホットハンドは存在しますっていうセクションが終わるんですよ
スピーカー 1
いやこれ面白いよな
スピーカー 2
これは楽しみですね
スピーカー 1
この本早く読みたいっていう気持ちになるねこれいいねこれ
スピーカー 2
いやもう過去一書き手が上手い
スピーカー 1
上手い
スピーカー 2
あってくる有料で課金して読みますかってボタンを押させてくる文章
そうだね
スピーカー 2
そうだね
そうだね
スピーカー 2
そうですよね
スピーカー 1
ノートとかで売っても貸しちゃいそうな
スピーカー 2
そうそうあと1万文字ありますみたいなそんな感じの
スピーカー 1
ダーウィンとか苦手だったからねこういうのね
スピーカー 2
そうダーウィン下手すぎるからね構成の面で言うとね読ませる構成を書かせたらね下から何番目立ってくるくらい下手すぎるからね
スピーカー 1
そうだな
スイカロンとかにねゴーストライターがいたら弁公園がダーウィンの横にいたらもっと面白くスイカロンを書けたかも
スピーカー 2
まあ確かにねそれはね100分で名著さんがやってくれたので
あそうだ
よし
よしとしましょう
スピーカー 1
そうでしたね
スピーカー 2
ということでなので本僕ら結構今その要点だったりとかファクトをねどちらかというとかいつまんで読んでますけれど
小説的にねストーリーとしてもめちゃくちゃ面白いんでねぜひこれはお手元で買って読んでいただきたい一冊なんじゃないかな
スピーカー 1
そうだねこれ全部話せなかったけど普通に面白いとかいい出来でね本当にねオチがちゃんと各章にちゃんとオチがあるんだよね小説としての
スピーカー 2
はいそうなんだよね
スピーカー 1
すごく面白い
スピーカー 2
はいということで
はい
ちょっとね次回はなのでどうしましょうかまた2章ですかね
スピーカー 1
そうだね5,6で行くか
スピーカー 2
5,6で行って最後はちょっと1章ありますを読んで最後雑談ですね
スピーカー 1
そうだねフリートーク回みたいにしましょう
スピーカー 2
はい
スピーカー 1
7話
スピーカー 2
まあじゃあ次回は5,6と
はい
お願いします
お疲れ様でした
スピーカー 1
いや面白かったね今回も
スピーカー 2
いや面白かったです
あの素朴に面白かったです
スピーカー 1
そうそう
スピーカー 2
はい
はい
はい
はい
はい
はい
はい
スピーカー 2
はい
なんとかかけちなしに面白かったです
スピーカー 1
読み物としていい読み物だね
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
うん
スピーカー 2
よく書けてらっしゃいます
スピーカー 1
そうだね
今まではさこの進化論とかってこの収録に合わせてなんとか読んでああ間に合ったって感じだけど
今回とかもうパーッと読んじゃってこれ早く読みたい収録がこう立足段階になって先読めねえっていう気持ちになったのは初めてだ
スピーカー 2
ああ確かにね
ちなみに立足段階は一般用語じゃないからね一応補足しておいてもらっていいですか
あそっかそうだそうなのか立足段階ってあのいろんなこう自分のなんていうのこの補足してもらっていいですか
スピーカー 1
あそっかそうだそうなのか立足段階ってあのいろんなこう自分のなんていうのこの本を読み進めるのにこう制限してくるいろんなファクトがあって
その中で一番一番遅いものがうまく説明できてないな立足段階っていうんだよね
スピーカー 2
あのまああのカタカナで言うとボトルネックっすね
スピーカー 1
それも一般用語じゃないじゃん
スピーカー 2
ボトルネック一般用語でしょ立足段階はだって医療業界用語じゃない
スピーカー 1
立足段階の方がなんかなじみがそっか医療用語か
スピーカー 2
はい僕らは立足段階を使わないですよ
スピーカー 1
あそっかそっか勉強になります
スピーカー 2
漢字さえ思い浮かんでないですからね
スピーカー 1
あほんとそうなのそうでございます
スピーカー 2
まあじゃあちょっと各々立足段階を変換していただいて
スピーカー 1
はいじゃあボトルネック覚えておきますね
スピーカー 2
はいということでね
なのでボトルネックはこの収録ができる時間を取れるかというところにかかっているわけですが
まだ次回の収録日程が明確には決まっておらず
1周年記念の収録もありなかなか立て込んでいるところではありますけれどもね
スピーカー 1
うん
そうだねお祭りイヤーに入ってくるわけですからねこれ1周年
スピーカー 2
お祭りイヤーじゃない
スピーカー 1
お祭りビーク
言い過ぎ
スピーカー 2
はいまだ1年しかやってないんでねお祭りイヤーも何もね
スピーカー 1
そうだね
スピーカー 2
もうお祭りイヤーだったということに言えるかもしれない
スピーカー 1
まあこの1年が過ぎけれどお祭りイヤーだったのかもしれない
スピーカー 2
はいということでございますね
スピーカー 1
いや今日収録で面白かったのがさ
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
また辻抜きがまた1個あのしょっちゃったね概念が
スピーカー 2
ああ確かに辻抜きしょいましたね
スピーカー 1
辻抜きさ色目概念しょうじゃん
スピーカー 2
うんうん
辻抜きと投資の関係性
スピーカー 1
あのスインカラオンだったりとかさ
スピーカー 2
うんうん
スピーカー 1
あの
今でもなんかしょってたじゃん色々あの芸術の話だったりとかさ
スピーカー 2
はいはいはい
スピーカー 1
ホットハンダもホットハンダ今回投資の話とかもしょっちゃったね辻抜きが
スピーカー 2
辻抜きが投資とまあだから環境がランダムに近いような外部要因があるものっていうのは辻抜きであるということですね
スピーカー 1
改めてすげえゲームだな辻抜きって
スピーカー 2
うんだからなんかでも結構そこ面白いね
うんとかさ月って話題をした時に
うん
なんかその何が
うん
この背後にあるテーマなんだろうなと思うと
コントロールできない要素としての他者
スピーカー 2
結局僕らが自分自身の力ではいかんともしがたいそのコントロールできないものの存在っていうものが僕らのやっぱりその日々の生活においてはすごく大きなインパクトを持ってるってことじゃないですか
スピーカー 1
そうだね
そうだ
スピーカー 2
全てをコントロールすることができないしコントロールできないということを前提にした時に僕らどう動くのかっていうなんかそういう話だと思うんで
スピーカー 1
それ結構大事な考えだねこのコントロールできないものといかに付き合っていくかっていうのが
結構その人間生活をより豊かにするというか
スピーカー 2
いやそうなんですよ
スピーカー 1
いい生き方につながってくるのかも
スピーカー 2
うんそうそうそう
私これはまあちょっとこれまでのテーマの中では明確に触れられたわけじゃないですけど
そのコントロールできないものの最たるものというかある種の代名詞として存在するのが他者っていう概念がね
スピーカー 1
あーなるほど
スピーカー 2
その哲学とかの領域では他者論って言ったりするけれど
スピーカー 1
そうなんだ
スピーカー 2
そこで言わんとしてる他者っていうのは
他人のことじゃなくて自分ではない自分でコントロールできないものとしての他者っていうのがあったりするんで
もしかするとねそういったテーマも踏み込んでみれるタイミングなんじゃないかなという気はしますね
他者論もそうですよ
他者の死2人称の死3人称の死みたいな話がありましたけどそこにもちょっと触れられるような
そして死そのものがある種コントロールできないもの
スピーカー 1
うんそれは思ったのよ
スピーカー 2
一つ
スピーカー 1
だったりすると思う
スピーカー 2
そういったところでねまた戻ってこられると面白いかもしれないですね
スピーカー 1
すごいね
スピーカー 2
僕らの議論も巡りながら近いところを回りながらちょっとずつアップデートしていってみたいな
そんな感じがあって面白いですね
スピーカー 1
なんか本当面白いよね一個一個別にさ最初から1年間決めて仕方立てしてるわけじゃないのにさ全部の方が繋がってくるってこれまさにホットハンドですね
スピーカー 2
いやホットハンドですよ
ホットハンドですよ
ホットハンドだしホットハンドのもしかしたら裏に潜んでるのはコネクティングザドッツかもしれないしみたいなね
スピーカー 1
だってさ次選ぶ本もさ繋がってくると思わない?何選ぶかすりゃないけど次選ぶ本も多分何かしら繋がってくると思うじゃん
スピーカー 2
まあ思いますね
スピーカー 1
ホットハンド
スピーカー 2
ホットハンドですね
実際は繋がってないんだけれども繋がってると思い込んでるっていうことかもしれないね
スピーカー 1
語尾がある
スピーカー 2
それも含めて続ける意味があるよね
スピーカー 1
ホットハンドを信じましょう
結局続けましょうってことだからね
スピーカー 2
続けて振り返っていきましょう
スピーカー 1
そういうことですね
振り返りと続ける意味
スピーカー 1
てかそれ僕ら最初の方針じゃん
ほんとだ
スピーカー 2
最初に何やるか決めずに徹底的に振り返るっていう
スピーカー 1
次に振り返ろうぜっていう
スピーカー 2
実は指針だったので
一年一回でも振り返りやりますけれどもね振り返ることは大事ですね
スピーカー 1
そうだね
スピーカー 2
そこにちゃんと適切な意味付けをしていくと
スピーカー 1
はいはいはい
スピーカー 2
ということで今日もね終わったかよろしいんじゃないでしょうか
スピーカー 1
はい
スピーカー 2
よろしいですかね
スピーカー 1
よろしいですね
スピーカー 2
ではでは本日の収録はこの辺で失礼いたします
スピーカー 1
おやすみなさい
スピーカー 2
おやすみなさい
01:21:32

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