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2024-08-20 13:28

走れ、ペリパトス学派 - CATALRADIO SHORTS #061

今回のショーツは、石川県加賀は山中、鶴仙渓を早朝ランニングで走り抜けたミントのお話。


かつてペリパトス学派(SHORTS #006)を標榜していたカタラジオの二人、今度はランニングの魅力を語る!?


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📻カタラジオとは?📻

ひょんなきっかけで、突如ラジオをやってみたくなってしまった中高時代の同級生の二人。医師と企画者という異色で異職の二人が、新しい「概念」と対峙し、そしてインストールしていく様子をお届けする、概念獲得リアリティ番組です。

⁠⁠⁠⁠https://www.youtube.com/@catalradio⁠⁠⁠


🤝出演 🤝

ヤマガミ:金沢在住の医師、不遜な方、ベシャり担当。

ミント:東京在住の企画者、横柄な方、ゆる進行担当。

サマリー

金沢市と福井県の境に位置する山中温泉での早朝ランニングの体験を通じて、自然と人間の関係や感覚の変化について考察されています。ランニング中に感じる自然の音の吸収や、暗闇の中での不安感が、現代の生活では味わえない独特の体験として描写されています。走ることによって新しい発見をするペリパトス学派の視点が述べられ、特に朝の街を走ることの素晴らしさが強調されています。また、旅行先でのランニングが持つ意義や喜びについても触れられています。

金沢市と福井県での出来事
スピーカー 1
カタラジオショーズ!
スピーカー 2
ただいま。
スピーカー 1
おかえり。
スピーカー 2
気持ち悪い。
スピーカー 1
会ってないけどね。
スピーカー 2
会ってないんですけどね、始まりましたけれども。
本日私は、石川県は金沢市の実家に来ておりますと、いうことですね。
久々に。
なんでそんなにいないんですか?
スピーカー 1
えっとね、僕は福井で、福井県でお仕事がありますので。
スピーカー 2
でもね、久々に距離が近づいてる感じはあるよね。
いや、ないよ。
スピーカー 1
全く変わらないけどね。
数学の問題かな、昔の。
スピーカー 2
動く点Pと点Qの最短距離が時々近づくタイプの問題あるじゃない。
スピーカー 1
はいはいはい、こうね、周期性がある問題ですよね。
だから結構多分周期的に近づいてくる、会となるようなタイミングで収録してる気がする。
スピーカー 2
例えが謎すぎて、理系的に例えすぎて。
スピーカー 1
今のは理系でもピンとこないと思いますけどね。
そうだね。
ちょっとずれてんじゃないですか。
スピーカー 2
あ、そうか、なるほど。だから買いなすでは買いなす。
ちょうど僕一昨日ね、一理わかる人はあるかもしれないですけど、石川県の金沢市と福井県。
山上くんがいる福井市の間にちょうどね、加賀っていう町があって。
で、加賀市の山中温泉っていうところに一泊してたんですよ、一昨日。
スピーカー 1
めちゃくちゃいいとこだよね。
実は僕のその妻の、母方のおばあさんが山中温泉の人で。
スピーカー 2
あ、そうなの?
スピーカー 1
俺もそうそうだから結婚してちょこちょこ山中温泉行くようになったんだけど、
拡散系とかすごいいいよ。
スピーカー 2
いや、そうなんですよ。
なんと前々回のショーツにあたるのかな、新週刊っていうショーツがあったじゃないですか。
あそこで僕走り始めたよって話をしたじゃない。
スピーカー 1
あー言ってた言ってた。
スピーカー 2
これ拡散系に来たから、これは近くに泊まってるからさ、早起きして拡散系を走り抜けるしかないと思って。
山中温泉での早朝ランニング
スピーカー 1
あ、いいね。拡散系知らない方のためにちょっとね、こう説明しておくと。
山中温泉って何だろう温泉なんだけど渓谷、渓谷なんだよね。
スピーカー 2
そう渓谷の両サイドに温泉地があるみたいな。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
そういう場所ですよね。
スピーカー 1
でその川床のとこにちょっとご飯食べる場所があったりして、渓谷を見上げながらご飯食べたりお茶飲んだりできるっていう結構素敵プレイスがあるんだけど、そこをランニングしたってこと?
スピーカー 2
そうなんですよ。でそこ、日中だと観光客の人とかいるじゃないですか。
でなんで、僕いつもランニング朝起きてやるんですけど、もう本当に5時前に起きて、この時間なら行けるだろうっていうタイミングで、のこのこと走っていきまして。
あ、いいね。
で拡散系勢いよいよと。
スピーカー 1
で下っていこうとする手前で、ちょうどなんか明け方にザーッとなんか通り雨みたいなのが降ったらしくて。地面にさ。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
あの、縛りのところをね、雨がこうびちゃびちゃに濡れてて、そこで気持ちよーくこけまして。
小指からリューケットしながら、拡散系走り抜けてきました。
福祉をしたのね。
それかミンティーの今日の朝の謎の1キロちょいぐらいのなんかすごい小規模ランニングはそれなのかな。
スピーカー 2
えっとね、今日の朝のまた別件なんですけど、そこでちょっと打撲して、負傷したっていうので、全然走れないっていう状況になったよ。
スピーカー 1
そういうことね、そうなんだよね。実は俺とミンティー今ね、ランニング勝負をしてて、いつの収録?この間かな?
スピーカー 2
それも新週刊ですよ。
スピーカー 1
新週刊の収録で、お互いアプローチをつけてこのランニングしてる、お互いどんなに走ってるかみたいなのをシェアできるってことに気づいて。
で、この1週間あれだよね、俺とミンティーのお互いのワークアウトがお互いに表示されてるんだよね。
スピーカー 2
そうそう、そういうことですよ。
スピーカー 1
見てる?俺のワークアウト見てる?
スピーカー 2
見てる。さっき5キロ走ったっていうのがきつい。
スピーカー 1
結構走ってるでしょ。
スピーカー 2
うん、でもそんなに真目に見てないから、なんか通知きてんなって感じ。
スピーカー 1
そうそう、でね、それミンティーずるいなって思うのが、俺は走ってるときしかアプローチつけてないんだよ。
スピーカー 2
はいはいはい、そうだね。
スピーカー 1
ミンティー1日中つけてるからさ、アプローチってスタンディング時間とかさ、歩いてる時間とか全部含めて点数にしてくるから、試合に勝って勝負に負けるみたいな。
多分ランニングの時間だけ見てると俺の方が多いし、距離も長いんだが、ミンティーが1日中つけてるせいで普通にポイントも合いにし、ミンティーの方が高いっていう状態になってて。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
なんかギミックはねえみたいな。
スピーカー 2
いやいやいや、そういう勝負だからね、仕方ないよね。
スピーカー 1
俺の方が走ってんじゃんみたいな。
スピーカー 2
ルールにのっとった方が勝ちですから。
スピーカー 1
そうだね、だからなんか、いや、ちょっと絶望したのがこの間俺多分、なんだろう、すげえ炎天下の中6.5キロぐらい走って、これをこの日がさすがにミンティーに勝っただろうと思ったら、
ミンティーその日1キロしか走ってないのにポイントで俺に勝ってて、あ、これもう勝てんわと思って。
すごいもう、なんだろう、魚と海で戦ってるみたいな、そういう感覚に落ちてた。
スピーカー 2
そうそうそう、運動習慣つけようっていうのをね、やってるから。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
ピンポイントで走っても仕方ないからね。
はいはい、そうでございます。
その話は覚鮮期ですよね、覚鮮期。
はいはいはい。
で、それで思ったのが、明け方、覚鮮期ってその渓流のすぐ側にある、いわゆる遊歩道ですよね。
山道に近い感じの歩道っていうのが整備されていて、石が割られてて、いわゆる日本的な雰囲気を感じているような場所なんですけど、そこを明け方走ってたんですけど、
その時に思ったのは、覚鮮期の川床エリアって一つも街灯がないんですよ。
スピーカー 1
そうなんだ。
スピーカー 2
朝の走り出しが多分5時とかなのかな、4時前に起きて5時に走り出したんだけど、
自然との対峙と不安感
スピーカー 2
でもそんなに天気ピカピカでもないから、日が昇り始めたぐらいの時間なんだけど、
覚鮮期ってさ、結構谷の底じゃない、川底だからさ、木々が結構生い茂ってるわけですよ。
開けてるところも当然あるんだけど、そうじゃなくて薄々と茂ってるところっていうのは結構暗いと。
なってくると真っ暗なのよ、明け方覚鮮期って。
その時に思ったのは、人工的な環境で生きてるとあんま気づかないんだけど、
自然の中ってさ、めちゃくちゃ音吸収するんですよ。
スピーカー 1
あ、そうなんだ。
スピーカー 2
コケが虫ってワーって、コケがワーって岩面に虫てるわけですよ、コケがね。
で、そのコケの横を走ってると音が吸い込まれてくの、走ってく音が。
そうすると、川の音とか虫の声とかはあるんだけど、めちゃくちゃシーンってしてるのね。
スピーカー 1
ランニングしてるのに。
スピーカー 2
そう、ランニングしててもシーンってしてる。で、光も暗くて薄暗くて。
で、音吸い込まれるってなかなかさ、日常生活でさ、現代社会で住んでる我々は感じないから。
そうすると、なんかね、怖いんですよちょっと。
スピーカー 1
なんか、蕾の世界を想像する。
スピーカー 2
いやいや、死後の世界かどうか知らないけど、
なんていうか、昔のね、日本に古来から住んでた人が、暗闇が怖いって思ってるとか、
なんか、物陰の方に恐れをのろくとか、自然に対する威服を感じるとか、
そういうのって、現代社会で客観的に自然を見てても全然感じることがないけど、
なんか、あそこまで奥深い山の中で走るとか、
そういう、つまり人間の生活する時間じゃない時間に身を投じてみると、
スピーカー 1
結構こうゾワッとするものがあって、
スピーカー 2
これはなんか、いや、自然って怖いんだなって思ったんだよね、その時にね、素朴に。
面白いね、それは。
ここから例えば今、クマがちょっとでも出てきたら、もう対処しようがないなとか、
明らかにあちらの方が植わてですか植わてというか、
スピーカー 1
築のりがあるから。
スピーカー 2
ゴームだからさ、そうそうそう。っていうのをその時感じて、
あんな観光客が出てくることはないと思うんだけど、
でもそういうことを想像して、なんていうか、絵もいわれぬこの怖さ。
スピーカー 1
すごいね。
スピーカー 2
ちょっと肝が冷えるというか、実際滑ってこけてるしね、死ぬなと思って。
スピーカー 1
負傷するんだよね。
ペリパトス学派の視点
スピーカー 2
物理的にもね、やばいなと思ったけど、でもね、そうそうそう。
スピーカー 1
これまさにあれじゃない?ペリパトス学派じゃない?
久々に出てきたけど、やっぱりいろんなところを歩いてみて、走ってみて、
気づくことがあるんだなってことを俺には話してみて、ミンティー・ダンスキーって思った。
スピーカー 2
そうだね。しかも今回面白かったのは、条件が違うってことで、
たぶんその日中だよね。日が照ってて明るくて、他にも人がいてっていう状況で歩いてても、
たぶんそう思わなかったと思うんですけど、もう一人にもすれ違わなかったんで、朝の5時だと。
夜が暗くて。っていう時間帯に誰の邪魔もされることなかしてると。
なんか背中がワーみたいな。
スピーカー 1
いやすごいね。でもなんか逆にミンティーも、
そこまでの状態でもランニングしようって思うぐらいのもうランナーの、
ランナースピリットになってることがミンティーのそのすごい真実かというかさ。
スピーカー 2
いやいやいや。
スピーカー 1
まさに真習慣が根付いてらっしゃるんだなっていうふうに思いますよ。
スピーカー 2
ああそうですね。だからもうなんか、なんかから後ろから追われたらどうしようと思って、
ひたすら逃げるしかないと思って必死に走ってます。
スピーカー 1
なるほどね。めちゃくちゃ面白い。
スピーカー 2
謎の焦燥感に駆られて。
スピーカー 1
はいはいはいはいはい。
スピーカー 2
早くここを抜ければ。
スピーカー 1
いやちょっと角栓系。ジブリ映画みたいだねなんかね。
まあそうそうそう。
スピーカー 2
千とすひがの最初みたいな感じだよね。
そうそうそうそう。なんかこうだからね、絵も言われぬ、そのなんか壮大なものに飲み込まれる感じというかね。
スピーカー 1
顔なしとかマックロクロスケが出てきそうな、あの雰囲気がなんとなく。
そうそうそう。
それは面白いね。
スピーカー 2
そうだね。っていうのがありましたね。
いやぜひぜひ。
角栓系。
そう、走る習慣みたいのがあると、旅先の感じ方もちょっと変わるんだなっていうのがね、今回の気づきですかね。
旅行とランニングの喜び
スピーカー 1
いや、それは面白い。俺もちょっとランニングシューズ持って、いろいろ全国旅してみようかな。
あとが全国ってか、ここで話し広げるのもあれだけど、全然ランニング習慣がない頃に、
去年スカゴに行ったときに学会で、たまたまランニング好きの先輩とホットチョコレートランっていうチョコレートを食べながらスカゴの街で走りましょうっていうロッキーを走るっていう大会に出てさ、全く走れない。
スピーカー 2
なんていう大会なんですか。すごいね。
スピーカー 1
あとがホットチョコレートランっていう大会で。
スピーカー 2
カオスとかね。
健康にいいのか悪いのかよくわかんない。
スピーカー 1
終わった後にコーラとかチョコレートドリンクめっちゃ飲むみたいな感じなんだけど、それに出るために、前日前々日と止まったケベックシティとモントリオールで朝走ったり。
いずれも最高すぎて、ケベックシティって城壁の街でさ。
アッパータウンとローアータウンっていうのがあって、両方ともすごい素敵なんだけど。
スリクドソレイエの本拠地かな。朝焼けの中。
スピーカー 2
フランス語もちょっと飛び交ってる街だよね。
スピーカー 1
飛び交うどころかもフランス語が公用語になってる街なんだけど。
アッパータウンに関しては街が一面サーカス場みたいになってて、そこを朝日の上壁の上を走るみたいなすごい稀有な体験をしてさ。
スピーカー 2
それいいね。
スピーカー 1
そうそうそう。めっちゃ良くて。その翌日前日かな、もうモントリオールの朝もさ、セントローレンス川沿いをファーって走るとなんかすごい素敵な観覧車が現れたりとかする。
うわーなんだこの素敵な街はって思ったりとかってこともあって。
だから見知らぬ場所を朝走るっていうのはすごい早起き屋さんもの得ではないが、すごい良い思いができるのかなって思ったり。
スピーカー 2
確かにね。今の話はペリパトズ学派というかどっちかっていうとマラトン学派みたいな感じですよね。
スピーカー 1
マラトン学派は面白すぎる。マラトン学派はやばい。
スピーカー 2
そうだね。ギリシャになぞらえていくとマラトン学派。
スピーカー 1
まあ学派というかマラトンはまあなんだろうマラトン教?なんだろうね。教団、マラトン教団みたいな。学者じゃないからねマラトンは多分ね。
スピーカー 2
まあ確かにね。
スピーカー 1
そうだね。マラトン選手団。まあ何でもいいや。
スピーカー 2
ただのマラソン選手だけどね。
スピーカー 1
ああそうだね。
スピーカー 2
まあね。人間は走るために二足歩行になったともね言われてますからね。
スピーカー 1
はいはいはいはい。まあお互いねこうアキゲス君には気をつけて。
いやいやこれギリシャ人のアキゲスね。
飛びすぎたね。
スピーカー 2
カメでも最後まで負けないよっていう話でもありますからね。
スピーカー 1
いつ生まれたってもゴールできませんよって話でもあるけどね。
うん確かに。
スピーカー 2
あれはでもちょっと死の比喩に近いんじゃないかって気もする。
スピーカー 1
ああそうだね。まあこの収録もいつ生まれたっても終わらなそうなのでこの辺で一義禁止してきたところで終わりましょうか。
スピーカー 2
はい。ではでは今日はこの辺で。
13:28

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