なんか、一つの方向に向かって進んでるんだなって感じるよね。
確かに、いや、本当に感じたわ、それを、視力検査って。
視力悪くなったって思い出したけどさ、コンタクトレンズしてるんだけど、度数を上げたらめちゃめちゃ快適になったわ。
このさ、なんかこう、目にさ、目がよく見えるようになりすぎるとさ、逆にみたいな話ない?
あ、その見えなくていい部分まで見えてしまうみたいな?
あ、その藤原もとが眼鏡つけずに髪伸ばしてる理由いいよ。
世界が見えすぎてしまうからいいよ。バンプオブチキンの初期を歌うんじゃないよ。
やっぱり曖昧を愛していきたいわ。
いや、じゃあ別にさ、その、なんか概念としてはそうだけどさ、別にさ、よく見え…
いや、そのよくピントが合いすぎちゃうと、ちょっとかえって目が悪くなっちゃうよみたいな。
あ、なるほどね。
話聞いたことがあるけど。
はいはいはいはい。
なんかストレスが減ったってこと?その。
いや、そう、なんか。
あ、それはいいね。
なんかそう、あ、俺マジで見えてなかったんだなって思った。
え、そのさ、楽譜とかさ、大丈夫なんですか?その仕事上。
大丈夫じゃないですよ。だってね、見えなきゃダメですからね。
そうですよね。
うん。
え、そのオーケストラでしょ?あなた勤めてるの。
はいはい。
え、そのバレないと思ってさっきのそのめくるめくメリークリスマスぐらいでやってた?トップなのに。
揺れされんの?揺れされんの俺が所属してたオーケストラ部までだぞ。
そうか、部活までか。
部活までだぞ、それは。
熱量でピンとごまかせれるの。
そうでしょ。部活すぎるでしょ。
そっかそっかそっか。
それがちょうど本番の日にマイナス4.75からマイナス5.00に上げたらめちゃめちゃ快適になって。
いいね。
いやー、本番がありまして。
えっと、何ックナーですか?
おー。
二文字大喜利が始まってしまった。
違う、ブルックナーやってたよね、最近。
それじゃなくて。
いや、なんかわかんないけど、今クイックルワイパーが出てきて。
いや、リズムのぼやけがすごい。
ブルックナーとクイックルワイパーのさ、その。
うん、確かにね。
なんかその、なんかそのリズム天国だったら同じステージに出てくるよ、俺。
3拍置くか置かないかみたいなさ。
そうそうそう。
クイックルワイパーのとこミスったらハイレベル取れないから。
そうそうそうそう。
平凡になっちゃう。
まあよしとします。
いいんだよ。
何の演奏会、何の本番の話ですか?
いや、もうおっしゃる通りブルックナーの本番だったんですけど。
はいはいはい、やってましたね。
いやー、長いね、あの曲は。
ブルックナーの8番という曲は。
ブルックナーっていう作曲家は、なんか僕ほんと長っていうイメージしかないわ。
イメージ、そうですよね。
なんか本当にちゃんと聴いたことがなくて、なんかずっと同じ感じで長くてなんか、なんか徐々に色が濃くなっていくような印象というか。
なんかその、なんかじわじわ行く感じだけなんか印象としてありますけどブルックナーって。
いや、でもいいんじゃないですか?
そんな感じ?
わかんないけど。
いや、なんか。
そうそうそう。
なんかね、ブルックナー、僕も別に今までそんなドハマりした時期みたいなのはなくて。
まあまあ、オケ入ってからちょいちょいやっぱり弾くようになって。
どのぐらいの分数なの?
分数?
やる時間っていうか、1曲でしょ?その公共曲8番。
そうそうそう。
だいたいね、普通の演奏会ってこう3曲ぐらいやったりとか。
まあ3曲、4曲ね。
ブルックナーの演奏会はもうブルックナーだけみたいなね、感じなんですけど。
今回弾いたのは、7時に開演して。
7時、5分押して7時5分ぐらいに開演して。
本番終わってその舞台層で戻った時間が8時45分ぐらいでしたね。
だから実際弾いてる時間1時間30何分みたいな。
あーそう、それとも1曲でってことでしょ?
そうそうそうそうそう。
ええだな。
ええそう、えぐい、えぐ長かったわ。
長いね。
えぐ長かったんだけど、なんかね、だんだんブルックナーの弾いてる感覚がこう、
自分の中で定まってきたというか、があって、
なんかね、やっぱりたまに完全に自分がなくなる瞬間があるんですよね。
自分の存在が曲の中に溶ける瞬間があるんですよ。
それはたまになんだ、なんか。
え、まあなんか、うーん、まあそうね、あのー、
発言…
自分のパート、自分のパートが発言するゾーンになったら、
空気の中から人をこう出す瞬間みたいなのが意識的にあったりするんだけど、
なるほどなるほど。
だいたいその、弦楽器がすごい長い時間伴奏をずっとやってるみたいなさ、
そういう瞬間に、完全に曲の中、曲がゆっくり変化していく和音、和製進行の中に完全に溶け込む瞬間みたいなのがあって、
なんか、あ、これだなみたいなのはありますね。
その溶け込んだ時っていうのは、なんかこう幸せ感があるわけ?
ありますね。やっぱりその、幸せ感、幸せ感、
幸せ感と言われると難しいんだけど、
うん。
なんか、あのー、何て言うんだろうな。
だから完全にこの、同じことばっか言うな。
自分がこう亡くなる、亡くなるんだけど、
だから自分の普段生きてる、
心臓が動いて、髪の毛が一日何本抜けてみたいな代謝があるじゃないですか。
その代謝よりも遥かに遅い生物になるわけですよ。
あーなるほどね。
そう、自分がこう亡くなって、その極の巨大なその生物として、
完全にこう遅い代謝の生物のその一部分になってる状態になって。
あーなるほど。
そうそうそう。
それがなかなかあの、今まであんまり考えてなかったんだけど、
このブークナーの8番っていうのも今回2回目、まだ2回しか行ったことないんだけど、
2回目でだいぶ曲も入っててっていうのもあって、
あとなんかブークナーはなんか宇宙的みたいな話よく言いますよね。
なんか女が好きな人が言うんだけど、
それもなんか、引力の緩やかさみたいなところにあるんじゃないかって思ってて。
うん、なるほど。
すごい長い時間をかけて引力に惹かれていくみたいな。
ちょっとこう地球離れしている瞬間としてあって。
あとちょっと思ったのがそのでっけえ地上絵描いてるみたいだなみたいなのもちょっと思ったしね。
最後の一番最後、手話音に解決して1ページ引いてる時にゆっくり上空のアングルに変わっていく感じが。
面白い。ゆっくりドローンで上がるみたいな感じ。
そうそうそうそう。
なんかその音楽を感じるときにバレエを踊ったりみたいなのあるじゃない?
うんうんうん。
音楽が流れてて、踊る音楽を聴いて。
うん。
なんかそれはさ、結構多分音楽がさ、音楽の作っている生命の流れみたいなのと同期していく行動だと思うんだけど。
うんうんうん。
なんかその、もう人間の体とかよりももっとなんかでっかい、でっかいノロマーな生命、キメラみたいな生命体に取り込まれていくような感じなのか。
そうそうそうそう。
人間が持っている動きじゃ早すぎるわけだ。
そうそうそうそう。
地球の重力で。
そうそうそう。
それはなんか宇宙的って言われるのもなんとなくわかるし。
プルックナーをすごく好きな人が、特にクラシック好きな人多いけど、なんかわかるなそれはな。
そこに時間間隔が奪われていくっていうのは他にない体験だもんな絶対に。
そう、それでなんかこの、なんか自分、だからこの代謝が遅いせいなのか何なのかわかんないけど、
自分としてこう前に進んでいくんじゃなくて、
景色とか周りの音とか景色とか世界が前からこうきて自分の後ろに通り過ぎていくみたいな。
自分が動いて前に進んでいくんじゃなくて自分がその場にいて、
時間が前からきて後ろにこう過ぎていく、自分の中を通って通り過ぎていく感覚があるな。
いやー、すごいなぁ。
なるほどね。
そうそう、その。
マリオの1-1みたいにこう、自分が進んでったら画面がスクロールする感じじゃなくて、
ずっと動くゲームね。
いや、マリオだと嫌じゃん。
あの、水中じゃん。
そう。
ゲッソーに当たるやつじゃん。
嫌だわー。
マリオだと動かないわけにいかなかったわ。
一番心がドキドキするやつじゃん。
いや、そんな感じでしたわ。
わー、いい体験ですね。
ヘッド?
いや、下手だな、その切り返し。
ヘッドじゃないですよ。
最近何かありましたか?
最近、何かちょっと大きな仕事をやっていて、
何か、にしては全然仕事ができなくて、
何か集中できなくて、本当に、本当に集中ができなくて、
何か携帯をいじったりとか、
後輩に話しかけにだるがらみしに行ったりとか、
何かそういうことばっかりしかできない体になってて、
体になったんだ。
もう何か多分脳みそがすごい散漫としてるわけよ、何か。
ほうほうほう。
何かそのタイムラインみたいな、ずっと更新されていくタイムラインみたいな、
何かすごい速度で、
色んなことのことを3秒ずつぐらい考えてるみたいな。
あー、なるほどね。
脳みそがもうオーバーに回っちゃってて、
何かその、多分抱えてる物事一個一個考えていったら、
確かにめちゃくちゃな量あるんだけど、
結局そのこと3秒しか考えられないから進まないじゃん。
はいはいはい。
何かすごい追い詰められてしまって、
何かその気づいたのが、
生活を改善するべきなんじゃないかな。
なるほど。
いや、そうだよな。
で、今結構ね、すごい調子がいいというか仕事ができてるわけ。
うんうんうん。
結構改善できて、
はいはいはい。
で、これそのためにやったことを伝えることで、
このラジオで話すことで、
生活に役立ててほしいなと。
一番いいラジオだ。
うん、生活情報をお届けしようかなと思って。
このラジオを聞いた今日から試せるからね。
そうそうそう、試したら誰でも、
ゆくゆくは自己肯定感が上がるみたいな、
きちっと仕事ができるようになるんじゃないかっていう。
うんうんうん。
これがね、まずね、
人類の謎が解けます。
そうそうそう、
そのぐらいすごいことをやった自負があるというか。
うんうんうん。
まず行ったことというか、
うんうんうん。
なんかこう、
全ての革命がそうであるように振り返ってしまえば、
何かそんなことかなんだけど。
まあそうだよね。
気づくのがすごいからね。
そうそうそう。
あのね、早く寝る。
はぁー、一本取られた。
取ってないだろ。
それが単なる設定を超えた説得力を持つのは、やっぱりその、よしひが言ってる反射のきらめきだったりとか。
うんうん。
あとはその、僕がアニメーション映画の極地だと思うって言ったことのまず一つとしては、その画角というか一個一個の画面の構成が、
その人物本人の持っている心情だったりとか、置かれてる状況みたいのを、その本人のみならず、その背景を込みにして、すごく意図を持って表しているところ。
うーん。
やっぱり例えばだけど、あのルイ君と最初会ったときに、ルイ君はテルミンの演奏してくれるわけだけど。
あのクソウマテルミンな。
あんな、ちょっと話し変わるけど、あんなテルミンって上手くできない。
テルミンに俺も全然明るくないんだけど。
俺も明るくないけど。
あれがめちゃめちゃ上手いのは分かる。
ちゃんとあれでプロになったほうがいいよね。
いや本当にあの、20世紀前半の巨匠の録音聞いてるみたいだと思う。
びっくりしてるね。
マジであの、ジゼル弾いてくれてるところ、20世紀前半の蓄音機から聞いてるのみたいな。
上手すぎて。
あのフレーズ感。
本当に。
意味が変わんないぐらいおしゃれだったよな。
そう、そうなんだよ。
フレーズの使い方。
いや、だからテルミン上手すぎ事件はあるんだけど。
ルイ君がテルミンやってるときには旧教会のガラスの後ろには木々が立ってて、その木に光が通って、彼全体を薄緑に染めるわけだよね。
なるほど。
すごく細かいなって思ったのは、最初テルミンの映像を聞いた後に、キミちゃんって呼んでもいいっていうシーンがあるんだけど、
キミちゃんが喋るときは海が背景になってて、キミちゃんが全体画面全体が青くなるんだけど、ルイ君が喋るときは後ろがその映ってる島とか、あとその防波堤の影の色が緑になってたりとかして、
結局その絵全体でキャラクターの色っていうのが常に出てるわけだよね。
なるほどね。
キミちゃんが青色に見えて、ルイ君が緑色に見えるんだもんね。
そうそうそうそうそうそう、ありがとうありがとう。
トツコにはそう見えているっていう。
うん。
すごいそこが徹底して、すごく、だから背景だけを注目して一回見てもいいぐらいだと思ってるんだけど、
へー、なるほど。
教会に先生の名前忘れちゃったけど、ひよこ先生だっけ?
あらがきゆい。
あ、あらがきゆいさんなんだ。
あのシスター?
うんうん。
先生は綺麗ですって言うんだけど、先生は綺麗ですって言った後の絵はトツコの絵でも先生の絵でもなくて、
ステンドグラスがあの教会で真ん中2つに割れてて、
で今までトツコがいた方が白色のステンドグラスになってて、
先生がいた方が青色のステンドグラスになってて、
なるほどね。
先生の方が色づいているっていうのを表現したりとか。
確かにトツコの方は、確かにな。
なんか、あの服の色が髪の毛と一緒だったり。
あ、そうそうそうそう。トツコは基本的にさ、
あの、まあ演奏、演奏の場合はトツコの方が色づいてるっていうのを表現したりとか、
先生の方が色づいてるっていうのを表現したりとか。
なんか、あの服の色が髪の毛と一緒だったり。
あ、そうそうそうそう。トツコは基本的にさ、
あの、まあ演奏、演奏会のあの服も象徴的だけど、
うんうん。
ワンポイントだけ赤であと全部白だったりとか。
そうそうそうだね、確かに。
そうそうそう。
あの、トツコの見ている世界の彩りだったりとか。
うんうんうん。
まあ、あとあの、ほんとキミちゃんのおばあ、おばあちゃん?
あの、若すぎるおばあちゃん?
若すぎるおばあちゃん、セキシキのおばあちゃんは、
あの、多分テーマから紫だけど、
その、キミちゃんが左、
あの、おばあちゃんが右でいる時の背景にきちっとその、
えっと、キッチン道具が置いてあるんだけど台所だから後ろに。
キミちゃんの方に青いフライパンがあってとか、
その画面全体を見た時の色合いで、
それこそぼやけた世界でも、
今どの色がどういう思いをしているのかって、
まあ、あともちろん影がこっちにあって光があってとかもあるんだけど、
その画面全体で訴えてる。
だから、私たち全体がその、
トツコが持っている世界を色で見るっていうのの、
説得力がこの2時間をかけてすごく増していくわけなんですよ。
なるほど。
で、それがえっと、それがえっと何?
アニメーションというものがその場所の制限を受けずに、
背景に何を置いてもいいし、
その照明の色をどう変えてもいいっていう、
何でも選べるっていう媒体じゃないですか。
そのアニメーションっていう、だから背景何でもいいし、
どういう構図でどういう切り替えをしてもいいっていうアニメーションの中で、
そのアニメーションのパレットの色合いっていうのを突き詰めていくっていうのは、
アニメーションの技術におけるすごく多分大事な部分だと思うんだけど、
なるほど。
その技術を、すごくその技術に真摯であればあるほど、
このアニメーション全体のテーマである君の色っていうのの説得力が上がっていくっていう、
アニメーションのための題材みたいな感じをすごく感じたんだよね。
なるほどね。
その色の作り方っていうのはもう終始感動してしまって、
何度見ても。
だから今日3回目見たけど、3回目見ても色んな発見がまだまだあって。
煮付けうまそうだなとか。
いや煮付けうまそうだよな。
あの学校の服の話で箸乗って止まるところでしょ。
学校マジで煮付け、おばあちゃん料理うますぎるんだよな。
とかな。
それがもう画角の話ではあるけど、
あとこれはもう山田尚子さんが昔から言われている天才的な部分だけど、
アニメーション、その動きに対する感度っていうか、
なんか、まあ軽音とかも作画されている方なんだけど、
昔だとね、軽音が有名かな。
軽音から通定してあるけど、
こういう言い方したら雑だけど、
人の感情を表すのに顔をアップするのは簡単なんだよね、基本的には。
顔をアップさせてそこに表情の変化を映せば、
その表情の動きっていうのは直に視聴者に伝わってくるわけだよね。
直に視聴者に伝わってくるわけだけど、
なんというか、それはある種暴力的というか、
安泰って言うと言い過ぎなんだけど、
なんかそれは力を持ちすぎてしまうカット割ではあるわけだよね。
なるほどね。
山田尚子さんがやるのは、
例えば、2人が嘘ついてバレたシーンとかで、
映すのは彼女らの反省している顔とかではなくて足元なんだよね。
ああ、なるほど。
足元だったり、マニキュアを隠したりとか、
これはありとあらゆるところに言うけど、
足が多いよね、足とか。
なんかね、地面とか足とか、下のアングルがすごい多いなとは思った。
やっぱその、なんていうの、
多分、人が怒ったりとか感情が揺れたときに、
無意識に出てくる仕草の方を捉えることで、
そこで怒っている表情みたいなのを捉えてるんだと思うんだよ。
なるほどね。
それってすごく動きの細部じゃないですか。
キミちゃんを白猫堂で会ったときに、
お金が入っている丸い巾着みたいなのを手で後ろにやって、
それを揉んだりするんだけど。
なんかそういうのって、
人間を観察して観察して出てきている、
動きに対する愛着だと思ったんですよ。
それもアニメーションの尊いものだなと思って。
なるほど。
なんか今、話す予定もないし忘れてたんだけど、
映像研に手を出すなっていうアニメーションのアニメがあって、
そこで人物のアニメ、それこそ動きにこだわる子が、
時間がなくなっちゃってアニメーションを完成させるのに、
こんなにこだわるなみたいなことを言われたときに、
言い返すシーンみたいなのがあるんだけど、
チェーンソーの動き一つ、
人がどっかから飛び降りたときちょっとつまずくとか、
そういう仕草の一つ一つに、
もしかしたら救われるかもしれない、
人がいるかもしれない。
そこに私が私であることっていうのがあるんだ。
私が私であるために、
そういうものを描いていかなきゃいけないっていうシーンがあるんだけど、
ごめん、ちょっとはっきりと思い出せないんだけど、
そういう、左右へのこだわりって言ったらちょっと雑だけど、
例えばその瞼を動かすとか、
そういう仕草一つ一つ、人間の仕草一つ一つの細部に、
その人がその人であったりとか、
その人が受けた感情っていうのが、
言葉で出るよりも表情で出すよりも、
はるかに有弁にそこに出ているっていうのが、
有弁にというか正直にというか、
本当のものとして出てるっていうのが、
を捉え続けているのが、
その価格もずっとすごいなと思ったね。
なるほど。
そうね、そうそうそう。
だから、いつもさ、キミたちはどう生きるかの時とかもそうだったけど、
ちょっと怖くて、
いつもさ、キミたちはどう生きるかの時とかもそうだったけど、
ちょっと構成の話に移ると、
ちょっと脚本的な話。
もうすごい素晴らしいなと思っているのは、
どこから喋ったらいいかな。
なんかどこのシーンからでも話したいことがたくさんあるんだけど、
なんか、キミちゃんは嘘をついてしまうってことだよね。
キミちゃんが。
嘘をつきたくない。
あれも、そこから喋るとやっぱそれもすごい良かったよな。
キミちゃんがおばあちゃんに話を打ち明けるっていうことになるのが。
なんかさ、中道体の話とかをしたじゃないですか。
意志が先にあるんじゃなくて、謝るとかは自分の中に謝るっていう気持ちが満ちて自然に出てくるものであって、
謝ろうと思って謝るものではないみたいなことがあったと思うんだけど。
映画全体にあったけど、やっぱその意志じゃないよな、全部動かしてるのが。
そう思ってしまったっていう偶然で動いてる感じが常にあったよね。
やっぱバンドをやるところの話がまさにそうだけど。
なんか喋りたい、思いついたところから喋るけど、なんかあったらすぐ言ってほしいんだけど。
まあやっぱろうそくのシーンとか素晴らしかったよね。
ろうそくね。
あそこでさ、あそこはすごくよかったんだけど、
ルイくんが言ってたのは、すごいわ、僕たちは好きと秘密を共有してるんだって言うんだけど、
その前にお母さんに友達ができたんだって言うんだけどさ、
ルイくんにとって友達っていうのは、
友達って言うのはやっぱりね、
学校の普通の友達とかじゃなくて、好きと秘密を共有できるっていうことが彼にとってすごく大事だったんだよね。
でその好きと秘密を共有できる場所に入れてすごく良くて、
であの場所っていうのがすごく尊いものだったから、
1ヶ月の報酬活動が終わった後に2人が一緒に来て、
でなんかそれが彼のテーマなわけだよね、好きと秘密を持つっていうことがルイくんの。
ロウソクのシーンはそれぞれの持っている物を喋っていくような場所だと思ったんだけど、
でそのロウソクのシーンはそれぞれの持っている物を喋っていくような場所だと思ったんだけど、
でトツコが一言目に出てくるのが、ルイくんとキミちゃんはとても綺麗だよから入るんだよね。
彼女にとって一番中心にあるのは、
彼女のシーンの中で、ルイちゃんが、
ルイちゃんが一番大事なのは、
彼女のシーンに入るのが、
彼女にとって一番中心にあるのは あなたたちは綺麗なんだっていう
その肯定なわけだよこの肯定する っていうことがこの映画全体の
すごく大きなメッセージだと思 ったんだけど
そうだね
そうだからなんだろう嘘をついて しまおうが嘘をついてしまうキミ
ちゃんであろうがなんだろうが あなたの色は綺麗なんだっていう
その絶対性みたいなものをトツ コは常に持っているわけだよね
だってあなたは綺麗なんだもの っていうそれがすごく彼女の中で
それが何よりも大事なわけだよね だからキミちゃんがいなくなった
とき世界はモノクロになったわけ だけど
その何よりも大事だっていうこと を打ち解け合うときにトツコが
あなたが綺麗であるっていうこと を真っ先に言うのがとても尊かった
しそこからラストシーンに行く と最後ジゼルをさあれは卒業式
の日らしいんだけど説明を読んだら そうかなと思ったのに卒業式の
日に中庭でジゼルをもう一回踊 ったときに彼女は自分の色が見え
たってなるわけだよねであそこに あるのは何て言うんだろうなあ
何て言うんだろうちょっとあれ だけど僕はあの見えたのところ
がとても素敵だと思ってて中庭 って真ん中に丸くて青い噴水が
あるわけよその青い噴水から彼女 の踊りを撮るんだけど彼女は学校
から出て青い噴水にあるまでの 道で踊るわけだよねであの青い
噴水っていうのはキミちゃんが 辞めるときにあそこでぼーっと
しているっていうカットが本当に ちょっと出てくんだけど辞める
ってなったときも噴水の水に反射 しているキミちゃんが一瞬映る
んだけどであの噴水の色とかを 考えたときに僕はあれがキミちゃん
だと思ったんだよねあの噴水が 象徴としての僕はあのラストシーン
を見たときに彼女トスコはさあなた は美しいんだよっていうことを
言ってさ言ってキミちゃんと出会 ってあなた美しいんだよって言って
学校からキミちゃんまでのさ家庭 の中でさ踊っていることによって
自分の色に気づくわけだよ
なるほど
なんかこれってすごく本質的という かなんかあの映画のタイトルの
前にあるのは私の色はどんな色 なんだろうってこれはキミちゃん
キミちゃんじゃないトスコのさ私の 色はどんな色なんだろうってタイトル
クレジットが出るわけだから彼女 にとっては自分の色が何なのか
を見つけるっていう話でもある わけだよねこれはあの高校生を
取り扱う問題としての一つのまあ アイデンティティっていうとちょっと
またずれてくるけど自分って何 なんだろうっていうそれを見つける
っていう3年間を描くっていうの が多分そのオープニングからある
テーズなんだけどそれがさ見つかる 場所はさその自分があの変え変え
変えられないものを変えられない ものとして受け入れる覚悟をください
だっけ
冷静さは
そうなんかそのその
勇気
そう勇気変えるものを変える選択 をするのと変えられないものを
変えられないものとして受け入れる 覚悟をくださいっていうその変える
ことのできないものについてそれを 受け入れるだけの心の平穏を与え
くださいかだから彼女にとって バレエが好きっていうのは変える
ことができないものだったわけ だからそれをそのバレエを踊っている
それをキミちゃんとの間の中で 踊っている私とキミちゃんの間に
いるときにあなたの色が綺麗だよ って言っているその最中において
彼女は多分自分の色が見えたんだ と思うんだよね
うん
確かに
なんかすごい尊くないですかそれ って言う
確かに
つまりさその自分で自分の色を 探してるんじゃないんだあなたが
素敵なんだあなたが素敵だって いうことが私には分かっている
っていうそのそれであなたと一緒に 何かをやるその過程で自分の色
が分かるっていうのは
うん
かなり反射光なわけだよねあなたの 光の
なるほど
あのキミちゃんの見えたっていう シーンは美しいなと思うだから
そのシーンはあのなんていうんだろう そのキミちゃんとの過程のキミちゃん
とトツコの二人の関係性の過程 の中にそれがあったっていうシーン
でもあるし変えられないものを 変えられないものとして受け入れた
っていう彼女のそのあの一つの 達成としてジゼルを踊るっていう
シーンでもあるし
うん
なんかそのいろいろ重なってる シーンだと思うんだけど
なるほどな
うんその最後のシーン本当にいろん な要素がこう一気に重なっている
なと思ってて
うん
でその過程が大事っていうこと 結果は結果ではなくてそこで
そこに向かうまでが大事だっていう のはやっぱりずっとそのあの映画の中にあって
うん
まずあの映画で何の変化も起きてない のは演奏シーンだけなんだよね
はいはいはい
演奏シーンはマジで別に演奏が 素晴らしいだけであそこの歌ってる
最中に本人たちがあって気づいた 時間がゆっくりになってあこういう
ことだったんだみたいなモノローグ とか入らないわけだよね
はいはいはい
そこに行くまでの間の中に全部が あって
そうだね
うんなんかあの時代のシーンは 素晴らしかったしでそこからもう
1カットして防波堤のシーンになる わけだけど
うん
で今もちょっと喋ったけどなんか あの3人の関係性って実は結構特集
で
うん
ひめちゃんとトツコの2とルイ くんの1だと思うわけ基本的には
うんうんうん
基本的にはルイくんが1でルイ くんの2人で行くし2人で帰って
いくし
うん
でトツコはキミちゃんのことが好き 恋愛的な好きとは違うけど
うん
でキミちゃんはあのルイくんの ことが恋愛的に多分気になって
いるんだけれども
うん
なんかそこによって2人で会うみたいな シーンはないわけじゃない
うんうん
基本的には1対2であってえっと これそうじゃない面も多いけど
キミちゃんとトツコの物語をルイ くんが見ているっていう構図でも
あるんだよねあの映画は
うんうんうん
ちょっと大反射的っていうか
でそうなった時にあのシーンっていう のはだからそのあのラストの棒
派手で頑張れって叫ぶシーンで 1個入ってくるのはもちろんえっと
キミちゃんがずっと自分の気持ち とかをうまく言えないでいたけど
言えるようになったっていうその キミちゃんの達成でもあったわけ
だけど
うんうん
正直に自分の気持ちを言えてよかった ねっていうシーンでもあるんだけど
それと同時にあの物語の客観的 視点だったルイくんが出ていく
シーンでもあると
うん
であのシーンでもっともやっぱり 僕が感動するとこはルイくんが
閉まれて出ていくときに紙袋に 入れてテレビを持ってってるとこ
なんだよね
はぁはぁはぁ
彼はやっぱり好きと秘密っていう 場所に帰ってこれるっていうこと
を
うんうん
もしかしたらあのバンドがなかったら 持ってかなかったかもしれないけど
なるほど
彼が大事なのはやっぱそのこの 大学に行っても好きと秘密っていう
のを持ち続けようっていうことを
そうだね
ここで持っていると
うんうん
っていうのがまず載ってるし
うん
でえっとあのキミたちはどう言 ってるかの時も言ったけど基本的な
物語ってのは行って帰ってくる っていう構造なわけだけど
うん
あの物語っていうのは最初その 白猫に誘われて
うん
トツコがあのグーグルマップでは なかった本屋に偶然たどり着いて
しまうっていうその迷い込みから 始まってるわけだよね
うん
天と地露で言ったらトンネルの 向こうに行ったしキミたちはどう
行けるかだったら塔の中の世界に 入っていくっていうその迷い込み
によってあるそのあの3人が出会 ってバンドができるっていう物語
があるんだけど
うん
その物語から帰っていくシーン でもあるわけだよね
うん
あのラストのシーンっていうのは
はいはいはい
つまり僕たちあのキミちゃんと トツコの物語を見ていた外部である
ルイ君っていうのはニアイコール 視聴者の僕たちなわけだよ
うん
僕たちを現実の世界に返すっていう あれは儀式でもあるわけだよね
うん
トンネルから出ていくっていう この世界に帰っていく映画が終わる
っていう
うん
でその何応越するような頑張れ っていうのはそのルイ君に向け
たものでもありながらあれはその これからの世の中を生きなきゃ
いけないあの劇場にいる若者たち に向かっての頑張れでもあると思
ったわけ
うん
マジかなるほど
あの頑張れっていうメッセージ っていうのはそれこそキミたちは
どう生きるかでこれから火の海 になる世界だって言ってたけれども
うん
その現実世界においてはなんか 本当に10年前とは暗いものにならない
ぐらいなんかこう戦争の影も見えて くるわ
うん
なんか世の中いいことが起きる 感じがないわけだけど
うん
その中でも好きと秘密っていう ものを紙袋に入れてで頑張れ
っていうそのすごく何あのキミ ちゃんの声っていうのは
うん
映画全体の最後の背中を押すような ものだったと思ったわけだよね
うん確かに
だから頑張れって言うっていう その何肯定感肯定感って言うの
分かる分かる
そのあの映画のこの時代に対する メッセージみたいのもそこにあった
って言ってなんかすごかったな って言う
なるほどね
うんそうだからなんか最後ら辺の シーンは本当に何重も重なってて
いろんな話が
うん
こういう意味でもあるしこういう 意味でもあるっていうのが多分
もっともっといろいろ重なってる んだと思うんだけど
うんうんうん
いやだからそのキミの色っていう タイトルもいいよねもちろんキミ
ちゃんの色でもあるわけだけど
それは最初最初思ったよね
そうそうそうキミの色なんだって
そうそうそうそうでもちろんその さキミちゃんキミちゃんの色っていう
のが美しいっていう話になってる けどこれはどんどんそのやっぱり
その最終的には映画を見ている 人たちに向けたキミでもあるわけ
だよね
うんうん
あなたは美しいっていうことを だから頑張れよっていうことを
言っているわけだよすごく直接 的に
うんうん
なんかまあでも何もちろんその あの映画最後に虹色のテープが
開いて空に抜けていくっていう のもそのトツコは多分恋してる
キミちゃんが虹色に見えたっていう 前のシーンとの繋がりでトツコ
の見えてる世界の虹色みたいな のが見えててすごく綺麗な終わり
だったけど
うん
なんかそこを重ねる以上にやっぱ その何て言うんだろうなこの時代
に対するメッセージの強さみたい のもすごい感じたんだよね構成
の才能にもうめちゃめちゃ支え られてるなっていうのもあったし
やっぱルイくんの才能がやっぱり 出てるよねあのもう全部打ち込もう
わっていうルイくんのその
あの
才能を打っとくわっていう
やっぱり音楽が好きで
うん
これをこうねあとを継ぐだのに こう隠しながらそうやってたあそこの
音楽が好きな部分がちょっと爆発 してたなっていうちょっと才能
えぐいなっていうのが
まあちょっと見えたねあそこで
まあ
サウンド良すぎたから
まあその本当に前提としてはテルミン 上手すぎるしね
ちょっとテルミン上手すぎるんだよな
そのテルミンの操作の難易度みたい なのは分かんないんだけどその
フレーズ感よね
やっぱりテルミンっていうのも
うん
独特の音色っていうのはもちろん 魅力だし
うん
何が魅力ってやっぱり音と音の 境目が曖昧なことで
あーいいこと言うね
音と音の間が見えるんですよ
なるほどね
そこがこうシームレスに変わる じゃないですか基本的に
はいはいはいはい
だからその間を聞かせる楽器だ と思って
あーすごいななるほど僕はその テルミンがさ
うん
やっぱどうしてもそのアニメーション としてその音を可視化できる楽器
だなと思ったんだよね
うんうんうん
やっぱそのアニメーション的な 意味でのその音の動きみたいな
ものを捉えるものとして見てたけど 確かに音と音の間がそうだよね
そう
入院って変わるもんね
そうそうそうそうその入院を聞かせる 楽器かなっていうのもあって
ずっとその間を描いてるのもあったん だけど
うん
その間の扱い方がちょっとテルミン 上手すぎと思って
テルミン上手かったなあ
いや良かったなあ
うん
いや確かにその音楽が良かった っていうのは僕も感想にあった
けど
うん
そうかその惑星のところとかは 気づかなかったなあ
レタス太郎とかね
え
え
あのレタス太郎とさポッティと ジョイフルでしょ
えごめんごめんごめん全然ない っていうか分かんないんだけど
3回見た本当に
あーはいあれねあの風邪の時に 枕元に置いてくれてるやつね
そうそうそうそう
もうそのキャベツ太郎で見えて たからさ
いやレタス太郎とポッティとジョイフル でしょ
いやめっちゃ見てる
あとあのあれねキミちゃん来て から食べてるのはあのパイの木ね
パイの木ね
パイの木
うん
やっぱそこだなあと思って
なんか別にこれが何とかではない けど思い出したから言うけど
うん
あの最初の3人でアイス食べる時にさ
はいはいはい
アイスが青赤緑なんだけどさ
うん
ルイ君は緑食べるんだけどさ
うん
キミちゃんはキミちゃんが最初バニラ を選ぶのが
キミちゃんじゃないトツコがまず 最初バニラを選ぶんだよね
キミちゃんの色を選ぶのが
うんうん
でそのルイ君はルイ君の色を選んで キミちゃんはその余ったというか
赤色を選ぶんだけど
うん
あそこいいですね
トツコのキャラクター性と
うん
あそこシーン割とパッと変わって パッとセリフあったと思うんだけど
うん
バニラのバーから始まる互換が 良かったですね
いやーどこ見てんのこの人
すごい
バニラのそのバーってやっぱり あれぐらい勢いづくよなと思って
確かに
一発目三択の中から選ぶバニラ のバーの破裂させ方が
これまでのトツコの描き方と一致 してるなと思った
確かに
うん
バニラ
バニラ
そうそうそうなんだよね
おもろっ
なんか今それで思い出したけど
うん
トツコのあの里帰りを描いている のは
結構僕は重要だなと思ってて
はいはいはい
あの子でそのバレエのことを思い 出すっていうのもあるんだけど
うんうん
なんかあのお母さんが最後何度 でも帰ってきていいからねって
言うじゃないですか
うんうん
なんかあれも結構最後に効いて きてると思ってんだよね
なるほどね
なんかその旅立ってしまったみたいな
うん
青春が終わったじゃなくて
うん
またこのこれを持って帰ってく ればいいじゃないかっていうような
はいはいはい
ちょっとしたそのまあ肯定感の プラスにつながっているような
気がするあのお母さんとのシーン は
なるほどな
うん
なんかもうこれで一生の別れだ みたいにはさせなくていいっていう
かなんか
それをやることで
そう
なんていうのドラマツール的に ちょっと綺麗っていうか切なく
ているみたいなのがあったとして も多分なんかその切なさとかより
も本当に今を生きる若い人たち に対して生きることへの肯定感
を与えたいっていう気持ちがすごく 強いんじゃないかと思ったんだ
よね
そうねずっとだからそのあなたの 好きに正直になさいっていうのを
ずっと言ってるよね
そうそうそうそんでそのトツコ が最初のさボイスメモを送るとき
もさみんな笑わんじゃないそれ に対して
うんうん
やっぱそのあのすごく最初のところ ってやっぱ恥ずかしかったりする
けどあれがあれをみんなが受け入れて くれるっていうのはやっぱすごく
なんていうんだろうそのものを 作って出していろんなリアクション
されてきた人からするとすごく 重要だなと思って
うんうん
ああやってそのちょっと思いついた ことをやってみたんだよって言った
のに
うん
最初のコメントに対していいねそれ ってなって
うん
続いていくってすごくいいなと思 って
確かにな
見てました
ああ
これあのあのあの図書本屋での出会い に対して曲ポップだなと思った
もんな
確かに
一発目なそれをねちゃんとこう
そうそう
一発目の練習でやってるもんな
うん
本屋の出会いでキミちゃんは多分最初からルイ君を意識してるんだけど
多分何度か来てたんだよね
そういうのを描かないのもいいなと思った
あそこで初対面でキュルキュルするというよりは多分何度か見てて
あ、あのお客さんだってなって
見えてる感じがあったりとか
その背景を描かないと言うとさ
キミちゃんのおばあちゃんが最後ビビアンのめっちゃかっこいいドレス着てさ
大歓迎やってきてさ
であそこの校長先生と踊ってるわけだけど
多分何かあそこは同期だったりしたんだと思うんだけどさ
なるほど
で何かそれこそそのおばあちゃんの方が途中で退学したのか分からんけど
何かおばあちゃんの方が多分やさぐれててみたいな
何かいろんな背景が見えるんだけど
何かそれを触れすぎず
あ、そういう人なのねっていう風に
そのままに捉える感じっていうのが良かったら
いやキーワードはほんと間だと思ったな確かに
ほんとそうっすよ
いきましょう
これはもう帯にもなってて
これを帯にもなってるし
本では最終集になってて
正直この歌っていうものが
この歌集を支えてるよなって思うんだけど
月を見つけて月いいよねと君が言う
僕はこっちだからじゃあまたね
長井優さんの歌ですけど
この君が言う僕はこっちだからじゃあまたねの間には
スペースが2つ空いてるんだよな
はいはいはいはいはい
なんかそれもあって
長井優さんの歌っていうものが
僕の捉え方が大きいかもしれないけど
長井優さんの歌って
特定の感情とか特定の心情みたいなものを
方向づけるものではなくて
ただそこに
ただ景色がそこにあるみたいな
長井優さんはそういう歌が多いなと思うんだけど
月を見つけて月いいよねと君が言う
僕はこっちだからじゃあまたねっていうのは
この本当にこの月の歌を見て
月に仕上げて
月を見つけて月がいいよねって
君が言う僕はこっちだからじゃあまたねって
っていうのは
この本当にこの月の歌を見ると
この 本当にこの月の歌を見てきた
月に対しての思いを寄せていけば寄せていくほど この歌が色づいていくっていうか
僕らは今ちぐさそいちさんの次にこれを見てるから やっぱりなんかこの
僕はこっちだからじゃあまたねっていう間の2つのスペースとか 月いいよねって君が言った時の
月と月と君に対し月と君が持っている親近感みたいなものに はこっち側ちょっと距離を感じるような
なんかこのじゃあまたねっていうものが結構大きな別れのように捉えられるけど 方ねなんかちぐささんからの文脈でそれを感じているような気もするというか
寂しいの うん
ちぐささんがいうそのこっちまぁこっち月とこっちっていう2つのモチーフがあるから ちょっとこの衣装選んだんだけど
僕はこっちだからじゃあまたねっていうのに なんかね
たぶん月いいよねと君が言ってから沈黙があったんだよね なるほどね僕はこっちだからじゃあまたねその景色が何を表しているとかではないんだけど
なんかこの月の歌の終わりとしてすごい よかったしなんか感じるものはあるんだけどそれが何色なのかわかんないみたいな感じだったから持ってきたんだけど
なるほどなぁ 月を見つけて
月って見つける 見つけるよね
いや見つけるね 月見つける時あるよね 探さずにあっ月あるなって
そうだね 月いいじゃんってなるね
でいいよねって 何でもない会話だよね
うん なんかその何でもないもの
何でもないものなんだけどそれが結局 別れの合図になっているのが
何なんだろうねその 何かが何かその
何かのきっかけになってしまったように月いいよねが いろいろ捉えられるな
あとこの さっきの
歌とこっちの歌とさどっちもその 文字数で見ると綺麗な型にはハマってないわけじゃない
うん そこに対する
そのリズムの外れ方みたいなのが全然 印象として違うというか
さっきのやつは そこで終わらないはみ出し方へのその
インパクトが結構あるのよ 歌読むに
わかるわかる これに対してのこっちは
結構文脈の区切れで言うと結構トリッキーな あれな割に
全然そのなんともないっていうか そうだね
そうその それがなんかね寂しい
うわぁうわぁ その外れ方になんでもないその摩擦のない
スーって入ってくるのが すごく寂しく読んでしまう
うわぁちょっとまた泣きそうなんだけど 怖い怖い怖い
うわぁそりゃすごい話かも そうじゃん
寂しいわこの歌 それすごいあるかもなんか
波長なのに月を見つけて月祈ると君が言う 君が言うの575のところでは2つスペースが開くのも
なんか すごくすんなり読めてしまう
確かに向こうのやつには 姉がいてるみたいな月だよこっちよこっちに
あなたとの 関係を所謀している
姿勢が見えるんだけど 僕はこっちだからじゃあまたねって言ってる時に
もう そのあなたに対する関係性の意図みたいなものが
諦めているのかわかんないけどスッと この2人は
別れた後振り返ってバイバイをしないんだと思う そうなんだよなんかザラザラがないんだよね
そうだねLINEもしないんだろうなぁ
別れた後 そうね
いやまぁこのザラザラの無さっていうのがもしかしたらその深愛のアレなのかも しれないけど
でもそうだねこのスルッと読めてしまうっていうのもおっしゃる通りな気がする
寂しいね 寂しい
寂しいです
いやそんな そんななんか
澄ました顔のザブングルみたいに
寂しいです 寂しいです
澄ましたザブングルいいね いやいいですね
いいですねー ありがとうございました