聴覚とインタレスト
LISTEN to me! presented by Campus
LISTEN to me! 19個目のエピソードになります。
ちょっと間が空きましたけれども、
今日はですね、
LISTEN for What?
ちょうど、何個目かな?
13番目のエピソードで、
LISTEN to What?ってやったんですけど、
今日は、LISTEN for What?
というタイトルにしてみたんですけど、
我々は、
耳を傍立てたり、
耳を傾けたりして、
聞くわけですけども、
for What?
なんで聞くんでしょうね?
何のために聞くのか?
何のためにというより、なんで聞くのか?
もっと言うと、耳は何で発達したのか?
そういう話にすると、
結局、
五感の一つなわけですよね、聴覚ってのはね。
これはやっぱり、目もそうだし、鼻もそうだし、
舌とかそういうのもそうなんだけど、
結局、
世界を知るというか、周りに何があるかを、
知覚するというかな。
知るために、やっぱり耳は発達したんですよね。
耳という聴覚が。
だから、とりあえずは世界を知るために、
聞くと。
周りに何があるのか?何が起こっているのか?
今、自分はどんな環境にいるのか?
私、犬飼っているんですけど、
犬は本当に耳がよく動くんですよね。
耳を立てるという言い方がありますけど、
人間は耳はあまり立たないんですけど、
犬は本当に耳が飛行機になったり、立ったりね、
後ろの方を一生懸命聞こうとしたりとか、
面白いです。
危険を察知すると、そっちの方に耳が向いたり、
あるいは興味のあるものがあると、
そっちに耳を立てるんですよね。
人間の場合には耳を傾ける
リッスン・ウィズ・アテンションなんていうのも、
14番目のエピソードでしゃべったりしているんですけど、
結局、耳を立てたり、
耳を傾けたりするときってのは、
例えば危険を察知する。
それから興味のあるものに耳を傾ける。
あるいは何か関心のあるものがあると、
そっちに耳を立てる。
あとは何か利益になることね。
利益になることがあると、
そっちに耳を傾ける。そば立てる。
英語で言うと、
インタレストという言葉を私はよく使うんですけど、
インタレスト。つまりインタレストを感じたときに、
興味・関心・利益。危険もインタレストですよね。
一種のね。そこに利害が絡むわけで、
身の危険を感じる。
インタレスト。そこにインタレストがある。
インタレストという言葉は便利な言葉なんで、
私はよく使うんですが、やっぱりインタレストに
耳を傾けるんだと思ってるんですよね。
ただ単に世界を知るために
発達した聴覚・耳なんですけども、
やっぱりそこでインタレストというものが
結びついてくる。
なんでインタレストが結びついてくるのかというと、
これは
これも私の言い方なんですけども、
結局
耳を立てる行為と危険・興味・利益
人間もそうだし犬もそうなんですけど、
生きてるわけですよね。当たり前なことですけど。
生きて行動してるわけですよね。
別の言い方で言うと、実践してるわけです。
動いてるわけです。
次の瞬間がある。未来があるわけですよね。
次の瞬間、例えば危険に晒されないために
耳を立てる。
常に耳を立ててるのはウサギもそうですけど、
やっぱり何か危険を察知したら逃げる。
そのために耳を立てるわけですよね。
だからここでは行為とか
実践ということが結びついている。
何か次に、Doですよね。あるいはアクション
することと結びついて、
やっぱり耳を立てたり、耳を傾けたりしている。
これ人間もそうだと思うんですよね。
結局聞くということ自体が
やっぱり実践的な事柄だという、
プラクティスだということと、
あとやっぱり次の
ネクストプラクティスというか
ネクストアクションというかな。
次の行動とやっぱり結びついているという。
つまり動きの中にあるということですよね。
死んだ人は耳を傾けないわけですから。
もう一つ。
例えば犬が耳を傾け、耳を立てる。
逃げたりするわけですよね。
あるいは興味を持ってそっちに行ったりするわけです。
例えばおもちゃのボールが鳴ると
そっちに犬は行く。
誰か好きな人の声がしたらそっちに行く。
あるいは何かちょっと怖い音がしたら
逃げる。
耳を立てながら逃げるんですけど。
これっていうのは実は記憶とか経験と
結びついているんですよね。
最初から持っているというよりも
生まれ落ちてから経験で
それが記憶になり、こういう音がした時は危ない。
こういう音がした時は何か面白いことがある。
楽しいことがある。
そこでこれは結局予測。
つまり次の瞬間にはこれがあると。
危険があったり、美味しいものがあったり
楽しいことがあったりという
常に時間の流れの中にあって
予測を立てているんですよね。
記憶に基づいて。
記憶を呼び起こしながら
予測しているわけですよね。
次の行動にとって
それがプラスなのかマイナスなのか。
ということは、まあどうでもいいことを考えているわけですけど
結局我々は何のために聞くのかというと
世界を知るために聞いているんだけど
やっぱりこれは時間軸が入っていくんですよね。
未来のために聞く。
未来のために聞いている。
問題はどういう未来に
それがつながるのかということですよね。
それを予測しながら動く。
経験に基づいてね。
いい未来なのか危険な未来なのか
楽しい未来なのか
美味しい未来なのか
利益になる未来なのか。
そんな形で耳を立てる。
耳を傍立てる。
社会的な動物とインタレストの関連
耳を傾ける。
そういう意味では
ちょっと前に話したListen to what
何を我々は聞いているのかというときに
何を聞くか、
どういうアテンションで聞いているのか。
あるいはどういうテンションで聞いているのかというときには
これは実はインタレストという言葉ね。
あまり今まで使ってこなかったんですけど。
インタレストと結びついている。
耳はインタレスト
を察知する。
そういうことかなと。
まあ。
私は思っているんですけどね。
私の答えはインタレストを聞いている。
あるいはインタレストのために聞いている。
そんなことかなと思うんですが。
今度次の問題は
インタレストを聞く。
あるいはインタレストのために聞いているとすると
インタレストのために聞くことは
一体
何につながるのか。変な言い方ですけど
結局ここではまだ
一人の人間
あるいは一匹の犬
一匹のうさぎ
うさぎは一頭二頭というのだったっけ(一羽二羽でしたね。笑)
忘れちゃった。違う。
一人の個体が聞くという話なんだけど
ところがね
人間は特にそうだし犬もそうなんですが
社会的な動物なんですよね。
だから社会の中で聞くわけなんですよね。
大自然の中で
自分しかいないところで音を聞いているわけじゃなくて
もちろんそういうシチュエーションもあるんですが
多くの場合、社会的な
つまり他にも人間がいる。他にも犬がいる。
他の動物もいる。
そういう中で何かを聞いているわけですよね。
その社会性の中で
インタレストを聞いているということなんですよね。
単なる自然界の中で
インタレストを聞いているのではなくて
社会的な世界の中で
インタレストを聞いているという
ふうに考えるとその聞くという
しかも未来に向けた
実践と結びついた聞くという
行為自体がいろんな意味を
今度は持ってくるんですよね。社会の中で。
社会性の中でね。
そんなことをね
次はちょっとあれこれと考えてみようかなと
思っているんですよね。
とりあえずは
リッスン for Whatというね
クエスチョン・マークから始まって
前回13番目のエピソードから
リッスン to What?から
それに関連してアテンション・エクスペリエンス・テンション
ノイズ・フェイスまで来たので今度は
リッスン・フォー・フォワットというのを出発点にして
ちょっとあとインタレストという言葉とか
アクションなんて言葉をキーワードというか
手がかりにして
特に社会性
ソーシャリティの中で
ここにはコミュニケーションということも当然出てくる
わけですよね。他者の声を聞く
自分の声を聞く
そんなことも関連してくる
そんなことも含めてちょっと
次はちょっと考えてみたいな
と思っているんですが。
リッスン・トゥ・ミー19回目の
エピソードでした。ではまた