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はい、バーニング大家のアウトプット読書術、本日の一冊は、「はじめて哲学する本」こちらを紹介させていただきます。
著者は藤原和博さん、1955年生まれ、1978年に東大経済学部卒業後リクルートに入社、そして2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として和田中学校の校長先生を務めるという教育者の方ですね。
藤原さんの本は過去にも紹介したことがあるんですけれども、この教育理念というか考え方が僕は好きなんですよね。
こちらの一冊は2010年に発刊されているんですけれども、中高生向けに書かれているかなという学校に通っている子どもたち向けに書かれた
人生で初めて哲学という学問を考えてみようっていうそういう一冊なんですよ。
考えたことありますか?哲学ってなかなか大人でも向き合う機会って少ないのかなって思うんですけども、そもそもね
身近なことから何でもいいんですよ。大人の常識を一旦疑おうっていうふうにおっしゃってるんですよ。
例えば、も服ってなんで黒いの?なんでやろって言われてみたらね、考えたことないなぁ。
白い服着ていったら失礼やろ、なるけどなんでなんやろ、なるじゃないですかね。こういうこともちょっと調べてみればインターネットではこういう答えが出てきますよ。
辞書ではこんな答えが出ると、明治30年の皇室の葬儀の時に、日本で行われた葬儀で列強諸国のこの方々、来賓の方っていうのが黒い服を着ていたから、その目を気にして黒に統一されたんだよ。
これが明治の話なんですよ。だからその江戸までっていうのは基本的には白少族って言いますよね。死者は白い服を着るっていう、それが一般的だったのが黒に変わったと。
でも一般に広まるのはまだ先の話で、第二次世界大戦、この後に戦死者が急増して、貸衣商屋さんが白い服をいっぱい貸し出してたんですけど、それではもう汚れてしまって商売ならないから、汚れが目立ちにくい黒い服に統一していったっていう経緯があるそうなんですね。
なるほど、調べてみるとそんな理由があったんだねってことなんですが、これも一書説に過ぎないってことなんですよ。つまりは答えが明確にこれというものがないことについて考えること、それが哲学ですっていうことで、これを考えることが実は人生を豊かにするために必要なことなんですよっていうふうに問い続けられてるんですよ。
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大人の常識は一旦疑おう。上手な疑い方があるからこれを教えてあげましょう。唯一の正解なんかないけれど、この2つ意識してみてはどうですか。
1つ、問いかけ続けること。そして2つ、疑うこと。これを人生においてありとあらゆる部分で、これ本当にそうなのかなって思ったら問いかけてみよう。なんでなの。そしてそれって本当にそれが正しいのって疑ってみる。これが人生について哲学することだっておっしゃってますね。
だから何でもいいんですよ。身近なテーマから考えてみようぜってことで、僕もこの中でいろいろ紹介されてる全部興味深い紹介したいんですけれども、時間の関係で3つ取り上げさせていただきます。まず1つ、なぜ学校では掃除機で掃除しないの。あるよね。なりますよね。確かになって。基本的にこれは学生向けに出されてるんで、その学生目線でこんな疑問あるんじゃないのっていう問いかけをされてるんですよ。
なんでなのかなっていうことについて。まず便利ってものが何なのかっていうのを考えてみよう。世の中どんどんどんどん便利になっていきますよ。機械化されていってね。三種の仁義だとかそんな風に言いますよね。で、機械化オートメーション化されていくことによって人の労力っていうのはどんどん減っていってるわけですよ。それに伴って工夫をするとか、その想像力を働かすっていうことがどんどん衰えていってるんですよ。
だって勝手にスイッチ入れれば掃除できるんですから。でもそれをあえて放棄とチリ取りでやるっていうことで、効率の良い掃除のやり方とか、人と協力するっていうそのチームワークとかね、人間関係協調性とかを身につけることができるんですよ。だからね、これを整理するとオートメーション化、便利なものを使うことによって、この3つこれがね、気をつけなきゃいけないよっていうことをおっしゃってるんですよ。
1つがコミュニケーション技術が欠如してしまう。そして2つ目、知恵を出して工夫することが失われてしまう。そして3つ、リスクとかストレスへの耐性が身につかない。
しんどいことをあえてやることによって我慢するとか、そういうことを身につける教材として、あえて昔の掃除道具を使うっていうことをやってるんだよって、そう考えてみると、なるほどなと家に帰れば誰でもできることをあえて学校で学んでいるんだね。コミュニケーションとか知恵を出し合うこととか、リスクとかストレスへの耐性を身につけてるんだっていうふうに考えてみたら、ちょっと捉え方変わりませんか?
っていうことを答えとして、藤原三流の答えとして投げかけておられますね。2つ目、挨拶できない子ってそんなに変ですか?挨拶っているのかな?ってなりますけど、それはね、いろんな考え方ありますよ。これも答えがないことなんですけど、やっぱりね、人と会った時におはようございますとか、ごちそうさまとかいただきますっていうことって、
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その人に対しての感謝だったりとか、自分は元気ですよっていうことを表したり、やっぱり人は一人では生きていけないからコミュニケーションを取るためのそのきっかけに過ぎないんですよ。
だからその何もきっかけがなかったら、こう会話が始められなかったりとかね。だからそれは本当に人と人とが出会った最初のコミュニケーションの挨拶っていう役割がまずありますよね。相手に示すこと。
そしてこれはね、人に対してっていうこともありますけど、もう一つ別の考え方で言うと、自分に対してっていう考え方ができるんですよ。
これ何かっていうと、挨拶はおはようございますって元気に言うことによって、僕はOKですよとか、自分は大丈夫っていうことを相手に伝えるわけじゃないですか。
この人元気なんだなって笑顔になって、こっちも笑顔になれるなっていう他人に対しての効果もあるけど、それを自分にも投げかけてるって思ったら、自己暗示で元気になれるでしょ。
暗い感じで言うよりもおはようございますって言ったほうが、俺元気やんって自己暗示かけられない。だから元気に1日過ごせんねん。だから元気に挨拶したほうがいいよね。
こういう考え方もあるんですよって思うと、ちょっと目から鱗じゃないですか。人に対するものだけじゃないんですよ。自分に対しての暗示っていう考え方を身につけるのもちょっと良くないですかっていうね答えです。
そして3つ目、どうして学校で勉強しなきゃいけないのっていうことね。これもね思ってましたよね。子供だったら一度は絶対思うでしょってことなんですが、
まず勉強なんでしなきゃいけないのっていうことについての藤原さん流の答え、それは信用の送料の積み上げなんだよっていうふうに答えてらっしゃるんですよね。
これも答えのないことですけど、そういう考え方なんだ。信用つまりクレジットということで、それを送料を積み上げていく信用力って言いますよね。
勉強していくこととか、学級委員長になったあの人とか、やっぱり勉強ができるっていうことはそこにつまり信頼が生まれるんですよ。勉強できないよりもできる方が成績悪いよりも良い方が先生とか周りからの見方としてあの人はきちっと頑張ってちゃんと成果を出せる人だという信用が積み上がってるんですよ。
それは勉強できるできないじゃない。それはあくまでも信用を積み上げるための手段の一つとして勉強というものがあるんですよ。
これを積み上げていく、つまり信用が高い人っていうのはあらゆる夢が実現しやすくなるんです。信用がある人の方がこんな仕事お願いって任せられやすいじゃないですか。
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これはもう仕事するときの会社の面接とかもそうですけど、これは学力っていうのはもう一つの指標に次ぎない。その人が信用できるかどうかを図るために勉強っていうのがあるんだよ。
さらにそれによって集中力とバランス感覚を身につけよう。集中力はいろんなスポーツやるにしても将来大人になってからいろんな仕事するにしても大事ですけど、勉強に取り組むって集中力めっちゃいるじゃないですか。
机に向かってじっと勉強するって大変でしょ。それを身につけられるのってこういう勉強する機会しかないんですよ。
あとはバランス感覚、こういうのを身につけられる。これは遊びとかから身につくんですけど、やりすぎると怪我をするなとか、そういうバランス的な人間関係のバランスとかもしっかりですよ。こういうことを身につけられるのが学校で勉強すること。
家でも勉強はできますよ。でも学校であえてやるっていうのは集団の力を利用しよう。周りが頑張ってるから僕も頑張ろう、私も頑張ろうっていう気持ちになったり、いろんな人がいるからこそ社会問題が発生するんですよ。
いじめとか登校とか校内暴力、さらには外国人の子がいたりとか、経度の発達障害を持つ子もいるでしょう。そこからいろんな考え方が生まれる人間関係を学ぶ場、これが学校なの。一人ではこういうことを学べないでしょ。
そういうことを人間の多種多様性を学んで、それぞれの一人一人のあるべき姿を模索して、関係をつないだり関係を切ったり、こういうことを考えること、それを学べる。だから学校で勉強するんだよっていう風に話されてますね。
いや何にしてもこのね哲学っていう考え方、答えのないことを考えることっていうのは人生を豊かにするんですよ。皆さん一度ね、今一度哲学っていうものに向き合ってみてはいかがでしょうか。はい、そんなわけで本日は初めて哲学する本を紹介させていただきました。
明日も皆さんワクワクと楽しく元気にいきましょう。それではまた明日。