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はい、バーニング王へのアウトプット読書術
本日の一冊は、東大教授が教える知的に考える練習
こちらの一冊を紹介させていただきます。
著者は柳川範之氏、1963年生まれ、中学卒業後、父親の海外転勤に伴いブラジルへ
ブラジルでは高校に行かずに独学生活を送り、その後大研を受けて慶応技術大学
そして東京大学大学院経済学研究科の博士課程を修了し
現在は契約理論や金融関連の研究を行う方々、自身の体験をもとに
主に若い人たちに向けて学問の面白さを伝えている
現役の東京大学経済学部の教授さんでございます。
考える力ってそもそもどういうことでしょうか
考えるって何っていうことを考えたことがないじゃないですか
そういう授業もなかったでしょう。なんとなくいろんな授業を受ける中で自然と身につけてきたものなはずなんですよね
なのでこの書さん、柳川さんがこの本を指摘に考える練習をしようねっていう書かれた意図としては目的は2つ
一つは物事を考えて処理していくためにはどんな頭の使い方をすればいいのか
どんな工夫をすればいいのかそれを言語化して整理しておきたいなという意図があります
そしてもう一つが大量情報時代ですよ
いろんな情報が集まりますね溢れている状態ですよね
そんな時に良い頭の使い方、この情報処理の仕方っていうものをこの柳川さんなりの言語化をもって説明したいなっていうこの大きな2つの目的があるわけなんですよね
いきなり考えてもうまくいかない。だからちゃんとねこのステップを踏んでいきましょうってことなんですが何が大事かと言いますと
物事を抽象化して構造を捉える癖をつけよう
こういうふうにおっしゃってるんです情報ってそのままでは使えないんですよね
一度それを全体を大まかに捉えて自分ごとに転用するってことが大事なんですよ
はいこう言われてもなかなかピンとこないですでも学校の授業ってそうなんです小学校の時とか
例えば算数ね足し算を習うときにここにみかんが3つありますそしてこちらにはリンゴが5つあります
はいこのみかん3つとリンゴ5つを足したらいくつになるかなっていう具体的な事象でしょこれっていうのは子供たちが目にする
スーパーのお買い物お母さんについて行った時に目にすることじゃないですかで足したら8個になりますよ
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っていうことで3たす5は8これが抽象化なんですこの3たす5は8から入られても何のこっちゃ具体的な情報を目にしてそれを抽象化するそこからまた別のところに転用していく具体化具体抽象具体この順序なんです
他にもね歴史の授業とかありますよね小田信長独裁思考で結局ね
過信の明智光秀に暗殺されたっていう話だってこれまず具体から入ってるじゃないですかこのままでは自分ごとには転用できないんですよでもこういうことを抽象化して捉えた時に
会社の今の組織ではだから独裁の部長の言うことは誰も聞かへんのやなっていうふうに転用していけるこの具体抽象具体というこの関係性ね
抽象的に捉えるということこれが大事なんです日頃から抽象化して理解しよう
癖をつけましょうね情報はそのままでは使えないんですよっていうことこれめっちゃ大事で総裁といてください
その上で情報を抽象化する癖を身につけるための3ステップについて解説してくださっています
はい行きましょう3ステップまず一つ目
見機をつかむここなんですよね
言い換えるならばその出来事ニュースを聞いて自分が一言でそのことに対して簡単に表現してみるっていうことです
このステップまず大事です見機をつかみましょうでこれでもう一つね大事なことは正しくなくてもいいんですよね
例えばじゃあとある会社が不祥事を起こしたというニュースを捉えましょうこれによってねいろんな人がいるようにいろんな意見を持つわけですよ
不祥事が生じた原因が大事っていう方もいらっしゃれば不祥事が明らかになったそのプロセスが大事なぜ浮かび上がってきたのか
でも他には不祥事の結果から生じるリストラとか業績悪化これからどうなっていくんだっていうことを捉えるのが大事という人もいろいろ言い張るわけですよ
人によって違う着眼点を持っている同じ考えなんてそもそもありませんよ
だから自分がそのニュースを捉えてどう考えたのか自分の考えを表すというこのことが大事なんですよね
知識は偏りが個性という考え方もあります
そうだから正解なんてない自分の考えを出すっていうことこれを一言で伝える癖をつけるということが大事です
さあそしてね二つ目のステップ共通点を探す
これ共通点というのは何でもいいわけですよ
例えば今食べている料理と使っているカバンどちらも赤色が入っているなぁと
そういう程度でいいんですがそれが何に転用できるとかそんなことは関係ないわけですよ
とにかく何でもいいからテーマを見つけた共通点を探す
例えばシナノ川があってそれとカレーライスこれの共通点は何かな
シナノ川はもう日本一長い川じゃないですか
カレーライスは小学校の人気ナンバーワン給食のメニュー
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だから日本一人気のあるカレーライス
日本一が共通してるやん
こんなことでいいわけですよ
共通点何でもいいそうやって探す癖をつけるということが大事なんです
これができるようになると世の中のニュースを身近な出来事に置き換えることができる言い換えられる
徳川家康の長い政権を江戸時代270年ぐらいとか続きましたよね
これは権力を一極集中させることなんだな
それを捉えて今の現代に言い換えると
そうか一極集中の政権は長く続くんだな
でもそれによって生じるまたトラブルもあるんだろうなとか
でもとにかくこの共通を見つけるという癖を探すということが大事ですよとおっしゃってます
はいそして3つ目
相違点を探す
ですよね
ですよね
まあそうですよね
共通点があればその違う点もあるわけですよ
これも探すコツね
不祥事のニュース
ありますわもうニュースそんなばっかりやな
もうどうなってんねこの世の中はって言うて
また不祥事か
で考えを止めないってことなんですよ
その先ちょっと一歩ね踏み込んでみましょう
例えばじゃあこの間あった不祥事のニュースは
なんか業績がずっと下がり続けてる会社があって
それで役員がなんか応料してたみたいなこと
ねもうやっぱ業績下がってきたあかんやな
苦しなんやな幹部の方からっていう考えもあれば
あれ最近のでもニュースの方は業績上がってるやん
調子いいやん言うてたやんでも不祥事が出てしまう
それは何が違うのかなっていう目線を持つこと
また不祥事かだけで終わったら考え深まらないですよ
似ているなーって思うところで止めないで
あえて違いを見つけ出すというこれは訓練だと
いうふうに捉えましょう
これが情報を抽象化する癖を身につけるための
3ステップですもう一度整理しましょう
一つ目は幹をつかむ言い換え
一言で簡単に表現してみるということ
そして2つ目共通点を探すということ
そして3つ目相違点を探すということ
こういうことなんですよねまとめましょう
考えるとは調理をするということなんです
どういうことですか
これね材料を集めるってこと
情報は常に流れてるじゃないですか
もういろんなインターネットからでもね
街を歩くだけでも情報いろいろ入ってきますよ
それをね全部全部受け流す必要はなくて
かといって自分で取捨選択して
取りに行く必要もなくて
情報の網を張っておくとにかく
もう来るもの全部1回入れてみようっていうことなんですよ
もう取捨選択しない
流れてくるままに1回入れてみましょう
それを一言で言ってみるというね
言葉にする練習をしてみましょう
そして共通点相違点を見つける練習ですよ
その中でも引っかからないものもあるし
1回情報捉えたけど
何か忘れてしまったな
それはそれでいいんです
忘れてしまうのはもうその程度の情報だった
今の自分にとっては必要なかったということ
これも1回通すから分かることなんですよね
また必要だと思えば
その時に取りに行けばいいんですよ
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大切なのは情報を記憶することではなくて
考える癖をつける
こういうことなんです
自分の意見を持っていきましょう
AI時代と呼ばれてますよ
いろんな情報は簡単に集まりますし
これがチャットGPTだとかそういったもので
全部言語化されていくんですよ
そもそもそれはもう時代の流れには抗えない
でもそれを取り出して
自分はあなたはどのような考えを持って
どういうふうにしていきたいのか
それを自分の考えでもって
口に出す人に伝えるっていうことが
何よりも大事なんじゃないですか
そういったことを体系立てて伝えてくださる
そんな東大教授が教える知的に考える練習
この一冊を本日は紹介させていただきました
というわけで明日もワクワクと
楽しく元気にいきましょう
それではまた明日