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文ガチャは、ガチャを回して出てきた番組についてのんびりおしゃべりするポッドキャストです。
文ガチャ霜月の回、椿雷道です。
咲夜です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、ガチャを回して出た目が、古典文学のさわりという新しい番組名。
はい。
実はこれを考えた時は、中心蔵に今も興味があるんですけど、中心蔵の話がしたかったんですよ。
でも中心蔵ってご存知の方も多いかと思うんですけれども、もともとは人形浄土かな。
はい。
なので台本なんですよね。物語になってないっていうか、小説みたいな形になってなくて、しかも手頃なものが全然ないっていう状況があって。
僕はやっぱりちょいちょい言うように落語から入ってるんですけどね、中心蔵に関しても。
で、なかなかちょっと難しいのと、長いのでまとめるのも大変そうなので、ちょっともうちょっと古典文学らしいところから行こうかなと、いうことになりまして、今回はですね、ベタ中のベタ竹取物語ですね。
昔話なんかでは、かぐや姫みたいな言い方の場合もあるかと思います。
では早速、まず2つ先に言っておきたいことがあって、今月の今回の構成は、1週目、今話してるやつがこの物語の概要というか概略みたいな。
あと参考文献は後でお知らせしますけれども、2週目、3週目がまさにさわり。
さわりというのは導入部ではなくてあらすじという意味ですね。
それで最後はこのあらすじを聞いてもらった上で、ちょっと2人であらだこうだ話そうかなというのが4週目という構成で考えております。
はい。
そして参考文献ですが、とてもお手軽な、門川ソフィア文庫という門川出版が出しているシリーズがありまして、これの新訳竹取物語現代語訳付き。
注釈を書いてらっしゃるのが室伏信介さんという方が書いてる本があります。
こちらは原文が前半に載っていて、下に注釈が書いてあって、後半は現代語訳と解説みたいな形になっている本でして。
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もう一つちょっと大きい本なんですけれども、小学館が出している鈴木賢一編千年の百札という本がありましてですね。
はい。
これなかなか今後も使えるなと思ってるんですけれども。
はい。
奈良時代から始まって江戸時代まで、約千年間の百札というかね、百札ってタイトルなんで百札ですけど。
はい。
いろんな作品が紹介されている中にも竹取物語は平安時代の一番最初に入っているという形になっております。
こちらを参考に。千年の百札の方は本当に参考です。
竹取物語っていう門川ソフィア文庫の方を読んでの、組み立てた伝わりを話していくかなっていう感じになっております。
はい。
概要の方はほぼWikipediaだと思ってください。
では早速参りますと、まず一般的に竹取物語は現存する日本最古の物語と言われていて、平安初期に成立したと考えられるが、作者及び正確な年代は不明となっておりますね。
だから先ほど言った千年の百札でも平安の一番最初のところに出てくるっていう風になっているんですけれども、年代はわからない。
なんですが、これがなんで最古とか言われるか。
まあ現存している中で最古というのが正確な言い方で、竹取物語より古い物語もあったかもしれませんが、もう現代には残っていないと。
あと正確に言うと、仮名で書かれている最古という表現をされている場合もありますね。
仮名なんですね。
ということらしいです。
で、このなんで古い最古というか、言われているかって話なんですけれども、
紫式部の源氏物語の絵巻の中に、物語の遺出来始めの親なる竹取の沖縄という表現が出てくるんですね。
だから紫式部のお墨付きをもらっているっていう感じです。
その最古ということに関しては。
ちょっと調べてみて面白かったのが、紫式部はこれをかなり評価してるからこういう表現なんですよね。
日本においてと書いてないけど、日本において物語の祖先であるよと言っているんですが、案の定清少納言はこれに対して割と否定的。
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おそらく清少納言が否定的な理由として考えられるのが、これ物語さわりの方に入ると出てきますけれども、
帝がどう扱われているかっていうところが、宮遣いするものとしてこれを絶賛はしづらかったってことがあるんじゃないかみたいなこともあるようです。
さっきも言った紫式部の表現だと、物語の出来始め、親なる竹取の沖縄と言っていて、竹取の沖縄っていうのが物語のタイトルとして表記されているようです。
これが時代時代で結構変わっているようで、文献によって変わっているようで、
竹取の沖縄の他にも、普通にかぐや姫の物語とか、単に竹取。
この竹取も漢字で竹取と、ひらがなで竹取と、竹だけ漢字で、鳥がひらがなの竹取。
全て漢字で、のが送り仮名ののがつかない竹取の沖縄。もしくは竹取沖縄。
他にも竹取沖縄物語もあるし、あと竹物語というのもあるそうです。
全然竹の物語ではないんですけどね。感じはしちゃうんですけど。
時代時代とか書く人によって表現がまばら。
だから統一はされてなかったっていうことでしょうね。
源氏物語みたいに作者が明確だったら、その人が何て書いたのかっていうのがあるんでしょうけど。
おそらく句伝みたいなものから始まってるんじゃないかなという気はしますね。
人気のある作品でもあるので、近年になってから映像化もされているんですね。
古いところでは1935年にかぐや姫というタイトルの映画があります。
この後に変化級の松本玲司さんが、SF漫画家の松本玲司さんが書いた千年女王という漫画があるんですけど。
これが新竹取物語千年女王というタイトル。
これが1980年から83年にテレビアニメとしてやっていましたね。
映像作品という意味で言っているのでテレビアニメの年代です。
その後に1987年に竹取物語という実写の映画がありました。
これは僕見たことあったんですけど、たしか沢口康子さんがかぐや姫を演じられていて。
ただかなりSF寄りに描かれているし、いわゆる特撮的なものも使われているんですけれども。
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非常に白1983年の特撮なので、今見るとなかなかチープな感じはします。
そして一番新しい、皆さんにも記憶に新しいと思われるのがスタジオジブリのかぐや姫の物語ですね。
最近に近いところの作品としては工業収入があまり良くなかったみたいですし、
予算の方がかかりすぎているっていうのもあったみたいなので赤字は赤字だったみたいなんですけど。
それでも工業収入自体はナウシカより上らしいです。
つまりジブリの急成長がすごすぎるって話なんですけど。
監督された高畑勲さんはその後数年後に亡くなっているので遺作になってますね。
というような作品でございますっていうのが大体の概要というかね。
かぐや姫ってやっぱり人気があるので、漫画でも名前だけで言えばかぐや様を告らせたいっていう漫画やアニメがあったりとか、
とにかくかわいいっていう畑賢二郎さんの漫画も、
僕ちょっと結末の方までは知らないのでわかんないですけど、
おそらくかぐや姫的な存在、ヒロインがですね。
なのかなという作品があったりというように今でも人気が高いのかなと。
これ昔話ってアプローチで捉えた場合、
結構日本では主役が女性っていうのが案外珍しいんじゃないかなと思ったんですよね。
そうですね。
いわゆる漫画日本昔話って昔アニメでやってましたけど、
そういうのに出てくるので言うと、ベタなところで言うと桃太郎、金太郎、浦島太郎に達之子太郎に一寸防止とかって、
圧倒的に男の子、男の若者とかが多い中でかぐや姫っていうのはかなり稀な感じがしますよね。
そうですね。
ヨーロッパだと親指姫とかもあるし、白雪姫とかなんとか姫とか多いじゃないですか。
シンデレラも、姫じゃないけどシンデレラとかね。
そういう意味で言うと、そういう意味でも独特なもの。
やっぱりこの辺は、いわゆるこの手の物語っていうのが、
女性が読むことが前提になってたんじゃないかなとは思うんですよ。
後にね、それこそ紫式部の源氏物語とかも出てきますけど、
このようなものにつながっていくラインだなとも思っていて。
女性が読むのが前提になっているのかなと言うと、基本的に恋愛的なウエイトが多い。
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ある種恋の駆け引き的な要素が含まれたりする作品でもあるので、
当時としては女性に人気があったんじゃないかなとは思いますね。
とりあえず概要というところなんで、そんなところなんですけど。
次回からね、ストーリーのお話をしていくんですけれども、
事前に持っている咲夜さんの印象とか何か、思い出とかでもいいんですけど。
かぐや姫の物語って、急に赤ちゃんが竹から出てきて、
その子が成長したら美しい人になり、
子供用はそこで月に帰っちゃうじゃないですか。
子供用ジムナイルみたいなものって。
恋の駆け引きみたいな部分っていうのは詳しい本を読まないと出てこないので、
最初に5人の男の人が急婚してきてっていう話に触れたときにびっくりしたことがあったなって思いましたね。
いつから知ってんだろうあの話は。
もちろんね、月に帰るっていう話としては皆さん知ってるとは思うし。
だからやっぱり、誰に聞いてもここは出てくるだろうなっていうのは、
鳥の木ながら竹取りに行ったらそこに光る竹があって、かぐや姫がいて。
それが拾われて育ててっていうのは、ちょっと桃太郎とも通じるようなニュアンスがあって。
それがいずれ月に帰っていくっていうね、衝撃的な急にどうしたみたいな話になるっていうところは知ってる方が多いかなと思っていて。
その間に挟まる部分、これ実際長い話でもないんですよね。
僕が読んだ新版竹取物語、現代語訳付きってやつも、
原文で書かれてるところが、普通の文庫本でですけれども、
9ページから71ページなんで、ざっと60ページぐらいですよね。
で、現代語訳が75ページから120ちょいなんで、やっぱり50ページぐらい。
だから微妙なとこですけど、中編か短編ぐらい。
なので、まあまあ短いお話ではあります。
そんな物語についてこれから話していこうと思うんですが、
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その前に、僕が読んだ本が独自につけてるのかどうかちょっと怪しいんですが、
この物語は、僕が読んだ本では10章構成になってます。
これタイトルだけ紹介して、1回目は終わりにしていこうかと思うんですが、
1.かぐや姫の老いたち
2.貴公子たちの旧婚
今ね、さくやさんからお話があった、ここがもう2です。早くも。
3.五つの難題から仏の見石の八
4.蓬莱の玉の枝
5.ひねずみの革着布
6.竜の首の玉
7.蕾の小靴貝
8.三狩の美雪
9.天の羽衣
10.富士の煙
というふうなタイトル付けになっているんですが、
これ1と10はすごく短いので、
プロローグとエピローグなのかなというふうにも印象付けました。
プロローグとエピローグというか、
9番の天の羽衣と1番のかぐや姫の老いたちが、
子供向けの昔話的なものでも出てくるのは1番9番にあたる部分かなと思っております。
ということで、この今の10個を話していくんですが、
次回がたぶん1から7で区切るかな。
8、9、10が後半かな。
僕の調べ方とかまとめ方が悪くて、
後半がすごい長くなっちゃったんで、
ちょっとバランスの悪いことになってるんですけれども。
タイトルの中にあった5つの難題は半端なところで区切らないで、
一気にいっちゃおうかなというのもあって、
そういうふうにしてみようと思っております。
では、次回からメインのストーリーに入っていきます。
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