大河ドラマの導入
今回は、今年始まったばかりの大河ドラマ「ベラボー!スタジオ映画の夢話」という大河ドラマの話をしていこうと思いますが、我々は第1話しか見ていません。
一応、これ去年もやったことなんですけど、僕はNHK出版が出しているドラマガイドっていうのを今回も買いまして。
鎌倉殿から買ってるのかな?でも、だいたい気持ちが失速して、前編後編の後編を買わないっていう流れになってたんですけど。
前回のヒカルキミエから後半にも買ってるんですが、今回は前編しか出てないので、ベラボーの前編を持ってるんですけれども。
去年もこういう話してると思うんですけど、後ろにあらすじっていうのは載ってるんですよ。
大河ドラマ「ベラボー!スタジオ映画の夢話」の第1回から第16回のあらすじってなってて。
作は客本家の森下恵子さんで、構成は中川千恵子さんというふうになってるんですけれども。
このあらすじは放送台本をもとに構成したものです。内容が放送と異なる場合がありますという注意書きも入ってるんですが。
一応1月分ということで考えて、第4回までは読んだんですけれども。
話としては、いわゆる戦国とか幕末みたいに大きく動いていくわけでもないので、
わりとゆったりしたペースなんで、今話す分には1話だけ話せばいいのかなというような印象でおりますというのが前提になるんですけれども。
始まってみて第1話を見てみて、ベラボーどんな印象ですか?
江戸の街のほうとか、江戸の文化の話なんだろうなぐらいに思っていたんですが、
いきなり吉原から始まると思わずに。
なるほどなるほど。
そこから入るんだってびっくりしましたね、まず。
そうですよね。僕もメモでNHKで吉原って書いてるんですけど、
やっぱりちょっと取り上げづらいんじゃないかなみたいな印象はあって、難しい要素も多いとは思ってたんですよね。
ちょっと登場人物とかの説明をしてない状態なんですけれども、長谷川平蔵が出てくるじゃないですか。
はい、びっくりしました。
いわゆる鬼兵っていうね。
あの辺もちょっとスターシステムっぽいところもあるんですけど、
それの古文みたいな奴らがお店に絡んでるときに、
なんであいつとやれねえんだみたいな言い方をしてるんですよね。
言ってましたね。
あれ言葉的には、あいつを呼べないとかでもいいと思うんですよ、上品に言うんだったら。
あんなダイレクトな言い方するんだ、すげえなって思ったんですよね。
そうなんですよね。
リアルといえばリアルなんでしょうけど。
やるっていう言葉に別の意味があるのかなと思って聞いてたんですけどね。
解釈できなくはないけど、少なくとも一般視聴者、江戸文化にめちゃめちゃ明るいとかじゃなければ、
僕もそこまで明るくないので、落語好きだから多少は明るいですけど、
でも僕の中でピンとくる言い回しとかでもないし、
めちゃめちゃ詳しければ、こういう言い方することあるんだよみたいなのあるのかもしれないんですけど、
一般の人、一般の大人の人は、そうとしか取れない言い回しだとは思うので。
ただ、実際問題で言うと、初めてオイランを呼ぶ人がその日にそういうことはないので、
そこはだから多分、そういうことも知らない奴らっていうキャラクター付けなのかなとは思ったんですけど。
あと、すげえことやんなって思ったのは、
死んだ女郎たちが裸で捨てられてるっていうところが、あんなダイレクトに映すんだっていうのはちょっと驚きましたね。
そうなんです。バラしてしまうのですが、私それこそ、今朝やっと見えたんですね。
お弁当を作りながら、台所の隅っこにスマホを置き、
イヤホンで聞きながら見てるというか、聞いてるという状態で、
大騒ぎしてるなと思って、ふっと画面見たら、裸が。
あそこは本当にリアリティの追求と放送倫理感としてはなかなかすごいなって。
おそらく、昭和か平成中期くらいまでのNHKだったら、事実というかリアリティに反しても、
腰より下は布がかかってるような描き方。
御座でもいいと思うんですよ。着物が取られたからって言っても御座がかかってるみたいな演出というか、描き方でもよかったところ。
当然うつ伏せではあるんですけれども、
本当に裸の女性が何にも横たわってるっていう描き方をしたのは、ちょっと意外でしたね。
これ気になっててまだ調べてないんですけど、
この第1話のネットとかでの反応どうなんだろうと思ってるんですよね。その解釈。
吉原っていうテーマもそうだし、どうしても吉原がテーマになると夜のイメージがあるのもそうだし、
いわゆる女性差別みたいなところにもニュアンスとしては入ってくるしっていうのがあるので、
その辺で反発する人もいるんじゃないかなという気はしたんだよね。
ただ僕自身としては、そこはそこでリアルに描いてくれてるのはありがたいというか、
僕は何と言っても落語が好きなので、江戸の街とか文化がリアルにしてる方がありがたいっていう部分もあるので、
落語の要素
そういう意味では本当に勉強になるなぁみたいなところもある。
うっすらそれこそ、貸しって言って堀畑の方のお店はすごい安くてみたいな話ぐらいはしてたんですけど、
でもその程度なんで、ああそうだよねっていうぐらいの感じの反応でしたけどね、僕としては。
出てくるんですよ、落語の中でもそういう安い売春宿みたいなもの、言葉を選ばずに言うと。
それが大店に比べるとみたいな表現も出てくるような落語もあるので、その程度にはしてたんですけれども。
落語の話をちょっとしちゃったんで、そのまま落語の話をすると、
演出的にはあそこ好きじゃないんですけど、大店には限らないのかな。
ジョロ屋とか茶屋の主人たちが集まってる寄り合いの席、
あそこでしかめ面してからちょっと緩急つけて、料理が凝ったことをしやがってって言って笑うみたいなのは、
あんまりいらない演出じゃないかなとは思ったんですけど、
あの料理を出している料理屋が百に川って書いてある桃川っていう料理屋さんなんですけど、
あれは実在した料理屋さんの名前なんですけど、
一説にはそこに頼まれて宣伝のために作られたっていう話もあるんですけれども、桃川って落語があるんですよ。
まさにそこの従業員、田舎から出てきたような従業員が失敗する話なんですけど、
それをちゃんと桃川っていう名前も出してるし、その入ってきた従業員が百米さんっていう名前で、
うちの店が桃川で、あんたが百米さんで、同じ百って入っていいねみたいなこと言って採用されるみたいなくだりもあったりするぐらい、
桃川って言葉はかなり主張してる落語なんで、
落語好きな人はみんなその辺はわかってる。ここで桃川って出てきたら、
落語に出てくる桃川のことだってわかるっていうふうな演出のされ方をしていて、
落語好きはそこら辺も楽しんでるっていうのがあったり、
あとは、本当に終わりの方で、1話の終わりの方で、
モブ的に会話してる人の中に、ハッツァンとクマさんがいるんですよね。
セリフで、クマさんとハッツァン何しに来たんだよみたいなこと言ってるみたいなシーンがあって、
たぶんその辺は落語の雰囲気を入れたいっていう意図を感じるなと思ったり、
あとはスタジオがタバコを吸うシーン、時代的に言うとタバコを飲むシーンっていうのかな、キセルで。
タバコ入れっていう布の袋にタバコの葉っぱが入ってるんですよね。
その中の葉っぱをキセルの眼首の先に詰めて火をつけてっていう手順になるんですけど、
あの辺の処作がよく落語家がやるキセルを吸うシーンの処作と似ているというか、
もともと同じものをやってるはずなんで当然いるんですけど、
これ実際にタバコ入れ持っててキセル持ってるとこういう感じになるんだってわかるんですよね。
落語家だと手拭いをタバコ入れに見立てて、センスをキセルに見立ててやってるんですけど、
それが実物で目の前にタバコもんがあって自分が軽い着物っていうのかな。
落語家さんが着流しに羽織りで演じる時の格好とはちょっと違うじゃないですか。
もっとラフな着物といってももっとラフな格好をしている職人みたいな、職人とか商人、
アキンドみたいなものがやってるとあんな感じになるんだなっていうのが見て取れる感じとかが、
落語好きは喜んだんじゃないかなという気がしてます。私も喜んでますけど。
あとは落語家がこの後出てくればいいなとは期待してるんですけどね。
このぐらいの時代にちょっと重なるかどうか正確には調べてないんですけど、
ちょっと盛り上がった時期と被ると思うんで。
しきていさんばとか時期かぶりますよね、この話って。
しきていさんばって割と落語が江戸中期にブームになった時に落語にも絡んできてた人なので、
時代としてはかぶるはずなんですよ。
そうなので、その辺で落語家で有名な人とかもいるんで、
その時代の有名な人がいるんでそういう人が出てきたら楽しいなと思ってるんですけど、
そこは期待しとくっていうぐらいにしてますが。
あとは、そもそもで言うとツタヤ・ジューザブローっていうね、
誰も知らないような人が主人公になったっていう面白さ。
これはどうなるんだろうと。
割と調べてとか本が出たりするじゃないですか。
放送が近くなるというかね。
1年以上前に発表になるから、歴史系の人とか出版社がいろいろ調べて本を出してくっていう時期が、
その1年とか半年前からあってっていうので、
少し本屋さんに行って立ち読みなんかするとちょっとずつ事情はわかってくるんですけど、
状況としては見えてきてて、それこそ吉原っていうところが、
彼の子供の頃から育った場所でもあるという意味で吉原が出てきたりとか、
浮世絵と大きく絡む人なんで、美人画とかいうところでも当然絡んでくるっていう意味でも、
吉原とは縁が切れないと思うんですけど。
あとは絵師とか、あとは滝沢馬琴とかみたいな、
1話でも歌詞本をやってるっていう話もできてるし、
その辺との絡みで、見えてくる部分もあったり。
あとは、ちょっと他にもあるけど、僕が一方的に喋りすぎてるので、
咲夜さんは1話を見ての今のところの気になっているところとか、面白かったところとか。
一番最初のシーン。
火事の?
火事のシーンで反射を鳴らしてるシーンから始まってたんですけど、
音が、反射の音がですね、4回叩くんですけど、1音目だけ高いんです、音が。
えー、すごい、そんなこと気づかなかった、そうなんだ。
そうなんです、耳だけで聞いてるので、ついそういう耳の情報が入るので、
カン、カン、カン、カンっていう感じで鳴っていて。
なるほど、なるほど。
そういう叩き方の決まりでもあるのかなと思って、初めて画面を見たら、
ずっと同じとこ叩いてるから、あれ?って。
あー、そうなんだ。
そうなんです。
僕も今話聞きながら、上の方叩いて残り3回は真ん中あたり叩くと、
そういうのがあるのかなと思ったけど。
はい、全然同じところ叩いていて、あれ?って。
もしかしたらそういう叩き方があったのか、
落語に絡む文化、吉原の文化とか、
当時の死体、遺体を投げっぱなしにしたらもう容赦なくそこから剥ぎ取っていくとか、
その時代の背景とか、当時の常識っていうものを、
光る君の時もそうだったんですけど、すごく勉強になるぐらいにきっちり描いてくれるっていうのがありがたいなって思うんですよね。
多分、おいおい幕府とか幕神たちが絡んでくると思うんですが、
この当時の歴史背景とか歴史の話って苦手な人多いじゃないですか。
日本史っていう科目で言うと、江戸の中期って文化史とか政治も、
田沼おきつぐの影響
戦国時代みたいな政権争いとかじゃなくて政治史みたいになってきちゃうんで、面白みはないんですね。派手さがないというかね。
そうなんですよ。三大改革誰だったっけとか、田沼はどこだったっけとか。
だけどそれをきっちり描いてくれることで、うち受験生がいるもので、覚えやすくなるんじゃないのかなって思ったんですね。
今回多分田沼さんをよく描いてくれるんじゃないかと思うんですけど、
田沼おきつぐって歴史で言うとすごい嫌われ者なんですが、
重症主義でしたっけね。何も今調べずに言ってるんですけど。
当時すごく重症主義が嫌われていたから反発があったし、悪いように描かれているけれど、
現在の日本って割と重症主義の方に近いはずなので、それを当時の文化の中で田沼を見た場合に、どういう描き方をするんだろうなっていうのが楽しみで。
そうですね。やっぱり一話でも、マクロ経済学的というか、政治と経済の関わり方みたいなところも、田沼の持論として語られるっていうくだりもあって。
まさにその田沼おきつぐっていう人物を出すっていうことの意味合い。
先週の光る君で言うと、紫四季部だけだと弱いところを藤原道長を出すことによってバランスを取るというかね。
1年間の放送に頼るボリューム感を出してるっていう意味で言うと、田沼おきつぐみたいな人も必要だよねっていうのはすごいわかるし、
そこにあの大物を置くっていうね。
渡辺謙なんて、ちょっとは出てたかな?でも独眼流政宗以来なんじゃないの?他に出てたっけ?伊達政宗じゃないか。
声がないんですけどね。
ゲスト的に一話とか出たとかはあるかもしれないけど、レギュラー的に役振られてるみたいに大河に出てるのは多分あれ以来な気もするから、
そんな大物を割と出番が安定してあるだろうポジションに置くのもすげーなと思ったし。
作家さん知ってるか知らないかわからないので、知らなかったら若干ごめんなさいなんですけど。
さっしもつくかもしれないんだけど、一話のオープニングの配役のところでは、河谷の男っていう表記になってたかな?
田沼様に相談したらどうだいって提案してくれる人?
はいはい、いましたね。
その人は名前が伏せられて出てきてるわけですよ。そういう河谷の男みたいな。
その漢字は気づいてないから言わないほうがいいのかな?
気がついてないですね。画面見てないもので。
画面見てると角度によっては一発でわかるかもしれない曲げの言い方をしてるんですけど。
言っちゃいますよ。そんな大物じゃないので。大きな秘密でもないので。
平賀玄内なんですよ。
彼がね、その河谷の男の正体がね。
あのぐらいのキーパーソンっぽい出方をしてるので、もちろんこの後も絡んでくるんだと思うんですけど。
そういう人はああいうところに置いてるっていうのも面白いし。
多彩なキャスト
あれも渡辺県ほどの大物ではないにしてもいい役者さんを配置してるので。
これそのベラボの本を見るとね、本当に平賀玄内の絵があるじゃないですか。
あの絵のように曲げを言ってるのでちょっと面白いですよ。
玄内さん、安田健でしたっけ?
あ、そうかな?そうですね。
安田健さんですね。
安田健さん。だから結構大きい。
今評価の高いような役者さんを置いてるなと思うし。
吉原町人たちのところも、養父というか義父というか高橋克美さんもいたり、
もうちょっと親しい感じのポジションには武坂直政さんとかもいたり。
大文字屋っていう大棚のところの主人は伊藤篤さんだっけ?篤さんだっすっけ?篤さんとか並べてたり。
大きい屋というか女郎屋のおかみでも、足立由美さんが大黒屋のおかみかな。
水野美希さんが松葉屋さん。
だからその高橋克美さんがやってるところのおかみさん。
違うわ。それは別のところで。
松葉屋さんのおかみさんは飯島直子さん。
そうですね。
あとは二文字屋っていう菓子店っていうのかな。
言ってみれば三流みたいな感じのところのおかみは片瀬里乃さんっていう大物ぞろいで。
やっぱりその辺はすごくいい感じの配役というか人選というか。
そうですね。
本を見ると鳥山賢業っていうもの?
鳥山賢業。
盲人組織の東道座の大親分っていう人が出てくるんですよ。
本に載ってるだけでストーリー的にどう出てくるか知らないですけど。
一原ハヤトさんがやってたり。
あとはちょっと役名とかは言ってもあんまり意味がないので言わないですけど。
尾道忍さんとかも出てたり。
あとはあれだな。
個人的にはまだ出てきてない役で橋本敦さんっていうマジレンジャーのマジレット役だった人とかも出てるみたいなんですけど。
あとね、多くの多くというかそっち方面の人でも仙台出身。
横浜流星自体も仙台出身なんですけど。
ちょっとパッと見つからないな。ここで見るかな。ちょっとごめんなさいね。
人物関係図のページを開いて今見てますけれども。
あ、これか。徳川家春の側室の地方の方っていうのを演じてるのが高梨凛さんという方で。
これがたぶんシンケンジャーってやつのシンケンピンクっていうのを演じてた方ですね。
あとは大牧総取締が高岡っていう役なんですけど、これが富永愛さんがやってますね。
田安のところの子供が寺田心くんだったり。
心くんでびっくりしましたね。
結構本当にいろんな人が出てるなという印象があります。
でもこれって吉原の話、今のところはね。
これからずっと進んで後半の方に入っていくと、さっき言ったみたいな絵師であるとか、
あとは偽作家というかね、本を書く人たちがたくさん出てくるので、
また今ここで紹介している人たちとは全然顔ぶれが変わってくるんだろうなと思うし、
なかなか見ごたえはあるんじゃないかなと思っておりますね。
エピソードの総括
そんな中に落語家も出てくればいいなということではあるんですけど。
あとはあれですね、僕が知ってるオイラン勢。
落語に出てくるようなオイランの名前はちょっと見た感じいないかなとか。
落語で本当に有名な行くよとか、何人かいるんですけれども、高尾大夫とかね。
そういう人の名前はないなって思ってて。
奇声っていうのはまあいるのかもしれないなと思ったりぐらいですかね。
ヒロイン役の人いるじゃないですか、主人公と幼馴染の。
こしばふうかさんが演じている花の医者。
この人が本によると五代目瀬川っていうのになるらしいんで。
この瀬川っていうのは何かの落語に出てきたかもなーとか思ってたりしますけど。
そんなぐらいですかね。
まあでも本当に楽しみで、江戸文化的な意味でね。
というような感じの2週目は、今やってますベラボーのお話でした。
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