1. ジュエリーボックスにメリケンサック
  2. 本屋大賞に見る物語・ケア・シ..
本屋大賞に見る物語・ケア・シスターフッド #ポッドキャスト読書会 Ep.023
2026-06-21 25:37

本屋大賞に見る物語・ケア・シスターフッド #ポッドキャスト読書会 Ep.023

毎月開催の #ポッドキャスト読書会 、今月のテーマは「本屋大賞を語る」です。
過去5年の対象作品『イン・ザ・メガチャーチ』『カフネ』『成瀬は天下を取りにいく』『汝、星のごとく』『同志少女よ、敵を撃て』の5作を読み、ネタバレありで個人的な感想、そして現代の私たちが求める「物語」「ケア」「シスターフッド」という共通点について話します。
 
※他の番組さんと違う意見を話している部分がありますが、あくまで私個人の感想であり、他の方を否定する意図はありません。
 
▼ポッドキャスト読書会
毎月決まったテーマで本を読み、各自の番組で配信する読書会
6月のテーマ:本屋大賞を語る
[プレイリスト] https://open.spotify.com/playlist/4D0003SDN8RvnRn8slUNo4
詳細は以下noteをご確認ください
[note] https://note.com/shiori_n_d_o/n/nbfeebb72c321
 
▼タイムスタンプ
() OP 今月のテーマは「本屋大賞を語る」
() イン・ザ・メガチャーチ
() カフネ
() 成瀬は天下を取りにいく
() 汝、星のごとく
() 同志少女よ、敵を撃て
() 3つの共通点
() ひとは「物語を求めている
() 性別問わないケアの重要性
() シスターフッドってなんだっけ
() ED 感想を書く際のお願い
 
▼参照したコンテンツ
━━ Featured Contents
📚️イン・ザ・メガチャーチ
朝井リョウ 著 / 日本経済新聞社
[🔗 作品詳細] https://info.nikkeibp.co.jp/books/campaign/121045/
📚️カフネ
阿部暁子 著 / 講談社
[🔗 作品詳細] http://info.nikkeibp.co.jp/books/campaign/121045/
📚️成瀬は天下を取りにいく
宮島未奈 著 / 新潮社
[🔗 作品詳細] https://www.shinchosha.co.jp/special/naruten/
📚️汝、星のごとく
凪良ゆう 著 /講談社
[🔗 作品詳細] https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000413490
📚️同志少女よ、敵を撃て
逢坂冬馬 著 /早川書房
[🔗 作品詳細] https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000613877/
━━ Also Mentioned
🎧️#87 「推し活って宗教だよね」なんて私たちはもう知ってる/『イン・ザ・メガチャーチ』(朝井リョウ)
劇団雌猫の悪友ミッドナイト
https://listen.style/p/gekidan-mesuneco/t4wyo7fl
🎧️#5 「生活の勉強」をしてこなかった私たち。家事や共同生活との向き合い方
知らないふたり ~まだ他人ですが、話してます~
https://open.spotify.com/episode/59W39gMGvUKDIhYOzR2Q6g
📚️世界の中心で、愛をさけぶ
片山恭一 著 / 小学館
[🔗 作品詳細] https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/20910
🎬️余命1ヶ月の花嫁
廣木隆一 監督 / 東宝
📚️共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
ゆうこす 著 / 幻冬舎
[🔗 作品詳細] https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344431935/
📚️らんたん
柚木麻子 著 / 小学館
[🔗 作品詳細] https://www.shogakukan.co.jp/books/09386624
🎬️女性の休日
パメラ・ホーガン 監督 / kinologue
[🔗 作品詳細] https://kinologue.com/wdayoff/
 
▼キーワード
推し活/ファンダム/宗教/孤独/家事代行/食事/掃除/自己成就的予言/言霊/田舎/独ソ戦/ソ連/反戦小説/雑談/友情/おすすめ小説/書評/本屋大賞
 
▼パーソナリティ
しおり|おひとりさまを楽しむ30代女
[Linktree] https://linktr.ee/shiori_n_d_o

▼この番組
podcast『ジュエリーボックスにメリケンサック』
本や映画、ドラマなどの物語をきっかけに、恋愛や結婚、女友達、孤独、働くことなど「女の人生」をゆっくり考えるポッドキャスト。

▼テーマ別プレイリスト
[Spotify プレイリスト] https://open.spotify.com/user/31ggm3da2f3fhycoqvoggi3atvze/playlists

▼おたよりフォーム
番組への感想、番組でとりあげてほしい作品などお送りください
[Yurumo] https://yurumo.com/forms/ynkdbhwbsigyposb
 
▼もう1つの番組
podcast『大丈夫じゃなくて大丈夫』
おひとりさまを楽しむ女&子育てを楽しむ一児の母で日々のモヤモヤを話します。
[Spotify] https://open.spotify.com/show/34GZJTi34jobPoFrwLnZGw?si=gaw1GM8VTCGE87FhqOw4HA
[Apple Podcasts] https://podcasts.apple.com/us/podcast/%E5%A4%A7%E4%B8%88%E5%A4%AB%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%A6%E5%A4%A7%E4%B8%88%E5%A4%AB/id1715641229
[Amazon Music] https://music.amazon.co.jp/podcasts/118c3b43-11fb-414a-828c-3886ffb015ee/
[LISTEN] https://listen.style/u/not.daijobu.ok

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

本エピソードでは、過去5年間の本屋大賞受賞作を振り返り、現代社会が求める「物語」「ケア」「シスターフッド」という3つの共通点について考察します。各作品の感想を共有しつつ、特に「物語」は現実逃避や自己納得のために不可欠であること、「ケア」は性別を問わず重要であり、特に男性の孤独問題にも関連すること、「シスターフッド」は女性同士の連帯や抵抗といった本来の意味合いで捉えるべきであるという見解が示されます。リスナーには、他者の感想を尊重しつつ、自身の意見を共有することが推奨されています。

オープニングと本屋大賞作品の紹介
こんばんは、しおりです。今日は、ポッドキャスト読書会の日です。 今月のテーマは、本屋大賞を語る。本屋大賞の大賞作品、過去5作を読んで感じたことを話します。
ネタバレありで、前半では各作品の簡単な感想を話して、そして後半からは、5作品に共通するポイントを見つけたので、そこから少し深掘りしたお話をしていきたいと思います。
まだ読んでないよ、という方はご注意ください。では早速、各作品の感想をお話ししようと思います。
「イン・ザ・メガチャーチ」の感想
今年の大賞作品は、アサイリョーのイン・ザ・メガチャーチですね。 過去にこの番組でも何度か扱っている作品になっています。
アイドルグループの運営に関わることになったおじさんと、最近アイドルにハマった内向的で繊細な大学生、そして舞台俳優を応援していたけど、
とある事件をきっかけに生活が一変してしまった女性、ファンダム経済を仕掛ける側と、のめり込む側と、そしてかつてのめり込んでいた人の3つの視点から、
人の心を動かす物語っていうものの良いところと悪いところについて考えさせる小説になっています。
私のような昔からオタクをしていますよっていう人間からすると、ファンダムとかオタク経済みたいなものが宗教っぽいものであるっていうのは昔からみんな知ってたことで、
まあ今更その話をされましてもって思う人も多いのかなと思っていて、劇団メス猫さんがやってる悪闇とナイトっていうポッドキャストでも87回かな、
おしかつって宗教だよねーなんて私たちはもう知ってるっていうタイトルで、インザメガチャーチの感想をお話しされてる回があって、
やっぱりオタクの人たちってみんな同じ感覚だよねっていうのを確認しました。ただね、そのおしかつっていうのがすごく一般化したじゃないですか、今。
昔はすごくオタクって少数派だったし、あんまり大ピーラーに言えない趣味みたいな感じだったと思うんですけど、
それが今みんなおしかつとか言ってて、誰かしら推しを持ってる人の方が多いみたいな感じの状況になってて、
さらに宗教とか陰謀論みたいな話も最近ホットだったと思うので、そこにおしかつの話が結びついたところ。
で、あとはおじさんの孤独問題っていうのも一つ大きなテーマだったと思うんですけど、それが合わさったところでこの作品が対象になったのかなっていうふうに感じました。
「カフネ」の感想と家事代行
次が去年の対象作品、「カフネ」ですね。最愛の弟が急死したカオルコが弟の遺書に従って弟の元恋人、セツナに会いに行くんですけれども、
その会いに行った場所でカオルコは疲労で倒れてしまうんですね。で、その家までセツナが送り届けてくれて手料理を振る舞ってくれるんですけれども、
それをきっかけにセツナが働いている家事代行サービスの会社カフネの仕事を手伝うことになりという話で、食事とか家事みたいなケアを通して心と体が回復していくというような話になっています。
カフネ読んでて印象に残ったのは、主人公のカオルコが掃除で部屋が片付いていくのが努力が人生を切り開いている感覚ですごくいいみたいなことを言うんですよ。
これが私あんまりわかんなくて、でも結構これに共感する人って多いのかなと思ったのが、ちょっと前に聞いたポッドキャスト、知らない2人、
まだ他人ですが話していますという男性2人、ポンチョさんとコッペさんというお二人がやってる番組があるんですけど、その第5回で家事をやってると小さい達成感が得られるのがいいっていうのをお話しされてて、カフネ読んでそれを思い出したんですよね。
私個人はですね、家事がめっちゃ苦手で、部屋の片付けとか掃除とかしても、あんまり片付いてすっきりしたっていう気持ちを感じないし、
感じたとしてもそれよりも大変だったっていう気持ちの方が強くなっちゃって、あんまりやるぞっていうポジティブな気持ちにいつもなれないんですよね。だから苦手なんですけど。
あまりにも苦手だから、月に1回家事代行さんに来てもらって、水回り、トイレとお風呂と洗面所とキッチンをメインでやってもらってて、ちょっと時間が余ったら残りの玄関とか廊下とかもやってもらってるんですけど、
カフネ読んでたら、自分がくつろぐスペース、寝起きする場所がくつろげないほど散らかっちゃってるのは良くないことだみたいなのが繰り返し書かれていて、
でも私お願いしてるのってメインでくつろぐところ以外なんだよなーっていう風に思い返したんですよね。結構疲れてる時とか仕事がめっちゃ忙しくなったりするとメインのお部屋がすごい散らかっちゃうんですよね。
なんかそういう時はいつもの家事代行さんに、今回はちょっとメインのお部屋お願いしますみたいな風に言って、メインのお部屋を片付けてもらってもいいのかもしれないっていう風に思いました。
「成瀬は天下を取りにいく」の感想と自己実現
で、次がナルセは天下を取りに行くですね。
主人公のナルセはやりたいことを思いついたら周りの目を気にせずに何でも成し遂げるという話になってて、閉店間近に控えたセーブ百貨店に毎日通ってみたり、M-1に出てみたり、髪の毛が伸びるペースを調べるために坊主にしたりする話になってます。
エピソードもそうなんですけど、キャラクターがすごく面白くて強くて、つい続きを読んじゃう作品になっています。
2つ前の配信でもこの作品にちょっと触れましたが、楽しく生きるためには他の人の目とかを気にせずに何でもやりたいことをやった方がいいんだなっていうのを感じさせる作品だなっていう風に思っています。
なんかね、ナルセ読んでると結構自分もこうしようって思えることがいくつかあって、例えばナルセは200歳まで生きるっていうのを目標にしてて、周りの人にめっちゃ言ってるんですよ。
ただそれを聞いた親友の島崎は、本当にそんなに200歳まで生きられるわけないじゃんみたいなことを言うんですけど、ナルセは島崎も含めその頃にはみんな死んでるから誰も確かめようがなくないみたいなことを言うんですよね。
なんかそのマインドが面白いなと思って。アサイリョウのエッセイ読んだりラジオ聞いたりするんですけど、アサイリョウもどっかで最後に死んだ人が歴史を書き換えられるから長生きしたいみたいなことを言ってて、
そういうマインドで長生きしようって思うのもアリなんだなっていうふうに思えたし、あとはナルセは大きなことを100個言って1個でも叶ったらあの人すごいってなるじゃんみたいな理由ね。
日頃から口に出して種をまいとくことが重要なんだってマインドで生きているんですよね。これもすごいいいなって思って。
なんかね、声に出すことって意味があるなと思ってて、言霊的なちょっとスピっぽい考え方もあると思うし、
心理学的には自己成就的予言っていう単語があって、根拠のない思い込みとか予測とかだったとしても、それを信じて行動することで最終的にその通りの結果になるみたいな効果があったりするから、
口に出して大事だなと思うし、それからなんかあの人、あれやりたいって言ってたなみたいなふうに周りの人が覚えててくれるじゃないですか。そうすると、
こないだあの人が知ってるって言ってたよみたいな感じで、周りの人がサポートしてくれるというか教えてくれるようになったりするじゃないですか。
だからやりたいことって何でも口に出しておいたほうがいいなっていうふうに思ってて、それを思い出させてくれるのはナルセだったなっていうふうに思います。
「汝、星のごとく」の感想と田舎暮らし
で、次が南寿星のごとくですね。瀬戸内海にある島で育ったアキミと母の恋愛に振り回されて、そこに転校してきたカイっていう2人の話になっていて、
2人とも心に孤独とか問題とかを抱えていって、それゆえに恋に落ちるんですけど、すれ違いとかぶつかりとか成長とかをしていく、切ない話になっています。
このね、瀬戸内海にある島がすごい田舎っていう形で描かれてて、すごい田舎から出ることができなかった主人公のアキミの話なんですけど、
なんかね、私もめっちゃ田舎の出身なんですよ。だから自分が都会に出てくることができなかった可能性の一つの姿みたいなふうに感じちゃって、
読んでてすごい辛い気持ちになっちゃって、全然最初の方読み進められなくて、読むのにめっちゃ時間がかかっちゃったし、読んだ後しばらくちょっと回復できなくて、本が読めない期間があったんですよ。
ちょっとね、この話は私にとって大きい話だから別の回を作って丁寧に掘り下げようかなっていうふうに思ってるんですけど、もし喋ってるうちにしんどくなっちゃって話せなかったら配信しないかも。そしたらすいません。
恋愛作品読むたびにちょっと思うことがあって、私10年以上すごい強い恋愛感情みたいなのを感じてないから、こういう激しい恋の話みたいなのを読むとちょっと羨ましい気持ちになっちゃうんですよね。
でも一方で、なんじゃほちのごっとくの中でカイって中盤以降めっちゃひどい男になってるじゃないですか。だからすごい読んでてちょっと胸くそ悪くて、なんか最終的にそれでも一緒にいたいってこの男と思えるのすごいなって思っちゃうんですよね。
もちろん病気になっちゃったっていう理由もあると思うんだけど、なんて言えばいいんだろうな。病気で死んじゃう恋人との悲しい物語あるあるみたいな展開になっちゃったのがちょっと悲しかったなぁと思ってて。
昔の作品で言うと世界の中心で愛を叫ぶとか、嫁一ヶ月の花嫁みたいなものからあんまり変化を感じなくて、ああこういう終わりになってしまうのか、うーんってちょっと思っちゃったところもありました。
「同志少女よ、敵を撃て」の感想と反戦
で、最後が同志少女の敵を撃てですね。
第二次世界大戦でドクソ戦が激化している1942年に、マスクワの近くの農村に暮らしている少女セラフィマの日常が大きく変わってしまいます。
急に襲ってきたドイツ軍の兵士が村人たちを斬殺してしまうんですよね。
で、セラフィマはそのドイツ軍に殺される寸前にソ連の兵士、女性兵士ですね、イリーナに救われます。
で、そのままイリーナが教官を務めている訓練学校で一流の狙撃兵ですね、あの銃を撃つ狙撃兵になるんですけれども、母を撃ったドイツ兵に復讐することを誓います。
私ね、5冊読んでこれが一番好きでした。
登場人物も全員ロシア人、まあ当時はソ連ですけど、ソ連人だし、土地の名前もね、ロシアの土地の名前がいっぱい出てくるから、ちょっと読みづらいのかなって思ってたけど、そんなことは全然なくって、すごい引き込まれてあっという間に読んでしまったし、
明確にね、あの戦争反対みたいな気持ちが感じられる小説になってたのも良かったなっていうふうに思っていて、
人によってはね、戦争になったら身をこにして戦えみたいな小説だと感じる人もいるんじゃないかと思うんだけど、
日経クロストレンドのインタビュー記事読んだら、著者の人がこの作品は反戦小説だよっていうふうに明言してたので、ちょっとほっとしたんですよね。
結構、戦争の悲惨さとかこういう状況になってしまったら、人間ってどんなふうになるのかなみたいなのが書かれていたかなっていうふうに思います。
現代社会が求める3つの要素:物語
と、ここまで、5作の感想をそれぞれお話ししてきたんですけど、ここからは5つの作品並べてみて感じたこと、
今の時代に私たちが求めている3つのことみたいなのを見つけたので、それについて話そうと思います。
なんかね、最近私が読んでいる本って、物語とあとケアとシスタフッドっていう3つが頻繁に出てくるなっていうふうに思ってたんですけど、
ただ、私が読んでいる本って結構偏ってるなっていう自覚があるから、私が好きでそういう話を読んでいるだけなのかなって思ってたんですけど、
本屋大賞っていう多くの人が読んでて、かつ書店員さんたちが多くの人に刺さりそうだなって思って選んでいる本を読んでも同じキーワードが出てきたから、
今の時代を表しているのかなっていうふうに思うようになりました。
なんか陰謀論が流行ったりとか、直近の大賞のインザメガチャーチがすごいヒットしてるので、物語っていうのを人々が求めてるっていうのは明らかなことだと思うし、
効率化で何もかもが便利になったりだとか、ストレスで多くの人が余裕なくしてるっていう状況の中で、ケアっていうのが最注目されてるのもわかるし、
それからやっぱりまだまだ日本だと女の人の地位は低いなっていうふうに感じるから、シスタフットみたいなのがケアとかと繋がりながら重要性が感じられてるのかなっていうふうに考えています。
まず物語の話をしようと思うんですけど、最近あっちこっちで物語とかナラティブとか汚れすぎてて聞き飽きてる人もいるかもしれないんだけど、
やっぱり共通して出てくるキーワードだなと思ったからちょっとこの話をさせてください。
例えば、なんじゃ星野ごとくでも貝が小説を書くというか漫画の原作を書く人になるんですけれども、辛い現実から逃れるために小説を書いてるんですよね。
何かから逃れて没入できるものが物語だなっていうふうにこれを読んでも思ったし、それからカフネで主人公は弟が死んだ理由がわからなくて結構悩むんですよね。
これが理由で死にましたっていうストーリー、物語が欲しくなっちゃうんですよ。
弟のパートナーだった高一っていう人物も自分のせいで春彦は死んだんだっていうふうに思って気に編んでるんですけど、
誰かが死ぬみたいな大きな出来事があると自分を納得させられる理由とか物語が欲しくなっちゃうんですよね。
ただ本当は別に理由なんてないかもしれないけどっていうのがありますよね。
私の身近にもおじいさんが亡くなった時に理由が欲しくなっちゃってすごい苦しんだっていう人がいて、
誰かのせいにしちゃったりとかして結構揉めたのも見たことがあるんですけど、
どうしても自分が納得できる物語が欲しくなっちゃうんだなっていうのは身近にも感じてるし、
自分もそういうことしちゃってないかなみたいなのは考えたいなっていうふうに改めて思いますね。
同志少女は主人公のセラフィマが女の人を助けるために軍隊に入って戦うっていうふうに決めるんですよね。
当時のソ連の全体的な考え方としては大きな物語、国民の大きな物語みたいなのがあって、
大祖国戦争みたいな目的のためにみんな戦ってるんだっていう大きな物語がある一方で、
その物語には入り込まずに自分自身の女性を助けるんだっていう物語に従うっていうことを選んだのが、
主人公のセラフィマになっていて、自分で物語を選べることについて書いてる小説かなっていうふうに感じました。
でね、このね、5作品並べてると、ナルセが1個だけすごい浮いてて、なんか1個だけめっちゃ明るい話なんだけど、
でもね、ナルセもどこまでも自分の物語を生きている女の話なんだなっていうふうに思って、
そういう意味ではちょっと同志少女よ、敵を撃てに近いところもあるなっていうふうに思って、
周囲から浮くことも気にしてないし、普通っていうこと?普通とされているところに収まらないっていうところ?
それをナルセ本人が全然気にしてなくって、だからこそ彼女はめっちゃ面白い女みたいな感じなんだと思うし、
自分自身の物語を生きているからこそ、多くの人がナルセっていう作品に夢中になるんだろうなっていうふうに思います。
でね、そのインザメガチャーチが一番その物語っていうものについて、象徴的に書いている作品だったと思うんだけど、
インザメガチャーチ読んでる時に私思い出したのが、ユーコスの共感SNSっていう本があるんですよ。
ユーコス利用系のYouTuberで、可愛くなるためなら何でもしますみたいな感じのチャンネルをやってる人なんですけど、
今どうなんだろう、結婚して子供でちょっと今チャンネルの色が変わってるかもしれないんですけど、
その人が出している本の中でも、物語への共感の重要性みたいなのを書いてたなっていうのを思い出して、
人気のインフルエンサーってきっと自分の物語を作って、それに共感してもらうみたいなのを意識的にやってるんだろうなっていうのを思い出しました。
だから、ポッドキャストやってる人たちでフォロワー増やしたい人は、意識して自分の物語を作って、それを見せていくといいのかもねーっていうふうに思いました。
現代社会が求める3つの要素:ケア
で、2つ目がケアですね。これはね、全部の作品に出てきたわけじゃないんだけど、特にカフネ読んでて感じたことですね。
カフネは食事とか掃除っていう家事、いわゆるケアですよね、を通してその相手を元気づけたりとか自分自身が元気になっていくことみたいな作品だったかなっていうふうに思います。
家事をやることについて、小説の中でも性別は関係ないとか男性も同じようにできるはずっていうふうに言っているんですけど、
ただ一方で、カフネ・カジダ以降のメンバーは、死んじゃった春彦以外はほぼ女性しか登場しないので、結局ケアって女の人がしてることじゃんみたいなふうになっちゃわないかなーみたいなのがちょっと不安に思ったんですよね。
特に最後に主人公がなんか母性的なものに目覚めてしまうので、なんかケアっていうのは女性がするもので母性によるものだみたいになっちゃわないかなみたいなのがちょっと心配になりました。
あとね、一番最新作のインザメガチャーチは孤独なおじさん問題を扱う中で、男性ってケアが足りてないよねみたいな話も扱ってるので、今男女関係なくみんなケアが必要だよねっていうのを認識させる
いい小説になってるんじゃないかなっていうふうに思いました。なんかね、その男性の孤独問題とか調べてると特に上の世代の男の人たちは自分のこと大事にしてなくって、その結果早く亡くなったり孤独になったりする
みたいなことが起きてるらしいから、男の人も自分をケアする家事とか食事とか掃除とかそういうのを大事にすることによって幸せな人生を送るようにできると思うし、女の人もね忙しくてなかなか周りのことばっかりやってて自分のケアに手が回らないという人も多いと思うから
改めてケアを大事にするっていうのができたらいいよねっていうのを思いました。ちょっとだけ自分の話すると、私ポッドキャスト、ナレッジ系と雑談系って2つに分けるとどっちかっていうと雑談系の方が好きなの。その理由は雑談ってちょっとケアみたいなとこないですか
相手の愚痴を聞くとかもそうだし、自分がちょっと気になってたこと話すもそうだし、あれがいいらしいよみたいなザックバランな情報提供みたいなのが結構雑談してる時いるじゃないですか。それって全部ケアだなっていうふうに思ってて、だから結構雑談系のポッドキャスト好きなんですよね。特に複数人で喋ってる系のやつ
だから私がもう一個やってる大丈夫じゃなくて大丈夫っていう方の番組もそういうことができたらいいなっていうふうになんとなく思ってるんですよね。実際できてるかちょっとわかんないですけど。
現代社会が求める3つの要素:シスターフッド
最後にシスタフットの話をしようと思っています。結構シスタフット関連の作品多かったなっていうふうに思っていて、同志少女を適応ってはストレートにシスタフットの話だったなっていうふうに思うし
なんじゃ星野ごとくでもアケミに対してトウコが背中を押してあげるっていうことをしてくれることによって後で田舎を出るっていう行動できたりとかするっていう描写があるんですけど
あとね、結構ネット見てるとナルセのことをシスタフットだって言ってる人もいたし、カフネのことをシスタフットだって言ってる人もいたのですよ。それでちょっと思い出したことがあって、シスタフットってなんだっけみたいなのを思い出したんですよ。
結構近年広い意味で使われ始めてるなっていう感覚があって、女性同士の関係性みたいなものが書かれてたらなんでもシスタフットっていうふうに言われていませんかねみたいなちょっと思うんですよね。
ただなんかシスタフットのもともとの定義を考えると、女性たちが手を取り合って男性中心の世の中に抵抗することみたいな意味があるんですよね。だから単純に仲良い女の人が描かれてたりとか単純に女の人が複数出てくるっていうだけでシスタフットっていうのはちょっと違くないかなと思ってて。
ただ、広い概念としては揺りみたいな言葉もあるから、なんかそれとちょっと区別した方がいいんじゃないかなというふうに個人的には感じているんですよね。どうだろう。広い意味で使った方がいいって思ってる人ももしかしたらいるかもしれないけど。
今年の国際女性デーのイベントで、女性の休日っていう映画の上映会に行った時に、ゆずきあさこさんのトークショーがあったんですよ。作家のゆずきあさこね。で、最近シスタフットっていう言葉って雑に使われてませんかねっていう話ゆずきさんもしてて。
昔からシスタフットの小説書いてきた作家たち戸惑ってるよみたいなのを話してたんですよね。なんか何でも女性が出てくる作品だったらいいのかなみたいなのをゆずきさんも話してたから、私以外の人も感じてるんだなっていうのをそこで思ったんですよね。
なんかね、例えばカフネ。カフネは手を取り合う女性2人の話って捉えることもできるけど、私が読んでて思ったのは、不妊治療に失敗して行き場をなくした気持ちを主人公のカオルコがセツナにぶつけちゃう、ちょっと狂気を感じる話だなっていうふうに思ったんですよ。
最終的にその不妊治療に失敗して自分の赤ちゃんはできなかったけど、セツナに対して母性を感じて私の赤ちゃんみたいになって、その気持ちをセツナにぶつけようとしてるように感じちゃったし、なんか相手との間にうまい距離が取れなくなっちゃって、自分の気持ちだけで暴走してる人の話みたいに私は感じちゃったんですよね。
これってなんか別にシスタフットではなくない?っていうふうに私は思っちゃったし、だからナルセも、ナルセとシモゾキはいい友達だと思うけど、別に普通の友情だし何かに抵抗してる感じはないし、あえてシスタフットって呼ぶ必要もないのでは?って思ってしまって。
じゃあどんなものを私はシスタフットと感じるかっていうと、同志少女適応手は、主人公のセラフィマが女性を守るためっていう理由で戦ってたりだとか、男性が多い軍隊の中で男社会の中で女性同士が協力しながら一つの隊を作って生き延びるみたいなところとかもそうだと思うし、
主人公のセラフィマが女の人を守りたい、私以外に同じような嫌な経験をする女の子を減らしたいって思う気持ちに、読んでる女の人が共感するみたいなところがすごくシスタフットだなっていうふうに思うんですよ。
それから最初的にセラフィマは共感のイリーナと2人で住むようになるわけですけど、それは特に恋愛だっていうふうには言及されていないので、2人の助け合いという形でシスタフットっていう形で2人で住むっていう結末だと私は捉えてるんですけど、
そしてが結婚とか恋愛とかそういう形ではなく、助け合いで一緒に住むっていうのもシスタフットのよくある一つの形かなというふうに思ってて、水崎あさ子の小説のランタンとかも、かわいみちとゆりが2人で住むっていう話になってるので、そういうところが感じられるとこれはシスタフットの話だっていうふうに私は思うんですよね。
なのでそういう話をたくさん読みたいな、そういうのを読むと元気が出るなというふうに思っています。
エンディングとリスナーへのお願い
めっちゃ長くなってしまいました。
今日は本屋大賞作品をきっかけに物語とケア、シスタフットについて話してみました。
皆さんはどんな感想を持ちましたか?
感想は概要欄にあるお便りフォームか、Xでハッシュタグジュエメリをつけてつぶやいてもらえたら覗きに行きます。
そして毎月ポッドキャスト読書会を開催する予定です。
今月のテーマは本屋大賞を語るです。
概要欄に参加番組を集めたスポティファイのプレイリストを貼っておきますので、他の番組もぜひ聞いてみてください。
感想はハッシュタグポッドキャスト読書会をつけてSNSで発信してくださいね。
感想を投稿する際には1点だけお願いがあります。
他の人の感想を決して否定しないでください。
あの人は間違ってるではなくて、自分は違う感想を持ったよっていう表現にしてもらえると嬉しいです。
ポッドキャスト読書会は来月以降も継続していきますので、テーマや参加方法は概要欄のノートからご確認ください。
それではまた次回。しおりでした。
25:37

コメント

スクロール