この番組は、房総半島に新しい文明を作ろうを合言葉に、房総にまつわる様々な情報を発信するポッドキャスト番組です。
ナビゲーターは、房総文明ミュージアムよりYOSSYがお送りいたします。
まずは、ちょっと謝らなくてはいけないんですけども、前回第3回ですね、自分でも聞き直してみたんですが、
マイクの録音状況が悪くてですね、音の入りが悪い部分がかなりあって、聞き取りづらかったことを申し訳なかったなと思っています。
マイク自体、入っている音自体が悪かったために、編集ソフトでいろいろやってみたんですけども、
マイクの音の入りが悪かったなと思っています。申し訳ありませんでした。
この音響だとか音声編集だとかもですね、結構の塊だなと今は思っています。
いろいろ勉強中なんですけども、まだまだベストの収録方法、録音方法にたどり着いていないなという感覚がありまして、
もうちょっと試行錯誤をいろいろ続けていくので、まだお聞き苦しいことがあると思うんですけども、
もうちょっと我慢していただければと思っています。
マイクもですね、本当に調べていくといろんなマイクがあって、
今僕はですね、iPad Proを収録環境として使っているんですけども、
このiPadにつなげられるマイクっていうのをまず選ばなくてはいけないんですよね。
それが結構いろんなものがあって、間違えてしまうとですね、iPadに接続できなかったりだとかして、
これが結構いろいろ難しいことも多いんですよね。
今、iPadの中に入っているガレージバンドっていう編集ソフトを使って音声編集をしているんですけども、
またこのガレージバンドもですね、いろいろいじくる部分が多くて、
どれがいいのかななんていうのをいろいろ試しているところです。
今日もですね、まずはお便りから紹介させていただきます。
ボースのメインリスナーの関田くん、僕のお知り合いではあるんですけども、
お便り、メッセージをいただいたので紹介させていただきます。
まず第一話についてですね、暴走半島が昔は島だったっていうテーマの話なんですけども、
このことに関してメッセージをもらっています。
改めて千葉の地図を見たら、本当だ、完全に川で切り離されていると気づいたよ。
野田や柏の方もぐるりと川が回っているんだね。
これが県境になっていたのか。
僕も半島という地形に注目していて、その魅力は、ようある人しかやってこないっていうところ。
道はこまず、時代変化が緩やか。
何かを熟成するような、じっくり取り組むようなことに向いている土地なのだろうと思っているよ、というメッセージをいただきました。
関田くん、ありがとうございます。
最後のですね、熟成っていう言葉すごいいいなって思いました。
千葉県はそういうですね、熟成、何かを熟成させたい、じっくりやりたいっていう人に向いているっていうこと、本当だなと思っています。
地理がそうさせるのか、人がそうさせるのかっていうのは、なんか面白いテーマがあると思うんですけども、
地理的な要因でもそういうことが起きるのかもしれないっていうところを考えながらですね、地図を見ていくと面白かったりしますよね。
熟成、今日のテーマとも結構関係してくるようなことかなと思っているので、本当に面白いキーワードをいただいたなと思っています。
続いて第3話についてですね、第2話、第3話か、第2話、第3話、人が列車を押していたっていうテーマで話したところですけども、これについても関田くんからメッセージいただいているのでご紹介します。
なんと列車を人力で、これを聞いて南米で行った鉱山ツアーを思い出した。
そこではトロッコーシが一番給料が高いのだと教えてもらったよ。
古い人たちも大変だろうけどトリウムをして過酷な仕事なんだね。
採掘現場は体に良くない鉱物の粉塵を吸い込んだりもするから、だいたい10年で体を悪くして引退するんだと教えてもらったよ。
そして今なお現地ではこの仕事をしている人たちがっていうメッセージをいただきました。
関田くんは世界中でいろんな国を旅している人なので、もう本当にこういう話がリアルに聞けるのがすごい楽しいですね。
日本では今はトロッコーシも含めて人力で列車をしているって人はもう絶滅してしまったのかもしれないんですけども、
世界では実はまだまだこういう仕事をしているって人たちがいるっていうことでもありますよね。
ただその人たちが高級取りだっていうのも共通してたりとかして、それで面白いなと思ったんですけども。
日本でかつて人車機動戦を推していた方々っていうのがですね、その後どうなったのかっていうのとか、僕はすごい気になったりするんですよね。
10年間という間でしか走ってなかった列車ですけども、その推し婦の人たちがその後どうなったのかっていうのとか、ある意味ドラマだなと思ってたりします。
引き続きまして、第2回のときに紹介させていただきました暴走民理資産の京子さんからまたメッセージをいただいているのでご紹介させていただきます。
第3回放送も楽しく配置をさせていただきました。
人車鉄道の話を2回にわたって背景を交えて知ると、以前茂原の美術館で見た人車鉄道の車体も千葉的にある
虎山記念館の人車鉄道のジュラマももっと興味を持ってみたのになと思いました。
江戸時代の大大名と現在の交通道路を関連付けて考えたこともなかったので、新しい視点がもらいました。
61センチ、2尺の幅、これは軌道の幅ですね。
まあまあ脱線事故が起きたといっても、また起きたかみたいな感じで、しかも一路で人顔してた車両ですから、
実はこのみんなでというのが乗っていたお客さんも含めて、みんなでやっと車両を線路に戻してまた走ったというような記録。
あとですね、この自社軌道線というのが非常に揺れる列車があったそうで、
下り坂ではガサガサ揺れて怖かったみたいな記録が残っていると。
僕はこの記録確かに読んだ記憶があるんですけど、どの本で読んだのかを忘れてしまって、
いろいろ調べたんですけど、その本を見つけられなくて、今回カットさせていただいたという事情がありました。
この機関の幅の61センチというのがそういうことにつながっていたんだというのを説明させていただきました。
さて、メッセージの紹介は以上になります。
引き続きメッセージお待ちしておりますので、何か気になることがあったりしたらお気軽にメッセージいただければと思っています。
本当に励みになるのでありがたいです。今回メッセージをいただいたお二方どうもありがとうございました。
第4話 放送のマルシェ文化が放送に人を呼び寄せる
今日のテーマの導入から始めたいと思っています。
11月23日日曜日に千葉県の泉市のJR泉鉄道大原駅のすぐ近く、駅の目の前の会場で
大原文化ストリートvol.5というイベントが開催されます。
このイベントの主催は大原文化ストリート実行委員会で、その実行委員会メンバーとして
北斗社イベントスペースナルセ代表の松村さんと私たち伊鉄ブック事務局のスタレットが入っております。
もっかそのイベントのための準備に取り組んでいるところです。
この大原文化ストリートをやり始めたきっかけというのが経緯を説明するとですね、
私たち今大原ブックパークですとか大原商店街でいろんなイベントを開催させていただいているところなんですね。
そうしますとやはりですねこの泉市、大原商店街って泉市最大の商店街なんですけども、
この商店街をもっと賑やかにするために何かできることはないかというふうなことを考えたわけです。
そういったときに伊鉄ブックは本の力を持っています。
北斗社さんは民芸品だとかクラフトの力というのを持っているわけで、
こういった力を重ね合わせることによって文化の力でですね、
何か街を賑やかにするというようなことができるんじゃないかというようなことを発想していたんですね。
そんなことをいろいろ話し合っていたおり、
なんとですね私たちのイベントの出資に賛同、共感いただいた方からアップライトピアノを寄贈いただいたんです。
このピアノをですね、本当にピアノなんか買ったら6桁万円くらいいくわけで、
それをですね寄贈いただいてしまったんですけども、
このピアノ同士を考えたときに、
YouTubeでストリートピアノの動画を私たちが見るのがすごい好きだったんですね。
そうだ、このピアノを使ってストリートピアノをやって、それで人を呼び込もうというふうなことを考えたわけですね。
大原文化ストリートの目玉としてこのピアノを中心に連れました。
なのでピアノの音楽の力ですよね。
そして北斗舎さんの民芸品だとかのクラフトの力。
それともちろんおいしいものですとか、そういったものを組み合わせて、
イベントを開催しようと考えてやってきたわけです。
今まで3回、本当は4回だったんですけど、1回雨で中止になってしまったんで、
3回イベントを開催してきまして、
おかげさまでたくさんの人がピアノを弾きに来てくださったり、
もちろんそれを聴きに来てくださったりしてくれて、
町商店街にたくさんの人が出歩くというようなことが、
1日限定ですけども、できてきているというような状況にあります。
このような形で、僕はですね、
ボーソンの様々なマルシェ、マーケットイベントに参加したり協力したりしてきました。
そんな僕から見るということなんですけども、
ボーソン半島はですね、非常にマルシェだとかマーケットっていうイベントが
雑貫なところで、まずそれがすごいなと考えています。
すいません、今日のテーマを話す上で、マルシェとマーケット、
これは同じ意味の言葉なんですけども、
今日はマルシェという言い方で統一させていただきますね。
マルシェがたくさん企画されています。
しかもですね、そのマルシェを企画しているのが、
自治体だとか、大企業だとか、商店街組合だとか、
大きな存在ではなくて、
民間の小さなローカル企業家たちのヒロインたちが
主催、企画しているというところがたくさんあるというのに
特徴があるかなと思っています。
まさにこういったですね、たくさんのイベントが開催されていて、
しかもそれがどんどん広がっているということで、
これはもうボーソンのマルシェ文化といってもいいんじゃないかなと思っています。
そんなマルシェ文化をずっと見てきた自負があることとして、
今日はですね、そのボーソンのマルシェ文化について考察してみたいと思っています。
はい、ここから本編になります。
まずは、ボーソン半島でですね、どれほど盛んにマルシェが開催されているのか、
実際に直近これから開催予定のイベントを紹介していくことで
皆さんに実感していただこうと思っています。
もし気になるイベントがある場合にはですね、
概要欄にイベントのURLなど貼っておきますので、ぜひチェックしてみてください。
それでは直近のマルシェ紹介していきます。
10月12日、13日、糸木と手というイベントが市原市の内田未来学校というところで開催されます。
この内田未来学校もすごいお勧めの場所なんですけども。
糸木と手の不思議な名前のイベントですけども、
これはですね、面白くて、糸と木と鉄を使った作り手さんたちが中心になって開催するイベントだからなんですね。
糸木と手です。
もちろんそれ以外のクラフトさん、アーティストさんですとか、
美味しい食べ物の出展者さんも集まるイベントになっております。
続いて10月18日、19日、くらしづくというイベントが千葉県九十九里町で開催されます。
九十九里町にある菅原工芸ガラスさんという有名なガラスの会社さんの工房の敷地内を使って開催されるイベントになっています。
千葉県のクラフト作家さんはもちろんのこと、日本全国のクラフト作家さんたちが集まるイベントになっていまして、
クラフト好きがですね、わーっとたくさん集まるイベントになっています。
クラフトだけじゃなくて美味しい食べ物も同じ敷地内で買えるようなイベントになっています。
続いて10月19日、りゅうかじというイベントが泉市大原で開催されます。
琉球の琉に火星と書いてりゅうかじというイベントです。
これはイベント主催者の北斗社さんがですね、沖縄に縁があって、
その沖縄の人たちとか物を泉に呼んでくる、呼び込んでくるというようなイベントになっています。
山神のライブがあったりだとか、沖縄の民芸品がたくさん並んだりだとか、
美味しい沖縄の料理とかですね、並ぶイベントになっています。
沖縄好きの人はぜひおすすめです。
10月25日、26日、ペーパートゥータウンというイベントが千葉市で開催されます。
千葉市の千葉駅から直結しているセンシティガーデンテラスというところで開催されるイベントです。
遊ぶ、彩る紙の市というテーマが掲げられているイベントですね。
古本屋さんがたくさん並んだりですとか、あと紙を使ったワークショップ、
お子さんも喜ぶようなワークショップが開催されるようなイベントになっております。
10月26日、泉ぐるぐる秋の収穫祭というイベントが泉市、
源氏ボタルの里、バンブーキャンプサイトというキャンプ場で開催されます。
この泉ぐるぐる市は名前の通りですね、
泉のいろんなところをぐるぐる回って開催されるイベントになってまして、
これもですね、泉市内の出展者さんたちが自主的に開催するようなイベントになっております。
キャンプ場で開催するというのもですね、面白いかなというところです。
11月8日、9日、ステラ百貨店というイベントが勝浦市で開催されます。
勝浦市にある芸術文化交流センター、キュステという大きな建物があるんですけども、
そちらで開催されるイベントになっています。
百貨店と名前がついていますけども、イベントの名前でして、
いろんなクラフトアーティストさんが集まるようなイベントになっています。
ホームページだとか見ていただくとわかるんですけども、
すごいこだわりのある人たちがみんな集まってくるような、見てるだけで楽しいイベントですね。
11月9日、ブラウンズフィールド収穫祭2025というイベントが泉市で開催されます。
ブラウンズフィールドはカフェだとか宿をやっているところで、
泉市の移住文化っていうのを作るきっかけになった場所の一つと言えるようなところかなと思います。
そこで収穫祭イベントを毎年やってるんですけども、
鳥というか、メインに盆踊りをみんなで踊るっていうようなことをやってまして、
たくさんの人がそれを楽しみにしているイベントだったりします。
11月16日、アワブック市というイベントが南暴走市白湖というところで開催されます。
道の駅ローズマリー公園を舞台にして開催されるイベントです。
このイベントはアワブック市という名前の通りですね、暴走の本好きさんたちが集まるイベントになってまして、
本を売り歩いている人たちっていうのが、この日1日ですね、南暴走市に集結するイベントになってます。
本好きな人にはもう最高のイベントです。
11月23日、先ほど冒頭でお伝えした大原文化ストリートが、
これ、泉市のJR泉鉄道大原駅の目の前の僕としたさんの近辺で開催されます。
11月30日、渚のファーマーズマーケットというイベントが一宮町、一宮海岸の広場で開催されます。
このイベントは本当に大きなイベントになっていまして、
農産物、ハンドメイド、他肉植物、ワークショップ、フード、スイーツなどのお店100店舗が集合すると、
すごいたくさんの方がいらっしゃるイベントです。
海が目の前にあるので、パッと開けてる会場でたくさんの人が集まるっていうすごいイベントになっています。
本当にここで紹介したのはごく一部でして、聞いていただいたら分かる通り、
ほぼ毎週のように暴走のどこかしらでマルシェイベントが開催されている。
まず、なんでこんなにたくさんあるんだろうかっていうところですよね。
あとは、先ほど冒頭で申し上げた通り、こんなたくさんのマルシェ文化っていうのが、
自治体だとか大企業だとか、何らかの組合だとかっていう大きな存在ではなくて、
民間の地域事業者、企業家たちのヒーロー、ヒロインたちが主催している、
企画しているっていうところに特徴があるかなと思っています。
問題はどうしてこのような形でたくさんイベントが企画されるのか、
そしてそのイベントのマルシェがですね、マルシェ文化が広がっているのかということですよね。
それをちょっと僕が今考えているようなことをまとめて話してみたいと思っています。
ここからはキーワードとして、移動という言葉を軸に話をしてみたいと思っています。
移動は移るに動かすで移動ですね。移動するの移動です。
最近ですね、ポッドキャスト番組でBeyond Facts & Logicっていう番組があるんですけども、
その番組の中で日本の未来を阻む思い込み、経済学でひも解く移動の力という回がありました。
聞いたんですけども、その中ではですね、
IGPIグループの塩野誠さんという方と東京大学経済学部教授の星武雄さんという方が対談をされていました。
ちなみにこの塩野誠さんという方はですね、ニュースコネクトっていう有名なポッドキャスト番組があるんですけども、
その日曜版で登場する名物解説の方になっています。
その塩野誠さんと東大の経済学部の星武雄さんという方が、
日本の未来を阻む思い込みということで、
よく誤解されているようなことっていうのを経済学の観点から、
そういうちょっと観点は違うんじゃないかっていう話をされてた回ですね。
この中で地域経済、日本経済と言い換えてもいいんですけども、
経済の成長の原動力になるものは何かって言ったときに、星武雄さんがですね、
移動であるっていうふうに答えてるんですよね。
僕はちょっとこれにかなり衝撃を受けまして、移動っていうのはムーブの移動です。
その移動こそが経済の成長の原動力になっている、イノベーションの原動力になっているっていうことなんですよね。
大きなマクロ的な話で言うと、例えば大企業の移動っていうのは、
大企業自体が移り変わるではなくて、経済の新陳代謝ですね。
例えばもう時代にそぐわないような、ちょっとですね、もう古くなってしまった企業っていうのには、
市場から退出していただいて、新たにイノベーション革新を起こすような企業が経済に入ってくるっていう、
こういう循環を経済の中で作り出していくことこそが、経済成長の原動力なんだよっていうような話をされていました。
ちょっと形だとかスタイルは違うんですけど、僕はこの移動っていうことが、
今、暴走半島で起きているこのマルシェ文化を作り出す、そもそもの原動力になっていると考えています。
まずは先ほどいろいろマルシェ列挙していきましたけども、こういったマルシェの企画サイドにいるですね、
要するに中心メンバーとして動いている人たちっていうのが、多くのパターンがですね、移住者の場合が多いんですね。
移住者といってもいろいろで、もちろん完全にアイターンって言いますけども、
例えば大都市部から全く縁もゆかりもなかった暴走半島に来るっていう方もいらっしゃるし、
それからUターンっていう形で、もともとは暴走で生まれ育ったけども、
一度東京だとかいろんなところに出て、それで戻ってくるっていうパターンの方も移住者です。
こういった移住者の方々が中心になってマルシェ文化を築いていって、これがまず一つ移動ですよね。
そういった移住者の人たちが、まずその中心になって、
その人たちはもちろん地域で様々な仕事をしていて、
例えば転職をしたり、要するに会社を変えるってことですね。
住む場所を変えて、会社を変えて生活していたり、
あるいは最近だと在宅勤務なんかも要員できるようになったので、家で仕事をしていたり。
あるいは結構多いんですけども、役場だとか行政機関に勤めたりだとかですね、そういうパターンですよね。
こういった形で仕事をして生活していくっていうのはもちろんたくさんあります。
それとまた別でローカルで起業していくっていう選択肢を取られる方がいて、
しかも最近それがちょっとずつですけども増えてきているというふうに考えています。
これも一つの移動ですよね。
移動のスタイルって本当にいろんな形があるなと僕なんかは思っていまして、
生活スタイル、住む場所を変えるっていうのも移動ですし、
それから職業を変えるっていうのもある意味の移動になるわけで、
この移住者の人たちが巻き起こすようなことっていうのもある意味移動として捉えると、
いろんなことがピースがはまっていくんじゃないかなというふうに今考えているわけです。
話を戻して移住者の人たちが中心に、
もちろんその以外の方もいらっしゃるんですけど、
移住者をちょっと今回フィーチャーして話をしますけども、
要するに会社の勤め人にならない、
サラリーマンだとかそういったスタイルにならないっていうようなことを選択する人たちがいて、
その人たちは自分たちでなりわいを起こしていく、
いわゆる起業家ですよね、っていうようなことをやっていくということがあるわけです。
ただ単にそれだけだったら普通に起業ですけども、
その動きっていうのがネットワーク上に広がっていくっていうことが、
暴走であると観察できるなと思っています。
起業家さんたちのネットワークがどんどん強くなっているっていうことがあるなと思っているんですね。
これが暴走マルシェ文化の背景になっているっていうことがまず一つ分けられるなと思っています。
ここからはそのマルシェ文化と何回も言ってるんですけども、
その文化が続いていくのはどうしてなのか、広がっていくのは何でなのかっていうのをちょっと考えていきたいと思っています。
よく言われる話ですけど、文化は英語にするとカルチャーで、
これは英語のCultivate、高安っていう言葉と語源が一緒っていうふうなことが言われてたりしますね。
高安っていうことと文化っていうのを考えると、
共通語として永遠として、営みとして続いていくっていうことがあるのかなと思っています。
続くことによって蓄積していって、それが堆積していって、
いつの間にか文化としてなっているっていうのが文化成立の流れかなと思うんですけども、
そういうふうに続いていくためには逆に続けていけるような経済的なことだとか、
そういうことがなくてはいけないわけで、それがマルシェ文化としてどうしてこういうふうに続けられるのか、
広がっていけるのかっていうのをちょっと考察してみたいと思っています。
ちょっと難しい話が続いてしまってるんですけども、
できる限り単純化して、ちょっとモデル化してですね、皆さんにお伝えできればなと思っています。
先ほどの話では、マルシェ文化の中心に移住者の人たちがいることが多いっていう話をさせていただきました。
その人たちがローカルで起業する、ローカル起業家として何らかの仕事を作っていくっていうようなことが見て取れるという話をしました。
起業するスタイルは何でもいいんですけども、
例えばお菓子を作るのが得意だった人は、お菓子を作る人として起業する。
あるいは野菜を作る人は野菜を作る、野菜を販売する人として起業する。
何か、例えば金属で指輪を作るのが好きな人は指輪を作って、
クラフト作家さんとして起業するっていうようなことが、これが今暴走で起きていることなんですけども、
何かしらの形でこうやって起業していくわけですね。
ここからがちょっと観察的な考察になるんですけども、
そういった方々がマルシェに何回か出ていくと、
もちろんクオリティだとか、いろんな人柄だとか、そういったことももちろん関係すると思うんですけども、
何回か出ていくうちに、その人のファンっていうのが出てくるんですよね。
ちょっと単純化するためにシンプルな形で伝えていきますけども、
例えば、1人の企業家さんが10人の熱心なファンを作っていたとしましょう。
マルシェに来ると、だいたいそのファンの人たちが常連さんとしてやってくるっていうような流れができるわけですね。
そうすると、仮にその10人のファンの人たちが、それぞれ1000円ずつ毎回買っていくとしましょう。
そうすると、10人の人たちが1000円ずつ買っていくわけですから、1万円の売り上げができるわけですね。
こういうような形で、1人の人が10人のファンを連れていく。
そうすると、10人の企業家さんたちが集まるマーケットがあると、100人のファンが来るわけですね。
その100人のファンが1000円ずつ使うと、これは10万円の売り上げになる。
マーケットとして10万円の売り上げが立つようなマーケットができるというようなこういうわけです。
当然ながら、10人のファンの人たちは、その推し勝つみたいなことをやりだすわけですね。
自分の好きな人のために。
まあ、ためにじゃなくて、自分が好きだからやるんでしょうけども、
例えば家族だとかご友人の方を連れてくる。
マーケットに連れてくる。
そうすると、1人の人がもう1人の人を連れてくると、倍になって2人になるわけですね。
そうすると、10人の企業家さんたちが集まると、100人のファンが集まって、
100人のファンの人たちがもう100人連れてくるわけですから、200人の人々が来る。
で、この200人の人々が1000円ずつ買うと、20万円の売り上げができるというわけです。
そうすると、マーケットとして20万円のサイズに成長していくわけですね。
で、ここからがちょっと複雑に、少し複雑になっていってしまうんですけども、
見ていると、この企業する人たちっていうのが、マーケットの中心メンバーとして
企業するっていう人がいるというふうに申し上げていましたけども、
実はですね、この企業をしている人たちも誰かのファンだったりするんですよね。
つまり、10人の企業家さんたちが100人のファンを連れてくるっていう話をしましたけども、
この企業家さんたちも誰かのファンだったりするパターンが多いんです。
そうすると、図的には1人の周りに10人があるとすると。
そうすると、その中心にいる1人の人はまた別の円のファンの1人として現れる
っていうようなことが図として描かれていくということですね。
そうすると、同心円状に広がっていく輪があったとして、
それが重なり合うような形で暴走に存在しているっていうふうに見ることができます。
そうすると、例えばあるマーケットではある企業家の人が中心になってやってるけども、
また別のマーケットではその人がファンとして別の企業家さんのところのマーケットに行くっていうような形になるわけですよね。
実際見てるとそういうことが本当によく起こっています。
そうなるとですね、このマルシェを好きな人っていうのがどんどん移動していくっていう現象が起きるんですよね。
ある人があるマーケットにいるっていうのを聞いて、別の人が
あの人が行ってるイベントだったら僕も行こうっていう形で移動していく。
そうするとですね、またこれが面白くて、マルシェ好きな人っていうのが生まれてくるんですよね。
誰かのファンというわけではなくて、マルシェがそもそも好きっていう人が生まれてくる。
このマルシェが好きな人っていうのがまた人を連れて行って、マーケットに人を連れて行って、
マーケットが大きくなっていくっていうような現象が起こります。
まとめると、まず1人の企業家の人が10人を連れてくる、10人のファンがいるっていう図式を考えて、
10人の企業家さんたちがマーケットをやる。
そうすると、10人の企業家に10人ずつ付いているので、合計すると100人のファンが生まれる。
100人のファンが、それぞれ家族だとか友達を1人ずつ連れてくると、200人の人が集う。
この200人の人、プラスアルファ、マルシェ好きな人っていうのが来る。
仮にこのマルシェ好きな人が100人だとしましょう。
そうすると、全部で300人の人が集うようなイベントっていうのが出来上がるというわけですね。
その300人の人たちがそれぞれ1000円ずつ買うと、30万円の売上が上がるわけです。
もちろんマーケットに出ている出店者さんの提供する食べ物だったり、クラフト品だったりとか単価は別々なんですけども、
ちょっと簡単にするために平均して3万円ずつの売上がるとしましょう。
要するに出店者さんはあるマーケットに参加すると、3万円の売上が立つというわけです。
1日3万円なので、1日3万円の売上が立ったということですね。
多いか少ないかっていうのは人の判断によるので、ちょっとここではその判断は提供しないですけども、
とりあえず3万円の売上が上がるというわけです。
そうすると、今度はマーケットに出店料っていう名目で払う金額費用が出てきます。
大体この出店料は10%前後のことが多くて、売上の10%を主催者に支払うという形ですね。
そうすると売上が3万円なので、3万円の10%、3000円を主催者に支払うことになります。
そうすると、出店者さんは出店者が10店舗いたとすると、それぞれ3000円ずつかける10店舗ですから、
3万円の出店料を集めるということができるわけですね。
それでその3万円でもって、マーケットを開催した場所を借りたりだとか、
あるいはマーケットのチラシだとか、ホームページだとか、看板を作るっていうのの費用に充てるわけです。
こうして、その企業家の人たちが10人の人を集めるっていうこういう図が続く限りには、
どんどんマーケットを開催していって、それを続けられるように経済的になっていくというようなことが出てくるかなと思っています。
そういった経済的な原理はもちろんなんですけど、心情的なところですよね。
企業をする、ローカルで企業をするっていうのをウェルカムだし、それから手伝うとか支援するっていうようなこともやりだすと。
実際にそういったことをやってる方々はたくさんいますし、僕らもそれをやってるつもりなんですけども、いるなーっていう感じなんですよね。
なんで自分のライバルを増やすようなことをするのかって、もしかしたら思われるかもしれないんですけども、それはライバルを増やすわけではなくて、
自分たちのマルシュ文化っていうのを大きくしていくこと自体が目的なので。
その目的にそういうような方々が入ってくるってことは、全然ウェルカムなんだよっていうようなことに言い換えることができるかなと思います。
これがその企業家さんたちのネットワークが形成されていくっていうことの一つなんですよね。
一つというか原因、原因になる要素なのかなと思っているわけです。
例えばの話、これも観察によることなんですけども、あるマーケットの主催者さんとつながったとしましょう。
例えばイスミなんかでマルシェを開催されている方の知り合いになったと。
いろいろな理由で仲良くなったとしましょう。
それで自分のところでこうやって出てみなよって言って、マルシェにちょっとした起業して出てみた。
そうしたら次々と他の方々からいろんな声をかけていただいたっていうことがよくあります。
これ本当によくあります。
それはなぜかというと、その企業家さんたちがネットワークでつながっているからなんですよね。
誰か一人と知り合いになると、その地域でいろんなことをやられている何十人何百人かと一気につながるっていうようなことが出てくるわけですね。
それはみんながハイト的なライバルみたいな形でなっているわけではなくて、
お互いにこの暴走マルシェを盛り上げていくっていうような目的に合致していればみんなウェルカムだよっていうような心情が働くからだと思っています。
挑戦者もともとの文化がどんどん形成されていく。
それに引き寄せられるように、自分もちょっと挑戦してみようかなって人たちが現れて移住してくるっていうこういう流れができていくわけですよね。
これが先ほど言った移動の原理になっていくわけです。
よく経済関係の本を見ていると、生物学の生態系みたいなモデルを使って説明されることがあるんですよね。
エコシステムって言ったりしますけども、生態系のモデルと経済的なモデルっていうのを類似性を見出して説明していくっていうようなことがあるなと思っています。
これは自営業者の悲哀っていう形で伝えてもいいと思うんですけども、
自分一人で起業して、どうしても最初は一人親方みたいな形でやっていくことになるわけです。
そうすると自分の体っていうのは四方になっていきますから、健康を害してしまうとですね、もう一気に成り上がりが成り立たなくなるわけですよね。
なので健康を崩して辞めてしまうということが本当に大きなリスクになるわけです。
他にも例えば、親の介護の問題だとか、あるいはお子さんの教育の問題だとか、こういったことが原因になってやめていくっていうこともあるんですよね。
そういうのもあるなということですね。こういった形で1は簡単に0に戻るっていう話ですね。
もっとマクロ的な視点で、この暴走のマルチ文化っていうのが、もう本当に衰退というか、消滅に向かった出来事がありました。
1つがまず東日本大震災ですね。もう本当に忘れもしないですけど東日本大震災が起きて、その後の自粛ムードっていうのが起きました。
イベントをやってる場合ではないっていうのは空気感ですよね。
この空気感っていうのは本当に恐ろしくて、お客さんが来ないようなことになってしまいますから、イベントの主催者的にも本当に難しいんですよね。
この東日本大震災の時には、まず壊滅的にイベントが開催しづらくなったっていうような歴史があります。
もう1つが、皆さんもご記憶にあたらしいと思いますけど、コロナウイルスのパニックというか、コロナウイルスの時ですよね。
あの時のがもっとひどかったかと思いますけど、自粛ムードですよね。
外にも出られない、人を集めてはいけない、人と距離を保たなくてはいけないということで、マルシェにとっては最悪な時代が続いたわけです。
こういった形で、その築き上げてきたものが簡単に崩壊してしまうというリスクもあるっていうのを知った上でやはりやっていくべきかなと思っています。
本当に持ち上げるばっかりではなくて、こういうリスクを知っていくということも本当に大事だなと、今にして思うと思っているので、
そんなことも伝えておいたほうがいいかなということで話をしてみました。
今日のお題目として、暴走のマルシェ分化というのが、暴走に人を呼び寄せるという話をしてきましたので、
何かしらこういうのをもっと促進したいという自治体の動きだとか、そういったものを今感じるようになっているんですよね。
その時にやはりちょっと僕として主張したいことがありまして、
その暴走のマルシェ文化というのをどんどんサポートしていくっていうのはやはりいいんですけども、
やはりですね、ばらまき的なものは成長を阻害させてしまうなと思っているので、
こういった暴走のマルシェ文化を応援したいという自治体だとか、
大きな存在というのは場所を提供することをまず第一優先にしてほしいなというふうに感じています。
バーですよね。バーが求められている。
いい場所であればあるほど人も集めやすいという関係性にありますので、
そういう場所を提供してくれるというところがどんどん出てくればいいなというふうなのが、
きっとマルシェの主催者の思いでもあると思っています。
例えば駐車場の問題、例えばトイレの問題、こういった問題がマルシェにはつきまとっていまして、
あとは雨の問題ですよね。雨風が防げるかどうかっていうところとかが大きく関係しているので、
そういった場所をもっともっと提供すれば、もっともっとマルシェ文化は発展していくだろうなと、
僕なんかは考えています。
ここからはお知らせやイベントのご案内をさせていただきます。
まずイテツブックスの紹介です。
イテツブックスは配線の危機にある泉鉄道をご扶養になった本を寄贈していただくことにより、
応援していこうというプロジェクトになっております。
皆様からの寄贈本を使って収益を上げて、泉鉄道の売上アップに貢献したり、
地域の企業化応援やイベントの活性化に使わせてもらっています。
今も寄贈本を大募集中です。
詳しくは概要欄のリンクからからイテツブックスで検索してみてください。
続いてイテツブックス関連のイベントの告知です。
10月12日は大滝町のお城祭りにブース出展させていただきます。
大滝城は徳橋天皇の本田忠勝が開いた城になっています。
それにあやかって本田忠勝に奮した武者を筆頭に、武者行列があるお祭りになっています。
そこでフル本屋としてブース出展させていただきますので、もしよろしければお越しください。
続いて10月25日にPaper to Townというイベントの千葉駅の前で開催されるイベントに出展させていただきます。
こちらもフル本屋さんがたくさん集まるイベントになっていますので、本を好きな方はぜひ。
あとは11月23日大原武家ストリートですね。
これは今日の本編の中でいろいろ取り上げさせていただいたので省略させていただきます。
おすすめ地域イベントも今回は本編の中で触れさせていただいたので省略させていただきます。
エンディングです。
ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。
放送文明ラジオでは皆様からのメッセージをお待ちしております。
感想やご意見、取り扱ってほしいテーマや民営情報など何でも結構です。