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BOOTUP RADIO、ポッドキャスターの伊藤です。この番組は、プライチー創業者でエンジェル投資家の橋田一秀さんと、スタートアップを立ち上げる上での疑問や企業に関するトピックを取り上げ、シード企業家や企業界美軍の方に役立つ情報をお届けします。おはようございます。
おはようございます。最近どうですか?元気ですか?
6日前ぐらいにサンフランシスコに引っ越してきて。
どう?新規は今?
新居というか、新しい家に来てますね、今。
シェアハウスしてるんだっけ?
そうですね。一応、ホームステイっぽいシェアハウスです。
ホームステイっぽいシェアハウスっていうのは何か違うんですか?どういう感じなんですか?実体というか。
なんかその2階にオーナーさんたちが住んでて、そのオーナーさんたちもエルサルバトルの内政の時にサンフランシスコに来た元々南美の方なんですけど。
で、僕はそのお家の1階をですね、のうちの一つの部屋と共同スペース、キッチンとかシャワーとかを使ってるみたいな、そういう感じですね。
はいはいはい。え、なんかそれは1階はじゃあ他に住んでる人もいるんですか?
はい。
どういう人は住んでるんですか?
モーテル敵、はい、住んでる人いますね。
その人は、えっと、ANAで働いてる、サンフランシスコの空港のANAで働いてる人で、一応日本語も結構喋れるみたいな、だけどアメリカ人っていう人が住んでるんです。
なんでそこに住んでるんですか?
え、なんかたまたまその人捨てでここに来たっていう感じですね。
え、別になんか、まあシンプルに家賃が高いからってこと?
普通にたぶん住んだら家賃めっちゃ高いと思います。
え、そうですか。なんか面白い人たちと住んでますね。なんか別にこうじゃあスタートアップの人たちと住んでるとかじゃなくて、普通のなんかホームステイみたいなところに住んでるって感じなんですね。
はい、まあほぼシェアハウスみたいな感じですけど、そうです。
住んでみてどうですか?数日経って。
数日ですけど、そうですね、なんかあのサンフランシスコ治安悪い悪いってすごい言われてると思うんですけど、結構なんかすごいあの変わってきたというか改善されてきたのかなっていうふうには思いますね。
ダウンタウンとかの方行っても。
改善されてきた?
もちろんホームレスの方全然いらっしゃるんですけど、そんなに前ほどというか、1年前とかと比べたらあの良くなってきてるなって思います。
あ、そうなんだ。
なんかサンフランシスコの市長選挙が11月にあって、多分その現職の人もなんか結果出さないとやばいって多分思ってて、一生懸命たぶんその治安の改善とかしてて。
ホームレス。
はい。
へー。
っていう感じな気がしますね。
なるほど。市長選挙いつあるんですか?
市長選挙多分11月?間違ってたらすみません。
あ、そうなんだ。
確か11月です。
いやいや、なんかまた秋頃に行こうかなと思ってたんで。
はい。
そうですか。
ぜひ、はい。という感じです。
わかりました。ありがとうございます。じゃあ伊藤さん今日のテーマお願いします。
はい。本日もですねお便りが来てるのでそちらを取り扱っていこうかなというふうに思っています。
はい。
はい。ラジオネームは大変お世話になっているのばるばはやしさんからです。ありがとうございます。
はい。のばるばはやしさんからですね。
はい。
あのー、のばるばはやしさんってオアシスのレンタル家具のサブスクの会社の人っていう感じです。
うんうんうん。
オアシスで借りてますいろいろ。
ありがとうございます。では読み上げます。
いつも楽しみに聞かせていただいております。スタートアップの支援してます。
企業家ではないのですが彼らの支援をするにあたって分かっていないところがあり、もしよろしければ教えてください。
スタートアップ上場の要因
昨今スタートアップが上場しにくいと聞いており、いろんな説で理解してるつもりになっているのですが、現時点でどんな要因で誰が上場させないのでしょうか。
Jカーブスタートアップが上場後にうまく黒字化できなくて、上場基準が厳しくなった説、これは当省が厳しくしたんでしょうか。
また、上場のために支援してくれるプレイヤーが少ない。
証券会社は大型上場を追いかけるので順番待ちになっているのか。
また監査法人が少ないことやCA法人材、そもそも適切な人が少ない。
そして市場として景気が良くないための上場後のいい値段がつかないため、今上場したくない。
株主であるVC、投資家、創業メンバーなど。
今度はメリットですね。また上場したがるプレイヤーとメリットは何なのかについてですが、早く資金が欲しい経営者や株主、また会社の信用力が欲しい、採用や取引先の面などについて。
他にもどんな構造があって、どんな力学で上場のタイミングを見計らったり、MAの方向を探ったりするのでしょうか。
一般論的なところと柱さんの視点を聞いてみたいです。
ありがとうございます。
ありがとうございます。ちょっと回答していこうと思うんですけど。
まずスタート1個目。スタートアップが上場しにくいと聞いており、いろんな説で理解しているつもりになっているのですが、現時点でどんな理由で誰が上場させないのでしょうかという話で。
そうですね、1個目。彼がいろんな説を挙げていますけど、Jカーブスタートアップが上場後にうまく黒字化できなくて上場基準が意識になった。
なくはないけど、たぶん次に出てきたプレイヤーが少ないの話が一番元のネックになっていて、
だいたい日本で毎年新規上場している会社って100社ぐらいと言われています。
これって僕もよく言っているんですけど、急に増えることはたぶんないです。
なぜならボトルネックになっているのは、関西法人と東京証券取引所というところに上場するんですけど、
東京証券取引所のキャパシティ、ちゃんと審査をしないといけないので、それをできる人員のキャパと、
あと企業側で上場審査のための監査をやるための監査法人なんですけど、そこのキャパシティが足りていないというのが一番の理由かなと思います。
これが来年から150社、200社、300社になりますということはなくてですね。
そういった形ですね。これが一番ボトルネックになっているところだと思います。
他にも、あとは年によって上場する会社が増えたり減ったりみたいなのはもちろんあると思っていて、
これどういう理由なのみたいな話で言うと、やっぱり例えば指標が良くないから上場してもいい値段がつかないためって質問にもありましたけど、
まさにスタートアップ側でコントロールしている。ちょっと前だったら、SaaSバブルみたいなので、
上場する会社、赤字でも上場したりとか、それで値段がついてっていうこともあったと思うんですけども、
やっぱりその時に比べると今ちょっと厳しいかなっていうところで、上場を先延ばしするという会社が増えているかもねっていう感じです。
先延ばしできる理由も未上場でも資金の調達ができる。
日本というのはそもそもすごい小さい規模感で上場できる。
例えば、新規上場時の株価って数十億から数百億ぐらいっていうのが多いと思うんですけど、
本当にVCとか入ってない会社とかだったら数十億円ぐらいの上場とかも全然あるバリエーションが。
っていう意味で言うと、比較的上場っていうのはしやすいマーケットなのかなっていうところですね。
とはいえ、今日本の市場でいうと未上場でも資金を出してくれる投資家さんっていうのはまだ結構いまして、
要はスタートアップにお金がいっぱい流れてきているので、未上場でも数百億みたいな株価がついている会社っていうのは結構あったりしますと。
そこはしっかり未上場で調達できる環境を整ってきているっていうのは大きい理由かもしれないですね。
タイミングを見て上場させるっていうスタートアップ側でコントロールしていることっていうのはありますよね。
そんなとこかな。
結局スタートアップにお金がめっちゃ流れてきている。
VCファンドとかがたくさん設立されてリスクマネーが流れてきているにもかかわらず、
IPOの出口の数があんまり変わらないっていうかなりいびつな感じになってまして、
そこは結構厳しいかなって思いますね。厳しいっていうのは、
要はお金が流れてきているってことは資金調達できる会社が増えているのに、
上場できる会社が変わらないっていう、そういう意味でスタートアップにとっては、上場っていう出口は厳しい。
より選抜されるようになる。出口の数変わらないんで。
スタートアップする人や調達できる会社が増えているにもかかわらず、出口のサイズが変わらないから、
より選抜が厳しくなるという感じでしょうかね。
ここまで大丈夫ですか。
上場したがるプレイヤーとメリット
また2つ目、上場したがるプレイヤーとメリット。
なんで上場するのかみたいな話なんですけど、やっぱり、
早く資金が欲しい経営者、株主、会社の信用力が欲しい。
一般的には確かになんで上場するのって言ったときに、
会社の信用力が上場した方が信用力が上がると一般的には言われてますし、
それはそうだよねっていうこと。
もう1つが早く資金が欲しい経営者や株主のところなんですけど、
これはですね、いろいろありまして、例えば、
株主が正しいと思います。
要はVCとか、いわゆるスタートアップに投資する人は、
上場とかM&Aという、いわゆるEXITと呼ばれるイベントで、
前に投資した株を現金化して利益を得るというビジネスモデルなので、
特にVCに関しては。
なので、VCとしても、
しかもVCってお金預かるときに満期を設定している、
VCっていわゆるLP、
投資家の人たちから事業会社とかから、もしくは機関投資家の人からお金を預かって、
それをスタートアップに投資をしているんですけど、
これって期間がだいたい10年という形で定められているので、
そのお金を預かってから10年以内にリターンを出してお金返しますよ、
増やして返しますよというコミットをしています。
よって、上場のタイミングが10年以内だったらいいんですけど、
ファンドが始まってから。
これがもう10年近くなってくると、
VCからも、そろそろ上場しないですかっていう企業家の方にも、
会社の方にも圧力がかかるというふうに言われています。
なので、株主としては、どこかのタイミングで利益を確定させたいというところで、
上場してほしいなと。
というか、上場したり、M&Aでエグジットしてくれないと、
ファンドのリターンが出ないということになります。
もう1個、経営者ってここに書いてあったんですけど、質問のところに。
これちょっとだけ違っていて、なぜなら、あってるんですけど、
経営者、特に社長とかが、上場したときに株式をたくさん持ってて、
それが上場すると、未上場状態から上場してやり取りされている状態になるので、
すごく資産としての価値が上がるわけですが、
一方で、上場企業の社長って簡単に株を売れないって言われていて、
売るタイミングとか、ものすごいセンシティブになるし、
そもそも、持ち分を減らしてしまうと、利欠権が減ってしまうので、
会社のコントロールを失うことになるんですね。
だから、売れるタイミングはあるっちゃあるんだが、
いっぱい売れるわけではないことが多いです。
なので、早く資金が欲しい経営者の人は、
上場してもあんま売れないから、M&Aしたほうがいいみたいな話とかはあったりしますよね。
会社の株を売ってお金を得たいという人は、
ぶっちゃけM&Aの方向性に行ったほうが、
ちゃんと現金化できるんじゃないですかねって思いますけど。
そんな感じですかね。
上場のタイミングとM&A
他にもどんな構造で、どんな力学で、
上場のタイミングを見計らったり、M&Aの方向を探ったりしたでしょうか。
上場のタイミングって、僕自身も自分で経験がないのであれなんですが、
やっぱりさっき言ったタイミング、
自分たちの会社のタイミングと指標ですね。
もちろん外部株主の満期を迎える株主がいるかどうかというところも
変数としてはあるんだけど、
そういったところが変数としてあって見計らう感じなんでしょうか。
M&Aも価格が、バリエーションが大きくなりすぎちゃうと
日本ではなかなか難しい。
よく2桁多く以上のM&Aってまだ全然少ないんですよね、日本だと。
だからやっぱりいわゆるシリーズA、バリエーション10億ぐらいまでで
スタートアップとしては1回考えた方がいいんじゃないかなという風には
個人的には思っていますね。
そんな感じでしょうか。
別に売れないこともない。
たまにいわゆるクロスボーダーのM&Aで数百億、数千億みたいな
たまに出るんですけど、
それなかなか狙ってやるの難しいかなとやっぱ思いますね。
質問なんですけど、
上場のタイミングとファンドの満期
上場のタイミングを早くさせようとする投資家主にVCの人とかって
圧力っていうのは具体的にそういう投資契約書に
何かそういう圧力的な要素が書かれているのか、
それとも本当にコミュニケーションで早く上場してくれませんかねみたいな
どういう感じなんですか。
後者だと思うんですけど、ただ一方で
スタートアップの投資契約書をたくさん見ている身としてはですね、
投資契約書によく何年何月までに上場する
努力義務みたいな項目があるんですよ。
そう。
何年何月までに、ファンドの、要は経営株主は
ヘイファンドの満期が何年何月であるということを認識し
何年何月までに上場するために最大限努力する
みたいな項目が書かれていることが多いんですよ。
これって最初、その企業家の人が
一番最初に資金をちょっとしようとする企業家の人が
これ見ると結構ビビったりするんですよね。
これファンドの満期があと8年なんで
8年以内に上場しないとどうなるんですかみたいな
っていうのがあるんですけど
これすごいニュアンスが難しくて
努力義務っていうやつなんで
上場できなかったらペナルティがあるかっていうと
別にそうではないという話なんだけど
とはいえ、ファンドとしてもこういう項目を入れておかないと
その企業家にプレッシャーをかけられないというか
要は無限に時間があるわけじゃないからね
お金預かって僕らは投資してるんだからね
ということを企業家に分からせるという意味で
その項目が入っているのではないかって
僕は思っているんですね。
なんで、まあ契約書にもそういうのが入っていることもあるかなっていうのと
一方で、じゃあ別に入ってたからってどうっていうわけでもないんで
もうちょっとファンドの期限が近づいてきたときに
経営者と株主とで話し合って
ファンドの満期が迫ってるんで
このタイミングで上場していきましょうよ
みたいな会話が行われているものと思われます
言ってもそれで絶対上場できるかというとそういうわけでもないので
じゃあなんかファンドの満期が来ちゃいそうなときどうするかというと
いわゆるセカンダリ取引って言って
その株をファンドの満期が来そうなVCなり株主の株を
他の人に、他の会社、他のVCに買ってもらうということをしますと
これももちろんうまくいくとは限らないんですけど
ちょっとこのあと1年以内に上場は本当に難しいってなったときに
でもファンドの満期が来てるから現役員化しないといけない
さあどうするってなったときに他の人に持ってもらう
既存の株主とか新しい株主候補を見つけてきて
交渉してそこはもう金額の交渉なんですけど
で買ってもらうっていうのがちょっと必要になってしまうということですね
もしくはちょっと上場がやっぱ3年ぐらいでも難しそうなんで
M&Aをちゃんと検討しますみたいな
でもこういうのも結局満期が来そうな株主とそうじゃない株主が
混在してたりすると方向性がさらまらなかったり
それぞれの利益が違ったりする
例えば満期が長いVCだったら
いや全然まだ待てるからじっくり事業に取り組もうよ
っていうかもしれないし
満期がもう迫っているVCからすると
いやちょっと早く現役化したいんでM&Aも考えてくれませんかね
みたいな話になったりする
そこで利益争反が起こったりするんですよね
いやちょっとこれね結構難しいポイントではあるんですけど
なんで企業からは
投資してもらうときにやっぱりファンドの満期というのは
必ず意識する必要がある
ただ初回のときそういうのが分からなかったりするんで
さっき言ったように契約書の努力義務の項目にそういうのが入っているのかな
VCとしても意識させないといけないから
そういうことなんだろうなって思ってます
ありがとうございます
もう一つ質問なんですけど
指標の戻りとグロース市場への注目
指標が戻るのをMATSでおっしゃってたじゃないですか
できるだけ大型を高く根を付けるために
その指標が戻るっていうのは
例えばグロースそんなに指標が良くないと思うんですけど
この良くない中ですごい大きくIPをする企業が生まれて
みんなのいろんな機関投資家や個人投資家とかが
またグロースの市場に注目し始めるっていうのが
要は指標が戻るっていう意味なんですか
端的に言うとそうですね
なんですけど変数がやっぱりすごく多くて
端的に言うとそうなんだけど
どうしたらそういう状況になるのかみたいな話だと思ってて
要は別に指標って特に
当初のグロース市場の株価があんまり良くないみたいな
スタートアップが上昇した時に株価がつきにくいみたいな状況だったりするんで
そういう今伊藤さんが言ってたように
大きいユニコーンになり得る会社が
期待値の高い会社がドンって出てきて上昇するとか
っていうのは読み水になる可能性はありますよね
いくつかやっぱり変数があるとは思いますけど
それも別にコントロールできるわけじゃないので
なかなか難しいとこっすね
質問してくれたのぼるばはやしさんは
最近実はこういう話をしたんですけど
確かに当事者じゃないとこの話すごい分かりにくいなと思っていて
まさに今みたいな話
なんで上場する会社が増えないのかとか
みんなどういうインセンティブで上場していこうとしているのかとか
そこらへん確かにちょっと見にくい部分ありますよね
しかもそれが外からも見えると彼らみたいに
のぼるばさんっていうのは冒頭申し上げた通り
スタートアップのオフィス
スタートアップに限らないんだけど
オフィス家具のレンタルサブスクの会社
というか岡村グループのそういう事業なんですけど
でオアシスでも結構家具入れてて
要はスタートアップって特に成長スピード早いから
オフィス移転の回数とかも
例えばシード期だったら1,2年でオフィス移転しちゃうとか
っていうのは全然あると思うんで
そうするとオフィス家具買っても
すぐ次のオフィスに移転しちゃって
また使わなくなっちゃうとか
次のオフィスでちょっと合わないとか
そういうの出来ちゃうから
それだったらレンタルサブスクみたいにして
コスパ良くやってもらうみたいなところをやってる授業ですね
なのでそういうスタートアップの気持ちを
すごい理解したいという感じですかね
こんな感じですかね
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