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BOOTUP RADIO、ポッドキャスターの伊藤です。
この番組は、ペラ市創業者でエンジェル投資家改め、オアシスファンドの橋田一秀さんと、
スタートアップを立ち上げる上での疑問や企業に関するトピックを取り上げ、
SEED企業家や企業界別の方に役立つ情報をお届けします。
橋田です。日本一オープンな企業家カフェ、オアシスの隣にシェアオフィスができました。
その名も、渋谷スタートアップジャングル。
こちらは、スタートアップのコミュニケーションが盛んなオアシスよりも、
もう少し個人または特定のチームで仕事をしたい、というスタートアップ向けのシェアオフィスとなります。
入居者のイメージは、1名から6名程度のチームで、SEEDからフレシリーズAぐらい、
数千万円の資金調達をした会社を想定しています。
初期費用や長期契約は必要ありません。1ヶ月ごとの契約となります。
入居者、大募集中です。資料とお問い合わせは、概要欄をご覧ください。
おはようございます。
おはようございます。
いや、明けましておめでとうございます。
おめでとうございます。
一応これ新年一発目の収録ということで。
はい、そうですね。
伊藤さんどうでしたか、年末年始は。
年末年始は、なんだろう。
花火がうるさかったですね。
そうなの?
なんかほんとみんな道路の真ん中とか家とかでも花火とか個人的にやってるので。
そうなの?すごいね。
それがうるせえなって。
えー、なんかサンフランシスコは治安が。
治安?
わかんないですけど、はい。みんなそういう風にやるんですかね。
でもなんか楽しかったです、すごく。
その、ホストの人がエルサレバドル出身の人なので、家のオーナーが。
なのでそのエルサレバドル式年越しじゃないですけど、こういうもん食べるんだとか。
えー、どういうのを食べるんですか、エルサレバドルの年越しは。
僕もちょっと料理名とかよくわかってないんですけど、なんかお肉となんかシチューみたいなやつとか。
はいはいはい。
やらさったりして。
そうですね、それでみんなで年越してっていう一年でした。
へー、なるほど。
たしあさんも。
僕は沖縄にいまして、寒いところが苦手なので、東京冬寒いんで、ちょっと冬休みは沖縄に行くっていうのが最近なんですけど。
最近、去年からやってるんですけど、今回沖縄行ったんですけど、東京よりもちろんね、あったかいんですけど10度ぐらい。
でも去年の沖縄より寒かったんで、なんかちょっと表紙抜けみたいな感じでしたね。
2年連続、じゃあ沖縄で。
そうそうそう、年越しだったんですけど。
でもね、あったかくて、過ごしやすくはあったんですけど。
僕も年越しの瞬間は、ホテルに泊まってたんですけど、ホテルのビーチというか沖縄のリゾートホテルみたいなのに泊まってたんですけど、
ビーチのところでめちゃくちゃ花火が上がるっていう、年越しイベントをやっていて、
あるじゃん沖縄のどんどんって太鼓叩くやつみたいな、エイサー的なさ、応用しながらカウントダウンして、最後カウントダウン終わると花火が10分ぐらい上がるみたいな。
すごいずっと上がってんの、花火。どんどんどんみたいな。結構ほんとにちゃんと上がってて、結構なボリュームの花火が上がるっていう感じでしたね。
でもちゃんとしてるならいいですよね、確かに。
ちゃんとしてました、ちゃんとしてるやつです。道端でやってる花火じゃないです。
いいですね。
そんな感じで、年越しはほんとにゆっくり過ごしましたね。
なんか珍しく仕事しなかった。
もう完全に。
そう。なんかやっぱさ、やっちゃうのよね、なんかね、いろいろ。
もう完全に立ってたと思う。立ってた、なんか一応ほら、なんかあった時のために、なんかMacを持ってってとか、やってた、鞄に入れてたんだけど、ほぼ開いてないんじゃない?メモ取るのに一回開いたぐらいで。
ほぼ開いてないし、なんか、SNS立ちまでは行かなかったけど、なんかあんまりしなかった。
うんうんうん。
うん。なんで結構割とゆっくり過ごせたかなって感じですね。
ああ、素晴らしい。素晴らしい年越しを。
そういう意味で良かったかな。
はい。ということで、リスナーの皆さんもまた2025年もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
オーシスのクラウドファンディング
はい。ということで、本日なんですけど、早速聞いてみたいのが、最近オーシスがクラウドファンディングを始めたということなんですけど。
そうそう。
どういう目的とかどういう経緯で始まったんでしょうか?
はい。SNSとか見てる人はチェックしてるかもしれないんですけど、オーシスが年末に半年記念パーティーをやりまして、そのタイミングで発表したんですけど、一応渋谷スタートアップをオーシスオープン半年記念クラウドファンディング実施しますということでですね。
オーシスのさらなる進化に向けてクラファンを開始しましたという内容です。
出資としては、オーシスって今渋谷でスタートアップ関係者が無料で使えるスペースを提供してるんです。利用者全員無料ですと。スタートアップ、実質起業家に限らず起業したい人とか、あとはそれを支援する人とかにどんどん使ってもらっている場所なんですけど。
基本的にはスポンサーさん、法人スポンサーさんの支援によって成り立っていますと。ただまだ全然徐々に14,15社ぐらいのスポンサーさん入っていただいて、年間スポンサーさん入っていただいてるんですけども、運営費用としてはまだもう少し必要になっていまして。
そちらの方をですね、このクラファンのサイト、概要欄にリンク貼っておきますけども、ちょっと一応書いてあるの読みますね。今回はクラウドファンディングについて資金支度、オーシスは柱のポケットマネーおよびスポンサーの企業の資金提供により運営していますと。
今回の資金調達ではオーシスの日常運営費用やイベントの開催費用、運営する学生スタッフの人件費などを中心に新規取組費用にも当てさせていただきますということで、やりたいことむちゃくちゃあるんですけど、まだ予算の制約があってできないこともあるので、今回クラウドファンディングは主に個人の方を中心にお願いをしておりますという感じです。
はい。いろんなプランも用意してまして、今回の目玉がラクダの置物。オーシスって青いラクダがキャラクターなんですけれども、ロゴなんですけど、今回ですね、生入り木彫りのラクダの置物を作っていただいておりまして、そういったものとか。
あとはリターンで言うと何ですかね。プラン本当にいろいろあるんで、学生の方5000円から、一般の方は1万円から、下はそれぐらいから上は50万円までありまして。
オーシスのイベント開催券とか、それからラクダの置物とか、あとTシャツですね。クラファン限定Tシャツというのを今、AE制作中ですので、ちょっとまだデザインができてないのであれなんですけど、なるべく早めにデザインのお披露目もしたいかなというふうに思っておりまして、すごくいいTシャツを今作っています。
なので、ぜひオーシス、別に普段使ってなくてもこれから使いたいよとか、この取り組みとかリレーに賛同いただける方にぜひ応援いただきたいなというふうに考えております。
詳しくはオーシスのお話、概要欄に貼ってあるリンクを見て欲しいんですけども、普段のオーシスの様子とか、こんなことやってるよとか、こういうことやりたいねみたいな話とか、こういう人いますとか、そういうのが書いてあります。
もっと詳しく知りたい人は過去のBoot Up Radioの過去回聞いていただければ、オーシスが始まるときの話とか、その経緯とかについても話しているので、ぜひそちらも聞いてください。
僕のコメントだけ最後読み上げますね。
最後にオーナー橋田より、私も昔経験しましたが、スタートアップは最初とにかく大変です。
しかし、このオーシスには食べ物や飲み物を持ってきてくれたり、唐突にランチを送ってくれたりと応援してくれる先輩方がたくさんいます。
このようなスタートアップへ応援する文化をオーシスから作っていきたいと考えています。
今、ありがたいことにオーシスには企業のスポンサーさんはたくさん増えてきています。
この度、個人の方からも応援するための仕組みが欲しいという声をたくさんいただき、このクラウドファンディングを開始しました。
誰かから投資を受けたり、刺激を受けて動き出したり、僕一人ではできなかったことが、皆さんの応援のおかげでオーシスからたくさん生まれてきています。
このような動きをもっと加速させる第一歩にしたいので、応援をよろしくお願いします。
ということで、ぜひオーシス気になるよとか、オーシスいつも使っているから応援しようかなという方はぜひお願いいたします。
もう31名の方が応援を支援してくださって。
ありがたいですね。
目標額100万円に設定していて、今57万円まで来ています。これがスタートから何日目ぐらいだっけ。
去年の12月19日ぐらいに始めているので、だいたい20日弱ぐらい今収録日時点では経っています。
期限が2月末までとなっているので、もう少し頑張れば達成できるかなというようになっています。
ありがとうございます。
続いてですね。
お知らせ以上ということで、ぜひこちらもよろしくお願いします。
そして全く関係のないテーマになるんですけど。
今日のテーマお願いします。
指数関数的成長の重要性
今日のテーマはスタートアップはマルチプルではなく指数関数的成長を学ぼう目指そうというテーマになっていて。
なんでこのテーマを取り扱おうかと思ったかというと、去年の年末にですね。
恒例のツイート引用なんですけど。
エレベーター広告のCEOのらさんに対して足田さんが共感をされているツイートがあるので、それをまず読み上げます。
らさんのツイートで、コーバリエーションを構成する要素としてスタートアップとして学べきなのは①利益の指数関数的な成長であって②今ついているマルチプルではないと思っているということがあって。
今日はこのポストを深掘りしていこうかなと思っています。
はい。
まずこのポストの意味というか、これは何を伝えたいと思っているのかみたいなのを解説していただきたいです。
はい。
これ何を意味しているかというと、スタートアップのバリエーションをつけるときに、今ついているマルチプルってらさんのツイートの②に書いてあるんですけど。
先に言うと、上場している会社の話からすると、そのマルチプルって何かというと、大体PRマルチプルという、マルチプルはいろんな種類があるんですけど、PRが使われることが多いんですけど。
そのPRって何かというと、PRって何の略だっけ?プライスとアーニングレシオの略なんですけど。
これ日本語で言うと株価収益率ってやつですと。
大体これどうやって計算するかというと、時価総額割る純利益で計算しますと。
PRマルチプルの解説
はい。
なので、時価総額っていうのは公開市場であれば、重要と極のバランスでついていくわけですよね。
株価ほぼイコール時価総額。時価総額が変わっていくわけですよね。
はい。
時価総額に対して、自社の純利益を割り算すると、純利益に対する倍率が出ます。これをPRと呼んでます。
例えば、この業界ってPR大体何倍ぐらいつくよね?みたいな話とかがよく出たりします。
情報通信業、シフトとか例を挙げると、
2020年8月のシフトはPR91倍ですと。
同じ時期の当初プライムの市場における情報通信業の過重PRが23.7倍です。だからPR異様に高いですね。みたいな会話がありますと。
逆に自分たちがある情報通信業の会社をやっていて、利益が1億円出ていましたと。
利益1億円出ていて、じゃあ時価総額いくらぐらいがいいのかねって話をしたときに、
情報通信業のPR大体23.7倍だから23.7億円にしましょう。みたいな値段を付け方をする。
のは間違ってるかもしれないっていう話なんですね。
これは何かっていうと、もう一回このツイートを読むと、スタートアップとして、コーバリエーションを構成する要素としてスタートアップとして学ぶべきなのはと書いてあるので、
スタートアップの話をしてますと、だから上々してる会社の話では全然なくって、スタートアップが値付けをする自社のバリエーションをつけるときに、いくらが適正なんだっけっていう話。
そのロジックとしてPRのマルチプールを使うのは間違ってるかもしれないねということで、さっきの理論でいうと1億円の利益出てるから23.7億円ねみたいなのって果たしていいんでしたっけみたいな。
例えばシリーズAとかBぐらいのスタートアップで、利益1億円でPR大体23.7倍ぐらいだから23.7億円です。
なんでそう思うかっていうと、なんで間違ってるかもしれないって思うかっていうと、今のスナップショットじゃないですか。
それって今利益が1億円出てるとして、じゃあその倍率PRの倍率で23億円ですってバリエーションつける。
これはスナップショットを元につけてるわけですけど、一方でスタートアップとして求められるのってめちゃくちゃ成長していることなんですよね。
特に最初の方。であるから皆さんは利益の指数関数的な成長。ここでは便宜上利益って言ってますけど、おそらく例えば僕が今シリーズAとかBとかって言ったのは利益が出てない可能性もありますよね。
だから売り上げなのか、それか特定のKPIが爆伸びしてるみたいな話が重要で、それを言ってるんだと思いますこれは。
これに関連してというか、バリエーションが高い理由を説明できるようにしようっていう、これはまた別の記事というか。
ブーストキャピタルのホリさんのノートですね。
はいなんですけど、その高いバリエーションの理由としていくつか理由を挙げられていて、そのここでは3つ挙げられているんですね。
高いバリエーションの理由
マーケットシェア1、凄まじい成長率、そしてKPIの異常値っていうのがあるんですけど、柱さんはその高いバリエーションで要求された時にどういう点を見てらっしゃるというか、この3つに概ね納得なのか、それともこれ以外にもこういう点で納得できるところがあるなとか、そういうのってされますかね。
前提として、このホリさんのブログにも書いてあるんだけど、まず投資家って、投資家、特にVCのビジネスモデルって、安く買って高く売るが、これが利益になるわけですよね、VCにとっての。
であるから、投資家は必ず入り口の値段を下げたいっていうバイアスがかかっているっていうのはまず前提ですと。投資家のビジネスモデルがそうなので、そういうバイアスは確実にかかりますと。
なので、企業家はもちろんバリエーションを上げたい。上げた方が規格化を抑えた調達が可能になったりするので、もちろんデメリットもあるんですよ。上げすぎると次のラウンドの調達の難易度が上がったりとか、メインエグゼットするときの難易度が上がるとかっていうデメリットがあるものの、一定上げたいって思っていますと。
その差分というかがありますと。ただそんな投資家においても、こんな案件があったら投資したいみたいな、こんな会社があったら投資したいみたいな、それをこのブログではプレミアムと呼んでいますと。
企業家の立場に立つと、なんで自分の会社が超イケてるのか。他と比べて、例えばバリエーションがちょっと高いけど投資すべきだと言っているのかみたいなのをちゃんと説明する必要があるよねっていう感じですと。そのポイントを堀さんがまとめてくれてて、1個目、プレミアムを説明しよう。なんで平均より高いのか。
2つ目、そのプレミアムとは3種類ありますと。堀さんは3種類説明して、マーケットシェア1位、それから凄まじい成長率、それからKPIの異常値。おおむね同意ですね。
マーケットシェア1位って、これは僕はほんとシードの投資家なんで、マーケットシェアとかないところで投資してるから、あんまりこの説明を受けることってないんですよね。ただ、ある程度事業が進捗している会社であれば、いやいやここのマーケットで僕ら圧倒的1位取ってますとかって言ってたら、なんか、ああ確かにみたいな、あるかもしれないよね。
これはもう事業がちゃんと進捗していて、特定のマーケットの中でシェア1位を取れていて、その特定のマーケットってのが、狭すぎないみたいなのが凄い大事ですよね。
でもどっかのセグメントで1位だと投資家は興奮しますって書いてあるのは、それはある程度事実かなって思いました。
で、2つ目。凄まじい成長率。この成長ヤバくないっすかって感じで右肩上がりのグラフを見せられると投資家は目がクラクラします。Yコンビネーターのデモデイやピッチコンテストで必ず入れろと言われるスライドですね。
一発で絵1枚で伝わるやつ。右肩上がりのグラフがスコーンって伸びてるやつ。これは一番説得力はありますよね。
初期においても、何らかのKPIが凄まじく伸びてるみたいなのは、やっぱり投資家には良いアピールになるんじゃないでしょうかね。
あとは、C。KPIの異常値を作る。競合他社に比べてCVIやCPAが10倍パフォーマンスいいんです。という異常値、例えばね。
もうちょっと読みますね。将来のこの状態を実現できていると、本日時点ではGMVやPVでは負けているが、数年後に競合を追い越せるやんってなりますと。
それはあるかもしれないですね。異様にユーザー獲得コストが低いとか、というのはあり得ると思います。
なので、この辺はすごく良い例だなって思いました。
シード投資家的には、マーケットシェア1位は本当に難しいので、事業進捗的にね、大抵の場合。
何かの成長率、何かの一番重要なKPIがバーンて伸びてるみたいなやつとかは、凄い良いなと思いますし、
あとはその異常値、獲得コストが激安みたいなのは、凄い魅力的だなって思います。
企業家と投資家の関係
なので、バリエーションの提示の仕方ってめちゃくちゃ難しいと思うんですけど、
やっぱり一定の、特にシード有利期においては一定の相場感の中で、多分つけざるを得ないことがある中で、
その相場感から自分たちがいかにハズレ値であるかっていうことを説明するみたいな話なのかなと思いますね。
ありがとうございます。だいぶ理解が深まりました。
ありがとうございます。
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