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2024-04-01 19:54

#95 日本のスタートアップのIPOとM&A

サマリー

ツイートで話題になっているM&Aの重要性について説明し、日本のエコシステムの発展には、IPOだけでなくM&Aも必要であることを強調しています。日本のスタートアップのIPOとM&Aについての話があります。

00:08
BOOTUP RADIO、ポッドキャスターの伊藤です。
この番組は、ベライチ創業者でエンジェル投資家の橋田一秀さんと、
スタートアップを立ち上げる上での疑問や企業に関するトピックを取り上げ、
SEED 企業家や企業界別群の方に役立つ情報をお届けします。
おはようございます。
おはようございます。
日本のIPOとスタートアップの上場とM&Aについて
今日のテーマは、日本のIPOとスタートアップの上場とM&Aについてっていうテーマをちょっとしゃべろうかなと思ってて、
これがいつだろう、3月23日に、元ヤプリCFOの角田さん、
高一角田、あっと無職、無職なんですけど、がツイートしてた内容がすごくシェアされてたんで、
ちょっとそれを見ようかなと思ってます。
ツイートは概要欄に貼っておいてもらって、後で見て欲しいんですが、
どういう内容をしゃべっているかというと、
ちょっと冒頭だけ読みますね。長いんで。
スモールIPOを減らし、企業化を増やし、上場企業の継続成長に寄与する。
そんな魔法の施策があるんです。M&Aって言うんですけどね。
これやると上場の敷居が高まり、企業化はまた次の多敷に立てて、
買収側の成長に貢献します。
もちろんスモールM&Aだと効果は半減するけど、
それでも今日本に必要なのはIPOじゃなくてM&Aでないと今のエコシステムは破綻します。
かっこ知らんけど。ちょっと最後の読もう。
そもそもですが、今の日本はVC投資がすでに1兆円年間あります。
2023年は下がったけど、ファンド創生のトレンドとか、
スタートアップ育成の互換連計画の追い風すぐに元に戻るでしょう。
すごく雑ですが、もしVC比率が3分の1で、期待リターンが3倍だとすると、
9兆円の評価額を作る人が出てきます。
ここで問題になるのは出口戦略。
日本では圧倒的にIPOに傾倒していますが、
せいぜい年間で100件。
これは監査法人と証券会社のキャパシティなども相まって、
かなり厳しい制約があります。
もし件数がこのままだと、すべてのIPOが1000億弱ないと9兆は作れませんね。
ちなみに皆さん、グロース市場の時価総額はご存知ですか。
だいたい7.7兆円です。
つまり毎年グロース市場を丸々作るような規模感ですね。
これを解決するのがM&Aになります。
かっこすべてとは言っていない。
もちろん小規模だと効果薄いですが、
そもそもM&Aは上場より件数にかかる制約が少ない。
そして早くエグジットできた企業化は次の脱期に立って新しい会社が作れます。
また北米のテックジャイアンツを見ても明らかですが、
MAなしに高成長を維持するのはほぼ不可能。
彼らは創業直後から創業事業と新規ビジネス両方の領域で
100を超える買収を繰り返しています。
ということでIPOも全く否定しないけど、
M&Aも増えた方が株式会社日本の時価総額は上がるし、
スタートアップのエコシステムにも良いのではというお話でした。
はい、全部読みました。
IPOの制約とM&Aの重要性
ありがとうございます。
ということで、これ最近むちゃくちゃ言われてるんですよ。
このツイートはむちゃくちゃ短くまとめてて、
しかも数字もちゃんと出てて非常にわかりやすいものになってるんですが、
僕とか今はエンジン投資家ですけど、
スタートアップと投資側を両方見てたり、
このスタートアップのエコシステムを発信する上で、
今日今読んで見上げた話っていうのはむちゃくちゃ重要で、
これからのトレンドというか市場環境の話なんですよね。
とにかくまとめると、IPOでも出口が増えることはないんですよ。
年間100件とか、せいぜい百何十件とかなんですけど、
これ制約があって急に2倍3倍になることはあり得ませんと。
一方でスタートアップに対する投資額がむちゃくちゃ増えてるんで、
ほとんど全ての会社はやっぱりこう、
シード投資受けるけど出口ないみたいな感じになっちゃうんですよ、
このままいくと。
だからしっかり出口を作ってあげることが大事で、
そのための手段がM&Aですよねと。
一方で日本でまだまだM&Aが少ないと言われていて、
アメリカとかに比べると圧倒的に少ないんですよね。
これ増やさないといけないよねと。
そうしないとシードとかアーリーで投資を受けた会社が
ほぼそのままゾンビ化するっていう感じになっちゃいますと。
出口ないですと。
投資家もみんな損をしますと。
ということで、これはむちゃくちゃ大事な話なんで、
今から起業する人とか、今シード期、アーリー期の人は
絶対に抑えておかないといけないトレンドなんですよ。
でもって、僕も10年前起業したときって、
最初の自分の投資家ピッチのスライドを見ると、
事業計画2015年に最初の調達やったんで、
2020年オリンピックの年に上場しますみたいなのが書いてあるんですよ。
これは投資家にピッチする上で、
別に当時はIPをしますっていうのは、今もそうですけど、
日本だとIPを系統しすぎって書いてましたけど、
それがデファクトスタンダードになってるわけですよね。
もうちょっと具体的に投資家の話をすると、
投資家もスタートアップに対して流れてくるお金が増えてきて、
投資家もファンドサイズがでかくなってくると、
必然的にでかいIPを狙わざるを得なくなるっていうのが今の現状なんですよね。
そうですよね。
だって小さいM&Aだとリターン全然出ないから、
やっぱりでかいIPを、
ユニコーンでかくを狙っていかないといけないというのが、
スタートアップの出口戦略とM&Aの増加
ビジネスモデル上というか仕方ない。
お金いっぱい集めてるんで、でかいエグジットを狙わないといけないという宿命になります。
ファンドサイズがでかくなればそうなります。
それぞれのポジションでいうと、
ファンドサイズがでかいVCはIPを狙えって言いますよね。
そうしないと自分たちのビジネス成り立たないんで。
一方で現実を見ると、
そこまででかいユニコーン、でかコーンのIPをって、
本当に狙えるかっていうのがあって、
例えば最近起こってることで言うと、
2回目の企業の人、シリアルアントレプレーナーの人が最初からそれを狙って、
いきなり何十億とか資金調達するみたいなプレーを日本でもしてる人たちがいますけども、
そういう人たちにかかる期待は大きい。
一方で、1回目からそれやろうとするのもすごく大変ですと。
なぜならそういう人たちと同じプレーができないからです。
日本だと、何ですかね、最近だと、
ニューモとか、
ライダーシェアのニューモとか、
レーラートラベルとか、
あとは、バクラクとか、
2回目の人たちなので、大きく最初から、
信頼値があるから、いきなりでかい資金調達ができる、
プレシード何十億みたいな資金調達ができちゃったりするんですよね。
でもそれって本当に限られた人しか今はできないので、
やっぱり日本も、そこまでいかなくてもいいんですけど、
小さいIPでもいいんで、
IPをしてちゃんと出口を作って、
企業界にとっても、これ企業界の目線でいうと、
企業界にとっても2回目のチャレンジ、3回目のチャレンジをやってもらった方が、
結果そういう会社を生み出せる可能性が上がるんじゃないかなって僕も思っていて、
だからやっぱり1回目の人はしっかり、
MAでもちゃんと着地させるってことがすごく大事だと思います。
僕はMAに近い形というか、
まだプライチー社はどこかの会社に100%買われたわけではないんですが、
企業家としてしっかりMAとかMAに近い形で着地させてから、
次のチャレンジをするっていうのは、
本当にこれは実は自分もやってみてよかったなと思っているし、
あとはよく言われるんですけど、
僕は辞めてから分かったんですけど、
投資家さんにちゃんと、
ここまで僕が辞める前に出してくれた投資家さんに一応リターンを返せてて、
何倍かのリターンを返せてて、
でもって次のチャレンジをやるっていうことに対して、
しっかりちゃんとリターン返せてすごいねみたいな話とかを言われることがあってですね、
僕としては元々は、
よっしゃIPをやるぞみたいな目線でやってたんで、
これごめんなさい、
ペラ1社はIPをこれから行くかもしれないですけど、
僕としてはまだ行かなかったんで、
まあ行かなかったなとかっていう気持ちはあったんですよ。
あったんですけど、ちゃんと着地させられたっていうことは、
何て言うんだろう、
もっと胸張っていいよっていうふうに言われたこともあって、
なるほどなみたいな、確かにそうなのか。
実際にデータ見てみると、
やっぱりそういうふうにしっかりグジッとしてリターンを返せてるっていうのは、
まあそこまですごいまだまだ日本では事例が多くないっていうところだと思うんですよね。
ということで、
まあ何て言うか、
まとめると、
やっぱりIPをすごいと思いますっていうのと、
それからこれからのリターンを返せるっていうのは、
これはちょっといろんな記事読んでほしいんですけど、
やっぱり今上場しているグロース市場でもそうですけど、
IPをした会社の時価総額でものすごい低いところもやっぱりあるんで、
しっかりその当初が入り口を厳しくしてくるんじゃないかっていうのも出てきてますと。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
うん。
んで IPOできない状態で何十年も 何十年ってことはないか VCのビジネス
が入ってる お金が入ってる会社 ったら10年とかっていうところ
だと思うんですけど 時間軸 じっくり やることも大事だし 一方でしっかり
どっかの会社にちゃんとマンデして 着地させるっていうこともすごく
大事だよねっていうのが これは 大きいファンドのVCはなかなか
言えないことだと思いますし 逆に 僕はエンジェルで今 Exitはどっち
でもいいですよっていうふうに お伝えしてます 今日言ったような
考え方があるからですね だったら どっか小さくてもいいから
まずどっかちゃんとMAして 2週目 3週目頑張ろうよっていうのがやっぱ
あるんで 僕もそうですし 他の周りの 2週目企業家の人とかはやっぱり
1週目やってる経験があるから 無駄につまづかないっていうか
いろんなことショートカットできる し そもそも信頼もあるから お金
も集まりやすいし なんで しっかりそういうふうに着地
するっていうことがすごく大事 で それやんないと 日本のスタート
アップのエコシステム伸びないよ っていうふうに 広がらないよっていう
ふうに思ってるんで 皆さん 特に これから起業する人とか 今 シード
バー利益の人は IPOだけに傾かない っていうことは 実は大事なのではない
かと思っており 僕は会った人には なるべくそれをお伝えするように
してますし こういうツイートを見て めちゃくちゃバズってるのも そう
だなっていうふうに思っている 次第でございます
IPOとM&Aについての意識
おだしょー なんか今までのBoot App Radioの放送会
でも 例えば優先株の発行の際に MAっていう形が取れるように意識
するとか あとはバリエーション 上げすぎないとか それから 上原
陣さんの会とかでも エンジェル の方とかにMA先をつないでもら
ったりとか いろんなアドバイス があったりとか 逆にMAを最初から
意識してやると あんまりサービス がうまくいかないみたいな意見
とかもあると思うんですけど 最近の柱さんの何か意見とか アップデート
された部分とかあったりします でしょうか
おだしょー あんまり別にアップデート はないんですけど まとめると まず
サービスの話と資本政策の話がある と思ってて サービスの話で言う
と 極竜穴なしっかり使われるサービス 作りましょうっていうことと それ
から多少改定を意識して 例えば 資本政策を考えるときに こういう
ふうにやっていけば こういう会社 が買うかもしんないよねっていう
のは ある程度イメージしながら やっていくといいのかもなとは
思ってます 例えば どのふうにイメージ するかっていうと 何となくじゃあ
例えば すごい 具体的に話してる と コンシューマー向けのアプリ
を作ってますと コンシューマー 向けのアプリをたくさんやってる
会社ってどことか 大きい会社って どこがありますかね 例えばミクシー
とかいいんじゃないですかね ミクシー ミクシーってコンシューマー向け
のサービスいっぱいやってる会社 だと思うんですが ミクシーのIR
の情報を読んで ミクシーの決算書 とかIRの説明の資料を全部読みます
と その上で こういう大体書いて あると思うんですけど こういう
成長戦略を掲げてます あとはMA の戦略こうですとか 書いてある
と思うんですよね そういうの 見て ミクシーって多分 ミクシー
の事業フォートフォーリオこう で この領域って多分まだちょっと
もしかしたら自社でやってるかもしれない けど 空いてるなみたいな だったら
自分たちの会社がそっちの方向 に進むと サービスがPMFした段階
で ミクシーが買いたいって言って くれるかもな みたいなぐらいの
まずイメージ持っとくといいですよ ね これは別に今 ミクシーっていう
優先株と資本政策
話をしましたけど 全然他の会社 でも同じですと なんで 別にアメリカ
の会社に売ろうと思っても全然 ありだし それだったら同様に調べ
てみて こういう会社いっぱい買 ってるなとか アメリカだったら
買ってる事例めちゃくちゃ多いん で こういう会社買ってたらなんで
買ってんだろうな 事業戦略のこういう ところに当てはまるからかなとか
例えば じゃあ今 ビジョンプロ とか出ましたけど アップル アップル
っていうのも じゃあビジョンプロ みたいなものが出てきたときに
そこに載せるアプリとかって アプリ とか もっと技術レイヤーのもの
とか欲しがったりしないのかな とか そういうふうに考えて 自分
たちの会社がそういう どこの会社 にはまるのかっていうのを何となく
考えながらやるといいのかなという ふうに思いましたっていうのが
別にどの会社に絶対売るみたいな ところまで創業期は絞り切る必要
ないんですけど そういうふうに やってみたらいいんじゃないかな
っていうふうに思います もう1個 は資本政策の話で やっぱり
優先株を出すタイミングっていう のは気を使ったほうがいいかな
と思います なぜなら これはちょっと もう時間ないんで別の回でという
か もうどっかで喋ってるかもしれない けど 優先株とはみたいなところ
をみんな理解してほしいと 要は すごい端的に言うと 普通株と優先
株っていうのがあって 普通株は もう本当にその名の通り普通株式
ですと 優先株っていうのは優先 の株式なんで 例えば会社が売却
とか生産するときに投資家の人が 優先していろんなものをもらえる
よっていう権利 具体的には 例えば 残余財産分配権っていうのが一番
大きいんですけど 投資した額の 1倍とかって書いてあったら まず
投資家の人が じゃあ買収された として 投資したときの額の1倍
をまず買収して その後 大体 参加型になってると思うんで 持ち株
比率で分けますよみたいなふう になってるんで 投資家のダウン
サイドリスクをカバーすること によって 高いバリエーション
をつけれるっていうのが優先株 のメリットですね なので ダウンラウンド
MAすると 優先株の条項を発動 して 1倍とかもしくは2倍とかで
投資家が持っていって 企業から にはほとんど残んないみたいな
ケースとかよくあるんで この辺り は気をつけたほうがいいよと MA
を狙うんであれば まずバリエーション 上げすぎると 現実日本の会社は
あんまり 10億以上で買うっていう 事例がまだまだあんま少ないんで
なので やっぱり最初のほう 1桁億円 のバリエーションのときに普通株
でやるとか もしくは見なし優先 とかありますけど そういう普通
株とかに近いものでやったほう が後々いいんじゃないかなっていう
のと 一方でIPを狙うVCが投資する ときに 例えばバリエーション5億
以上だと普通株だと出せません って言われたりとかもすること
もあるんで その辺はVC選びだった りとか 優先株で出しても大丈夫
投資家との交渉と契約書
なのかっていうところをちゃんと 考えた上で やりましょうねっていう
話です 一方で ここって企業と 投資家の情報格差むちゃくちゃ
あるんで ちゃんとフェアに話せる 投資家の人 普通に投資家の人 もしくは
別に僕でもいいんですけどエンジェル の人とかに 有識者にセカンド
オピニオンをちゃんと求めるみたいな のも大事かなと思います あと
JX流行ってますけど JXって結局 優先株に転換するっていうもの
なんで 楽ではあるんですけど 交渉 すべき内容が少ないんで楽
ではあるんですが つってもって 感じですね 優先株とほぼ同等の
メリデメがあるので JXで調達する ときには気をつけましょう 別に
初回は普通株でいいんじゃない ですかって僕はいつも言ってます
別に普通株の契約書も別に 通常 6ページぐらいも分かんない 6ページ
か8ページぐらいなんですけど それぐらいは企業化としてちゃんと
読んで中身を理解して 交渉する というか ほどまでいかなくていいん
ですけど 弁護士の人にツッコミ を入れてもらいながら ちゃんと
中身を理解するっていうのが 僕は 必要な過程だと思うんで それぐらい
はシード機でもやったほうがいいん じゃないですかねって思っている
派ですね そして イーストベンチャーズ の投資契約書は本当にペラ1枚
しかないそうなんで その普通株 の そういうのとかもありますんで
リリーに投資してもらって前に 進むっていう意味で考えると 投資家
を選んだりとか それから契約書 もなるべくシンプルにしてもらう
とか 一方でそこをしっかり 出て きたものはしっかり理解するっていう
のは 企業化として必要なアクション なんじゃないでしょうかね
ありがとうございます
めちゃくちゃしゃべっちゃった みたいな感じです
Boot App Radioは番組に対する質問 や取り扱ってほしいテーマを募集
しています 番組概要欄にあるお 便りから ぜひ送信してください
そして この番組がいいなと思って くださった方は 番組のフォロー
をよろしくお願いします それでは ありがとうございました
ありがとうございました
19:54

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