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  2. #209 【投資を即決しない理由..
2025-05-02 50:11

#209 【投資を即決しない理由】Animal Spirits 朝倉祐介さんが語る、起業家との向き合い方

00:00 オープニング04:54 Animal Spirits 立ち上げの経緯09:32 投資方針と意思決定12:06 投資後の支援の形17:49 起業家に求めるレポーティングの頻度21:12 リード投資とフォロー投資のバランス22:45 投資判断にかける時間30:05 起業家時代38:45 マッキンゼー入社40:08 大学在学中に設立した企業に復帰42:44 ネイキッドテクノロジー代表時代Animal Spirits: https://animalspirits.jp/朝倉さんのX: https://x.com/asakura_yusuke朝倉さんのFB:   / yusukeasakura723  OASIS RADIOは、シード起業家や起業家予備軍の方に役立つ情報を発信します!皆さんからのお便りを待っています!お便り: https://docs.google.com/forms/d/e/1FA...🐪 OASIS FUND投資面談依頼フォーム: https://airtable.com/appc4B4winkVxw5N...公式HP: https://oasisfund.jp/

Summary

本エピソードでは、Animal Spiritsの朝倉祐介さんが自身の経験をもとに、スタートアップ支援の重要性や投資の意思決定プロセスについて語っています。特に、未来世代のための社会変革を目指す姿勢や資金調達の改善に向けた考え方が強調されています。また、朝倉さんは、起業家との投資活動における関係性やハンズオン支援の重要性についても述べています。判断を急がずじっくりと投資を検討する理由や、資金調達に必要な時間についても言及されています。 さらに、朝倉さんは起業家との向き合い方や投資における即決の重要性についても語っています。特に、スタートアップに対する慎重なアプローチやエンジェル投資家としての経験がシェアされています。彼は、投資を行う際に即決しない理由や、起業家との関わり方、マーケティングの重要性について深掘りしており、彼の経験から発展途上のベンチャーと資金調達のプロセスがどう結びつくのかを理解する手助けとなっています。スタートアップと投資家の関係について、経営者の視点からの理解が重要であると述べられており、投資家は経営者の実情を理解し、長期的な目線での関係構築が求められています。

朝倉祐介の経歴
OASISファンドの橋田一秀です。OASIS RADIOは、スタートアップを立ち上げる上での疑問や起業に関するトピックを取り上げ、
シード起業家や起業家呼び込みに役立つ情報をお届けする番組です。
はい、ということで本日のゲストは、Animal Spirits代表パートナー、朝倉祐介さんです。よろしくお願いします。
はい、ということで、この動画を初めて見る方も多いと思うので、簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか。
はい、朝倉と申します。Animal Spiritsというシードアリーを対象としたベンチャーキャピタルを運営しています。
バックグラウンドで言うと、どこから話すかということになるんですけど、もともと競馬の機種の候補生をしていまして、
大きくなりすぎてダメになって、大学に進学したんですけども、大学在学中に友人たちと一緒にスタートアップを立ち上げました。
その後、私は一旦マッキンゼイという会社に就職をして、学生時代に立ち上げた会社が資金調達をするというタイミングにその会社に戻って代表を務めまして、
その会社を売却しました。その売却先がミクシーという会社ですね。
その後、ミクシーの代表に就任しまして、当時もともとミクシーはSNSの主力の事業だったわけですけど、
かなりSNSが業績的に苦戦していたタイミングでもあり、事業の構造転換をするという、そういったことをしていました。
その後ですね、業績回復したので辞めて、スタンフォード大学で客員研究員をしていてですね、
どうやったらシリコンバレーみたいに再現性を持ってスタートアップが出てくる環境を作れるのか、そういったことを研究していました。
その後、日本に帰りまして、主にレートステージを対象とするグロースキャピタル、ザファンドという、
どうやってですね、例えばスマートHRだとか、アストロスケールだとか、タイミーだとか、
そういったスタートアップの方々に対して、なるべくそのレートステージ近い、上場近いタイミングで大きな資金を提供する、そういったことをしてきました。
その後ですね、2023年に今のアニマルスピリッツを立ち上げて、今日に至るという、そんな感じですね。
ザ・ファンドの経験
はい、ありがとうございます。
僕はずっと朝倉さんといえば、日本における創業者出身VCの代表格だと勝手に思っているわけなんですけれども、
最近は、朝倉さんはやっぱりVCの人みたいな感じで、もうVC歴何年くらいですか?
そうね、どこからカウントするかなんだけど、いわゆるVCっていう意味だと2年なんですよ。
あ、そうか。ザファンドは。
一応、グロースキャピタルで、ザファンド作ったのが2019年なんですよね。
だからそこからカウントすると、もう6年弱っていうことなのかな。
ですよね。なので、割と投資家としての朝倉さんを知っている人が大半だと思うんですけれども、
僕、実は一番最初に朝倉さんと出会ったのが、2012年の、13年かのインキュベートキャンプの審査員で来られていて、
僕はそのとき、ペライチを創業する前でキャンプに出てたんですけど、
そのとき、たぶん、もしかしたらちょろっとお話ししたかもぐらいの感じだったと思います。
特になんか、メンタリングしてもらったとかではなかったと思うので。
そうですね、審査員。
2日目の審査員で来られてて。
あれ?ファブリック東京の森君とかが出てたか。
その前の回です。
その前の回か。
なので、しかもそのときに、オフレコ情報でミクシーの社長になるみたいな話を。
どうしたのかな。
いや、スタッフというか、運営者の誰かがしたっていう感じだったと思います。
なるほど。
っていう感じで、そうなんだと思って、当時見ていたのを思い出したんですけど。
それで言うと、やっぱりずっとそこからミクシー、今ご自身で自己紹介あったとおり、
ミクシー、それからスタンフォード、それからザ・ファンド、シニフィアンみたいな形で、
そこから十数年ですね、やられてきたと思うんですけども。
そういった、もともとはネイキッドテクノロジーを創業したってことも知らない方も多いので、
ちょっと今日は清香時代の朝倉さんにフォーカスして話を聞きたいなと思っているんですが、
まずはですね、今日は一番最初は直近の活動についてちょっといろいろ教えてほしいなと思っているので、
アニマルスピリッツ、ここ2年ぐらいの話からちょっと伺っていこうかなと思っております。
そもそも、アニマルスピリッツをザ・ファンドでやられていた中で立ち上げようと思った経緯とミッションみたいなのって教えてもらえますか。
もともと2019年からグロースキャピタルザ・ファンドっていうのを運営してきていて、
このファンド自体は2023年にもう全部資金を使い切ったんですね。
そうした中で次どうするのかな、またレートステージのグロースキャピタル2本目立ち上げるのかなとかいろいろ考えてたんですけれども、
だんだんやってるうちに、やっぱり少し遡って、
しだわりからやった方がいいんじゃないかなっていう、そういう問題意識を持つようになったんですね。
手短になるべく背景をお話すると、もともとグロースキャピタルザ・ファンドを始めたときは、
今でこそスモールIPOとか上場ゴールって結構いろんなところで言われるようになりましたけど、
2018年とか当時もキーワードとしてはあったんだけど、そこまで今ほど問題視されてはいなくて、
ただこれめちゃくちゃ問題だなと。
何より自分自身がMixiっていう会社の代表になったときが時価総額180億円だったので、
このサイズだと本当どうにもなんねえなっていうことを結構体験したんですね。
Mixiの場合はそれなりに2000億円くらいの時価総額で上場して、そこからもう10分の1になっちゃったっていう会社なので、
若干背景は違うんだけれども、100億台とかで上場してても本当に厳しいなってことは分かっていたから、
だったらもうちょっと大きいサイズ感で上場できるようにした方がいいよねと、スタートアップ全般。
ただ一方で日本って未上場の段階で数十億、ないし100億以上の資金を獲得できる機会って2017年、18年って本当に限られてたと思うんですよね。
そうでしたね。今となってはですけどね、もうやっぱ当時はそんなに選択肢がなく。
そうなんですよね。
そうなってしまうと、そもそも資金調達できないんだから上場せざるを得ないじゃんということになってしまうので、
なるべく日本の未上場のタイミングでも数十億、ないし100億以上の資金調達ができる環境を作っていこう、
そういった目的を持ってザファンドを作りました。
結構似たようなファンドが増えてきたりだとか、海外の方がわーって入ってきたこともあり、
未来世代の社会変革
ある種予備物としては一定役割果たせたかなというふうに思っているんですけれども、
一方で例えば数十億単位の資金調達をするのにピッチをいただく方でも、
蓋を開けてみたら本当に財務産票以外定量的なデータないとか、
事業計画が例えばハードナンバー、ベタ打ちのエクセルを出してくるとか、
なるほど。
マジであるんですね。
じゃあこれ事業が全然ダメかっていうとそんなことは必ずしもないんだけど、
正直数十億通すのにこれじゃとてもじゃないけど、投資委員会通せませんよと。
中には一緒にじゃあちょっとブラッシュアップしようかって話して叩いたりしたことも、
一緒に作ったこともありますけれども、ただそこまで手を動かしてやったところでね、
じゃあありがとう、他の投資家さんから調達しますなったら、
一体自分たち何やってるんだって話になってしまうじゃないですか。
これは全然仕事と本来あるべきファイナンスのあり方っていうのが合致してないなと思って。
なんでかなってことを思うと、
やっぱり過去のアーリーの時の資金調達の成功体験の延長線上で、
そのノリでやってる人って結構いるのかなって思うところもあってですね。
特にディープテックとかに多いんですけど。
だったらもう少し手前の段階から一緒になって、
そういう事業計画作るとか、そこまで立ち戻らないと、
KPI設計するにしてもKPIってね、実際モニタリングするまで結構時間かかったりもするし、
そういうことまで立ち止まってやらないともう無理だなというふうに思ってやり始めたと。
実際自分たちグロスキャピタル運営していた側の人間なので、
そういったスタートアップの大きな資金調達の手伝うことって結構得意だと思っているんですね。
逆にやってた側だから、見てる側の人たちの気持ちだとか、
何見てるかってよく分かっているつもりでいます。
なので、だったらシードアリー側に立ち位置変えてやっていくのが、
いいんじゃないかなと思って始めたっていうのが一つ自分の思考のジャーニーですね。
なるほど。
今まさに立ち上げて2年ぐらいで、
ポートフォリオ見えてる限り15、6社ぐらいかな、投資されてると思うんですけども、
投資方針とか意思決定の仕方について聞いてもいいですか。
そうですね。今20社ぐらい投資をしてるかな。
マーケティング戦略の重要性
私たちの経営理念として未来世代のための社会変革っていうことを言ってるんですね。
これは結構大事に思っているんですけれども、
未来世代って自分たちの子供だとか孫の世代、
そういった未来を生きる人たちが世に出るときに、
本当に良かったなと思える社会を強注してもらいたいと思うし、
このままいくとそうならないだろうなというふうに思っています。
そういう社会を作る原動力になるのがスタートアップだというふうに思っていて、
そういったとこにリスクマネーを提供したり、成長のご支援をするっていう、
そういうことをやっていこうというのが根本的な考え方なんですね。
逆にそれができないんだったら僕はベンチャーキャピタルってそんな未練もないし、
やってる意味ないなというふうに思っています。
その中でもう少し分解したときに3つテーマを挙げていて、
1つが国を守る。
これはもう日本がすでに迎えている超高齢社会をどうやって持続可能たらしめるかという課題。
2点目が地球を保つ。
これ気候変動とか循環型経済の実現とかも我々の現役世代でケリをつけなきゃいけない課題。
3つ目がフロンティアを開くっていう。
これも本当に今までなかった新しい産業を作っていくようなそういう領域。
こういった領域テーマに投資をしていこうといったことで、
セクターっていうようなこだわり方はしてないんですね。
結構幅広くいろんなスタートアップの方々を見ています。
一番初期的なものだと本当に資金調達今までしたことないようなスタートアップの方に
ご出資したこともありますし、チケットサイズとしては1500万とかそれぐらいでしたね。
で、大きいところだとシールありって言ってもありってどこまでがありなんだ問題あるじゃないですか。
ちょっとグラデーションありますからね。
ラウンド故障、シリーズAとかシリーズBとか適当すぎてあんなの全然信じてないし。
どこまでありって判断するかなっていうのはあるんですけども、
ただバリエーションで言うと2桁億円のところ、30億ぐらいのところもご投資したこともあります。
一応ファンドとしては1案件マックス1回のラウンドで5億円まで収支はできるというような
そういった枠組みになっていて、3.5億までやったことあるのかな。
1回の案件で。
そんな感じでやっています。
ファンドサイズが確か60億ぐらい。
そうですね、63億ですね。
なので、マックス5億ぐらいまでは出せますよと。
そうですね。
ありがとうございます。
そういう意味で言うと、そういった形で投資をして、
まさにさっきのテーマとちょっと被るんですけど、投資後の支援みたいなのはどういう形でやってるんですか。
これね、いいポイントで、
もちろんいろいろ手をうかがすこともあるんですけれども、
あんまり我々ね、
ハンズオンって言葉を使わないようにしてるんですね。
これはどちらかというと、現体験として私、ハンズオンって言葉は好きじゃない。
部外者が、俺たちの方ができるからやってやるよっていう、
そういう、なんだろう、ちょっとこれは悪意的な解釈かもしれないけれども、
そういった何か願意を感じるじゃないですか。
まあ、そうなんですよね。僕らめちゃくちゃハンズオンって言葉使うんですけど、
一方で、あれですよね、つまり背景としては、
当然事業をやってる本人たちが、企業家たちが一番解像度高いし、
一番事業を手を動かしてやってるんだから、
外の人がどこ行ったところでっていう話なのかなっていうふうに解釈してるんですけど。
そうですね。本当にその通りで、
やっぱり事業のことって、
事業に取り組んでいる当人が一番わかっているはずですよね。
逆に言うと、たまにピッチ受けててやり取りしてる中で、
こっちの方が圧倒的に詳しい時ってあるわけですよ。
それはおかしいですよね。
投資活動における関係性
それは投資しないですよね。だったら俺やるよっていうことになるし。
だから、事業面に対してあんまり、もちろん、
ご相談を受けたら全然相談のりますし、
実際それでピボットに立ったこととかもありますけれども、
だけどそれはあんまり、本来は望んでいない。
共通化できるような管理業務の部分だとか、
あるいは次の資金調達のサポートだとか、
デッド調達のサポートだとか、人の紹介、顧客紹介、
そういったことはもちろん全然できるのでやるんですけれども、
なんか変に意味もなく手使って汗かいてサポートしてますよっていうのが、
僕は基本的にはあんまりバリュー発揮しないと思っているし、
それがバリューになるようなスタートアップにはあんまり投資したくないっていう感じですね。
ちなみに僕の補足で言うと、
僕らのファンドはいわゆるプレシード、シード。
だから本当にもう創業前ぐらいから僕ら会いたいと思っているし、
自分の現体験としても創業期って、
1回目の創業期って、こういうことをやりたいんだけど、
いわゆる今僕ら経験してきたから分かる、まだ分からない領域っていうのはむちゃくちゃあるわけですよね。
その部分を外から見て、もうちょっとこういう部分考えたほうがいいかなとか、
あとこういうところ多分手伝ってあげるといいのかなって思う部分もあるっちゃあるので、
特に創業期であるはあるほど。
そうですね。
なのでその部分に関しては、
一応いい言葉がないんでハンズオンって言ってるんですけど、
できるといいかなとは思いつつ、
もちろんシード期で、
多少アニマルスピリッツさんとかぶって、
ちょうど1件目投資一緒にさせてもらいましたけども、
っていうところに関しては、
特段めちゃくちゃハンズオンするわけでもないなとはもちろん思っていますし。
なんかハンズオンって言葉が何を指すのかっていうのが難しいところがあって、
もちろんオカミ8目っていうじゃないですか、
当時はどれだけ優れた人であったとしても、
やっぱり自分のことになってしまうとなかなか客観視できなくて、
視野が狭くなってしまうから、
それを側にいる人が言ってあげることで、
なんかちょっと観点違ったなっていう、
こういう観点を切り替えるっていう意味合いがすごくあると思うし、
あとやっぱりこれまでの経験だとか、あるいはいろんなネットワーク等々から、
情報が集積しやすいっていう構造にはあるので、
そういった情報はいくらでも提供すればいいですと。
同時にあとは、やっぱりこれもネットワークですよね。
ハンズオン支援の重要性
そういったものを生かして、人紹介するみたいな。
こういったものっていうのはいくらでもやればいいと思うし、
実際やっているんですけれども、
なんかスケールしないリソースを提供する。
例えばやっぱり、
バイアウトファンドと違って100%買収して、
何か事業を作っていくっていう、そういう業態じゃないので、
バリアップチームを作ってとかいうのは、
僕はあんまりVCにはそぐわないんじゃないかなというふうに思っているし、
もしもそういう人が必要なんだったら、
それはお金出したんだから、それで採用してくださいよと。
で、足りないんだったらもっとお金出すし、
実際いい人しかないんだったら紹介しますよっていう。
で、またなんかそのVCがハンズオンって言ってしまうのが、
なんか危ういなって思うところもあって、
特にシード機とかアーリーのスタートアップにおいて、
最大の競争力の源泉って、
企業家の人の方の時間じゃないですか。
そうですね。
時間でありマインドシェアじゃないですか。
で、多くのハンズオンって、
事象ハンズオンって言ってるけど、
実質マイクロマネジメントでしょみたいな。
なんかすげえレポーティングワーってさせて、
で、レポーティング受けた担当者が社内で、
いろいろなんかハンズオンしてこんなこと情報キャッチしましたよって言って、
やってる感。
やってる感出すっていう、
なんかそれって単に自己満足だし、
こんなにやったっていう、
そのキャピタリストの自己満足って本当にどうでもいいので、
僕は、
自分もね、羽田さんもそうですけど、
企業やってた立場として、
逆にそれであの、
すごい時間無駄にさせられたなって思いもあるんですよね。
はいはいはい。
まあそういった経験体験があるから、
自分が投資する立場である以上、
そういう企業家の時間を犠牲にするとか無駄にするってことは本当にしたくないなと思いますね。
今のテーマに付随して、
企業家からのレポーティングってどれくらい求めますかっていうのは、
結構皆さんに聞いていて、
ちなみに僕で言うと、
まあもちろんフェーズにもよるんですけど、
なんか、
個人でエンジェル投資をたくさんやっていたので、
なんか、
ちゃんとその、
よく言ってるのは、
VCが入ってたら、
VCにレポーティングしてる内容を、
他のエンジェルとか、
僕含めて、
共有してくれれば、
特にコストかけずにできるわけじゃないですか。
だし、
逆にそういうのが、
まだVCとか入ってないよみたいなところであれば、
なんかまあ、
そうだな、
テキストでサクサクっと毎月、
こんなことあって、
ハイライト、ローライト、
みたいなフォーマットで送ってくれると、
見る人は見るし、
なんか、
進捗してるなとか、
困ってることあればそこに書いてくれれば、
いいよみたいなのを結構言っていて、
で、
朝倉さんもそうだと思うんですけど、
海外の方にも投資されてたじゃないですか、
特にUSの皆さん、
結構すごいちゃんとやってくる、
もうそれは文化として定着してるからだと思っていて、
日本ちょっとまだまだかなって思ってるところがあって、
全くレポーティングない人もいるし、
別にエンジェルのときは、
まあそれでもいいやって思って、
特に見てないんですけど、
やってくれるだけで、
なんかこうね、
頼りやすくなるみたいなもちろんあると思うんですが、
そのあたりなんかこう今、
特にVCやられていて、
どういうレポーティングがあると、
めっちゃいいっていう感じですか。
資金調達の慎重さ
今おっしゃってるそのマンスリーのレポートなんです。
テキストベースで、
ハイライト、ローライトがあってっていうのは、
これはなんかわりとよく、
それこそYCの投資先のスタートアップなんかそうですけども、
まあそういったインキュベーターとかアクセラレーターとかで、
なんか指導を受けてる人たちは、
多分必ず指導を受ける内容で、
月1回絶対送れと、
で、キャッシュ算いくらで、
バーン今いくらでみたいな、
ランウェイいくらだみたいな、
で、これは、
やっぱりそういったところに入ってる人たちは、
だいたいちゃんと送っていけますよね。
で、一方でシリコン周り、
ベイエリアンのスタートアップの人たちでも、
あんまりそういう指導を受けてない人たちは、
なんか生きてんのかな、
みたいになったりすることは、
これはあるな、
っていうのが僕の感覚です。
で、実際、
私たちが投資先とやりとりするとき、
これはもう明確に、
リード投資なのか、
フォロー投資なのかで、
これはもうはっきり分けていて、
これフォロー投資の場合は、
基本的にはリードの投資の方がメインで、
見てくださってるのだから、
あんまりそこに、
余分な時間使ってもらうっていうのは、
良くないなと思っています。
であるがゆえに、
定期的なレポート、
もしもそういったテキストがあるんだったら、
送ってねっていうふうな話は、
していますけれども、
絶対に月次でとか、
各週でミーティングも受けてくださいとか、
そういうことは、
我々からは言わないですね。
逆にそれってある種、
リードの投資家の方を
信頼してやっていることなので、
変な話、極端な話、
リード投資家の方が若干これ、
頼りないなって思ったら、
僕らそもそも投資しない。
なるほど。
シンジケーションすっごい大事だなと思います。
なるほど。
どこがリードなのかっていうのは、
強く思いますね。
まずリードフォローの話ですけど、
なんでフォローだと本当に、
三カ月に1回ぐらいしか会わないこともありますよ。
極端な話。
いうのはありますね。
もちろん、
我々ファンドレポートもあって、
金融機関の方がメインのファンドではあるので、
決算だとかそういったことは、
かなりきっちりやってくださいと、
申し上げるんですけども、
そうじゃない日々のオペレーションのところは、
何か困ったら言ってねという、
そういうスタンスですよね。
ちなみにリードとフォローの比率、
どれぐらいですか?
リードの方が多い。
6割、5割か7割ぐらいかな。
これファンドサイズ大きくなってくると、
どうしてもリードしかやりませんって、
やってしまうじゃないですか。
我々の場合、ある種中途半端な
ファンドサイズということもあって、
あんまりそこは拘ってなくて、
リードの方がやりやすいというのは、
もちろんあるんですけど、
フォローだったら一切やりませんっていうことは、
決してないですね。
ありがとうございます。
関わり方によって、
当然、出資比率によって、
リードかフォローかによって、
関わり方がずっと変わってくるよと。
それはつけますね。
全く同じですね。
やっぱりそうなっちゃいますよね。
ポートフォリオとして、
やっぱり管理しなきゃいけないから、
やっぱり出資額、
我々のファンドにおけるポーションが
大きいところっていうのは、
やっぱりゴッチしますよね。
より手厚くっていうところは、
あるのかなと思います。
ありがとうございます。
ということで、
僕もう一点だけ、
アニマルスピリッツについて。
投資検討期間1から3ヶ月ぐらいで、
みたいに書かれてたと思うんですよね。
結構、
ウェブサイトに書かれてて、
面白かったのが、
即決しませんみたいに書いてあって。
これも僕が、
ファンドを始めて、
結構自分でも、
特に今回、
自分のファンドではリード投資をやることも多いので、
じっくり検討するっていうことを、
エンジェルの時よりは当然やってるわけなんですけど、
ここって思うことありますか?
じっくり時間かけてやるのって、
すごい大事だなって、
僕は前提として思ってはいるんですけど。
これは、
もちろんファンドの方々、
投資家の方の考え方の違いもあると思うし、
企業家の方の考え方の違いもあると思います。
ただ、
投資ってね、
やっぱり長い付き合いになるじゃないですか。
特にSEEDの場合。
長い付き合いにならないってことは、
途中で会社がね、
うまくいかなかったってことなので、
やっぱり長く付き合いたいわけですよね。
それをその日に決めるのっていうのは、
決めれる方もいるのかもしれないけど、
僕はちょっとできない。
おそらくこれは、
別に投資家サイドだけにとっていいことではなくて、
やっぱり企業家にとっても、
本当にこの人たち合うのかどうなのかって、
見極める期間ってあって、
叱るべきなんじゃないかなって思うんですよね。
なので、
投資する立場としてはトレードオフなんですよ。
もちろん企業家の方であれば、
資金調達のプロセスってめんどくさいって思うのは、
よくわかるし、大変だし、
サクッと決めて早く出資してもらいたいっていう気持ちも、
よくわかるんだけど、
別に僕ら、
流動性ある株式の投資家じゃないから、
買いたいとき買って、
投資における即決の重要性
売りたいとき売るっていう人たちは決してないので、
一回買ったらやっぱりずっと付き合うことになるわけですよね。
なので、
場合によっては、
他の投資家さんが、
即日できますよっていうふうにおっしゃる方が、
きっと魅力的に響くっていうのは、
よくよくわかるし、
どうしても結局ね、
タンタラやってご迷惑をかけしようとは思わないんだけれども、
早く決定してしまう方がいいんですよねっていうので、
案件として投資できないことっていうのもあるとは思いますが、
それはやっぱりお金も、
責任を持って預かりしているっていう立場においても、
今後しっかりそのスタートアップ、
企業家の人に向き合っていくっていう立場においても、
即決っていうのは僕は、
自分の中でやっぱりやっちゃいけないなと思ってやっていない。
そうですね。
多分動画見ている方は、
前提としていろんな投資家がいるよっていう話で、
即決するVCももちろん特に、
SEED系VCとかだといるっちゃいるし、
一方で、
浅倉さんのところはSEEDありで、
大体検討期間1から3ヶ月っていうところは、
今おっしゃっていただいたように、
割とじっくり行き止めて、
長い付き合いなんで行きたいねっていうことだと思うんですけど、
僕もどっちかっていうとそっち寄りで、
割とこう、
ちなみに僕エンジェルやってたときは、
77社間投資して、
即決したの4,5件。
それ以外は基本的に1週間ぐらいちゃんと見るって決めてて、
なるほど。
僕がですね、
変な話なんですけど、
スタートアップ好きすぎて、
全部投資したいぐらい。
結構そう思っちゃうんですよ。
ちゃんと聞いた上で、
もちろん資料一式送ってもらって、
大体ピッチ資料と、
数値計画もちろんあれば、
あとは資本政策、
あたりはプレシード、SEEDでもいただいた上で、
ちゃんと見て、
検討するっていう時間を自分の中で作った上で、
投資するかどうか決めるっていうのを、
エンジェルなんで、
そんなに長い時間取らずにやっていることが多いんですけど、
一方でずっとエンジェル2年ぐらいやってたときに、
やっぱり前から知ってる人の方が当然、
投資しやすいですね。
そうですね。
そうですね。
まさに、
例えば、Limited Aidの小川さんとか、
一緒に、
僕がエンジェルのときに投資をした会社だと思うんですけど、
その後、アニスピさんに投資いただいたと思うんですが、
小川さんとかも付き合いが8年、9年とかあって、
2回目のチャレンジでみたいなところで、
やっぱりその人物と、
人となり、それからここまでの経験チャレンジを、
ずっと見てきているので、
そういう意味でいうと、
いや、もう絶対投資するわ、みたいな感じだったんですけど、
それぐらい、究極それぐらいお付き合いがあると、
当然その人と何を知った上で投資できる。
一方で、一般的には、
やっぱり一元産というか、初めてお会いして、
投資ゲットするという方がやっぱり多くなってしまうので、
そうですね。
それぐらい、1から3ヶ月くらいかけるっていうのは、
本当に僕は普通だなって思ってやってはいますね。
これも別に意義悪いじゃなくて、
本当に投資選択だと思うんですよね。
数を結構いろんなところに、
気になるセクターに投資していくっていう、
そういう投資の手法もあるし、
完全にそれを前提にした上の、
LP構成に入っているようなところ、
というのも例えばありますよね。
これがすごく合理的な考え方だと思う。
一方で、やっぱり機関投資家とか金融機関が主体のLPだと、
ファンドとして、
こうやってしまうと、やっぱりレポーティングできないですよね、
今度はLPに対しての。
だから、これはあんまりワーッと数巻くっていうのは、
正直できなくなる。
なので、うちの場合もそんなに数巻くってことは、
エンジェル投資家の経験
基本的に考えていないんですね。
実際、過去の投資案件、
カウントしてみたら、
実際、コンタクトいただいて投資しているのが、
1%ちょっとだったんですよ。
コンタクトっていうのは、
お会いした数ですか?
分母は。
普通に連絡いただいたのも、問い合わせも含めてですね。
だいたいみんな、
1%から3%くらいのレンジなんじゃないかな、
と思うんですけれども、
そんなもんじゃあそんなもんなんですよね。
これね、なおかつ、
起業していた人たち同士でいうと、
これ断るのが本当に辛いんですよね。
めっちゃ辛いですよね。
僕も羽田さんと同じで、
全部いいじゃんって、まずいいじゃんから入るから。
そうなんですよ。
これきついな、まだ向いてないかな、この仕事って。
未だに思いますけど。
ごめんね、みたいな。
なんですけど、やらなきゃいけないんで。
やるわけですが。
そういう方針の違いはありますよね。
エンジェル投資の場合、
僕もエンジェルだいぶやりましたけど、
エンジェルって究極、
なくなってもいいお金じゃないですか。
個人の資産ですからね。
僕の場合は、
もしもこの会社がダメだったとしても、
金返せっていう風に
言いたくならなければいいかくらいの。
まさに。
投資っていうか消費っていうか、
言えたらもう後は忘れるっていうスタンスだったので。
入れた瞬間に減損するっていう気持ちの中では。
気持ちの中で。
もちろん成功してほしいんだけど。
それでリターン勝ちしたらラッキーぐらいの
感じですよね。
だからそれは全然位置づけ違うなと。
もうちょっと真面目に
エンジェルやってる人もいますけどね。
起業家としての背景
システマティックに。
そうですね。
ありがとうございます。
次のテーマなんですけども、
まさに冒頭でお伝えした、
今、起業家出身っていうテーマで。
やっとその話になった。
やっとその話です。
もう一回言いますけど、
朝倉さんが起業家だったことを知らない人も
多いんじゃないかなって僕も思っていて。
周り聞いてて。
起業家時代どうだったかっていう話を
少し伺っていきたいなと思うんですが、
東大の在学中に
Naked Technologyを
共同創業されたっていう感じですよね。
そうですね。
そもそもその時の話。
その時どういうテーマがホットで、
創業メンバーどんな感じで、
どんなことがあったかみたいな話を
伺いたいなと思って。
だって中には20代の起業家の方って
MixiっていうSNS知らない方も結構いますからね。
本当ですよね。
最近Mixi 2っていうのが出ましたけども、
僕らでいうと、
懐かしい、熱いみたいな、
そういう感じなんですけど。
普段ポッドキャスト一緒に撮ってる
伊藤さんの20歳ぐらいなんですけど、
Mixiって知ってるって聞いたら、
昔あったSNSですよねみたいな。
そんな感じ。
それが普通ですよね。
Mixiとかと同じぐらいのノリなんだと思うけども。
あんまり自分でこういうの説明するのって
かっこ悪いじゃないですか。
基本そういう話したくないんだけど、
自分で言うのは嫌だなって思うけど。
解説しなきゃいけない。
最近もうそろそろちゃんと解説しなきゃいけないなって思いますよね。
確かに。
昔やってたスタートアップですか?
大学時代に、
共通の友人から、
共同創業メンバーみたいな人たちと
紹介されて、
当時はスタートアップやりたいっていうよりも、
未踏プロジェクトって今もある?
あります。
あるでしょ。
経産省の外閣団体がやってるのかな。
あれは確か、
オブジ内閣の時に始まったものだと思うんですけども、
ITの高度人材を育てるみたいな、
そういうプログラムですね。
研究テーマをいくつか出して、
採択されたら、
そういうプログラムがあって、
それに応募したいという人たちがおり、
みんなエンジニアなんですけど、
僕は全然エンジニアでもなんでもないんですけど、
ちょっと紹介するから一緒に考えてやってよ、
みたいなこと言われて、
よくわかんないけど、
一緒にやっていこうかと思ってたんですね。
当初はね、
みんな、
もちろんその研究テーマをやりたい、
実装したいという思いもあっただろうし、
端的に言うと、
結構当時は大きいお金ついてたんですよ。
すごくお金欲しいっていう、
めちゃめちゃ横島なとは言わないけれども、
そんな思い持ちながらやってたんじゃないかな、
というふうには思うんですけど、
別にスタートアップを作りたいっていう感じではなくて、
まず未到をチャレンジしてみようよと。
その中でひょっとしたら、
その研究テーマを生かして会社を作るっていうのもあるかもしれないよね、
そんな出発点だったんですね。
テーマはいろいろあるんだけど、
正直なんでもいいんだよね、
当時はクラウドとか、
これ2006年の話ですかね。
まだクラウド、
AWS全然日本に来てないですし。
ウィニーがあったことで、
ピアツーピアで何回やるかとか、
いくつかテーマを出したんですよ。
まだユビキタスっていう言葉が、
なんか響きが懐かしい。
つらいよね。
ユビキタスっていう言葉が、
どこでもあまねく広く行き渡るみたいな、
そんな概念だったと思いますが、
ギリシャ語なのかな。
スマホない時代の、
柄系でコンピューティングが
いろんなところに渡るよみたいな、
IoTみたいな概念も含んでたのかな。
よくわかんないですけど、
そういう時代です。
そういうキャッチーなバズワードを
用いて何回やろうぜみたいなことを
言ってて、そうなんだと。
結局ね、
三島は3軒通ったんじゃないかな。
すごいな、そういうプロジェクトに。
ただその中で特に
注力してやってたのが、
ソーシャルグラフを活用したマーケティングエンジンを
作ろうって書いてて、
2006年の春だったんですけど、
それこそ、
FacebookとかMixiとかGreeが出たのって
2004年だったんですよね。
学生の中でSNS使うって
すごく当たり前
になっていて、当時は。
ちなみにこれね、後からそうじゃなかったんだってことに
気づくんだけど。
当然の体験で、周囲で
学生向けSNSを
作るみたいな、ちょっとした
事業ごっこみたいなのが流行ってた時期でも
あったんですね、2006年当時って。
そんな中でソーシャルグラフを活用
したい、
友達が好きなものはその友達も好きだろう
みたいな、そんな理屈で
マーケティングエンジン作ったら面白いんじゃないか
みたいなことで、
ミトーに応募して
採択されて、その開発を続けて、
で、
2つあるんですけど、
1つはこれやろうと思ったら
とはいえ実験しなきゃいけないじゃないですか。
自分たちでSNSを作ったんですよね。
これ今でも
覚えてるんだけども、
2つ特色があって、
1つは
当時あった、
世の中にあったSNSを
ベンチマークした時にやっぱりミクシーだったんですけど、
当時ってミクシー
日記っていうブログみたいなのを
書くんですよね。
ブログ書くって大変じゃないですか。
めっちゃ時間もかかるし、そんな万人が
できるもんじゃないよねみたいな。
パワーいりますよね。
で、もう
つぶやきでよくねって言って、
もう単文でよくないみたいな。
当時言ってたのは、
今日もまた夜にラーメン食べちゃった
みたいな。
ダメダメだねみたいな。
そんな本当にぼっそりしたことをつぶやく、
そういうSNS作ったらいいんじゃないみたいな。
ツイッター初期っぽいですね。
これ1つね。
もう1つのアイディア、これ僕じゃないんですけど、
他のメンバーが、
ガラ系大好き人間で、
携帯電話大好き人間で、
パソコンとかあんなんじゃないよ。
あんな場所縛られて思いも持ち運ぶとか。
当時デスクトップパソコンとかが主流の時代ですから。
そんなんありえないでしょみたいな。
携帯は携帯だと指き立つだって言ってるし。
携帯専業SNSというよりもこだわったんですよね。
結局ガラ系専用の、
当時ブラウザベースだったと思うんですけど、
SNSを作りました。
つぶやき完結型の。
今でいうとタイムラインみたいな。
これが確か2006年6月に出していて、
ツイッター出たの2006年7月なんですね。
これは冗談ですよ。
完全冗談なんだけど、
世界最初の
つぶやき型SNS。
これネタですけどね。
同じようなアイデアみんな持ってたと思うんだけど。
でもやってたのはすごいなやっぱ。
ただこれ誤算があって、
当時やってた連中って東大と慶応大学の連中だったんですね。
言うなればみんな結構イノベーター層で、
周りの人たち
すげーSNS使いまくってるわけですよ。
SNSなんかも当たり前だよねと。
周りの人たち見てると、
学生向けSNSとか作るの流行ってたから、
あんなに2番センジ、3番センジあるの
すげーダサいよねって思いがあって。
あくまでSNSは実験台だっていう。
ソーシャルグラフの実験をするための場だっていう風に割り切ってて。
別にこれが伸びなくてもいいし、
そんな注力しませんっていう。
こだわりを持ってました。
で、ただ蓋開けてみたら、
結構
ふと見た時に女子高生が使ってて、
こういうみんなの近況がすぐ分かり合えるサービスって
すごい面白いねって思ったわけですよ。
初め何言ってるのか分かんなくて、
は?って思ったんだけど、
よくよく考えてみたら、
この人たちはSNSっていうものが、
我々のサービスで初体験だったんですね。
ミクシーとかグリーとかあるけど、
言うても当時ってまだイノベーターのもので、
そんななんか浸透してなかったんですよ。
で、これ僕思ったのは、
当時自分たちの周りだけを見て、
東大系用の学生だけ見てて、
そんなもんもう当たり前だよね。
っていう風に思ってたんだけど、
それは全然時代ズレしてたなっていう
反省はありましたね、その時。
これがSNS作ったって話。
で、結局これ実験して
マーケティングエンジンは
できたんですよ、それっぽいもの。
で、それを商用化しようということで、
会社を最初立てたんですけれども、
その時ですね、
僕今でも覚えてるのが、
六本木のグリーに行ったんですよね。
ミクシーは当時まだ
あまりコンタクトとかなくて、
六本木の当時は、
今一覧とかあるところの横入ってった
ビルだったんじゃない?雑居ビルだったんじゃないかな?
行ったら、
2006年の秋だと思います。
9月とか10月当時、
若き日の20代の現入門
社長青柳さんが
対応してくださって、
こういうマーケティングエンジン
導入してくれませんか?
みたいな、
そんな話をやって、
緊迫感あったのを今でも覚えてますね。
それが、
Naked Technologyで
作って、SNSを作って、
話を持っていったみたいな話なんですけど、
その後、
青柳さんは一回就職されて、
戻るんですよね?
そうですね。
中見たちが始めたのが2006年の4月とかで、
この時は外資系ってもう
就職早いから、
僕もオファーもらってて、
泣いてあって、
巻き税行くことは決まってたんですね。
その間の
1年間ちょっとこれ手伝ってよ
みたいな感じで、もともと声かけられた
っていうのが始まりですね。
なんで、
定刊作ったのも僕なんですけど、
要は、僕以外全員エンジニアだったから、
エンジニアっぽくないことなんか大体僕がやります。
雑用テレビやりますね。
俺今でも覚えてるんですけど、
当時の定刊が、
決算日6月31日ってやってたんですよ。
やば!
後で資金調達する時に変えたらしいんですけど、
一応、アザブ十番の
交渉役場に行って反応してもらったのに、
節穴だなって後から思ったわけですが、
チェックとかされなかったんですね。
されてなかったですね。
すごいな。
そんな定刊を僕が作ってましたね。
作って、
1年やって、
他やってたメンバーみんな大学院生で、
大学院生やりながら
スタートアップをやっており、
僕は就職するわ、
いったんみたいな。
その後関係あるかどうかわからないけど、
頑張ってねみたいな感じで
いったん出たという感じですね。
で、金税で働いた後に
戻ることになるんですよね。
そうですね。
実際に戻るタイミングってどういうタイミングだったんですか?
コンサルティングファームってだいたい、
今はわからないですけど、
当時って3年ぐらいしたらビジネススクールとか行けよみたいな、
そんなことを言われる会社で、
僕もUCパークレーに
留学する予定だったんですね。
ビジネススクールにオファーもらって
行く予定だったんですけど、
まあけど、
3年経って
外に出るってわけだから、
場合によってはね、
留学しないで転職してもいいタイミングだし、
どんなとこがあるのかなと思って、
回ってみたんですね。
これが
2009年から
10年にかけての話で、
全然ないんですよ、当時。
ベンチャースタートアップって。
まずスタートアップって言葉もなかった時代なんですけど、
リーマンショック直後で
ほとんどそういう、
ベンチャー資金、
2010年が
年間ベンチャー投資額700億円の時代ですから、
今冬の時代とか見て
8000億ですけど、
本当にいない時代で、
いくつか見たな、
ちょっと懐かしい、トロップシッピングやってる
もしもって会社とか行ったな、
とか、
後々ちょっとこれ有名話題になりますけど、
ミログって会社行ったりとか、
全然ピンとこない。
あれですね、
後にエネチェンジ作られた、
これもなかなか
壮絶な会社でしたけど、
そんなとこ回っていて、
あとユーストリームとかも行った。
ユーストリームって懐かしいね。
ユースト懐かしいね。
日本上陸、あとアリババ行った。
アリババは日本の
ソフトバンクのほうで、
日本の会社のほうで、
なんか越境ECって面白そうだなって
2009年、10年頃。
アリババ行ったりはしてましたね。
あんまりピンとこなかったから、
就職するか、
留学しようかなと思っていたら、
その会社、
GITテクノロジーという会社が、
資金調達することは決まってたんですけど、
資金調達するんで、よかったら帰ってこないって言われて、
UCバークレーってね、
そういうアントレプレーナーシップとか
そういうの有名なとこなんですけど、
もともとそういうことを勉強したいから、
僕西海岸の学校しか起きてなくって、
UCバークレー行ってもそういうスタートアップの
勉強をしたいなと思ってたんですね。
勉強するよりもやった方が早いなと思って、
戻ったって言う。
そんな感じですね。
資金調達活動をしていくんですね。
資金調達は、
正確に言うと、
資金調達は既に前のメンバーがやっていて、
僕は最後に
直接は関わってない。
その後、会社経営、
代表になると思うんですけど、
会社経営ってどういうことを
やられてたんですか?
これはね、戻って別に代表になる予定
なかったんですけど、
いろいろひともんちゃくもふたもんちゃくもあって、
結局1ヶ月半後くらいに
代表になって、
やってたことは、
さっきの話で、エンジニアリング以外
全てですよ。
だから、
ゴミ出しから
資金調達まで。
みんなゴミ出すのに
チケット買ってこないといけないじゃないですか。
コンビニとかで。
買ってきてよって言っても、
オフィス来たくないですとか、
建て替えるの嫌だから
とか言っても、やるよみたいな。
そんな感じですよね。
代表取締役総務ってやつですね。
そうですね。
もちろん営業も
するし、
資金調達もするし、
あとなんか、
新しいサービス作んなきゃねってことで、
サービス企画の真似事みたいなのも延々やってたし。
当時、
見てましたよ、そういうスマホアプリが
これから来るぞって、
2010年頃、2010年、2011年で。
なので、海外のアプリとか
めちゃくちゃ見ましたね。
その頃で言うと、
iPhoneが出て、
日本で出てたぶん2,3年ぐらい経ってて、
Androidの端末も
いろんなキャリアが出し始めたくらいの時ですかね。
そうですね。
2008年にiPhone3Gが
日本で発売されて、
僕自分で買って、
なおかつそれをメインに使ってたんですよ。
めちゃくちゃ不便ですぐ落ちるし。
大変だったんだけど、
ソフトウェアのアップデートとか
そんなことできるんだ、すげえなみたいな。
やっぱりアプリってすごいなって思って。
当時なんてね、
結構本気でみんな、
こんなの広まるわけないじゃんって
本気で言ってたけど、
どう考えてもこれでしょって思ってましたよね。
2008年、9年頃。
だから今、僕、正々堂々すげえなって思ってますけど、
それと同じくらいの興奮を
当時感じて、
めっちゃ触ってて、
スタートアップいいなって思ってました。
正々堂々で言うと、
今日お送りしたアジェンダも
割とちょっとGPT手伝ってもらって作ってるんで。
できちゃうでしょ。
そうなんですよね。
これ自分で作ろうと思うと
数十分かかっちゃうやつが、
5分で発信できるみたいな。
このくらいのイノベーションが
起きてるっていうのが、
今、2025年現在だと
そういう感覚っていうのが
当時のスマホの感覚だったのかなっていう。
いや、そうですね。
僕、人生3回会ったのが
インターネットの衝撃っていうのと
スマホの衝撃と、今3回目
正々堂々の衝撃で、正々堂々の衝撃が
一番大きいかもしれない。
ありがとうございます。
ということで、
その後の話は、
これ話すとキリがないんで。
キリがないね。すみません、話長くて。
創業経験のあるVCとして、
なんかこう、
今日の話をちょっとさまっていただいて、
じゃあ、
ひるがいってスタートアップに提供できる価値って
どういうのがあると思いますか。
結構別物だと思うんですよね。
被る部分があるんだけど、
VCとスタートアップ経営者って。
だから、よくね、
ヘックスとかの煽り文言で、
VC、ベンチャーキャピタリストなんて、
お前らスタートアップ経営できるのかよって言うけど、
できるわけねえじゃんみたいな。
プロ野球選手にお前なんか
サッカーJ1でプレーできるのかよって言うのと同じくらいで、
全く意味ないことですよね。
逆にスタートアップ経営者はVCできるのかよって言うと、
これもできない。
スタートアップとVCの関係
できないというか、できる人もいると思うけれども、
そんなストレートじゃないと。
多分橋田さんもそうだと思いますけど、
スタートアップ側にいたとき、
VCって仕事すごい舐めてませんでした?
舐めてるというか、そもそも
僕らがスタートアップのときって、
VCに求めることって、
別に経営してほしいってことじゃなくて、
経営はうちらでやるから、
まさに自分たちが、
自分たちも創業1回目っていうところで、
分かんないことめちゃくちゃ多いから、
そういうのいろいろ教えてくれよって
いうところを期待してたりとか、
当然資金もありましたし、
資金の期待もありましたし、
あとはいわゆるレポーティングとかも毎月、
リードVCももちろんやってたんで、
なんだろう、
ペースメイクとか突っ込みが欲しいみたいなところを期待してましたよね。
いい回答ですね。
俺なんか楽そうな仕事だなと思って、
思ってたんですけど、
やってみたらこれやっぱり全然、
見える景色は違うなと思うところがあって、
これはこれで結構大変。
企業家の方は、
エンジェル当社は割とサクッとできると思うんですよ。
ファンド管理運営ってなると、
ちょっと全然、
また段違いの話になるなというふうに思います。
まさに、
去年やってみてすごい、
全然めちゃくちゃ大変っていうふうに、
今まさに思っているところで。
エンジェル当社は簡単ですよ。
簡単だし、多分パフォーマンス出ますよ、
そっちの方が。
ファンド管理は大変ですね。
追ってる責任もありますし。
逆もまたしっかり、
VCの方が経営できるのかっていうと、
できる人もいるんじゃないですか?
VC出身で、
それこそサムアルトマンなんて、
YCやりながらオープンエアやってるわけだし。
すごいですよね、行ったり来たりで。
ジェフ・ベゾスもVCじゃないかもしれないけど、
エッジファンドやってて、
Amazon作ったわけで。
別にできる人はできると思うんですけど、
VCだからできるとか、そういうことはないですよね。
もちろん、
スタートアップケースにおいて、
重要な知識っていうのは、
知ってる部分っていうのは、経験だとか蓄積だとか、
情報集積しやすい立場にあるから、
伝えられることっていうのはあると思いますけど、
全然ストレートではないと思います。
そんな中で、
僕がすごく思うのは、
企業家に限らず、いわゆる経営者一般、
これは上々企業の経営者も含めて、
経営者と投資家って、
すごく対立する目線で語られがちじゃないですか?
投資家対経営者、経営者対投資家みたいな。
もちろんあるんですよ、
そういう局面って、
その時々で、
そういう対立構造になってしまうことっていうのは、
これ、どうしてもあるんだけれども、
だけど、やっぱり大事なのは、
お互いがちょっと長い目線で、
どうやって、
目線を合致させるっていうことなのかな、
と思っていて、
すごい抽象的な話をしているように思えるかもしれないけど、
すごくこれ実態のある話だと思ってるんですね。
僕は、
やっぱり、
経営者だからといって、
投資家の考えだとか、
発想だとか、一切無視するってのは、
これはありえないと思っているし、
逆に投資家は投資家で、
その経営者の実情、内情っていうことを、
理解した上で、
気上の空論じゃないことを言わなきゃいけない。
で、これが、
その時々ではぶつかるんだけど、
長い目線で見ると、
多分統一できるんじゃないかなと。
よくボレンバフェットが、
良い投資家でいられるのは、経営者だからだし、
良い経営者でいられるのは、
投資家だからだってこと言ってますけれども、
本当にそうだと思いますね。
今、投資家っていうのが、
主軸の立ち位置なので、
心がけていることは、事業家目線の投資家でありたい。
ちゃんとそこの実態を、
理解した上で、
何かしら関与できる人でありたい。
投資家の視点
そうである限り、あんまり、
おしきせのハンズオンって言いたくないな、
というふうに思っています。
ありがとうございました。
お忘れるようは、
スタートアップを立ち上げる上での、
疑問や、企業に関するトピックを取り上げ、
SEED企業から企業界向けに、
上達情報をお届けする番組でございます。
この番組、
気に入っていただいた方は、
ぜひ、フォローやチャンネル登録をお願いします。
ということで、
今日のゲストは、
アニマルスピリッツの浅倉さんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
50:11

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