1. ぼくらは映画を語らない〜映画レビュー雑談〜
  2. 【空白(2/3)】死ぬくらいなら..
2025-07-04 29:25

【空白(2/3)】死ぬくらいなら逆ギレしろ!真面目な人ほど損をする現代社会の不条理(ep.5)

spotify apple_podcasts

〜ネタバレ注意〜

「死ぬくらいなら逆ギレしろ!」元刑事かねりんの持論が炸裂します。事故を起こし、誠実に謝罪を続ける女性が自殺に追い込まれた悲劇に対し、「真面目すぎる、開き直って逆ギレしろ」と一刀両断。分かり合おうとしない相手に心を砕くのは無駄だと言い切ります。

一方、登場人物に寄り添うしゅんたまとは意見が真っ向から対立。「恨みの連鎖を断ち切る母親」のシーンを熱く語ります。メディアやSNSの無責任な正義感に怒りつつも、最終的には「そんな奴らも含めて愛おしい」と語る真意とは?きれいごと一切なしの、世の中の理不尽さに疲れたあなたの心に刺さるかもしれない処方箋トークです。


【目次】

() オープニングトーク:誠意を尽くせば分かり合えるは幻想?

() メディアが作る悪者とSNS時代のバッシングの複雑さ

() 交通事故の刑事責任はどうなる?元刑事かねりんの専門家解説

() 真面目な人ほど損をする?誠実すぎた加害者の悲劇的な結末

() 娘を亡くした親の対照的な言動。あなたはどちらに共感しますか?

() 真実はどこにもない?SNSが加速させる情報の分断と匿名からの暴力

() 分かり合えない人とは諦めるべき?かねりん流処世術「逆ギレしろ!」

() 店長の最後の晩餐?特選のり弁にブチギレて自殺した本当の理由を邪推

() まとめトーク:あなたは100%悪くない。死ぬくらいならブチギレろ!

() 正反対な2人の視点が面白い!人格者しゅんたまとゲスいかねりん


【見放題で配信中】

・Netflix: https://www.netflix.com/search?q=%E7%A9%BA%E7%99%BD&jbv=81553086

・U-NEXT: https://video.unext.jp/play/SID0064212/ED00347305

・Amazon Prime Video: https://amzn.to/44vwaKb

【今回取り上げた映画】

・タイトル:空白

・劇場公開:2021年9月23日・上映時間:107分

・監督:吉田恵輔

・脚本:吉田恵輔

・あらすじ:

全てのはじまりは、よくあるティーンの万引き未遂事件。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生、彼女は国道に出た途端、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまった。

女子中学生の父親は「娘が万引きをするわけがない」と信じ、疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。

真相はどこにあるのかー?少女の母親、学校の担任や父親の職場も巻き込んで、この事件に関わる人々の疑念を増幅させ、事態は思いもよらない結末へと展開することにー。

(filmarksより引用)

filmarks:  https://filmarks.com/movies/89585

映画com:  https://eiga.com/movie/92797/

【番組の概要】

男2人で映画を観て、感じたことを素直に語り、アレコレ邪推したり深読みしながら、相手を丸裸にしていく赤裸々トーク番組です。ネタバレあり、笑いあり、涙ありでお楽しみ下さい。

【お便り】

質問箱:https://forms.gle/RZBAUEcSXhWxQqsS8

【番組公式ハッシュタグ】

#ぼく映画

【パーソナリティ(MC)】

▼かねりん

・KANERIN Podcast Studio / 代表

・渋谷Web3大学 名誉教授

「刑事司法実務の最前線で多数の犯罪捜査を指揮。2017年から暗号資産業界へ参入。数々のグローバルプロジェクトに参画しコンサルティング、情報分析・アドバイザリー業務を提供。犯罪捜査の最前線で培った知見を、仮想通貨のリスク回避や資産防衛に応用し、啓発活動を継続。Cryptp専門メディアの創刊、ミュージカルやコンサートライブ配信事業、音声配信事業等を経て、「KANERIN Podcast Studio」を創業し、多数の番組をプロデュース・配信している。」

X: https://x.com/kanerinx

Voicy: https://voicy.jp/channel/2534

note: ⁠ https://note.com/kanerinx/

▼しゅんたま(丹羽駿介)

・表現家

・J.S.A.認定ソムリエ

「普段は味覚の探求者として日本ワインの魅力を再発見・発信するワイン企画のプロ。同時に「しゅんたま」としてペン画、ワインを使ったペインティング、インスタレーションと多彩な創作活動を展開。2023年以降は東京で個展連続開催中。落語とビートが交差する音楽パフォーマンスで、新たな文化体験を生み出す。」

Instagram: https://www.instagram.com/shuntama_zzc

X: ⁦https://x.com/shuntama_zzc

【プロデューサー】

かねりん https://x.com/kanerinx

【サウンド・アーキテクト】

Aviv Haruta https://x.com/oji_pal

【カバーデザイン】

グラフィックデザイナー・シル https://lit.link/sylzuanroom

【制作/著作】

KANERIN Podcast Studio

--------------------------------------------------

【各種ポッドキャストスタンドへのリンク】

Spotify

https://open.spotify.com/show/79jtfehfk0wDQ0UqMqHQgm

Apple Podcast

https://podcasts.apple.com/us/podcast/id1819886688

Amazon Music

https://music.amazon.co.jp/podcasts/8f88f775-b4d0-43d0-8998-335435e1a484/

YouTube

https://youtube.com/playlist?list=PLNQiF7XIko7SlYvqieSY5ICp9_naaPKv0&si=dMh3LEcaAjtY6M74

サマリー

映画『空白』では、加害者と被害者の視点から現代社会の不条理が描かれています。メディアの影響で心の負担が増す登場人物たちが表現され、真面目な人が損をする現状が浮き彫りになります。ポッドキャストでは、映画を通じて現代社会の不条理や逆切れの重要性について考察されています。特に、真面目な人が損をする現代の道徳観に焦点が当てられ、SNSの影響や他者とのコミュニケーションの難しさについても語られています。映画『空白』では、現代社会の不条理や真面目な人々の苦悩が描かれ、主人公の人生や人間関係の複雑さを通じて切れやすさとその影響が考察されています。

映画『空白』のテーマ
ぼくらは映画を語らない。お花畑な方々いっぱいいるけど、誠意を尽くせば分かり合える。みたいなね。そんな世界ないです。
幻想ですか?それは。
幻想幻想。そういう幻想に浸ってるから、今回のドライバーのお姉ちゃんは死んじゃったと、ぼくは思う。
ほんとに?
てめえバカ野郎!飛び出してきやがって!この野郎!って思っとけ!みたいな。
いやでもさ、このほら、正反対とも言える二人がさ、全く視点違うの面白いよね。
なんすかもう。
カネリンにもちょっとブチギレようかな。
だってその後首吊って死ぬじゃん。
こんにちは。ワインと落語とアートが好きなしゅんたまです。
こんにちは。カネリンポッドキャストスタジオ代表カネリンです。
この番組は毎週一本映画を見て、ぼくたちが感じたことを感じたままに語り尽くす番組です。
今日は何でしたかね?
2021年公開。空白2回目です。
2回目だね。
ストーリー的にはどこまで話したんだっけ?
ストーリー的には、店長の悪口なんで。
そうだね。
あんまり進んでないね。
進んでないね。
やっぱその事件が起きて、メディアというかワイドショーで日々取り上げられるようになって、連日スーパーに来るわけですよ。
で、毎日話すんだけど、変なとこだけ切り取られてね、この店長がやっぱ悪者なんだっていうのをね、ずっと流されるという。
そうね。
それでやっぱそのスーパーの店長もだんだん病んでっちゃうんだよね。
そうね。
でさ、それで終わるかなと思ったら、その加害者の方のね、やっぱさ、事件って加害者の方もインタビューしに行くわけじゃん。無神経にさ、メディアも。
そうね。
で言ったらさ、ほら、もうあの感じのお父さんだからさ。
ね。
そう、被害者のお父さんね。
被害者の方ね。
それもさ、ちょっとこう変な感じで切り取られちゃったりしてさ。
そうね。
もう両方もう大変ですよ。
両方バッシングされてたもんね、なんかね。
今、ほんと今のテレビというかSNSもそうだし。
うん。
そうそうそうだね。
被害者も加害者もなんか両方晒されるっていうね。
なるほど。
被害者というか、加害者というかね、加害者って店長じゃないはずなんだけど。
なんか、本来あの、2人引いたじゃん、2台。
女の人の方はこう律儀に謝りに来てたけど。
多分致命傷を与えたトラックのうんちゃんは1回も出てこなかったね、あの後。
え、でもあれってやっぱ牢屋に入ったんじゃないかな。
違うかな、現行犯逮捕されてさ。
はいはい。
え、ああいう場合って刑事事件的にはどうなるの?
要はドンって1回引かれて倒れて、その時はまだ意識があった。
はいはい。
で、まあおもらい事故じゃないけどさ、その隣を走ってた車がまた引いちゃったっていう。
はいはいはい。
要は2人がこう関係している場合っていうのは、やっぱどっちも悪いって言われるのかな。
どっちも悪いよ。だから当然司法解剖して直接的な死因がどこにあったのかっていうのを特定するじゃないですか。
で、ひょっとしたらもう1人目が引いた時点でもほぼ死んでたみたいな話だったらもうその時点で死んでるし、
で、死んだ人を引きずっただけだったらそれはちょっとトラックの罪軽くなるしみたいなのとかさ。
そういうことね。
だから両方悪いし、あれだったら両方現行犯逮捕されるはずなんですけど、でも両方取り調べ受けてたじゃんね。
受けてたね。
受けてたね。
で、女の人の方は本当のことをしゃべってたけど、トラックのうんちゃん嘘ばっか言ってたじゃないの。
うんうんうん。
ブレーキ踏んだとか何とかって。
そうだね。
あんなもん別にブレーキコーン見りゃ分かるんで、嘘ついたの全部バレるのにね。
そうかそうか。
嘘ばっか言って不誠実な感じだったから。
でも本来だったらさ、これ裁判してさ、補釈されるかどうか分かんないけど、
両方、多分あの病者だったらトラックの方実験行くと思うんですよ。
あーそうなんだね。
はい、過失運転知識とかでね。
うんうんうん。
で、懲役2年とか3年とかだろうなって思うんですけど、
うん。
で、女の人の方はもう多分懲役2年とかなるけど執行猶予は大抵つくなっていう。
あーそういうことね。
まあどうしようもなかったっていう余地が大きければね。
うんうん。
で、あんなでも飛び出しだとしてもその否認性が悪いんだから、
そこはある程度飛び出しがあっても止まれるように走らなきゃいけないんで。
うん。
飛び出したんでしょうがないですとはいかないんで、過失は絶対あるんだけどさ。
そうか。
だからそのあの人だけ出てきて、
まああのトラックのうんちゃんは否認してるからずっと出てこれなかったのかもねっていうのはあるよね。
あーそういうことか。
ずっと否認して、で、そのまま実刑で収監されてっていう感じかもしんないね。
うんうんうんうん。
真面目な人々の悲劇
でも外におったとしてもあの感じだからもう謝りに行こうへんじゃん。
そうだよ。
だからなんかそこもさ、ちょっと不条理だなって思ったよ。
ははははは。
なんか真面目にさ、すっごい真面目に女の人を謝りに来てたじゃん。
うん、来てたね。1回目引いちゃった女性ね。
1回目引いちゃった女性。で、それで結果的に存在に扱われて病んで死んじゃってさ。
病んでね。かわいそうだよねあれは。
で、致命傷を与えたトラックの野郎は否認しまくって何も謝りもせずにノーノーと生きてるわけでしょ。
ほんとだね。
なんかもうね、なんか真面目なのは良くないなって思います。
ははははは。
なんか本当に、もう2回ぐらい行って、もうそこでさ、もう受け入れるかどうかはもうあのオヤツさんの側のもうフェーズなんだからさ。
そうかね。
もうあんな気あったらもう十分ですよって僕思いますわ。
いやほんとだよね。でもさ、もうそれでさっぱり忘れるわけじゃないじゃん。
もうあの女性もさ、やっぱ相当悪いことしたと思ってたしさ。
うん。
まあ誠実に謝りに来てたからさ。
うん。
それでもし受け入れられなかったら、もうそれはそれなんだってやっぱちょっと思わないと思う。
やっぱあやってやんじゃうのも仕方ないのかな。
いやなんかさ、真面目すぎるよねあの子。
うん、真面目だったね。
もうだってさ、もう味方におっちゃさ、被害者ですっていう感じでもあるわけじゃん。
いやそうだよ。
いきなり。
そこもあった。
いきなりバーンって飛び出されてたしさ、もうそんなんさ。
なんともしがたいじゃん。
そうだよね。え?ってなって。
うん。
多分もうわからないうちに、多分ぶつかっちゃったぐらいだと思うんだよ。
そうよね。だから逆に開き直ってもおかしくないなと思うからさ。
うんうん、そうだね。
だからもうそんなさ、もう2回もあんな謝りに行ってさ、十分もうそこでスパッと終わったらよかったのにって。
ねえ、やっぱでも加害者になっちゃうとそうもいかないのかもしれないよ。
図太いやつが生き残るんすね。
図太いやつが生き残る、そこは間違いない。
そういう観点でもちょっとなんか嫌な感じだったね。
やりきれないよね。
そうなのよ。
そうですよ。
だからあのしゅんちゃんの泣いたシーンの、その女の子のお母さんが恨みの連鎖を全部自分で受け切って終わらせたところがさ、
まあ偉い、偉いというか偉いもんだなとは思ったけど。
だって普通だったらさ、それで病んじゃってさ、亡くなったら、そんな不誠実な対応してた人が来たらさ、もうブチギレるじゃん普通。
お前のせいで死んだけど。
お前のせいだって、そうそうそう。
お前のせいでしかないじゃんね、もはや。
そうだよね。
というかむしろお前の娘は勝手に突っ込んできて死んだんだ、知らねえよバカ野郎って。
いやいやそうそうそう。
いう話じゃんね。
うん、ほんとそうなんだよ、元をたどるとね。
元の事故はうちは関係ねえ。
そうそうそう。
のに、てめえはうちの娘殺しやがってどうすんだこの野郎っていう感じじゃないですか。
そうなんだよ、だからさ、そこでさ、やっぱそのお父さんが取ってた行為とそのお母さんが取ってた行為が真逆だったからさ、
そこがね、やっぱりグッときたんだよね、グッときたというか、たぶんお父さんも気づかされたんだよね、ああと思って。
なんかハッとした顔してたもんね。
そうそう、やっぱ自分と重なる部分があったけど、自分だったら綺麗さなってとこをさ、もう受け入れて謝ってたわけじゃん。
自分が親の立場だとしてさ、あんな母親みたいなことを言えますかっていう。
子供のことを思うと、たぶん自分の子供ってもう可愛いじゃん、可愛くてしょうがないじゃん。
だってなんかさ、親がそこを、親が言わなかったらもう誰も言わないじゃん。
うん。
なんか諦めたみたいになるじゃない。
うん、そうだね。
だからこそあのお父ちゃんはずっとああやってワーワー言ってたんだと思うけどさ。
うん。
だからああやって終わらせる人の気持ちはちょっと僕はあんまわかんないんだよね。
だから子供ね、要はその福祉家庭でさ、そんなに仲良くなかったけどさ、やっぱお父さんはね、娘のこと好きだったんだろうね。
好きだったのかね。
好きだったし、不器用で伝えられなかったこともあった。で、悔しかったっていうのは大きかったんじゃないかな、あんなお父さんだけどさ。
うん。
なんかそういうこう、親の気持ちじゃないけどさ。
うん。
そういう視点もあったよね。
でも、なんか出てくる登場人物、それぞれに多分見る方によっては感情移入しちゃうよね、あるまで。
そうだね、感情移入映画。
感情移入映画続いてますね。
うん。
うん、そうね。だからさ、これは結構いろんな登場人物視点で感情移入する映画だと思うんだけどさ。
うんうんうん。
なんか、割とこう、俯瞰的に、
うん。
ああ、なんか世の中ってこういうもんだよね、みたいなのを示してる感じもしたんだよね。
うんうんうん。
みんなが被害者でみんな加害者で、
うん。
どうにもならないね、みたいな。
でもさ、報道もさ、SNSが出てきて変わってきたじゃん。
ああ、変わったの?
すごい昔の時代だったら、もうテレビの情報が100%だったけど、
現代社会の不条理
うんうん。
今ってこう、別の高校の報道も見つかったりとか、
そうだね。
加害者が出てきたりとか、
うん。
被害者の親が出てきたりとかさ、
うんうん。
それはSNS上であるから、
うんうん。
なんか前よりより複雑、複雑だなと思う。
そうだね。で、結局人は信じたいものしか信じないので、
うーん。
なんかより分断が進むみたいなのが気持ち悪いなって思ってる。
カネリン的にはどうなの?今のこの状況は。
今の状況?
SNSとかさ、こういう、まあ報道もそうだけど。
うん。どこにも真実はないよね。っていうことを。
ああ、どこにも真実はない。
だって、視点が違えば変わっちゃうわけでさ、見方が。
うーん。
この映画のように。
そうだね。
救いようがないなっていう。
うんうん。
なんかより複雑化させられちゃって。
うんうん。
で、SNSしか見ない人間がいるわけだけど、
うん。
そういう人間のほうが、SNSのほうがより一面しか見せないから。
うん。
なんかそこだけ見てワーワー言ってる人いっぱいいてさ。
そうだね。
簡単に他人にネットを返して暴力投げつけるやつらがいるから。
いるよね、いるよね。
ああ、なんでも救いがねえな、この世はみたいな気持ちになってます。
そうだね。
でさ、その自分の正体も要はさ、晒さずにさ、本人に攻撃できるじゃん。
そうだね。
なって。
攻撃されるほうはね、もうなんか真っ暗かでさ。
そうだよね。
何かに隠れて、なんか石投げつけてるやつらがめっちゃいるみたいな。
そうそうそうそう。
ねえ。
卑怯だとは思うけどさ。
まあそこも含めて私は愛おしいと思っております。
これまとめじゃないですよね。
まとめじゃないか。
なんかでもそういうふうに思わないとさ、いちいちさ、感情移入してやってらんないなってもう思うわ。
そうだね。
なんでね、なんかちょっとまた僕はしゃべりすぎちゃってもあれなんだけど。
いやいやいや。
この、分かろうとしたいかしたくないかだけだと思うんですよ。
それは相手を?出来事を?
その、なんか今回のことで言ってもさ、お父さんはさ、謝ってくる子がいても全部受け付けなかったわけじゃない。
そうだね。
もう分かりたくもないお前のことなんて言って。
最初から分かる気がないんで、そんな人にどんだけ誠意を尽くそうが無駄なので。
そうだね。
もう諦めるしかない。自分なりにもう2回言って、自分の申し訳ないって気持ちは確かにあって、それは自分なりの誠意として2回謝りに行った。
もうこれで十分。受け入れないのは相手のせいであって自分のせいじゃないってもうここで終わらないとさ、もう死んじゃうもん。
そうだね。
だからそのなんか、説明をすれば分かってもらえるはずだって思ってるお花畑な方々いっぱいいるけど。
分かってもらえないよ。
分かってもらえないですか。
もらえません。
そうですね。
分かろうとしてくれてる人にしか結局分かってくれないので、自分なりに言いたいこと言って、もうそれ以上はもうしょうがないって諦めないと止みます。
カネリンはもう、それで自分がさ、例えばきちんと自分なりの説明をして、それで相手が理解してくれなかったら、もういいやってなる。
いいやっていうかどうしようもないと僕は思った。
そうだね、どうしようもないよね。
理解したいと思ってないんだから、相手がさ。
理解したいと思う人は、理解できるような事実であれば、してもらえるような事実であれば、こっちは説明してるから。
あとは、だからどっちを信じたいかっていう、その人のスタンスの話だからさ。
なんか宗教とかそういう、宗教とか国の立場的なものとかそういうのに近いと思ってて。
分かりたくない人には何言っても分かってもらえないんで。
だからどっちかが正しいとか、どっちかが間違ってるってことはないから。
誠意を尽くせば分かり合える、みたいなね。そんな世界ないです。
幻想ですかそれは。
幻想幻想。
そういう幻想に浸ってるから今回のドライバーのお姉ちゃんは死んじゃったと僕は思うんで。だからもう嫌なの。
逆切れの重要性
嫌なの。
そうだね。彼女は向き合いすぎたというか、やっぱそこを、誠意を尽くす。
あとはもう自分のこの悪かった思いをね、伝えればきちんと受け入れてくれるんじゃないかってやっぱ信じて、
やっぱ彼女は思い続けたし謝ってきてたんだろうね、ずっと。
そうね。逆切れしなきゃダメなのよ。
逆切れ。
彼女が?
そうです。
だから、親父にもだし、その突っ込んできた、死んじゃった女子中学生にも、
てめえバカ野郎、お前が突っ込んできたせいでなんだバカ野郎っていう気持ちもどっかに置いといた方がいいと思ってて。
そうだね。
その気持ちは消しちゃいけなくて、でもそれでも自分が悪い相手に申し訳ないって思うんだったらそこは隠しといて、
申し訳ありませんっていう気持ち出していくのはいいけど、
こんだけ出して相手がなんか自分は何も悪くないぐらいの態度取り上がるんだったら、
こっち出すよって、おいおふざけんなよバカ野郎、お前車弁償しろバカ野郎って。
両方いるからさ、こっちをもうちょっと大事にしてほしかったなっていう気持ちがありますね。
死んじゃダメっすよ。
そうだね。
自分だけが100%全部悪いなんてことはないからさ。
ないね。
僕はそうだね、そうやって喋ってると、あのドライバーの女の子死んじゃったのは本当になんか、
胸クソ案件だね。
本当だよね、二次被害じゃないけどさ、でもああいうのってさ、続いたりするじゃん。
はいはい。
要はさ、仮にね、そのお母さんも、お母さんはあのタイプだったらよかったけど、彼女のね。
お母さんも病んじゃって、で、報道とかも来てさ、あなたが引いてとかって言われてさ、
要は被害者だけじゃなくてさ、被害者の家族にもさ、それが及んでね、本人だけの問題じゃないっていうのも結構大きいよね。
本当ね。
あの、まああのお母さんはああやって収めたんだろうけど、なんか、育てた親の責任です、みたいなの僕すごい嫌いでね。
自己表現と制約
他人でしょ、親とか。
そうだね。
意味わからない。
かなりそういう考えだもんね。
そうだね。
関係ないよね、そんなこと言ったらじゃあ、そんなの関係ないじゃん、何も関係ない。
育て方とか、育て方が悪いんじゃなくて、その他の要因いろいろあるわけでさ。
じゃあさ、あの芸能人がさ、覚醒台で捕まってさ、その人のお母さんとかが要は突撃されるじゃん。
はいはいはい。
うちの息子が本当に申し訳ありませんでしたっていうのを見て、かねりんどう思うの?
いやまあそういう、言わなかったら餌食にされるから言ってるんじゃないの。
そうか。
こういうのネタにされちゃうからしょうがないよね、もう。
ああ、まあそっか、そうだよね。
俺の関係にいるバカ野郎とかって言ったら、このお父さんみたいにネタにされるんでしょ。
格好の餌食になっちゃう。
格好の餌食だよね。
そんなこと思ってなくても言うしかないんじゃない。
なんか本当にムカつくよね、そういう報道とかってね。
いや本当だよ。なんかしかもさ、正義感でやってたりするから立ち悪いんだよね。
正義感ね。正義感なんてないでしょ。
いやないよ、本当にない。
もうただ、ビューが稼げるかどうかってことしか考えてねえ。
悲しい事件とかさ、怒りとかっていうのはさ、注目を集めるしさ。
そうね。
SNSとかもそうでしょ、やっぱり。
そうだね。
怒りとか悲しみとかさ。
だからそんなんばっかなんだろうね。
そうなんだよね。
本当に良くないよ。
そう、だからそういうのに巻き込まれなくてもいいじゃんって、アホくさいからって。
そうだね。
常に逆切れして欲しい、みんな。
逆切れしろっていう。
逆切れね。
そうそう、あのさ、そのストーリーがまた進むんだけどさ、
その後、やっぱ店長もずっと病んじゃうわけよ。
そうね。
でさ、あの弁当のシーン覚えてる?
覚えてます。
覚えてますね。
覚えんとーのシーン。
なんとも言えん。
特選のり弁を買いに行きました。
はいはいはい。
で、スーパーにね、戻るわけよ。
戻るね。
で、開けたらさ、特選に入ってる唐揚げが入ってないわけよ。
普通ののり弁。
ただののり弁のね。
ただののり弁なんだよね。
安い。
でもクレームの電話入れるわけよ。
そうね。
てめえふざけんじゃねえやぞみたいな。
ぶち切れたね。
ぶち切れてんだよね。
ぶち切れたね。
すいません、ちょっと今買いますとかってさ、なんかお店側も言ってんのにさ、ふざけんじゃねえ、もういらねえとか言って、
もう床にのり弁ぶちまけてさ、
切れ散らかすけどさ。
次回来た時にどの子の?って言ってたもんね、お店の人はね。
そうそうそう。
でもさ、ああいう、クレームもそうだけどさ、やっぱ自分の心の持ちようで、
物事の捉え方ってだいぶ変わるよね。
変わりますね。
普通の状態でさ、あれが、例えば、
友達とご飯買って戻ってきて、入ってなかったらさ、
おいそれ普通ののり弁じゃんとかって言われてさ、やられたわーって終わるかもしれないじゃん。
そうだね、普通終わるよね。
終わるよね。
あれはなぜ終わらなかったのか。
いやもうあれは怪物にされちゃったんでしょ、もう。
怪物に。
怪物になっちゃったんでしょ。
そうだね。
あれはさ、
あのシーンの僕の読み解きはさ、
あれ最後の晩餐のつもりで買ったんでしょ、彼。
ほんとに?
だってその後くびつって死ぬじゃん。
そっか。
だからあれはもう、あれは最後の晩餐で、もうこれ食ったら死のうと思って、
ちょっと奮発して特製のり弁を頼んだのに、
はいはいはい。
のり弁が来て、
で、次来た時って言われて、
映画『空白』のテーマ
次はねえんだよ、俺今日今から死ぬからよーっていう。
うん。
そういう気持ちが爆発したのかなって俺は。
そっか。
ちょっと邪推しすぎかな。
ストレスじゃなくてもう、ほんとに最後だったんだね彼的には。
最後のつもりで買った晩餐すらこれかよーみたいな。
そういうブチ入れだったんじゃないのって俺は思った。
そうだねそうだね、そうだと思う。
弁当バーンやってさ、
これの人生何だったんだよーみたいな、
感じた俺はね。
でさ、その後さ、謝りの電話入れんじゃん。
謝るね。
あれも悲しいよね。
先ほどは。
ちょっと終わりに戻ってさ。
すいませんでした。
申し訳ございませんでした。
申し訳ございませんでした。
そうだね。
いやいやいや。
わかんないね、
もともとさっきの死ぬつもりで買った飯だったのか、
なんかそれでいろいろ馬鹿馬鹿しくなって死のうと思ったのかわかんないけど。
そうなんだよ。
そうなんだよ。
いやーなんか、増やさくれた感じちょっとね、わかりますね。
気持ちがね。
だからさ、この映画は結構終始、
うん。
ねえ、なんだろう、
ハッピーな感じないよね、ほぼね。
誰もハッピーじゃないもんね。
誰もハッピーじゃないっていう映画だよね。
社会における切れやすさ
うん。
唯一あの、元奥さんはハッピーなのかな。
ハッピーじゃねえか。
まあおめでたもあるけどね、赤ちゃんが生まれて。
まあでもね、あそこから要は抜け出してというかね、
違う人生を歩んで、
あのお父さんの元奥さんか。
うん。
まあね、幸せに暮らしてると思うけどね。
そうね。
あとはあれだね、
お父さん、添田光さん、お父さんの釣り舟の漁船の相方の若い子ね。
うん、いたね。
一回もうやってられませんわって見放して降りてったけど、
ちょっと戻ってきたじゃん最後。
うん、あったあったあった。
まあね、あれはちょっとは、そのお父ちゃんにとっては救いなのかなとは思うけど。
お父ちゃんも最後弱音吐いちゃうもんね。
その店長の自殺するシーンの話、
ちょっとしたかったけど、一旦。
もうお時間だね。
そうですね、はい。
2回目も。
ということで。
今回2回目はどんな内容でしたか。
2回目は何の話をしたかな。
あの引いちゃった方のね、女性の話が中心だったけど。
今のSNSと報道のあり方みたいな感じだったよね。
そうだね。
まあ開き直ってくださいということですね、僕から伝えたいのは。
そうですね、でもそれはもうカーネリンの良さというか、そこができなくてね、
命を絶っちゃうっていうのはおかしいと。
うん、命を絶っちゃうぐらいだったらもうブチ切れればいいです。
ブチ切れてね、薬切れしてね、ふざけんなと。
ふざけんなでしょ、あなた100%悪いってことはないです。
そうです、それを1回目で言いました、1回目の放送で。
ああ言ってた。
自分が100%悪くないとも自分は切れないっていう。
そうだね。
でもさ、片方が100%悪いなんてことほとんどないんだよね。
うんうん、そうだね。
しゅんちゃんも言ってたよね、なんかね、自分が100%完全に悪くないと、謝んない、喧嘩はしない。
切れない、切れない。
だからね、自分はほぼ切れないんだよ、日常生活で。
なるほど、切れてばっかの俺とは大違いで。
ねえ、足して2で割りたいですね。
そうだよね、絶対こんなさ、ちょっと言ってて恥ずかしくなるわ、しゅんちゃんみたいな人格者と喋っててさ、
おいあの、開け直れとかってさ、
てめえバカ野郎、飛び出してきやがってこの野郎って思っとけみたいな、なんすかもう。
いやでもさ、このほら、正反対とも言える2人がさ、映画を見ると全く視点違うの面白いよね。
いやなんかちょっと、いたたまれなくなってきましたけど。
しゅんちゃん、じゃああれだね、ちょっと真面目だと思うんで、あまり深刻に考えずに、死んじゃダメだよ。
あの、ブチギレていきたいと思います。
お願いします。
カネリンにもちょっとブチギレようかな。
こわいこわい。
だってもうしゅんたまがブチギレたらいろいろ終わりじゃんもう。
そういうポジションの人でしょ。
あの人キレたらもう終わりだからみたいな。
そうだね、止める人いなくなっちゃうもんね。
普段静かな人がキレるととんでもないことになるみたいなのよくある。
はい、じゃあキレないように番組続けられればなと思います。
怖いです。
はい、ということで、僕らは映画を語らないわ、毎週定期的に配信していきます。
ぜひスポーティファイ、アップル、アマゾンなどお聞きのポッドキャストスタンドでフォローして聞いてください。
5つ星の評価をいただけると励みになります。
番組の感想、あと映画の感想コメント欄で、あとはXでポストしていただけると嬉しいです。
番組公式ハッシュタグは僕映画、ひらがなで僕の漢字で映画です。
この番組を映画好きの知り合いの方にもぜひ教えてあげてください。
それではまた次回お会いしましょう。
さよなら。
29:25

コメント

スクロール