ぼくらは映画を語らない。お花畑な方々いっぱいいるけど、誠意を尽くせば分かり合える。みたいなね。そんな世界ないです。
幻想ですか?それは。
幻想幻想。そういう幻想に浸ってるから、今回のドライバーのお姉ちゃんは死んじゃったと、ぼくは思う。
ほんとに?
てめえバカ野郎!飛び出してきやがって!この野郎!って思っとけ!みたいな。
いやでもさ、このほら、正反対とも言える二人がさ、全く視点違うの面白いよね。
なんすかもう。
カネリンにもちょっとブチギレようかな。
だってその後首吊って死ぬじゃん。
こんにちは。ワインと落語とアートが好きなしゅんたまです。
こんにちは。カネリンポッドキャストスタジオ代表カネリンです。
この番組は毎週一本映画を見て、ぼくたちが感じたことを感じたままに語り尽くす番組です。
今日は何でしたかね?
2021年公開。空白2回目です。
2回目だね。
ストーリー的にはどこまで話したんだっけ?
ストーリー的には、店長の悪口なんで。
そうだね。
あんまり進んでないね。
進んでないね。
やっぱその事件が起きて、メディアというかワイドショーで日々取り上げられるようになって、連日スーパーに来るわけですよ。
で、毎日話すんだけど、変なとこだけ切り取られてね、この店長がやっぱ悪者なんだっていうのをね、ずっと流されるという。
そうね。
それでやっぱそのスーパーの店長もだんだん病んでっちゃうんだよね。
そうね。
でさ、それで終わるかなと思ったら、その加害者の方のね、やっぱさ、事件って加害者の方もインタビューしに行くわけじゃん。無神経にさ、メディアも。
そうね。
で言ったらさ、ほら、もうあの感じのお父さんだからさ。
ね。
そう、被害者のお父さんね。
被害者の方ね。
それもさ、ちょっとこう変な感じで切り取られちゃったりしてさ。
そうね。
もう両方もう大変ですよ。
両方バッシングされてたもんね、なんかね。
今、ほんと今のテレビというかSNSもそうだし。
うん。
そうそうそうだね。
被害者も加害者もなんか両方晒されるっていうね。
なるほど。
被害者というか、加害者というかね、加害者って店長じゃないはずなんだけど。
なんか、本来あの、2人引いたじゃん、2台。
女の人の方はこう律儀に謝りに来てたけど。
多分致命傷を与えたトラックのうんちゃんは1回も出てこなかったね、あの後。
え、でもあれってやっぱ牢屋に入ったんじゃないかな。
違うかな、現行犯逮捕されてさ。
はいはい。
え、ああいう場合って刑事事件的にはどうなるの?
要はドンって1回引かれて倒れて、その時はまだ意識があった。
はいはい。
で、まあおもらい事故じゃないけどさ、その隣を走ってた車がまた引いちゃったっていう。
はいはいはい。
要は2人がこう関係している場合っていうのは、やっぱどっちも悪いって言われるのかな。
どっちも悪いよ。だから当然司法解剖して直接的な死因がどこにあったのかっていうのを特定するじゃないですか。
で、ひょっとしたらもう1人目が引いた時点でもほぼ死んでたみたいな話だったらもうその時点で死んでるし、
で、死んだ人を引きずっただけだったらそれはちょっとトラックの罪軽くなるしみたいなのとかさ。
そういうことね。
だから両方悪いし、あれだったら両方現行犯逮捕されるはずなんですけど、でも両方取り調べ受けてたじゃんね。
受けてたね。
受けてたね。
で、女の人の方は本当のことをしゃべってたけど、トラックのうんちゃん嘘ばっか言ってたじゃないの。
うんうんうん。
ブレーキ踏んだとか何とかって。
そうだね。
あんなもん別にブレーキコーン見りゃ分かるんで、嘘ついたの全部バレるのにね。
そうかそうか。
嘘ばっか言って不誠実な感じだったから。
でも本来だったらさ、これ裁判してさ、補釈されるかどうか分かんないけど、
両方、多分あの病者だったらトラックの方実験行くと思うんですよ。
あーそうなんだね。
はい、過失運転知識とかでね。
うんうんうん。
で、懲役2年とか3年とかだろうなって思うんですけど、
うん。
で、女の人の方はもう多分懲役2年とかなるけど執行猶予は大抵つくなっていう。
あーそういうことね。
まあどうしようもなかったっていう余地が大きければね。
うんうん。
で、あんなでも飛び出しだとしてもその否認性が悪いんだから、
そこはある程度飛び出しがあっても止まれるように走らなきゃいけないんで。
うん。
飛び出したんでしょうがないですとはいかないんで、過失は絶対あるんだけどさ。
そうか。
だからそのあの人だけ出てきて、
まああのトラックのうんちゃんは否認してるからずっと出てこれなかったのかもねっていうのはあるよね。
あーそういうことか。
ずっと否認して、で、そのまま実刑で収監されてっていう感じかもしんないね。
うんうんうんうん。
でも外におったとしてもあの感じだからもう謝りに行こうへんじゃん。
そうだよ。
だからなんかそこもさ、ちょっと不条理だなって思ったよ。
ははははは。
なんか真面目にさ、すっごい真面目に女の人を謝りに来てたじゃん。
うん、来てたね。1回目引いちゃった女性ね。
1回目引いちゃった女性。で、それで結果的に存在に扱われて病んで死んじゃってさ。
病んでね。かわいそうだよねあれは。
で、致命傷を与えたトラックの野郎は否認しまくって何も謝りもせずにノーノーと生きてるわけでしょ。
ほんとだね。
なんかもうね、なんか真面目なのは良くないなって思います。
ははははは。
なんか本当に、もう2回ぐらい行って、もうそこでさ、もう受け入れるかどうかはもうあのオヤツさんの側のもうフェーズなんだからさ。
そうかね。
もうあんな気あったらもう十分ですよって僕思いますわ。
いやほんとだよね。でもさ、もうそれでさっぱり忘れるわけじゃないじゃん。
もうあの女性もさ、やっぱ相当悪いことしたと思ってたしさ。
うん。
まあ誠実に謝りに来てたからさ。
うん。
それでもし受け入れられなかったら、もうそれはそれなんだってやっぱちょっと思わないと思う。
やっぱあやってやんじゃうのも仕方ないのかな。
いやなんかさ、真面目すぎるよねあの子。
うん、真面目だったね。
もうだってさ、もう味方におっちゃさ、被害者ですっていう感じでもあるわけじゃん。
いやそうだよ。
いきなり。
そこもあった。
いきなりバーンって飛び出されてたしさ、もうそんなんさ。
なんともしがたいじゃん。
そうだよね。え?ってなって。
うん。
多分もうわからないうちに、多分ぶつかっちゃったぐらいだと思うんだよ。
そうよね。だから逆に開き直ってもおかしくないなと思うからさ。
うんうん、そうだね。
だからもうそんなさ、もう2回もあんな謝りに行ってさ、十分もうそこでスパッと終わったらよかったのにって。
ねえ、やっぱでも加害者になっちゃうとそうもいかないのかもしれないよ。
図太いやつが生き残るんすね。
図太いやつが生き残る、そこは間違いない。
そういう観点でもちょっとなんか嫌な感じだったね。
やりきれないよね。
そうなのよ。
そうですよ。
だからあのしゅんちゃんの泣いたシーンの、その女の子のお母さんが恨みの連鎖を全部自分で受け切って終わらせたところがさ、
まあ偉い、偉いというか偉いもんだなとは思ったけど。
だって普通だったらさ、それで病んじゃってさ、亡くなったら、そんな不誠実な対応してた人が来たらさ、もうブチギレるじゃん普通。
お前のせいで死んだけど。
お前のせいだって、そうそうそう。
お前のせいでしかないじゃんね、もはや。
そうだよね。
というかむしろお前の娘は勝手に突っ込んできて死んだんだ、知らねえよバカ野郎って。
いやいやそうそうそう。
いう話じゃんね。
うん、ほんとそうなんだよ、元をたどるとね。
元の事故はうちは関係ねえ。
そうそうそう。
のに、てめえはうちの娘殺しやがってどうすんだこの野郎っていう感じじゃないですか。
そうなんだよ、だからさ、そこでさ、やっぱそのお父さんが取ってた行為とそのお母さんが取ってた行為が真逆だったからさ、
そこがね、やっぱりグッときたんだよね、グッときたというか、たぶんお父さんも気づかされたんだよね、ああと思って。
なんかハッとした顔してたもんね。
そうそう、やっぱ自分と重なる部分があったけど、自分だったら綺麗さなってとこをさ、もう受け入れて謝ってたわけじゃん。
自分が親の立場だとしてさ、あんな母親みたいなことを言えますかっていう。
子供のことを思うと、たぶん自分の子供ってもう可愛いじゃん、可愛くてしょうがないじゃん。
だってなんかさ、親がそこを、親が言わなかったらもう誰も言わないじゃん。
うん。
なんか諦めたみたいになるじゃない。
うん、そうだね。
だからこそあのお父ちゃんはずっとああやってワーワー言ってたんだと思うけどさ。
うん。
だからああやって終わらせる人の気持ちはちょっと僕はあんまわかんないんだよね。
だから子供ね、要はその福祉家庭でさ、そんなに仲良くなかったけどさ、やっぱお父さんはね、娘のこと好きだったんだろうね。
好きだったのかね。
好きだったし、不器用で伝えられなかったこともあった。で、悔しかったっていうのは大きかったんじゃないかな、あんなお父さんだけどさ。
うん。
なんかそういうこう、親の気持ちじゃないけどさ。
うん。
そういう視点もあったよね。
でも、なんか出てくる登場人物、それぞれに多分見る方によっては感情移入しちゃうよね、あるまで。
そうだね、感情移入映画。
感情移入映画続いてますね。
うん。
うん、そうね。だからさ、これは結構いろんな登場人物視点で感情移入する映画だと思うんだけどさ。
うんうんうん。
なんか、割とこう、俯瞰的に、
うん。
ああ、なんか世の中ってこういうもんだよね、みたいなのを示してる感じもしたんだよね。
うんうんうん。
みんなが被害者でみんな加害者で、
うん。
どうにもならないね、みたいな。
でもさ、報道もさ、SNSが出てきて変わってきたじゃん。
ああ、変わったの?
すごい昔の時代だったら、もうテレビの情報が100%だったけど、
うんうん。
今ってこう、別の高校の報道も見つかったりとか、
そうだね。
加害者が出てきたりとか、
うん。
被害者の親が出てきたりとかさ、
うんうん。
それはSNS上であるから、
うんうん。
なんか前よりより複雑、複雑だなと思う。
そうだね。で、結局人は信じたいものしか信じないので、
うーん。
なんかより分断が進むみたいなのが気持ち悪いなって思ってる。
カネリン的にはどうなの?今のこの状況は。
今の状況?
SNSとかさ、こういう、まあ報道もそうだけど。
うん。どこにも真実はないよね。っていうことを。
ああ、どこにも真実はない。
だって、視点が違えば変わっちゃうわけでさ、見方が。
うーん。
この映画のように。
そうだね。
救いようがないなっていう。
うんうん。
なんかより複雑化させられちゃって。
うんうん。
で、SNSしか見ない人間がいるわけだけど、
うん。
そういう人間のほうが、SNSのほうがより一面しか見せないから。
うん。
なんかそこだけ見てワーワー言ってる人いっぱいいてさ。
そうだね。
簡単に他人にネットを返して暴力投げつけるやつらがいるから。
いるよね、いるよね。
ああ、なんでも救いがねえな、この世はみたいな気持ちになってます。
そうだね。
でさ、その自分の正体も要はさ、晒さずにさ、本人に攻撃できるじゃん。
そうだね。
なって。
攻撃されるほうはね、もうなんか真っ暗かでさ。
そうだよね。
何かに隠れて、なんか石投げつけてるやつらがめっちゃいるみたいな。
そうそうそうそう。
ねえ。
卑怯だとは思うけどさ。
まあそこも含めて私は愛おしいと思っております。
これまとめじゃないですよね。
まとめじゃないか。
なんかでもそういうふうに思わないとさ、いちいちさ、感情移入してやってらんないなってもう思うわ。
そうだね。
なんでね、なんかちょっとまた僕はしゃべりすぎちゃってもあれなんだけど。
いやいやいや。
この、分かろうとしたいかしたくないかだけだと思うんですよ。
それは相手を?出来事を?
その、なんか今回のことで言ってもさ、お父さんはさ、謝ってくる子がいても全部受け付けなかったわけじゃない。
そうだね。
もう分かりたくもないお前のことなんて言って。
最初から分かる気がないんで、そんな人にどんだけ誠意を尽くそうが無駄なので。
そうだね。
もう諦めるしかない。自分なりにもう2回言って、自分の申し訳ないって気持ちは確かにあって、それは自分なりの誠意として2回謝りに行った。
もうこれで十分。受け入れないのは相手のせいであって自分のせいじゃないってもうここで終わらないとさ、もう死んじゃうもん。
そうだね。
だからそのなんか、説明をすれば分かってもらえるはずだって思ってるお花畑な方々いっぱいいるけど。
分かってもらえないよ。
分かってもらえないですか。
もらえません。
そうですね。
分かろうとしてくれてる人にしか結局分かってくれないので、自分なりに言いたいこと言って、もうそれ以上はもうしょうがないって諦めないと止みます。
カネリンはもう、それで自分がさ、例えばきちんと自分なりの説明をして、それで相手が理解してくれなかったら、もういいやってなる。
いいやっていうかどうしようもないと僕は思った。
そうだね、どうしようもないよね。
理解したいと思ってないんだから、相手がさ。
理解したいと思う人は、理解できるような事実であれば、してもらえるような事実であれば、こっちは説明してるから。
あとは、だからどっちを信じたいかっていう、その人のスタンスの話だからさ。
なんか宗教とかそういう、宗教とか国の立場的なものとかそういうのに近いと思ってて。
分かりたくない人には何言っても分かってもらえないんで。
だからどっちかが正しいとか、どっちかが間違ってるってことはないから。
誠意を尽くせば分かり合える、みたいなね。そんな世界ないです。
幻想ですかそれは。
幻想幻想。
そういう幻想に浸ってるから今回のドライバーのお姉ちゃんは死んじゃったと僕は思うんで。だからもう嫌なの。
うん。
唯一あの、元奥さんはハッピーなのかな。
ハッピーじゃねえか。
まあおめでたもあるけどね、赤ちゃんが生まれて。
まあでもね、あそこから要は抜け出してというかね、
違う人生を歩んで、
あのお父さんの元奥さんか。
うん。
まあね、幸せに暮らしてると思うけどね。
そうね。
あとはあれだね、
お父さん、添田光さん、お父さんの釣り舟の漁船の相方の若い子ね。
うん、いたね。
一回もうやってられませんわって見放して降りてったけど、
ちょっと戻ってきたじゃん最後。
うん、あったあったあった。
まあね、あれはちょっとは、そのお父ちゃんにとっては救いなのかなとは思うけど。
お父ちゃんも最後弱音吐いちゃうもんね。
その店長の自殺するシーンの話、
ちょっとしたかったけど、一旦。
もうお時間だね。
そうですね、はい。
2回目も。
ということで。
今回2回目はどんな内容でしたか。
2回目は何の話をしたかな。
あの引いちゃった方のね、女性の話が中心だったけど。
今のSNSと報道のあり方みたいな感じだったよね。
そうだね。
まあ開き直ってくださいということですね、僕から伝えたいのは。
そうですね、でもそれはもうカーネリンの良さというか、そこができなくてね、
命を絶っちゃうっていうのはおかしいと。
うん、命を絶っちゃうぐらいだったらもうブチ切れればいいです。
ブチ切れてね、薬切れしてね、ふざけんなと。
ふざけんなでしょ、あなた100%悪いってことはないです。
そうです、それを1回目で言いました、1回目の放送で。
ああ言ってた。
自分が100%悪くないとも自分は切れないっていう。
そうだね。
でもさ、片方が100%悪いなんてことほとんどないんだよね。
うんうん、そうだね。
しゅんちゃんも言ってたよね、なんかね、自分が100%完全に悪くないと、謝んない、喧嘩はしない。
切れない、切れない。
だからね、自分はほぼ切れないんだよ、日常生活で。
なるほど、切れてばっかの俺とは大違いで。
ねえ、足して2で割りたいですね。
そうだよね、絶対こんなさ、ちょっと言ってて恥ずかしくなるわ、しゅんちゃんみたいな人格者と喋っててさ、
おいあの、開け直れとかってさ、
てめえバカ野郎、飛び出してきやがってこの野郎って思っとけみたいな、なんすかもう。
いやでもさ、このほら、正反対とも言える2人がさ、映画を見ると全く視点違うの面白いよね。
いやなんかちょっと、いたたまれなくなってきましたけど。
しゅんちゃん、じゃああれだね、ちょっと真面目だと思うんで、あまり深刻に考えずに、死んじゃダメだよ。
あの、ブチギレていきたいと思います。
お願いします。
カネリンにもちょっとブチギレようかな。
こわいこわい。
だってもうしゅんたまがブチギレたらいろいろ終わりじゃんもう。
そういうポジションの人でしょ。
あの人キレたらもう終わりだからみたいな。
そうだね、止める人いなくなっちゃうもんね。
普段静かな人がキレるととんでもないことになるみたいなのよくある。
はい、じゃあキレないように番組続けられればなと思います。
怖いです。
はい、ということで、僕らは映画を語らないわ、毎週定期的に配信していきます。
ぜひスポーティファイ、アップル、アマゾンなどお聞きのポッドキャストスタンドでフォローして聞いてください。
5つ星の評価をいただけると励みになります。
番組の感想、あと映画の感想コメント欄で、あとはXでポストしていただけると嬉しいです。
番組公式ハッシュタグは僕映画、ひらがなで僕の漢字で映画です。
この番組を映画好きの知り合いの方にもぜひ教えてあげてください。
それではまた次回お会いしましょう。
さよなら。