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2024-01-04 17:03

読書ラジオ『私が食べた本』村田沙耶香

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私が食べた本 (朝日文庫) https://amzn.asia/d/b2n2IjC
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#読書 #読書ラジオ #読書感想
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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。今日は、村田沙耶香さんの私が食べた本という書評集&エッセイの本について話してみようと思います。
小さな頃怖かった古典、過去の嫉妬を思い出す小説、何度も買った作家指南書、そして自身の著書について、デビューから今まで書き続けた本にまつわる事柄を一冊にまとった著書初の書評集、新たに文庫特別収録エッセイも加えた決定版、解説は島本梨央さんが寄せられています。
写集書ばっかりですごく言いづらいですね。口が回っていないですが、村田沙耶香さんは、皆さんご存知のクレイジー沙耶香先生ですね。
白色の街のその骨の体温ので三島幸男賞、コンビニ人間で芥川龍之介賞、他に著書には殺人出産、消滅世界、地球成人、生命式、変わり身などなどがございます。
私は村田沙耶香さんの本は、地球成人を読んだことがあるんですけれども、ちょっともうギブアップということで、沙耶香先生はちょっと読めそうもないなと思ってたんですけど、エッセイは面白いそうですよという噂を聞きまして、
これ正確に言うとエッセイではないんですけれども、村田沙耶香さんがこれまでどんな本を読んで、どんなことを思うのかが書かれている本ということで、ちょっと沙耶香先生のことが、クレイジー沙耶香先生のことが知れるんじゃないかと手に取ってみました。
まあでも、何冊ぐらいだろうな、本当にいろんな種類の本について書評が書かれていて、そういう感じ方をするんだと驚くばかりの感想だったんですけれども、一番最初は万美の白精という、白精の感触というタイトルで始まって、いきなりもうクレイジー沙耶香先生の世界。
カウンターパンチを食らうような衝撃のスタートなんですけれども、そんな話ばかりではなくてですね、金原ひとみさんの星へ落ちるだとか、岡本かの子さんの夏の夜の夢、あとは宮沢賢治の注文の多い料理店だとか、島本龍さんの大きな悪魔が来る前にお休み。
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あとは多かったのはですね、山田恵美さんの本ですね。タイニーストーリーズ、学問、賢者の愛など。あとは川上博美さんの本もありましたね。小川陽子さん、どんなところかな、男性の本とかもね。西村健太さん、中村文則さん、などなど、結構いろんな本を読まれてるんですよ。
中でも絶賛されていたのがね、神の異邦人ですね。アルベール神の異邦人。タイトルは私の偏愛書ということで。
私はね、異邦人を読んだことあるんですけれども、ちょっとよくわからなくて、この本の中で村田沙耶香さんが神を取り上げて、偏愛書であるというふうにおっしゃっていて、どんなふうに感じるんだろうと思って読んだんですけど、あまり詳しくは書いてなかったですね。
ただ、大学生の頃初めて読んで、完璧な小説という奇妙な言葉が頭の中に浮かんだのを覚えている。完璧な小説。今の自分の考え方からするとおすきみ悪い言葉だが、物語のすべてが、まるで十字架を一度見たらもう違う形が全く想像つかないだとか、そういう気持ちになるくらい完璧だと思った。
こんなに完璧な小説が存在している世界に来てしまったと私はとても高揚した。どの辺が完璧なのか教えてもらえない。すごく気になりますが。
ただ、村田沙耶香さん曰く、自身の違法人の読み方は、もしかしたらみんなとは違うのかもしれない。何回か熱心にこの本について語ったときに、その度に村田さんが話すと違う本に思えると言われてしまった。
だからもしかしたら神にとっていい読書ではないのかもしれないと言いつつ、本当に本を愛するとき、その作品は読んだ人間の体の中で咲いてしまうのだと思う。それが他の人から見たら変な花だったり、見たこともない花だったとしても、間違っているということはない。
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本を読むという行為をですね、なんとなく私の想像でしかないんですけれども、時に自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分自身が、自分
ここには本を開いた時の
ページに書かれている文字の中に自分が潜っていくように、もしくはその字を浴びるかのように
もしくは全く文字を追っていく読書という体ではなく、空想の世界に飛び込んで行ったり
もしくはタイトルにもあるように まるで本を食べるように
すごく身体的な行動に近いような形で本を読むということをされているんじゃないかなというふうに思いました
私は本を読むときに 文字を追っていくんですよね
それが普通の読書という行為だと思うんですけれども
そこだけではなく ここに書かれている物語を自分の中でどうやって膨らませていくかとか咀嚼させていくかっていうのは人それぞれの
何かやり方があるんではないかなと思うんですけれども 村田沙耶香さんの場合はそれがとても
自由で壮大な気がしますね 泳いでたり食べてたり
なんか潜っていったりみたいな そんな
すごく幅の広い読書という行為をされているような そんな感想の話し方だなというふうに思いました
そもそも村田沙耶香先生の本はですね 私地球星人しか読んだことないですが
その時思ったのはこの人にとって
考えてはいけないということがないんだろうなぁと思ったんですよね 考えてはいけないというか持ってはいけない疑問というものがないんだろうなぁと
例えば なぜ
人間は 人間以外を食べるのか
お店で売っているお肉は買って食べるのに その辺にいる犬を捕まえて食べたりはしない
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それはなぜなのかみたいな疑問って ほとんどの人がそういうこと考えるのやめよって思うと思うんですよね
考えてもそういうものだからっていう すごくこう
わかりやすくて 自分が育ってきた環境の中ですごく納得できる理由があるから考える必要ないんですけど
村田沙耶香さんはそういう疑問をいくつも持ってしまう それに対して自分で制限をかけないんですよね
そういうことを多分小さい頃からずっとされていて で地球星人の中で書かれているような
当たり前を飛び越えてしまうような話を まるで自分の箱庭の中で展開してそれを本にするみたいなことをされるんだろうなぁと思うんでしょう
それは読書の世界でもきっと同じなんだろうなぁと思っていて 村田沙耶香さん
だけではなく 他の作家さんでもちょっとあの
私のような普通の人間からするとそんなちょっと異常かなと思ったり そんなこと考えてなんか意味あんの?みたいなことは考えない人間にとっては
びっくりするような疑問だったり設定を持ち出して本を書いてくる 作家さんってたくさんいるんですよね
そういう本を村田沙耶香さんは結構愛してるんですよ その中に
何かこう美しいものとか甘いものとか 引き込まれるものとか
心理みたいなものを探していかれるんですよね だから
ここから先は立ち入らないでくださいみたいな看板があるときにほとんどの人はそこから先には立ち入らないし
入ったとしてもあんまり自分の楽しい世界がそこにあるわけではないだろうなぁみたいな ふうに思って通り過ぎるところを結構すっと行っちゃう人なんだろうなぁと思いました
でさらに驚いたのはそういう好奇心を結構話しがいにしている人 だけど自分がそういうちょっと普通の人から見ると変な人って思われたり
ちょっと異常な人って思われることをよく理解されてるんですよね それは小さい時からこうちょっと言ってみて人の反応を見て
あ、これは他の人が変だと思うんだみたいな経験をたくさん積まれてきたからだと思うんですけど
そういう客観性みたいなことをめちゃくちゃ持っていて
変だったり異常だと思われることを分かっていて そういうことを書いたり感想を持ったり話したりしている
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その冷静さみたいなところがすごいなぁというふうに思いました
特にあの そういったところが
出ていて私もこの本読んでみたいなぁと思ったのが 結構いくつかあるんだけれど
山田恵美さんの自分だけの学問のために あ、山田恵美さんの学問という本についての感想
自分だけの学問のためにというタイトルが書かれているんですけれども
ここにはね自分が小さい時に感じた性の感覚が書かれていて それに対する周りの反応が
自分が思ってたものと違っていたと
自分の彼もそういったことをちゃんとわかってくれない そんな中この学問という本を初めて読んだ時に
えーと ここに出てくる主人公ほど
誇り高く学んでいける人はそう多くないだろうと 頼もしい気持ちで思ったと書いてあって
読んでる間私は瞳の呼吸を感じている そんなふうに書いているわけですね
まるでこう自分がやりきれなかったことを この山田恵美さんの学問という小説に出てくる主人公の瞳
がしっかりやり遂げていてそれがすごく頼もしく思う ただその瞳も物語の最後では一人の男の子に囚われてしまう
そのどこかこう
現実を突きつけられた時 そして
何かこう天使が堕落してしまって 堕天使になってしまったような感覚
そんなようなことを
感じたんではないかなというふうに思いました
学問だけではなくベッドタイムアイズだとか僕は勉強ができないという山田 恵美さんの他の本も取り上げられていて
すごく語られていたので読み返してみたいなというふうに思いました ちょっと取り留めのない感想になりましたが
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この本は自分が読んだ本の中で いまいちピンとこなかった本だとか
読んだことのない本 について村田沙耶香さんならこういうふうに感じるんだということがすごくよくわかる本
なのでちょっと 自分が持っている立入禁止
区域にちょっと踏み入れてみようかななんて ちょっとそんな禁断の遊びみたいなことを
2024年やってみたいみたいな チャレンジ精神のある人はぜひ読んでみていただけたらなと思います
特にあの皆さんがよく知っているようなね あの注文の良い料理店だとか
あのさっきも言ったようなあのカミュの異法人 っていう本も取り上げられていたりするので
あの 紗耶香先生はこんな風に感じるんだというのが知れて
とても楽しいんではないかなと思いますし クレイジー紗耶香先生のクレイジーな部分と
超客観性のある観察眼のクレイジー紗耶香先生もいるんだというそのギャップがですね
よく感じられて また紗耶香先生が好きになるような本なのかなというふうに思いました
ということで今日は私が食べた本 村田紗耶香さんの本について話してみました
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今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました ではでは
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