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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。
今日は、燃え殻さんのブルーハワイという本について話してみようと思います。
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ギスギスした日常の息苦しさを解きほぐす一服の清涼剤
週刊新聴は、この連載から読むと
中読者増殖中待望の大人気エッセイ集ということで
ブルーハワイっていう本はですね
まず想定がめちゃくちゃかわいいですね
本の
表紙の
上半分は
黄色でベタっと塗られていて
そこに
白い文字でブルーハワイっていう
ちょっと丸みをおじたフォントで
タイトルが書いてあります
で、その下にはですね
あの
萌柄さんが海辺のカフェで
お茶されているイラストが書いてあるんですけれど
そのブルーハワイっていう本のタイトルにぴったりの
青い空
青い海
で、カフェの店内も少し
青くて
なんかノスタルジックな
ブルーハワイ
って言われると皆さんかき氷を連想されると思うんですけど
なんか夏の
縁日とかで食べたブルーハワイ
ちょっとどこかのノスタルジックで
淡い思い出なんかもよみがえってきそうな
なんかそういう
味わい深い表紙になってます
そこで萌柄さんがお茶してるんですけど
やっぱり顔半分はすごい影が当たってるんですよね
そこがもうすごく哀愁が染み出ているというか
で、吹き出しがあって
あなたと私だけの正解
人はそれを愛と呼ぶのかもしれない
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と書いてあります
このあなたと私だけの正解
人はそれを愛と呼ぶのかもしれないっていうのはですね
この本編の
エッセイの中に出てくる
ワンワードなんですけれど
私が一番好きだった
ページでもありますね
愛には人の数だけ種類があるというタイトルのエッセイなんですけれど
これはですね
萌柄さんと知り合いの女性
ライターの女性と
久しぶりに
喫茶店でばったり偶然会うところから始まるですね
で
知り合いなんだけれども久しぶりだったので
お互いの近況を報告し合うことになったんですけれども
パッと彼女を見た時に
どう考えても前に会った時よりも
たくましさが増しているように見えたと
ことで
それが何なのかっていうのが近況報告の中で
明かされるわけです
彼女の近況報告はですね
萌柄さんと会っていない間結婚して
っていうところから始まるんですけれど
その出だしが
その旦那が結婚してから今まで1秒も
1秒も働いていないという出だしから始まったと
出だしだけで武道館でワンマンを張れるほどの小さだが
こっからさらにデンジャラストは増すと
いうことで
その後もその女性が
衝撃の
強いエピソードを語っていくわけですね
でその女性が
萌柄さんと一緒に仕事してた時よりも
なんかたくましくなっているというその
背景がそこでわかっていくわけなんですけれども
その女性と
女性の話を聞いて
萌柄さんが思ったのは
愛には人の数だけ種類があるのかもしれない
ちょうど客が吐けた時よく行く定食屋のおばさんに
テンションの慣れそうな目をなんとなく聞いてみた
コーラの瓶の蓋を歯で開けたのを見て惚れちゃってさ
おばあさんは銀歯だらけの口を全開にしてギラギラ笑った
やはり愛には人の数だけ種類があるのかもしれない
あなたと私だけの正解
それを人は愛と呼ぶのかもしれない
テーマはこのエッセイの
私も大好きで
これいいなと思って付箋を貼ったエッセイの
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セリフが表紙に書いてあるという感じですね
全体的に萌柄さんの書く小説もエッセイもそうなんですけど
喜怒哀楽で言うと
愛、悲しみが多めなんですよね
悲しみが多めなんですけれども
どこかちょっとこう
くすっと笑えたり
なんかその感じちょっと知ってるかもって
なんかみんなが知ってるような感情とつながっていて
そこからなんか自分の過去とか
記憶に残ってる思い出を探しに行くような行動を流したりとか
みんなが知ってる親しみやすい悲しみみたいなのが
萌柄さんのエッセイにはあると思うんですよ
楽しい話とか喜んだ話とか
ちょっと怒りが含まれる話もあるんですけれど
全体的に悲しみで覆われている
いったりよしよしで悲しみにつながっていったりとか
するんですけど
でもなぜかあんまり絶望的な話ではなくてですね
それでもなんかそういうところに目を向けながらも
日々は続いていくんだみたいな
人は生きていくんだ
なんかいろいろあるけれどこの目の前にコーヒーがあって
めっちゃ冷めてるけど
コーヒーを飲める生活はしてるんだなみたいな
全体的に哀愁が漂ってるなって思うんですよね
それにすごい惹かれる自分がいるなと思います
私も今年40歳になりましたけど
結構今までの人生を振り返った時に
なんでこんな悩んじゃうんだろうな自分とか
なんでこんなことがちょっと気になっちゃうんだろうな
その思いからなんで自分を解放できないんだろうとか
ずっと気になり続けてたりする
私はなんでこの人たちみたいに
なんていうんだろう
明るいところで
ただ無心になって何かをするっていうことがなんでできないんだろうとか
光が当たっている部分に対して
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影の立場から見て
羨ましく思ったりちょっと妬ましく思ったり
そんな自分が嫌だったりみたいな
結構ぐちゃぐちゃの感情を抱えながら生活していたなみたいな
若い時はそんな印象を自分に持っていて
そういうのをまだ自分の中に残ってるんだなっていう
この萌柄さんのエッセイを見てると
もともとの自分に気づかされるなと思ったりします
でも今の私だったり今の萌柄さんだからそう思えるのかもしれないんですけど
あんまりそれが悪いこととは思ってなくて
そういうのもあるよねってちょっと受け止められるぐらいには大人になったかなと思ったりするんですよね
月並みですけどあの時の自分があったから今の自分がいるみたいな
なんかそういう昔の思い出も
情けなかった自分も
こんな風に萌柄さんにエッセイにして
ちょっとクスッと笑えたり
自分もそうだったなーってじんわりしたり
こんな人がいるんだーって
ちょっと外に目を向けられたりとか
それでもなんかそれを抱えながら生きている自分もいるし
いろんな人がいるみたいなことにすごく親しみを覚えるエッセイだなと思います
とにかく哀愁があって物悲しいんですけど
まああったかいまさにブルーハワイのようなエッセイだなと思いますね
私の今目の前にはカラカラになったウェットティッシュがあるんですよ
なんかありますよね
真ん中から引っ張って
次々ウェットティッシュが
手品のハンカチみたいに出てくるやつ
買った時はちょっと使ったんですけど
存在を忘れていると勝手にカラカラになるんですよね
特に今夏だから暑いし乾燥もしてるから
カラカラになって
でもなんかこんな感じだなぁと思うんですよ
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要するに昔の思い出って
その時はもうすごいウェットでじゅくじゅくしてて
もう触りたくないみたいな
蓋をして見えないようにしてるんですけど
一個引っ張り出してみると
もう当時のウェットの思い出じゃなくて
ちょっとカラッとした思い出になって取り出せる
少しずつ引っ張っていくとそこから連想して
そういえばあんなこともあったなぁみたいな
そういえばそれを言ったらあんなこともあったなぁみたいな
あの人今どうしてるんだろうみたいな
そういう目を背けたくなる過去のウェッティーの思い出も
今ちょっとずつ引っ張り出してみると
繋がってどんどん出てくるカラカラした思い出みたいな
なんかこのウェットティッシュのような
前原さんのエッセイだったり
私にもそんな思い出が心の中にあるんだなぁみたいなことを
今ふと思いました
なんのこっちゃって感じですね
でもハマる人多いと思うんで
前原さんのブルーハワイ
本の表紙めっちゃ可愛いのでね
本棚に置いておくだけでもすごい良いと思うんですよ
本屋さんでもすごく目につきやすいと思いますし
ぜひ読んでみてほしいなと思います
ということで今日は前原さんのブルーハワイというエッセイについて話してみました
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今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました
ではでは