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師走の九州の景気
2023-12-13 12:52

師走の九州の景気

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
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この時間はZoom Up毎週水曜日は九州経済です。 長崎県立大学教授でエコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。よろしくお願いします。 さて、今日はどんなテーマでしょうか?
今日は、師走の九州の景気についてです。
今から100分後ぐらいなんですけど、
9時前、8時50分に12月の日銀単館が発表されます。
全国が発表されて、九州バージョンは福岡支店のほうから午後3時に発表になるということです。
九州の注目点というのは、改善が続いて全国を上回り続けているんですけど、
果たしてこの右肩上がりが続くんだろうかって言ったところで、今日発表される予定の結果を知りませんけれども、先取りして、
今年1年の九州の景気を単館で製造業と非製造業に分けて、ちょっと振り返ってみたいと思います。
ぜひぜひお願いします。
まず、九州の製造業のDI、良いと答えた企業割合から、悪いと答えた企業割合を引いたものですね。
これが、3月はプラス6、6月がプラス7、9月がプラス8、要するに6、7、8ときていますので、
誰が考えても、今日発表になるのはプラス9じゃないかって思いたいですね。
順調よくなりますかね。
おそらくそんな感じなんじゃないかなって思うんですよね。
全国の製造業っていうのは、大企業も中小企業も全体平均すると、
3月がマイナス4で、6月がマイナス1で、9月はプラマイゼロなんですよね。
ですから九州の製造業って全国を10ポイント近くリードして、年越しっていうふうになりそうなんですが、
ここまで九州製造業を元気づけている理由っていうのは、もちろんこれTSMC、熊本新出効果ですね。
すでにオフィストの方は今年の8月から供用を開始していて、
10月からはもうすでに製造装置の搬入が始まっています。
年が明けて2月下旬に、1兆円を投じた第一工場の開所式っていうのが開かれるっていうのが先日発表されました。
世界が注目する大規模の新工場開所式ですから、式には当然TSMCの経営トップも出席するでしょうし、
地元熊本県では尽力してこられたかばしま知事が、次の選挙に知事選には出ないっておっしゃってますので、
03:08
最後の大仕事っていうか日の木舞台っていうふうになるかと思います。
もしかすると台湾政府のトップも出席するかもしれないんですけれども、
どなたが来られるかっていうのは、今から1月後の台湾の総統選挙の結果次第と。
あともう一つは日本政府からもですね、誰かがおそらく出ることになるとは思うんですけれども、
ちょっと今4人くらいですね。
経済産業大臣なんでしょうけど、ちょっとどなたが出てこられるのかというのがですね。
人事がどうなるか。
そうですね。
パーティーは開所式ではたぶんやらないと思いますので、
その辺りはやらないと思いますので、どうなるんだろうかというところですね。
この開所式の場で、地元熊本で噂になってるんですけれども、
第二工場を建てるっていうのはもう発表してるんですけれども、
市場省がまだ発表されてないんですよね。
それがおそらくここにっていうのは、今の第一工場の多分隣接地がガラッと空いてますから、
行ってみればここだろうなっていうのはわかるんですけれども、
それが発表になるかもしれなくて、もしかするともしかして、
今のところアメリカのブルームバーグ通信だけが報じているんですけど、
噂の第三工場熊本建設計画ですね。
これがあるかもしれなくても、どう考えても人材の供給とインフラ整備が追いつけないっていう状況にはあるんですけれども、
これのあたりの発表が果たしてあるのかどうなのかっていうのが注目されています。
そんな今の九州製造業の景況感がどの程度の水準なのかっていうのを振り返ってみると、
4年前のコロナ前の水準は取り戻しています。
で、なんだけれども、そのもう一つ前のですね、
米中貿易戦争が激しくなって保護貿易が広まってサプライチェーンが寸断し始めたっていうのが5年前、
2018年の夏なんですけれども、その前の水準にはまだ戻せていないっていう状況です。
で、理由は人手不足と資材費の高騰が重しとなっているっていうことですよね。
で、製造業の設備投資計画っていうのはもう全国を大きく上回っていて、
9月の調査時点でも前年比設備投資4割アップと絶好調に見えるんですけど、
資材費の高騰分をさっぴいてやるとですね、実はあんまり大した実質的には設備投資ではないんじゃないかっていうのも噂されているところがちょっと気がかりっていうところですね。
06:09
もう一つ、お隣中国なんですけど、中国経済っていうのがデフレ経済に入りつつあって、
中国の日本化現象っていうのが進んでいるんですが、今日の日経も報じてるんですけれども、
中国が今過剰在庫を抱えていて、それをもう安値で輸出する、デフレ輸出っていうのが活発化してくるんじゃないかと。
そうすると九州企業でも経費削減にはつながるんですけれども、
見方を変えると、再びデフレの沼に引きずり込まれてしまわないかっていうですね、
そういうリスクもちょっと難しいところに差し掛かっているというような状況ですね。
あと川瀬相場もちょっと円高には触れているって言って、今現在で140円台中盤っていうことですけれども、
この辺りはあんまり大した影響はないんじゃないかっていう感じです。
一方の非製造業のDIなんですが、ちょっと良すぎるんですよね。
私なんかちょっと高所恐怖症なんで、どっかでずっこけるんじゃないかっていう感じがしないでもないですが。
そんなに良いんですか?
良いんです。今年3月がプラスの22、6月が23、9月25、高水準かつ右肩上がりが続いてきていて、
9月の非製造業のプラス25ってあったかなと思ってずっと遡ってみたんですよ。
遡ったら32年前、バブル経済が崩壊し始めた1991年以来の高水準。
あの時ほどではなかろうっていうのが大方の見方で、コロナ系とインバウンドの復活で、
ちょっと景況感の評価っていうのが、非製造業甘くなっているんじゃないかなっていう感じですよね。
こちらの非製造業の方も全国よりだいたい10ポイント近くリードして年を越すっていうような感じです。
ただ、物価の方はやや落ち着き始めているとはいえ、実質賃金は19ヶ月連続で前年割れですし、
人手不足感っていうのはバブル経済のピーク時期よりも深刻。
過去50年間遡ってみると、今最悪なんです。人手不足感って。
だからちょっとこれがどうなっていくのかっていうのが心配で、むしろ製造業も非製造業も右肩上がりを続ける必要はないんで、
現状を維持したまま賃上げを待つくらいの水準で落ち着いてほしいかなっていうような感じですね。
09:05
マイナス金利解除っていうのも年明け控えているっていうことですので、そのあたりもちょっと心配と。
で、非製造業の統計データで興味深いのは百貨店の存在感っていうのが高まっているということです。
食料品っていうのは値段が高いと買い替えようかな、節約しようかなっていうふうになりますけど、
工学品、時計とか金属とかブランド品っていうのは、これから上がるぞってなったら今のうちに買っとこうっていうふうに心理が働いて、
それが百貨店の売上高に良い傾向をもたらしていて、九州の百貨店売上高は20ヶ月連続で前年上回り続けていると。
脱デフレを先取りする消費スタイルっていうのが百貨店の中に見えてきているかなっていうような感じですね。
ただその百貨店でも今週月曜日に佐賀玉屋さんが京都の不動産会社をスポンサーとする再生計画を発表していて、
場所的にも県庁に近いし、佐賀市の中心市街地の再開発の目玉になっていたところですから、ちょっと心配されますけれども、
雇用も業務もそのまま引き続き行われるということですから、一安心ということですけれども、
九州全体の地域あるいは業態が全員参加型で、今景気が良くなって上向いているっていうわけではないっていうのをやっぱり頭の中に入れておかなきゃいけないんじゃないかなっていう気がしますよね。
こういう時に政府の出番ですよってなるんだけど、今日の動向で政局でどうなるのかっていうのがさっぱりわかんない。
それどころじゃないっていう感じに今なってますからね。
なんとかしろよみたいな感じですけどね。
本当ですね。いろんなことがストップしなければいいんですけどね。
停滞っていうのが一番まずいですよね。前を転がしていかなきゃいけない時だと思います。
わかりました。鳥丸さんありがとうございました。
長崎県立大学教授の鳥丸さとしさんでした。
ガールズパンチ!バッテン少女隊のバッテンラジオ隊!
バッテン少女隊の春の木梨奈と青井梨奈です。
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