1. 鳥丸聡の九州経済Zoom Up
  2. 商業高校が株式会社を設立
2023-12-20 12:35

商業高校が株式会社を設立

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
毎週この時間はZoom Up。水曜日は九州経済です。 長崎県立大学教授でエコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。おはようございます。よろしくお願いします。よろしくお願いします。さて、今日はどんなテーマでしょうか。
年の成を迎えて、金融面だとマイナス金利の解除時期がますますわかりにくくなってきたという、昨日の政策決定会議。
あるいは産業界だと、日本製鉄がUSシールを買収することで合意したとか、政治面では裏金疑惑が話題沸騰中ですけれども、
今日は理屈抜きに爽やかなニュースを一つ。いいですね。高校生株式会社についてです。
今月の4日なんですけれども、長崎県立維基商業高校の全校生徒218人が、
授業で学んだ知識だとか技術を実践して地域活性化につなげるために、
株式会社IKISHOという株式会社を生徒が設立したと。
今月8日の日には設立総会と、第1回の株主総会、生徒総会みたいなものでしょうけど、
株主総会を開催したっていうことなんですね。
これね、全校生徒が1株500円の株を2株ずつ購入するってことですから、
1000円で株を買うってことで株主になると。
株主として経営に参画して、食料品や医療品、雑貨なんかの開発販売、
あるいはイベントの企画運営なんかを行うっていうことですね。
これは先生方のご指導が大変だろうっていうのは容易に想像できるんですけれども、
会社を立ち上げるための定桿、どんなことをやっていきますよっていう定桿を作成したり、
定桿を交渉人役場に持ち込んで認証を受けたりとかですね、
あるいは法務局に会社設立の登記申請書類を提出するっていったプロセスを、
高校生が学んだことだけでもやっぱりすごいというふうに思います。
この株式会社1期生のような高校生による株式会社の設立っていうのは、
実は全国で7例目っていうことなんですね。
他どんなところがあるのかっていうと、
2016年2月に岐阜県立岐阜商業高校、
こちらもアルファベットで書くんですけど、岐阜省ですね、株式会社岐阜省。
03:02
地元企業と共同開発した商品の製造販売をやると。
これまでにどんな商品が開発されたかっていうとですね、
お父さんの匂いに悩む女子高生によって開発された、
女子高生のための入浴剤っていうことで。
普通はですね、過励臭を抑えるためにお父さん使ってねっていうことなんですけど、
そうですよね。
だからそこを期待しなくてですね、
女子高生が自分で防御するために使う入浴剤っていう作品になっている。
そういったのを商品化しています。
あるいは茨城県の日立大宮高校。
ここは日立のHIと大宮のOを取って、
ひよこホールディングス株式会社っていうところがあります。
これも高校生が全部作ってるんですけれども、
ホールディングスっていうことは、その下に子会社があるっていうことで、
5つの子会社のもとじみをしています。
どんな会社かっていうと、農園の経営会社、
調理販売会社、観光事業会社、物販事業会社と財務管理会社。
4つの会社の経理を担当するんですよね。
だから平たく言えば、六次産業型の高校生株式会社というのを作っています。
石川県立金沢商業高校っていうところは、
こちらは生徒たちがバスガイドを務める日帰りツアーを商品化しています。
あと、兵庫県立永田商業高校。
こちらは株式会社ナガゾンという、
Amazonに引っ掛けたんでしょうけど、
地元商店街を紹介するアプリの開発を現在進めている途中というところですね。
こういった高校生株式会社、全国7社あるんですけれども、
今申し上げた4社以外の3社は九州の高校なんですよ。
今月設立された域小以外に、
昨年1月に福岡県立浅倉東高校の生徒さん。
株式会社イースターインク。
インクっていうのはINCですから、法人組織のっていう意味ですよね。
イースターっていうのはこれは東高っていうふうに呼ばれているので、
イーストから取って、
イースターとしたのは復活祭っていうのを意味込めてのことだろうと思うんですけれども、
こちらはビジネス関連学科の生徒さん314名が、
1株1000円を2株ずつ購入するっていうことですから、
こちらちょっとお高いですね。
2000円出資して設立して、
06:03
3年生の中からCEOを任命して、
開発部や販売部なんかの5つの部署に分かれて活動しているということです。
2年生までに募金とかマーケティングの基礎を学んで、
3年になると地元食品メーカーやお菓子メーカーとコラボして、
商品の企画立案からパッケージングネーミングも生徒が考えると。
販売拠点がですね、道の駅原鶴。
毎週土曜日に生徒さんがハッピー姿で商品販売を実践しているっていうので、
和菓子屋さんとのコラボ商品でマールボーロを商品化してるんですけれども、
こちらはよもぎを練り込んだ生地にピスタチオを散りばめた商品。
よくわかりにくいんですけれども、
これが浅倉市のふるさと納税の返礼品にもなっています。
九州の高校生株式会社の老舗っていうのがあって、
これは全国の商業高校の先生方で知らない先生はいないと思います。
鹿児島県の一律のいぶすき商業高校。
今から11年前の2012年、
全国にも先駆けて全校生徒が株主兼社員となる株式会社いぶしょうというのを設立しています。
これをモデルとして、あとはそれに続けてどんどんできてきているんです。
パイオニアなんですね。
日本初の高校生株式会社いぶしょうっていうのは、
もっと前、1990年、
生徒が商品を仕入れて販売から決算まで行う、
いぶしょうデパートっていうのを体育館で年に1回ドーンとやって、
それがものすごい売上高になって利益が出るっていうやつですね。
得られた利益を地域貢献事業に回すっていうことをやってきています。
地元の道の駅だと、県内の農業高校が実習で作った梅ジュースだとか豚味噌だとか金管ジャムだとか鰹味噌とか仕入れて、
そして道の駅で販売するっていうんですね。
それをやってきてて、それがまた売れに売れて、
地元のコンビニはファミリーマートですけれども、
それをパクってレジの前に地元の高校生が作りましたっていうコーナー儲けたぐらいですね。
非常にアイデアに富んだビジネス手法を取っているわけですね。
こういった具合での高校生の株式会社っていうのは、
アイデアを商品化してお金を稼ぐっていうスリル、面白さみたいなのを感じるとともに、
09:00
在庫管理の難しさだとか、調某の付け方のリアルな面の難しさ、
そういったのを学ぶことができるっていうことですから、
通常の授業だと学べないところを実践教育の場から学んで、
そして金の卵として卒業するときは社会へと育っていくというふうなんですね。
全国7社のうち3社が九州ということは、
もしかすると九州の高校生の起業家マインドって高いんじゃないかなと思って、
日本政策金融高校が10年前から高校生ビジネスグランプリっていうのを開催してるんですね、毎年。
これの出場記録っていうのを調べてみたら驚いた。
都道府県の各都道府県の高校の数に占めるこのビジネスグランプリ出場高校の割合を出してみると、
全国1位は熊本県26%、2位が大分県20%。
だから結構な数が九州からこのコンテストに出てるんですよね。
だから上手いこと整備、環境整備、高校生が卒業したら企業、業を起こすっていうですね、
こういう環境を作れれば九州はスタートアップアイランドに変貌できるんじゃないかなっていう気もするんですよね。
農業高校、水産高校、商業高校、工業高校、それとロボットコンテストが面白い交戦ですよね。
こういったところから次世代九州のリーダーが登場してくれることを期待したいと思うんですね。
爽やかなニュースありがとうございます。
ありがとうございました。
この時間は長崎県立大学教授の鳥丸佐藤さんでした。
チャンネル登録してフォローお願いします。
12:35

コメント

スクロール