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この時間はZoom Up。毎週水曜日は九州経済です。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
さて、今日はどんなニュースでしょうか。
おととい発表になった日銀短観についてです。
九州の分を見ると、全体的に特に驚くべきことはないんですけど、
3月短観の延長線上という形で、ちょっと天井感が出てきたかなっていう感じがしますよね。
人手不足だとか、ぶっかだかだとか、金利が足元ちょっと上がってきててですね。
そういったのが上限制約になって、もう今以上上がっていくっていうことはちょっと考えにくいんじゃないかなっていう様子です。
細かく見ると、九州の傾向感ってDI。
良いと答えた企業割合から悪いと答えた企業割合を引いたのがプラス19。
全国プラス12ですから、相変わらず全国を上回り続けていると。
これでも全国では九州は景気がいいんだっていうことになっているんですけども。
注目点が3つぐらいあります。
1つは仮入金利。
それからもう1つが設備投資計画。
もう1つは企業さんが想定している1ドル何円っていう為替レート。
この3つが注目点です。
まず仮入金利水準なんですけど、ここ10何年、20年ぐらい、
仮入金について、ずっと定金利続いてましたから気にすることがなかったんですけども、
金利が上昇していると答えた企業割合から、
銀行からの仮入金利が低下していると答えた企業割合を引いたのを仮入金利DIって言うんですけども、
これが足元をプラス26って、
上昇しているって答える企業割合が圧倒的に多くなってるんですね。
プラス26。
黒田前日銀総裁の異次元の金融緩和が始まった、
2013年度以降の仮入金利DIってずっとマイナスなんですよね。
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つまり仮入金利は低下し続けるのが当たり前と。
2016年にマイナス金利を導入しましたけど、さらに低下が続いていたと。
ところがですね、これ今からちょうど2年前、景気が上向いてくるときなんですけど、
ちょっとだけプラスに転じて、私も特に気にしてなかったんですけれども、
昨年12月の単館ではプラス12、今年3月でプラス14。
そして今回ついにマイナス金利解除後初めてとなる単館ですから、
プラス26なんですよね。
これって16年ぶりの金利上昇局面ということになります。
これまで低い金利でお金を借りることができて、
それを設備投資などに回せてたものが、金利が上がると。
ちょっと借りづらくなりますよね。
上がるとやっぱり二の足踏みますよね。
ですよね。
今までは物価が高いですよ、人件費が高いですよって、
これ気にしながら経営すればよかったんですけれども、
金利のある普通の世界に今戻り始めていますので、金利高っていうですね。
これも経営にじわりと影響を与え始めるようになって、
ずっとマイナス権で底這う動きだったのが、
ここ半年ぐらいでグッグッと上がってきているっていうですね。
これがちょっと心配されますと。
それともう一つが設備投資計画なんですけど、
九州の元気印の象徴っていうのは、金額ベースで設備投資計画が
全国を上回っているっていうのが、2年前からずっと続いていてですね。
TSMCが熊本進出を正式表明したのが2021年の10月でしたので、
それ以降は関連する設備投資が目白押しだったんですね。
昨年度の設備投資金額っていうのは、
全国も増えていて11%設備投資増えてるんですけど、
九州は29%増えてるんですね。
やっぱり九州の設備投資活発だよねっていうことなんですが、
今回本年度、24年度の設備投資計画を見ると、
全国は8%プラスっていうのでそこそこなんですが、
九州は5.5%プラスっていうのでですね。
全国の伸び率に負けてるんですよね。
この状況ってコロナ前に戻ったかのような感じで。
昨日日銀福岡支店に電話して、これはどういうことかって聞いたら、
昨年度がもう極めて高かったので、
今年度の5.5%を上乗せされるっていうのは、
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それだけでもすごいことなんじゃないでしょうかみたいな感じで。
昨日日銀に電話したらえらい待たされてですね。
よくよく考えたら、きょうから…。
姿勢が。忙しいときが。
ちょっと戸惑うときにこいつに電話してやがってたぶんおまわりだと思うんですけど。
すみませんでしたってことなんですが。
日銀の熊本支店のコメントっていうのがすごくてですね、
設備投資ははっきりと増加しているっていうふうに、
自意にたっぷりに断言していますね。
ちなみに熊本の単館DIっていうのはプラス29。
九州7県ではもう突出して高いっていうことですね。
同じ月曜日には路線化の発表されてますけれども、
上昇した地点の全国のキーワードって、
インバウンドとマンション建設と半導体工場っていうこの3つのどれかで上がってるんですけれども、
熊本都市圏っていうのは3つのキーワードがてんこ盛りの状況になっている。
とんでもない状況になっているっていうことですね。
ただ、あとTSMC関連の設備投資っていうのは、
実は日銀単館のアンケート対象先になってない外資系の企業だとか、
東京本社企業だとか、そういったところもあるので、
設備投資計画がそれほど大きな盛り上がりにはなっていないんじゃないかなっていうことも考えられます。
あと最後にもう一つでかいのが、
かわせレートで九州企業が想定しているのが、
1ドル144円99銭、ざっくり145円で計画立ててるんですよ。
足元もう161円台後半ですから、
製造業にとってはこの差額分はそのまんま儲けになるんでしょうけれども、
一歩間違うと輸入物価が上がってしまってですね、
それがさらにもう一段階物価を上げると、
実は今日、春党の最後の数字が発表になるんですけども、
連合福岡は明日になりますけれども、
おそらく5%台前半の数字が出てくると思うんですが、
かわせレートで総裁されてしまってですね、
結局実質賃金のマイナスしばらく続くんじゃないかっていうのが、
非常に懸念されるっていうところですね。
ただ単管結果を6月を縦に並べて、3年間並べてみるとですね、
主役が電気機械から輸送用機械、
そして足元は食料品製造業っていうのが中心になって、
全体を牽引してるんですよね。
主役が変わりながら全体をリードしているっていうのは、
これ九州経済にとってとってもいいことで、
何か一つの産業に依存していると、
それがポキって折れたら全体がずっこけるっていう風になりますけど、
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コロナ禍以降やっぱり九州経済の産業構造の足腰っていうのは、
やっぱり強まったんじゃないかなっていう感じがしますね。
それは良かったんじゃないかと思います。
なるほどですね。
今日は6月の日銀単管について解説していただきました、
鳥丸先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんでした。
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