TSMC
2024-02-14 11:22

TSMC

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
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00:28
この時間は、Zoom Up。毎週水曜日は九州経済です。
長崎県立大学教授でエコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
今日は、TSMCについてお話しします。
本丸中の本丸です。
先週、TSMCが熊本に第二工場建設というのが、各市一面トップにドカーンと乗ったんです。
驚いた方も結構おられると思うんですよ。
何に驚くのかっていうと、今は第三工場がどこになるのかっていうのが話題になっている最中なので、
第二工場進出って、今の第一工場の隣でしょっていうのは、皆さん言ってるんですけれども。
周知の事実みたいのはありますけどね。
正式発表されていなかったんだということをして、皆さん驚いたっていう感じですね。
これの投資額っていうのが、第一工場の2倍かというとそうじゃなくて3倍に膨れていて、
第二工場、第一工場合わせると3兆円の投資ですね。
すごい規模ですね。
3兆円ってどんな規模なのかっていうと、福岡県の当初予算額っていうのが2兆1000億円っていうあたりですから、
それより大きくて、佐賀県の県内総生産3兆円とほぼ同じ。
それとあと、日本政府から経済安全保障政策に基づいて補助金が出るわけですけれども、
第一工場に4760億円、第二工場にマックス7700億円っていうので、
合わせると1兆2000億円いくんですね。
1兆円っていうのがどのくらいの規模かっていうと、福岡市の当初予算が来年度でおそらく4年連続で1兆円をちょっと超えるんじゃないかって言われてるんですけれども、
それよりも補助金の方が大きいっていうんですね。
とにかく桁違いの大規模投資ですけれども、その予想される効果っていうのもすごくて、
現時点だと日本国内の反動体持久率、食料持久率とかエネルギー持久率とかいろんなのありますけれども、
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反動体持久率ってだいたい5%程度だそうです。
それがこの第二工場、第三工場まで軌道に乗った2031年になると、持久率44%まで高まるっていう見通しがあってですね。
短期間で日本のエネルギー持久率って今13%で、食料持久率って38%なんですけど、それをあっさりと剥き去っていく見通しですね。
経済産業省もやればできるじゃないかっていう感じなんですけれども。
頼らずに済むって大きいですよね。
来週の土曜日、24日の日にTSMCの第一工場の開所式っていうのが取り行われますので、
来週末はこのTSMC関連報道一色になるかと思います。
開所式の前なんですけれども、いろんなところに影響が出てきています。
例えばですね、どんなところかっていうと、外国人労働者だとか博多港の貿易額だとか、
熊本市の予算額っていうところ、これいずれも過去最高に最新データになってるんですけど、現れてきています。
例えば、外国人労働者っていう点では、厚生労働省が外国人の雇用状況に関する調査をまとめているのが、
2023年、去年の10月末時点、九州の外国人労働者数って、前の年より2割増えてるんですね。
2割増えてるんですけど、県別に見ると一番増加率が高いのが熊本県。
26%増えていて、その熊本県の外国人労働者はどんな分野の人が増えているのかっていうと、
専門的技術的分野の在留資格者っていうのが6割増えてるんですね。
じゃあその外国人の出身地で一番増えているのはどこかっていうと、台湾出身者。
じゃあやっぱりTSMCに直結する。
去年の10月末時点の統計で、前の年から5倍に増えているっていうことですから、
足元だとどんなふうになってるのかっていうですね。
台湾のTSMCからいろんな駐山員の方々がこちらに越してこられるっていうのが増えてるかと思うんですけど、
そういうデータがあります。それから博多港の輸出額なんですけれども、
昨年の博多港の輸出額っていうのは、自動車がもちろん軌道に乗ってきて輸出が増えてるっていうのはあるんですけど、
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半導体の輸出も増えて過去最高を更新しています。
驚くべきことに博多港の輸出額って、今大阪港とほぼ同じ水準まで増えてきてるんですね。
その博多港で台湾への輸出額っていうのを調べてみたら、前の年の一昨年に比べて1.2倍に増えていて、
一方、台湾からの輸入額、博多港への3倍に増えてるんですよね。
圧倒的に貿易黒字ですから、台湾から輸入が増えても貿易黒字には全然影響なくて、
貿易黒字額も7%増えていると。
まだこれ解消する前の段階ですから、半導体関連の製造装置だとか資材だとか原料っていうのが、
台湾とのやりとりっていうのはこれからどんどん増えていきますので、
博多港の輸出額、貿易額ってどこまでいくんだろうかっていうことですね。
もう一つは熊本市の予算なんですけれども、
昨日発表されています。前年比5%増えて過去最大の規模になっていると。
どんな予算が増えてるんだろうかっていうのをホームページで調べてみると、
やっぱりこれTSMC関連なんですよね。
一つは水田に水を貯めて地下に浸透させて、地下水を寛容させる水源寛容。
これに3割予算増やしてて。
やっぱり工場立地でかなりの地下水を使うっていうところがあるってことですね。
そこが一番懸念されるところですよね。地下水命の熊本ですから。
それと渋滞対策。これもうすでに渋滞がすごくなってるんですけれども、
渋滞対策の道路工事だとか設計に要する経費を6倍に増やしていくっていう。
やっぱり市民からいろんな懸念の声が上がっているのに対応しているということです。
このTSMC関連っていうのは、学生にとってどうなんだろうっていうのを、
授業なんかでも結構扱うんですけれども、
実は先週の土曜日に某経済関連のテストがあって、
私も大学の大教室で学生数百人と一緒に、
社会人向けの経済に関する某テストを受験したんですけれども、
80分間で4択問題100問解くんですけれども、
試験室から出てきた学生10人ぐらい捕まえて、
お前100問中何問できたかって聞いたところ、
10人が10人とも1問だけは自信がありますっていう。
100問中たったの1問かつ落胆よりむしろ、
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やっぱりあの問題だけは全員できたんだっていう。
逆に気になる。
問題です。
大規模半導体工場の立地に合わせて、
進学部、進学科の設置を決めた大学は以下のどれかって言って、
大学名が4つ書いてある。
これもう私なんか他の大学、東北大学、広島大学、
いろんな選択肢あったかと思うんですけれども、
見ずに熊本大学に合わせて選ぶわけです。
これだけは全員正解、自信があるっていうふうに答えてて、
これやっぱり九州ならではっていうところがあるんじゃないかなと思うんですよね。
ですからいろんなところにこのTSMC解除前から、
教育の問題だとか移住、物流、インフラ整備っていう、
いろんなところに影響が出始めていて、
今年の年末にはフル稼働し始めるんですけど、どうなるんでしょうかっていう。
だから他の環境整備面も同じテンポでついていかなきゃいけない。
そうですね。
これをやんなきゃ3兆円の投資が実らないっていう感じになるんじゃないかなっていう気がしています。
そうですね。
鳥丸さんありがとうございました。
長崎県立大学教授の鳥丸さとしさんでした。
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