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この時間はズームアップ。毎週水曜日は九州経済です。先日、お茶の生産量65年トップを走っていた静岡県が、鹿児島県に抜かれ、主位の座を明け渡したというニュースがあったんですが、今日はそのお茶にズームアップします。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
鹿児島県が静岡県を超えたというので、全国の荒茶の生産量の40%が鹿児島県で、39%が静岡県だったので、
近差ですね。
ただ、新茶って呼ばれるクオリティの高いのが一番茶っていうのがありますけど、この一番茶の生産量はやっぱり静岡が主位を守ってるんですよね。
じゃあ、荒茶ってところがポイントなんですかね。
荒茶の中の一番茶ですね。一番クオリティの高い。
で、鹿児島は2番目に取れたり3番目に取れたり、2番茶、3番茶っていうのが多くて、最終的に逆転したっていうような形なんですよね。
やっぱり静岡の場合すごいのは、そのお茶っ葉を収穫する面積がありますけど、これはやっぱり日本で今のところ一番広いっていうことですね。
牧野原大地とか、なんか習った記憶ある?
ありますよね。社会科の教科書に出てくるような。
で、鹿児島の場合は面積は狭いんだけど、そこで2番茶、3番茶とか4番茶を取っていきますので、だからそこで逆転していくっていうことですね。
で、鹿児島の場合はペットボトル茶なんかにも使われる、割と割安なお茶の生産が多かったっていうことで、
やっぱり静岡に学ぶことって結構あるんじゃないかと思って、今回の場合は鹿児島が静岡を追い越したよっていうのが全国的に話題にはなってるんですけれども、
新茶の生産量全体を10年前と比べると、日本全体では農作物っていうのの多くがそうであるように1割ぐらい減少してるんですよね。
で、若い人たちの場合は旧酒っていう漢字の意味すらわからなくなりつつあるし、家にもないとかですね。
だからそういう市場自体が若い人たちが飲まないっていうことは、若い人たちが社会人になって成長していった時にも飲まなくなるっていうことですから、
逆に市場がどんどん今小さくなって、国内市場はですね。だからどこがどこかに勝った負けたっていう以前に競争するのはいいことですけれども、
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競争の前に強調して緑茶の市場っていうのを国内できちっと守っていくっていうですね、それをまず全国的にやったところで競争していきましょうと。
言うのがないと具合が悪いんじゃないかなっていうふうに思ったりもしますよね。
で、九州各地の鹿児島以外の産地はどうなっているのかっていうのが気になるところなんですけれども、
今回鹿児島の粗茶生産1位っていうニュースですが、実はこれって農林水産省が発表しているのは8つの府県だけを発表してるんですね。
っていうのは全数調査を47都道府県全てのお茶の生産量をピックアップするのはもうめんどくさいので、6年に1回しか発表してないんです。
その間はもう上位8割、上位8つの府県だけでやると、埼玉、静岡、三重、京都、九州から福岡、熊本、宮崎、鹿児島。
この7県のみで発表しているので、都道府県別を見ようと思ったら、最新版が2020年版のデータっていうふうになって、
次は2026年ですから、来年全数調査があるっていうことですね。
2020年時点の全県の調査結果によると、福岡県が全国の2%を占めていて、これはもう量よりクオリティーですよね。
高級な玉露の生産高2ポイントってやめちゃうんですね。
佐賀県も全国の2%を持ってて、これ嬉野茶ですね。長崎県は1%ですけど、園木茶っていうのが有名で。
熊本県も実は全国の2%を持ってて、これは熊本地、人吉のあたりですね。
あのあたりが盛んで2%。大分茶ってあんまり聞かないんですけれども、木月とか板とか矢場茎とか、ちょっと傾斜になったところですね。
盆地であったり。そういったところで全国の1%。
宮崎県の場合は鹿児島県に近い宮古の城盆地で、宮崎茶を全国の4%っていうことになってて、
鹿児島の場合は古くからチランとかエイとかいったところで、大型の機械化が進んで一気にやっていくっていうので成功したっていうことで、
実は九州7県合わせると全国のほぼ5割を作っていて、九州って立派なグリーンティーアイランド、九州という風になっています。
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ただね、ここでも注意しなきゃいけないのが、九州って緑茶の消費量も多いのかというのを調べてみると、家計調査で見ると、
全国の県庁所在都市と政令市52都市の家計調査を調べると、緑茶の購入数量、これは1位がやっぱり静岡なんですね。
2位が浜松で、3位京都、4位奈良って続いて、鹿児島市は今回新茶の生産量、日本一にはなったんですけれども、
全国18位にとどまっているんですね。だから、静岡茶っていうのは生活に密着した地産地消を実践しているとも言えますので、
まだまだ九州を見習うべき点は多いんじゃないかなっていう気がしますね。
この緑茶の輸出っていうところなんですけれども、国の方では農林水産物や食品の輸出額が12年連続で過去最高を更新して、
昨年初めて1兆5千億円台に載せたっていう発表してるんですけれども、増加率が一番高かったのが以前お伝えしたお米なんですね。
お米がアメリカ向けにっていうので、2つの米相同っていうことになってるんですけど、お米に次ぐ増加率が実は緑茶25%増えています。
このお茶の輸出っていうのは、もう今から140年以上前の明治15年に国内緑茶生産量の82%がアメリカに輸出されていて、
昔はキートと緑茶っていうのは日本の重要な輸出品目だったんですよね。
足元を見てみると、その後はアメリカもコーヒー、紅茶飲むようになってどんどん輸出減っていくわけなんですけど、
足元10年間で劇的に増えてきていて、全国的には足元10年間で5倍ぐらい増えてるんですけれども、
実は九州からは10倍ぐらい増えているっていうことですね。
全国の伸び寄り九州からの輸出の方が多くて、輸出先の1位がアメリカ、九州からはですね。
2位が台湾。アメリカ向けと台湾向けってちょっと違ってて、台湾向けは抹茶ですね。
抹茶ティーラとか抹茶アイスクリームとかになる。
第3位がドイツです。
ドイツ?
ドイツ。全国では第2位、アメリカに次いで。
意外ですね。
これはですね、真っ先に輸出したのはやめ茶なんですよね。
やめ茶が市場を開いていったっていうのがあって、それを見ていて静岡茶もドイツに輸出を始めたっていうのがあります。
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だから九州っていろいろそういった緑茶っていうのにもっと目を向けて、和食と瀬戸ですから、
その辺りをもっとアピールしていったらいいんじゃないかなっていうのと、
あと昨年伝統的酒作りっていうのがユネスコの無形文化に登録されたんですけど、
イクラム京都ってお酒飲まないので、逆にお茶への関心が高いんです。
そうなったら、緑茶のハラール認証みたいなのを取って、
イスラム文化圏っていうところを目指す。
インパウンドも今多いですので、そういう手もいろいろ考えられるんじゃないかなと、
考えさせる今回の統計発表でした。
なるほど。中東の方でも緑茶に砂糖を入れて飲んだりしてますからね。
そういう飲み方をね。
それは本来の文化じゃないとか我々は思うんだけど、
それはそれぞれの地域の事情ですから、
それに合わせてカスタマイズしていくっていうのがやっぱり大切なんだと思いますね。
紅茶に砂糖を入れると考えたら緑茶に砂糖入れたって思いますね。
もとは同じですからね。
はい、わかりました。鳥丸さんありがとうございました。
この時間はズームアップ。
今日は長崎県立大学教授の鳥丸さとしさんでした。
ガールズパンチ!バッテン少女隊のバッテンラジオ隊!
バッテン少女隊の春野きいなと
青井リルマです。
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