1. 鳥丸聡の九州経済Zoom Up
  2. 昨年3月にマイナス金利解除。1..
2025-03-05 12:03

昨年3月にマイナス金利解除。1年たってどうなった?

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:28
この時間は、Zoom Up。毎週水曜日は九州経済です。
長崎県立大学教授の岡田光雄教授です。
鳥丸さん、おはようございます。
今日はどんなニュースでしょうか。
金利のある世界に入って1年たちますので、
九州の企業や銀行がどう思っているのかというところです。
日銀が昨年3月19日、マイナス金利解除して
まもなく1年が経過するというところです。
コンマ2.5%に上げて、
今年に入ってから1月24日に0.5%へ引き上げた。
たかが0.5%といえども、今の政策金利って、
17年ぶりの水準なんですね。
しかも30年前の1995年の9月以降、
政策金利が0.5%を超えたことはない。
たった0.5%ですけれども、
過去30年間で最も高い金利水準ということになっています。
今だと今年の夏にはコンマ2.5%を上げるんじゃないかとか、
そういう噂もあるところですけれども、
今のこの金利のある世界を九州の企業はどう見ているのかというところですが、
日銀単価案で普段景気が良いのか悪いのかを見ていると、
企業金融判断DIという項目があって、
資金繰りが楽なのか苦しいのか、
金融機関の貸し出し態度が緩いのか厳しいのか、
あるいは借り入れ金利が上昇しているのか低下しているのかを聞いています。
今現在ちょうど3月の日銀単価を企業さん、
九州で一線車ですけれども、回答中かと思いますが、
12月まで見てみると、
九州企業の資金繰りは取り立てて苦しくなっているわけではないんですよね。
ただ、借り入れ金利の水準はじわりと上がり始めています。
借り入れ金利が上昇と答えた企業割合から
低下と答えた企業割合を差し引いた
借り入れ金利DIの推移を見ますと、
03:05
2010年以降21年までDIはマイナスが続いたんですね。
要するに12年間連続して借り入れ金利は低下し続けていた。
それが3年前の2022年に入ってから
DIはちょっとだけプラスに転じて、借り入れ金利が下がるのに
歯止めがかかったという感じですね。
それでも22年の借り入れ金利ってDIは一桁台ですから
一昨年23年に入るとプラス11とかプラス12とか
二桁の水準になって、ついに昨年3月
マイナス金利解除後の利上げ感というのは相当なものがあって
3月がプラス14、6月がプラス26
9月プラス39、ついに年末12月はプラス49と
上昇し続けている感じですか?
上がっているということですよね。たった0.5%ですけれども
12月のプラス49という水準をずっと遡っていくと
35年前のバブルのピーク時期
1990年末以来の金利上昇感覚なんですよね。
当時の政策金利って6%ですから
今の0.5%くらい12倍の高さですから
ただ金利がなかった世界から0.5%だけですけど
金利のある世界への移行というのは
バブル期の利上げテンポと同様の驚きを持って企業は受け止めている
企業がそういう状況なんですけれども、貸手側
銀行の経営ってこの1年でマイナス金利解除からどう変わったのか
あんまり話題になっていないんですけれども
1つは預金を貸してもらって
それを貸し出し金に回すという金利ビジネス
リザイアで稼ぐというのが1つ目。これが本業なんですけど
2つ目が手数料ビジネスでフィービジネスですね
3つ目が株や債券なんかに投資したりする投資活動
この3つで稼いでいるわけですけれども
稼げなくなった銀行は手数料ビジネスと投資活動を拡大してきたわけですね
例えばかつてはタダだったのに
最近手数料を取るように変わったのが通帳発行手数料とか
業外しただけで手数料を取られるとか
もともと存在していた手数料が高くなったというのが振込手数料とか
06:01
今話題沸騰中の貸し金庫手数料
5年間くらい貸し金庫の担当をしたことがあるんですけど
あんな不正が起きるはずがないんですよね
まともにやっていたら。不思議なんですけど
事業者向けの手数料としては
夜間金庫といって夜の間にボコッと入れておく
道路に面したところにありますよね
取扱手数料が高くなったり
最近はM&Aの仲介手数料とか
事業生計マッチング手数料とか
そういったのも取るように変化してきていたわけです
ところが1年前にマイナス金利が解除されてから
九州の地方銀行でも本業の稼ぐ力が若干高まってきています
合計してみると
マイナス金利政策が継続していた1年前と比較してみると
預金残高は1%増えています
それに対して貸し出し金の残高は3%増えています
もし貸し出し金利と預金金利の金利差が変わっていなければ
理財屋は3%から1%を引いた2%だけ増えているはずなんです
理財屋は8%も増えています
それだけ預金金利が上がっているということですが
貸し出し金利の上昇テンポが早かったということになります
集めた預金を貸し出しに回して収益を得る
高循環の歯車というのが長らく錆びついていたんですけれども
この1年間でちょっとは錆びが取れて回り始めたかなという感じです
これがテンポ戦略にも現れ始めていて
長らく超低金利化で稼げなくなった銀行は
テンポの閉鎖が相次いでいて
全国的に地方銀行は2割のテンポを閉鎖して
メガバンクは4割もテンポを閉鎖した
ところがここに来て倒廃後一変とだったテンポ戦略を見直すと
西日本市政部のJR旧大学圏都市駅というのがありますけど
あの周辺では西日本シティ銀行がおとどし10月に
26年ぶりに新テンポ糸支店を新設して
久留米に本拠地を置くちこほう銀行も
去年の9月に西福岡支店というのを開業して
佐賀県内では県内3カ所あった出張所というのを
09:05
9月に昇格させるとかですね
熊本県内だと先月彦銀行が甲志市の三好駅に
隣接した場所で18年ぶりの新テンポをオープンしたり
その近くでは福岡フィナンシャルグループ参加の熊本銀行も
来月新テンポを開設すると
本業で稼げるようになるとテンポ展開も変わってくるかな
いずれも県庁所在都市のベッドタウンだとか
交通の要所だったり工業団地に近いぞって人ですね
人口増加が見込める恵まれた地域なんですよね
九州全体で見るとやっぱり過疎化高齢化が進む地域での
テンポリストラっていうのは今後も進むのは間違いないんじゃないか
っていう感じですともあれ金利のある世界っていうのが
異常ではなくて当たり前の世界でむしろ
1999年から四半世紀続いてきた金利のない世界の方が異常だった
ということを銀行だけじゃなくて企業さんも経営者の多くは
代替わりしているので借入金利の上昇局面での経営
っていうのは多分初めての経験なんですよね
人件費が高いぞとか資材価格や物価エネルギー価格が高いぞ
っていうのを対応で手一杯なんですけれども
じわりと高まってきている支払い利息の負担ですね
これも経営要素の中にちゃんと取り込んでおかないと
とんでもないことになりますよっていうことになるんじゃないか
今年も厳しいんじゃないかと思うんですね
ありがとうございました
12:03

コメント

スクロール