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この時間は、Zoom Up毎週水曜日は九州経済です。
先週、毎月勤労統計調査と家計調査、その2つの統計調査が発表されました。この話題にZoom Upしていきます。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
勤労統計調査と家計調査ですね。
毎月勤労統計調査、略して毎勤と言ってますけど、この毎月勤労統計調査は、都道府県のデータが公表されるのは、毎年7月頃で前年の統計が送れるんですよね。
だから今のところ、全国の速報値っていうことですけれども、従業員5人以上の全産業で現金給与総額っていうの、これ賃金なんですけど、それがどの程度増えたのかっていうのを出してるわけですね。
これ見ると、2024年の名目賃金は2.9%増えたんだけど、物価上昇率の伸びのほうが大きかったので、実質賃金は0.2%減少しましたっていうのがどの新聞記事にも書いてあります。
だから毎月勤労統計調査が使っている物価上昇率っていうのは3.2%っていうことになるんですけれども、賃金と物価の好循環っていうのにはいたらなくて、従来通りの賃金と物価の悪循環が続いたっていうことになってるんですよね。
この記事見たときに、実質賃金なんだマイナスかと、賃下げじゃないかみたいな、実質的には賃下げじゃないかっていう方に目が向くんですけれども、それ以上に注目しなきゃいけないのは、名目賃金が2.9%しか増えていなかったっていうところが問題だと思うんですよ。
っていうのが、連合が昨年発表した賃上げ率って5.1%だったんですよね。それに加えて10月から最低賃金、これも全国平均で同じ5.1%引き上げられてるんですよね。
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賃上げの時期っていうのは年間の統計とはずれていて、春冬は4月からに遡って、最低賃金の方は10月からっていうことですから、年間全体に反映するわけじゃないんですけれども、それにしても2.9%しか名目で増えていなかったっていうのは、そんなもんかっていう感じがあるんですけれども、
やっぱりちょっと3%にも達していないっていうのは低すぎると思うんですよね。だけど九州の中小企業のサラリーマンの目からすると、実感には合うなっていう感じで納得してしまう水準にあるところが怖いんですが、組合がある大企業中心の春冬と中小企業の賃上げには大きい差があるっていうのが、
この毎月勤労統計調査から透けて見えるんじゃないかなっていう気がします。現金計予想額が3%下回っているっていう心もとないことには変わりがないので、今年も引き続き物価上昇率に負けないだけのベースアップ、すなわちベアが不可欠ということになりますので、
今は安倍のミックスじゃなくて、ベアのミックスが必要だということになってくるのです。
ひっくり返した名前だね。
先週、もう一つ発表された注目統計というのが家計調査です。全国ニュースとしては浜松の餃子が日本一で、宮崎と宇都宮を押さえましたよとか、山形のラーメン商技学が3年連続日本一というのが話題になってますけど、
西日本新聞が土曜日の長官で、九州各県の県庁所在都市と北九州市の家計調査の結果をうまいことまとめてるんですよね。
家計調査っていうのは、基本的には消費者物価指数を算出するための元データに使われたり、あと個人消費っていうのが何百兆円でしたよ、300兆円超えましたよ、どうでしたよっていう空いたのにも使われていて、経済分析の本丸といってもいいような統計なんですよね。
それに対して西日本新聞の何がいいかっていうと、その家計調査の結果を経済面じゃなくて社会面で報じているっていうんですね。これが新鮮で、面白かったですね。
先週の土曜日ですけど、九州郷大雪の恐れっていうのを上に大きく載せているっていう。まもなく新鮮に感じました。
九州について県庁素材都市、いろいろ見ていくと地域らしさっていうのがよく現れていると。それは一世帯あたりの月の平均支出額っていうのがどういう品目が多いのかっていう、日本一になっているのはどれかっていうのを見ていくとよくわかる。
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定番ですけれども、福岡市のタラコ、明太子ですね。長崎のカステラ、大分の干し椎茸とか。あと宮崎の焼酎とか、鹿児島の揚げ、かまぼこっていうのはさつま揚げのことですね。
こういったところが定番がランクインしてるんですけれども、今回初めて見てですね、西日本新聞の記事をよく気づいたなと思ったんですけれども、宮崎市の日本一、今回行差じゃないっていうのは先にわかってたんですが、火災地震保険料っていうのが入ってますね。
多分これは昨年だけの現象じゃないかなと思います。南海トラフへの備えっていうことですね。
西日本新聞は電子版の方ではもう少し詳しくまとめていて、宮崎市の日本一に載っていたのがですね、もう一つあって、
昨年8月の南海トラフ地震臨時情報の時に話題となったある食品の1世帯あたり消費額が宮崎日本一になってるんですね。
過去3年間、おとどしより前の3年間見ると、宮崎市ってその食べ物の購入数量は全国で38位ですから真ん中より下で、金額も31位で、52都市の中では真ん中より下に位置していたんですよね。
多分ね、昨年だけ限定っていうことになると思うんですけれども、何でしょうと。
え、急に人気が出たもの?
急にそう、宮崎で。それをみんな一生懸命買ったっていう。
え、なんだろう。お米、違うか。
お米、正解ですね。
え、正解?
お米です。
だからやっぱり自然災害への備えっていうのが家計調査に大きく影響する時代に入ってきたっていうことですよね。
あの時やっぱり一番緊張感を知ったのが宮崎だったっていう。
あと、日新本新聞のまとめでもう一つ興味深いのは、災害も載せているっていうことですよね。
災害にも地域らしさが現れてて、坂の長崎ですけれども、日本一っていうのはバス代とかですね。
あとタクシー代っていうのが東京都23区に次いで2番目だとかあるんですけれども、災害になっているのが自転車購入っていうことですね。
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坂道、自転車で登れない。
連続で災害っていうふうになっている。
乗れない人が多いなって聞きますもんね。
面白い統計ですね。
同じページにエンゲル係数の話もあって、これが28.3%で、全国では43年ぶりの高水準っていうんですね。
エンゲル係数が高いっていうことは、生活水準が下がってきているっていうふうになるので、これは大変だっていうことなんですけれども、
これはやっぱり分母にあたる消費支出額がちょっとしか増えていないんだけど、分子にあたる食品の支出額っていうのは、これはもう食品価格が高騰しちゃってるから、
やむを得ないのかなっていう感じなんですよね。むしろ気にしなきゃいけないのは、ここにちょっと載ってないんですけれども、
九州のエンゲル係数、これが常に全国よりも1%ポイント下をいってたんですよ。
だから九州って所得は低くても、新鮮でおいしいものが安く買えますよっていうのをキャッチコピーにしてきたんですよね。
ところがですね、コロナ禍からこっちの方でグイグイ上がっていって、去年は0.3%ポイントしか開きがなくなってきてて、もしかすると今年逆転しちゃうんじゃないかっていう。
それだけ分母にあたる消費支出額っていうのが伸びてないっていうですね。
分母の方だけ物価高で上がっちゃってっていう。なんでかっていうと中小企業の割合がやっぱり九州の場合多くて、賃上げがうまくいってないっていうことですから、
行き着くところはやっぱり中小企業の賃上げが今年も不可欠だよねっていうことになるっていう結論が、毎月勤労統計調査からも家計調査からも言えるっていう結果ですね。
なるほどですね。
なんとか上がってほしいですけどね。
なんとか上げたいですね。
鳥村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は長崎県立大学教授の鳥丸里さんでした。
ガールズパンチ×少女隊の×ラジオ隊。
×少女隊の春野木稲と青井龍馬です。
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