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2023-02-08 10:55

鳥丸聡のZoomUp

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡

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この時間はZoomUp、毎週水曜日は九州経済です。 長崎県立大学教授でエコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。 おはようございます。 さて、今日は家計調査
と、毎月勤労統計調査というのも発表になっていて、 昨日ですけれども、2つ重要な12月の公的な統計が発表されています。
12月が発表されたということは何意味しているかというと、 年間の速報値も同時に発表されるということで、
2022年の速報値がわかった。 そうですね、コロナ禍が緩和して、消費マインドが向上すると。
その一方では、ウクライナ危機で社会不安が高まるという、 この2つが同居している怒涛のというか、
まだら模様の統計ということになるわけですけれども、 この毎月勤労統計調査で、昨年の全国ベースですけれども、
賃金は2.1%増えたと。ところが、物価が昨年は3%上昇したので、 プラス2.1、マイナス3ということで、マイナス0.9%。
実質、賃下げだったということになっているということと、 あと2.1%賃金が増えたと言っても、中身を見てみると、
所定外給与、つまり残業代が5%増えてて、 ボーナスが5.1%増えてて、ここだけ見ると、
今、連合が春党で目指している5%の賃上げは 既に達成されているかのように見えるんですけど、
肝心の所定内給与、これがわずか1.2%しか増えてなくて、
もう目標の5%には昨年は遥か及ばないということがわかります。
もう一つ重要な統計が家計調査。
先ほど、宮崎市の餃子消費額が、 宇都宮、浜松を最低2年連続日本一ということで、
あの統計、家計調査っていうのは、基本的には、 市販機GDPなんかでの個人消費なんかを推計したりとか、
景気動向指数なんかにも採用されている 重要な指標なんですけど、
ちょっと注意しないといけないのが、 サンプル数が全国でも9,000世帯弱なんですね。
全国で?
全国で。県単位ってなると百数十世帯で、
宮崎市ってなると百世帯多分いかないサンプルだと思います。
なんですけど、クイズを100人に聞きましたっていう番組が 昔ありましたけども、
03:00
やっぱり100人に聞けば、 かなりのトレンドがわかるっていうことなんですね。
宮崎、日本一おめでとうと。
おそらく、まだ都市別のデータ見てないですけれども、
福岡市の明太子消費額日本一とか、
佐賀市のノリとか、
長崎市のカステラ消費額日本一っていうのも、
おそらく今度の統計でも出ているんだろうと思います。
この家計調査で私が注目していたのは、 それとは別なところにあって、
エンゲル係数なんですね。
エンゲル係数っていうのは、小学校の頃学びましたけれども、
家計の消費支出額に占める食料支出の割合。
食費が何%ぐらい占めているかっていうことなんですが、
これが過去ずっと遡ると、
戦後間もない1940年代後半のエンゲル係数って、
60%超えていたんですね。
だからもう食べるので手一杯っていう感じだった。
それが経済成長とともに、
消費支出、分母に値する消費支出が どんどん大きくなっていったので、
エンゲル係数はどんどん低下して、
1960年代に30%台。
1970年代以降は20%台。
バブル期以降っていうのは、
20%をちょっと超えるあたりでまで低下して、
そこ派動きがずっと続いてたんですね。
これが実は2005年の21.5%っていうのをそことして、
じわーっと上昇基調に転じたんですよ。
なんだけど、そこ派動きの範囲内だから、
気にする必要はないかなと。
エンゲル係数が上がるっていうことは、
生活の質が劣化しているっていうことなんですね。
消費支出に占める食費の割合が高まるっていうことは、
その他の教養、娯楽、レジャーに回す、
余力がなくなっているってことですから。
で、このデータがですね、
2015年に1回ポーンと上昇したんですよ。
その次は2020年にもう1回ボーンと上がってるんですよね。
2015年に急上昇したときっていうのは、
あまりにも激しい急上昇でしたので、
国会でも取り上げられたことがあります。
要因は当時3つあって、所得が伸び悩む中で、
2014年に消費税が引き上げられた。
だから食品の物価が上がったっていうことですね。
それと2015年っていうのは、
昨年同様に実はすごく円安に触れた年で、
06:00
輸入食材の物価が上がったっていう時ですね。
それともう1つは当時流行語にもなっていた時短消費っていうので、
共働き世帯が増えて時間を短縮したいっていう。
そうするとちょっとお高めな中食とか外食の支出割合が高まったっていう。
そういったことが影響していたわけですけれども、
この時はだから文房に値する消費支出じゃなくて、
分子の食費支出額が増えたっていうことで、
エンゲル係数が高まった。
2020年にドカンと上がったのは何が原因だったかっていうと、
これはすごもり消費でちょっとお高めの中食需要が高まったっていうことも影響しているんですけど、
むしろコロナ禍で所得が減少して、消費支出自体が低迷したっていうことで、
分母が小さくなったから全体のエンゲル係数が大きくなったっていうふうになってて、
2回跳ね上がっているときの内訳が違っているっていうことですよね。
九州のエンゲル係数見てびっくりしたんですけど、
全国と同じように2015年と2020年跳ね上がってはいるんですが、
それ以上に跳ね上がった年があって、2016年なんですね。
2016年何があったかっていう熊本地震。
だからあの時っていうのは社会不安が高まって、
消費支出自体が九州では大きく低迷したっていうんですね。
それがとても影響しているっていうのがこのエンゲル係数からも見てとるんです。
じゃあエンゲル係数高まって生活の質が劣化していますので、
何かしなきゃいけないわけですけれども、
何やらなきゃいけないか、ずばり賃上げやらなきゃいけないっていうんですね。
賃上げをして所得を増やして、
分母の消費支出自体をもっと大きくしてやるっていうことが必要になるわけですけれども、
昨年は実質賃金はマイナスだったっていうことになっていますので、
だから今まで一人の総理のもとで二度消費税を上げたわけですよね、過去10年間で。
もう増税っていうのは今言っちゃいけないことになってて、
ベースアップ、ベアがどうしても必要だということになります。
だからアベノミクスに対抗するベアノミクスっていうのが今、
今年はとても求められていると。
それによってベアを上げることによって、
エンゲル係数もさらに低い方に向かわせて、
そして娯楽やレイジャーにお金を使っていただくっていう年に持っていかなきゃいけないんじゃないかと。
このベアノミクスに関してはこれ一本の矢って感じですかね?
09:03
一本で生産性を高めて労働分配率を高めるっていうことですから、
一本の矢でいいと思います。
太い一本の矢でこれ何とか実施してほしいなと思いますね。
なるほど、いろんな指数がわかるもんですね。
鳥丸佐藤君はどうもありがとうございました。
長崎県立大学教授鳥丸佐藤さんでした。
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