00:00
この時間は、Zoom Up九州経済です。
昨日発表された、2024年の農産品輸出、12年連続過去最高という話題に、今日はZoom Upしていきます。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
本題に行く前に、雪の影響は何かありますか、先生。
今、国公立大学は定期試験の最中なんです。
大学からの連絡では、午前中は来るなと。
だけど午後は、通常通り定期試験をやると言っているので。
ちなみに、今、長崎堂・相川大和インターチェンジから嬉野インターチェンジまで通行止めですけど、車ではないんですかね。
私はいつも車ですから、行きません。
なるほど、そういう影響が出ますよね。
大変ですよね。
ただでさえ、キャベツとか、去年の3倍ぐらい高くて、レタス、白菜2倍とかですね。
葉物野菜価格が高騰して、今の高騰ぶりっていうのは、夏場の記録的な暫少なんですけど、
今のこの寒波の影響でですね、もっと高くなってしまったら、お米も高いし、とんでもないことになるんじゃないかっていう中で、
昨日、農林水産省からですね、昨年の農林水産物食品の輸出額、前年比3.7%増えて、初めて1兆5000億円台になりましたと。
12年連続で過去最高っていうことらしいんですけども、日本国内だと人口減少ですから、人口減少っていうのは胃袋減少っていうことでもあって、
それに加えて少子高齢社会ですから、カロリーの摂取量が多い若者の胃袋は大いに減ってるわけですね。
それに対してカロリー摂取量が少なくなる高齢者の胃袋は増える一方ということですから、
人口減少のテンポ以上に、日本人全体が摂取するカロリー数量っていうのは、もっと落ち込んでいるわけですよね。
ですから海外市場を開拓するっていうのは、日本の農林水産業活性化する上で避けて通れない重要課題っていうのは間違いないと思うんですよね。
ただ農林水産物食品輸出の1.5兆円という金額、多いのか少ないのかっていうとですね、
日本の輸出全体は107兆円ありますので、実は1.4%なんですよね。
03:00
ここが3.7%増えたっていうことですから、輸出額全体に対する影響っていうのはそれほどでもなくて、
自動車とか半導体の輸出とはやっぱり位置づけが異なるわけですよね。
何の目的で輸出するのかっていうところが曖昧で、地域が誇りを持てるようになって元気が出るとかですね、
世界的な和食ブームを底支えするんだとか、あるいは国内の飲食業が海外進出するのを後押しできるじゃないかとか、
あとインパウンドを増やすための予備水になるじゃないかとかですね。
あるいは国内だと企画外製品扱いされて、農地でSサイズより小さいサイズのさつまいもって踏み潰して土に返されていたのが、
それが香港ではヤムチャのおやつとして受けるぞっていうので輸出してみたら大ヒットしてしまったっていう。
国内で行き場がない食品の有効活用策になるんじゃないかとか、そのあたりの位置づけが曖昧なまま、
かなりの税金を投入して、農産物の海外販路開拓に税金が投入され続けているわけですよね。
そのあたり私たちもちょっと反省して、今の目的何なのっていうのははっきりしないと、お米の輸出が増えているっていうことなのでですね。
やっぱり理由づけが必要になるんじゃないかなと思います。
昨日のニュース聞いたときに大変めでたいことには違いないんでしょうけれども、それほど大きいニュースかっていうのは一瞬思ったんですね。
理由はいくつかあって、1.5兆円台に載せたっていうのは間違いないんですけど、
2021年、4年前に初めて1兆円の大台に載せて以降、大幅に増えたって言えるのかっていうことなんですね。
増加率で見ると2021年に26%大きく伸びたんですよ。
22年が14%増えて、23年と24年っていうのは3,4%しか増えてない。
だんだん増加率は減ってますね。
政府は今年2025年の輸出額目標を2兆円ってしてるんですけど、目標を達成するためには今年1年間で33%増えなくてはならなくて。
10倍増やさないと。
早いうちにある程度白旗挙げて、ちょっと考えましょうっていうのがあっていいんじゃないかって。
過剰修正したほうがいいかもしれないですね。
あとですね、この輸出額を円じゃなくて、ドル換算したとき増えていると言えるのかと。
06:02
もうみんな忘れてるんですけれども、5年前、2020年の年間の平均為替相場って106円台なんですね。
それが昨年は156円台ってことですので、これドルに換算してみるとですね、2021年は113億ドル輸出されていましたと。
それが昨年は96億ドルの輸出ですよって逆に減っちゃってるって言うんですね。
これ農林水産物や食品の輸出をするときの取引通貨っていうのは、他の貿易品はドルでやる場合が多いんですけど、古くから円立てが多いっていうのは知られてるんですよね。
だから政府としてもそう心配することないんじゃないかっていうことなんですが、
輸出業者さんの話によると、円安で現地価格が割安になって競争力が向上しているという声も聞かれるので、足元だとやっぱりドル立ての取引っていうのが増えているんじゃないかなっていう感じですね。
あと昨年の統計で面白いのは輸出先が大きく変化していて、おとどしまでは輸出先ランキング1位は中国、2位香港、3位アメリカ、4位台湾だったんですけど、去年は1位がアメリカなんですよね。
中国は4位に起こってるっていうところが大きな違いです。
それは放射水の影響。
アメリカの需要が増えていて、じゃあアメリカ向けに何が増えているのかっていうと、
今日一部の新聞が、コメ茶碗7億配海外へっていうのを書いてますけれども、アメリカ向けに米国向けに米国が増えているっていう。
ややこしい。
先週の話題にまた続いてですね。
そういったこともあって、和食ブームが続いて、ブームが底力に今変わろうとしているわけですよね。
だから食料自給率って日本は38%、4割にも満たない中でも輸出を増やし続けますよっていう、その動機づけっていうか理由づけを再整理しなきゃいけない時を迎えてるんじゃないかなっていう気がします。
なるほどですね。
アメリカ向けですからね。
米の輸出って、九州からは博多港から香港へ、熊本港からシンガポールへっていう大きな流れが、コロナ前とほとんど変わらないぐらい。
09:00
輸出はコロナ禍でちょっと増えて、その後横ばいですから、日本はぐいぐい増え続けていてですね。
ですから九州のお米はちゃんと九州内でもあるようになっていますから、地域内で誰が悪いみたいなのはあまり言わないようにしなきゃいけない。
なるほどですね。
でもね、本当こういう農林水産物も世界にもしっかり目を向けていかないと、やっぱり日本の国内の需要って減ってるから、生産者の方はとんと大変ですもんね。
生産者の方がすごくグローバル化していてですね。インテリ農家っていうのはめちゃくちゃ増えてますよね。やっぱり海外事情詳しいですね。
わかりました。鳥丸さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間はズームアップ。長崎県立大学教授の鳥丸佐藤さんでした。
落語家の立川翔司です。一週間のニュースの中から気になる話題を題材に新作落語をお送りしているポッドキャスト番組立川翔司のニュース落語。もう聞いていただきましたか?
政治家の問題発言や動物たちの微笑ましいエピソードなどなど、落語の世界でお楽しみください。
アップル、スポティファイ、アマゾンの各ポッドキャストで立川翔司で検索してフォローお願いします。またYouTubeでも聞くことができますよ。
さらに生放送でいち早く番組をチェックしたい方はラジコでRKBラジオ立川翔司キーサイトを聞いてください。
毎週金曜朝6時半から10時まで生放送中です。さらにこの立川翔司ニュース落語は本で読むこともできます。
お近くの書店、ネット通販でお買い求めください。本と音声両方で立川翔司のニュース落語どうぞご引きに。