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鳥丸聡のZoom Up
2023-11-01 12:04

鳥丸聡のZoom Up

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
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この時間はZoom Up、毎週水曜日は九州経済です。
長崎県立大学教授でエコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日は?
11月1日ですから、焼酎あわもりの日とかですね。
あるいは、バルーンフェスタのいよいよ競技会が始まるぞとかですね。
明日から唐津くんちだとか、いろんなのがあるんですけれども。
それとは全然違って、熊と栗についてです。
ちょっとでも本州と北海道、心配ですよね。
九州を除く全国各地なんですけど、熊の出没で人的被害も多数報告されていると。
環境省によると、昔は九州にも月の悪魔が生息していたそうなんですけど、
50年ほど前から生息確認されていないそうです。
林野町の狩猟統計っていうのがあるんですけど、
大分県と宮崎県で捕獲記録があるんだそうですけれども、
DNA鑑定したところ、本州から何らかの形で移入されてきたものであって、
九州由来の個体群というのは、絶滅した可能性が高いとされています。
熊本がいるじゃないかといったつこみはちょっと置いといてですね。
環境省は2012年に九州の月の悪魔絶滅宣言というのを出してるんですね。
絶滅して今いないというので安心される方も多いんですけれども、
一つの動物の種が絶滅するっていうのは、
地球環境レベルで考えると、なんか異変が起きてるぞということにもなるわけですね。
それはそれで別個ちょっと心配しなきゃいけないこともあるんじゃないかと思います。
この熊が人を襲うっていうので、熊って肉食動物じゃないかと思われがちなんですけど、
食べ物の9割以上は植物で、夏場に蟻とか蜂とか昆虫を食べてて、
秋になるとどんぐりなんかの木の実をたくさん食べて、
12月から4月までの冬眠に備えるっていうらしいですね。
今年、熊が民家にまで現れるようになった理由っていうのは、
天候不順でどんぐりが不作だったので、
餌を求めて山から降りてきたっていうふうに言われてますよね。
九州でも猿とかイノシシが都市部で目撃される機会が増えてるんですけど、
一緒なんですよね。
かつては山間部の自然空間と平野部の都市空間の中間に、
この中山間地域の里山があって、そこがバッファーっていうか、
防波堤の役割果たしてきたんだけど、
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人口減少で里山とか山林を維持管理できなくなって、
勢い住宅地に猿だ、イノシシだ、鹿だ、そして熊だっていうのが降りてくるようになったと。
だから中山間地域ではますます人口減少で里山減っていくと思われますので、
今年の熊騒動っていうのは、
もしかすると近い将来の日本の姿っていうのを、
一足早く見せているのかもしれないですよね。
私たち都市住民っていうのも、
過疎対策っていうのは都市部にとっても重要な問題なんだっていうのを、
改めて認識しなきゃいけないんじゃないかと思います。
今回、どんぐりの不作で山から降りてきた熊が、
栗を大量に食べている姿っていうのが多数目撃されているんですけれども、
どんぐりとトゲのあるアマグリは違うんじゃないかっていう気もするんですけれども、
どんぐりも栗も栗のうちですから、
公民するための栄養分としては、熊にはやっぱり必要らしい。
その栗の栽培面積っていうのを農林水産統計で調べてみました。
全国1位は茨城県なんですけれども、2位が熊本県、
4位宮崎県、5位山口県、11位大分県、
九州は栗の産地っていうふうになっていて、
熊本県は全国の収穫量の15%を占める一大産地ですね。
以前、中小企業大学校の人用志向で、
熊本県北部の山ヶ市の栗農家さんと話をしたことがあるんですけど、
寒暖差が大きいほど生育に適しているんだそうで、
ちょっと傾斜したところ、傾斜地での栽培が多いんだそうです。
雑草取りとかしてると何度か転げ落ちたことがありますっておっしゃってましたけれども、
困っているのが熊じゃなくて、
イノシシとのイタチごっこが大変だっておっしゃってました。
イノシシとのイタチごっこ、日本語がおかしいと思うんですけど、
それが大変だっておっしゃってました。
その栗の食料自給率っていうのを調べてみると、
7割弱っていう規模。
先週ちょっと柿の輸出を見ましたけれども、
柿だとかイチゴだとかサツマイモっていうのは輸出を増やしてきましたが、
栗の場合は国内で生産された分はほぼ国内で消費されていて、
輸出はほとんどないと。
国内需要で不足する3割強が輸入品で賄われているって感じなんですね。
そこで国内の収穫量って増えているのか減っているのか調べてみると、
10年前に比べると25%収穫量減ってます。
30年前に比べると7割も減少してるんですね。
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栗の輸入量は増えているのかっていうと、
20年前っていうのまではどんどん増えてたんですけど、
足元10年間は半減してるんですよ。
ということは何が起きているのかっていうと、
国内の私たちの消費量が相当減っているっていうことになるんですよね。
個人的には正月には相変わらず栗キントン食べてますし、
あとモンブランもブームになってて、
栗洋菓とかですね。
食べてるような感じがするんですけど、
世間的には消費量はかなり減っているってことになっています。
これは家計調査ベースで調べようと思っても、
分類がその他の果物とか、その他の和菓子とか、
その他の洋菓子に括られていて、なかなかデータがつかみにくいですね。
一方栗の輸入については、
先月文字政官が特集記事を発表しておられます。
全国の栗の輸入数量は5000トン弱あって、金額で46億円。
輸入数量の1位は中国産。
輸入金額の1位は韓国産。
韓国産と中国産でほぼ100%占めてて、
私たちは栗のことをマロンと言って、
モンブランとかマロングラッセっていうシャレ打つフランス語で
シャレ打つですよね、マロンパイとね。
フランス産の栗の輸入って、
0.0何%っていう、あるにはあるんですけど、ほとんどないという状況です。
中国は栗の生産量、世界シェア75%ということで、
ダントツ世界一なんですね。
ところが韓国からイガイガのついた栗を、
中国は一旦輸入して、人件費の安い中国の工場で皮を剥いて、
日本に輸出しているんじゃないかっていう説もあってですね。
日中間の流通経路ってよく分かっていないっていうのが実態です。
そんな栗の輸入をなぜ文字税関が特集記事で発表しているのかっていうと、
栗の輸入金額は11年連続で文字税関管内が1位と。
港でいうと下関港が全国の43%を占めていて1位。
2位がスイーツどころの神戸港。
神戸港は中国からの輸入が多いんだけど、
下関の場合はフェリーが就航している関係で、
韓国からの輸入が9割弱を占めているっていうことなんですね。
じゃあその下関港に入ってきた栗がどこへ行っているかっていうと、
熊本と、あともう一つ愛媛県なんですね。
愛媛県って栗収穫量2位の熊本県と4位の宮崎県の間の3位が愛媛県なんですよ。
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なんでそこに運ばれていくのかっていうと、
加工場があるから。
食べ物としてはとても珍しくて、
九州の食べ物って素材のまんま大消費地に運んでいって、
大消費地の近くで付加価値の高い加工が行われるっていうのが一般的なんですけど、
栗っていうのは胃があるものですから、
運びにくいっていうのと、
どうしても箱詰めするとスペースが胃がのおかげで空いてしまって、
空気を運ぶような感じになるので輸送効率悪いんですよね。
だから棘が邪魔になって、
実は付加価値の高い加工を産地でやっているっていう、
産地立地型の加工場の立地になっているっていう大変面白いもの。
ぜひ中国、韓国から日本に運んできたら、
その帰り便で魚介類を積んで帰っていただきたいっていう。
韓国向けも2割減ってますので、
なんとか中国ゼロになってます。
中国はいつまで?
30年続くのかどうかはわかりませんけどね。
両者の経済にとって良くないと思うんですが、
鳥丸さんありがとうございました。
この時間は長崎県立大学教授の鳥丸さとしさんでした。
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