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  2. #36 かつて日本の森には、狩り..
2023-04-26 24:08

#36 かつて日本の森には、狩りのプロ「オオカミ」がいた〜日本のオオカミ編その1【ミモリラジオ】

【日本のオオカミ編その1】100年前まで森にいたオオカミ / オオカミの絶滅と、森への影響 / シカ数が増えて何が起こっているのか / 「シカ型植生」に思うこと / 冬にシカが木を枯らしてしまう / その恩恵をキツツキが受けたりする / 自然界の複雑な変化が生まれる / 日本オオカミ協会との出会い / 一般的なオオカミは「ハイイロオオカミ」という種類 / 全大陸にいたハイイロオオカミ / 北極にも山にもどこにでも / ハンパじゃない適応力と亜種 / 一番小さいアラビアオオカミ / 1番でかいシベリアオオカミ / 体長2メートル! / 昆虫やネズミも食べる雑食性 / 群れを作るオオカミと、一匹狼 / 37種類〜68種類もいる / ナショナリズムと種類の多さ / 帝国主義と固有種のつながり / 日本のオオカミ / ニホンオオオカミとエゾオオカミ / 奈良県吉野村の「最後のオオカミ」と異論 / イヌとオオカミのちがいって? / 全てのイヌはオオカミがルーツ / オオカミはいつ家畜化されたのか? / オオカミでもイヌでもない骨 / ヒトに近づいて始まったオオカミの変化 / だんだんヒトに慣れていく「イヌ的オオカミ」 / 見張り役としてヒトを助ける / 農業革命で全てが変わった / イヌ化の中で小さくなる体 / 戦いの能力が減っていく / 内臓もどんどん変わっていく / イヌとオオカミの生態の違い / 子供オオカミを飼ってみた研究 / 内気で逃げる!逃走本能 / 動くものをエモノと認識 / ウシをエモノと認識できない! / 逃げたウシをエモノと認識 / 生まれた時から狩りのエリート! / 訓練が必要になるイヌ / オールラウンダーオオカミ、一部だけ出来るイヌ / 諦めの早いオオカミ・何度で失敗するイヌ / 「狩りを失敗する贅沢」はイヌの特権 / 省エネな生き方のオオカミ / メッシはオオカミ的 / 食べ物を隠すキツネ、限界まで食べるオオカミ / 行動範囲が広すぎるバックパッカーライフ / キツネに靴を盗まれたノダカズキ / 群れ社会とヒエラルキーのオオカミ / 1つの群れにオスもメスもいる / 王様アルファオス・女王様アルファメス / 地位が高いオオカミは威張って歩く / 次回「オオカミ社会の厳しさ」     【今回の写真】 ハイイロオオカミ 群れる習性をもつのに一匹狼。 この不思議は次回あきらかに。     【番組へのご感想はこちら】

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※収録に際しリサーチしておりますが、きままな自然トークのため厳密な考証は行なっておりません。   ※内容は諸説あります。


00:00
ミモリラジオ。このポッドキャストは、自然界から1つのテーマをピックアップして、その面白さを深堀るトーク番組です。パーソナリティを務めます、ミモリのアンディです。
はい、ミモリの野中月です。さあ今回、新シリーズでございます。全4回かな5回かな、それぐらいになるかと思うんですけれども、今回は、かつて日本の森を構成していた、かつて構成していた、今は存在していない生き物について調べていただきました。お願いします。
はい、今回はですね、オオカミについて話していきたいと思います。オオカミを知らずして、日本の自然を語ることはできないし、森を見ることはできないんですよ。
今の日本は、北海道も含めて、オオカミは生息していない、絶滅してしまってるっていう状態だよね。
そう、100年前に日本オオカミとエゾオオカミっていうのが、まあ日本はいたんだよね。
エゾオオカミっていうのもいたんだ。
そう、で、これが絶滅してしまったと。
100年前ってね、生物の時間軸からしたらものすごい最近だよね。
ものすごい最近。で、このオオカミの何が面白いかっていうと、オオカミっていうのは生態系のトップなのね。
なるほどね。
なので、生態系を滑る、まあオオカミってオオカミ信仰とかもあるんだけど、神なの、生態系にとっては。
なので、オオカミの挙動がどういうふうに振る舞うかによって、生態系の下の方がどんどん変わっていくんですよ。
確かに、頂点捕食者っていうやつだよね。
で、日本がオオカミがいなくなったことによって、鹿とかイノシシとかの被害とかがニュースとかで、あとジビエとかを流行らせようみたいな。
鹿の数を何とか減らして森を守りながらっていう話だったりするよね。
っていうのは、こういうオオカミが絶滅したことによって、出てる問題の一つなんだけど。
農業の被害とかもかなり大きいんじゃないでしょうか。
そうそう、畑とかもね、どんどん鹿が来て農作物を食べたりとか。
列車の衝突、車の衝突っていうのも北海道すごい多いですね。
確かに、北海道は鹿対策の保険があるぐらいだからね。
そうそう、これが大体年間6000件ぐらい衝突が起きてますね。
なので、生態系のトップが変わるっていうことは、すごいガラッと下の方も変わるんですよね。
そうだね、動き方全てが変わっていっちゃうよね。
そうそう、僕が調査とかで行くと、鹿型食性っていうふうに呼んだりする食性があって。
へー、どういう?
鹿が食べられる植物を全部食べてしまうのね。
これによって、毒草しか周りに残らないみたいな。
なるほどね。
そういう光景が見られたりするんだけど。
とか、鹿が食べにくい、あんま食べたからない笹みたいな草が一気に増えちゃったりとかするよね。
そうそう、こういう変化が自然の中であったりしますね。
なので、狼がいなくなるっていうのは、この狼がいなくなることにとどまらないんですよ。
そういうことだよね。
例えば、よく鹿が問題視されるのは農業の被害もそうだけど、冬の終わり頃に食べ物がいよいよなくなった鹿は仕方なく木の皮とか食べだすじゃん。
そうそうそうそう。
結果、木が枯れたりしちゃうっていうことも起こったりするし。
そう。でね、生態系にみんなにとって悪いかっていうと、これはそうでもない側面もあって、
はい。
鹿が木の皮を食べてしまうと木が枯れてしまうんですよ。
うんうんうん。
03:00
なんだけど、そこにキツツキが巣を作って、
あー、そうか。
そう、キツツキにとっては住める場所増えて嬉しいみたいな。
なるほどね。
そう、そういうのもあったりするから、本当にこう、だから狼がいなくなることによって複雑な自然界の変化があるのね。
そうだね、そうだよね。
で、今回僕が狼になぜ選んだか、興味を持ったかっていうと、和歌山県に2ヶ月前ぐらいに行ってたんだけど、ここで日本狼協会の人と出会うんですよ。
そんな協会があるんですか。
そう、これね、この人たちは、いなくなった狼の再導入。
なるほど、時みたいな感じね。
そうそうそう、いなくなった狼を日本に再導入して、元の生態系に戻せるんじゃないかっていう風に研究だったりとか、活動してる人たちなんだけど、
この狼の研究者の人たちに今回リサーチもちょっと手伝ってもらったりとかしてて、生の最新の情報も含めて伝えていきたいと思います。
かつて日本の森を構成していた動物、重要な動物、狼について今回迫ってまいります。
はい、お願いします。
まず、狼っていうのはすごい不思議というか、犬なんだよね。
まあまあ確かに、そうだね。
狼を家畜化したものが犬なんだけど、狼は世界中で絶滅まで追い込まれてるんだけど、犬はなんでこんなに愛されてるかとか、そういうのちょっと不思議じゃないですか。
そうだね。
なのでちょっとそういうのも含めて、狼と犬の比較とかも含めてちょっと伝えていきたいと思います。
狼についてなんだけど、一般的に狼っていうと灰色狼っていう種類を指します。
それは日本にはいない狼なのかな。
日本狼も灰色狼の亜種として扱われるんだ。
へー。
なのでアラビア狼とか、シベリア狼とかいるんだけど、これは灰色狼の亜種です。
そのルーツはどこなのかわかってるのかな、灰色狼の。
これは結構全大陸にいて、狼の特徴なんだけど、あらゆる哺乳類の中で最も広い地域に生息してるんですよ。
すごい、適応力がものすごくあるんだね。
人間の次にですね。
おーすごいね、猫身があるね。
人間すごいね。
だから狼は北極にもいるし、メキシコの山奥にもいるし、
あー確かに。
北アメリカ全土、ユーラシア大陸全体。
確かにそこまで行くと北極特に猫の適応範囲より広いね。
そう、広いんだよね。
ここまであらゆる生態系に適応した動物っていないんですよ。
そうだね。
なぜここまで広い地域に住むことができたっていうのは、
さっきアンディ君言ってくれたけど、適応力が半端ないんですよね。
これ半端じゃないね。
なので、亜種。
灰色狼の亜種っていうのは当然数が多いです。
環境に適応していくと種類が増えるからね。
広がっていった後、それぞれの環境に対応してちょっとずつ進化していった。
それが亜種っていうことだもんね。
最小の、世界で一番小さい狼。
気になる。今もいるのかな?
これはアラビア半島にいるアラビア狼だね。
これは体長が1メートルぐらい。
それでも結構でかいね。
体重が20キロぐらいですね。
でかいね。大型犬に入るね。
06:01
そうそうそう、っていう感じ。
一方、大きい狼はシベリア狼が大きいんだけど、
北だと大きくなるんだ。
大きくなる。これは体長2メートル。
でかっ。
で、体重が80キロぐらいなんですね。
ほんとシグマより小さいものの、犬のサイズではないね。
なので、適応する範囲が広いので、それぐらい種類も多様になるっていう感じだね。
で、食事に関しても、
鹿のような大型の動物を食べるものもいれば、
ネズミとか昆虫も食べるんですよ。
昆虫までいくんだ。
そう、狼雑食ですね、一応ね。
そうなんだ。
だって狼は群れのイメージもあると思うんだけど、
30頭からなる群れを作る狼もいれば、
そんなでかい群れも。
そう、一生単独の狼もいるんですよ。
一匹狼ってやつだね。
そうそうそう。
なので、この幅広いっていうのがまず特徴。
確かに確かに。
で、この灰色狼の亜種の数っていうのは、
未だにこれはすごい議論されてて、
確定してないんだ。
してない。
文献に記載されているものだけでも、
37種類から68種類です。
幅が広いね。
で、なんでこんなに種類が多いかっていうと、
これは国家のナショナリズムにすごい関係するんですよ。
どういうことでしょう。
例えば、日本狼は明治時代になってから出てきたのね。
なるほど。
なぜかっていうと、帝国主義の対等によって、
日本固有のものとは何かっていう議論が始まるんですよ。
その時に日本狼っていうのが出てくるんですよ。
これはどこにでもいる灰色狼ではないですよ。
これは日本の狼、日本狼ですよっていう主張をしたっていうことだから。
だからそれまで帝国主義が出てくるまで、
全然日本の固有種なんてみんな考えたことなかったんだけど、
江戸時代まではね。
そうそう、急に分類しだしたんですよ。
なるほどね。
なので、狼の種類っていうのは国家のアイデンティティとともに、
はいはい。
誕生してる場合が多いですね。
日本○○とかって書いてあるものは、
だいたいそういう背景があったりするのかもね。
そうそうそう。
この話もちょっと後で詳しく出てくるんだけど、
これも超面白いですね。
楽しみです。
日本だと、日本狼と江戸狼っていう2種類が存在してたんね。
はい。
一般的には1905年に日本狼は絶滅した。
日露戦争終わったくらいかな。
で、江戸狼は1900年前後に絶滅したと言われてます。
と言う間じゃない?
そう、めっちゃ早いね。
奈良県吉野に最後の日本狼を殺した場所として銅像が建ってるんですよ。
あ、そうなんだ。
そうそうそう。
それも最後殺しちゃったんだね。
殺した場所。
ハンターの人が取った場所だね。
なるほど。
なんだけど、これは狼の研究者の人たちの間に聞いたんだけど、
これは最後の絶滅ではなくて、山って広いし、狼って人を避ける習性があるのね。
それが最後って確定できるかと言えば難しいよね。
昭和初期くらいまでは、逃亡を聞いた人が結構数がいたりとかしてて、
最後の絶滅ではないんじゃないかっていうふうな言われ方もしてます。
ただその頃には、数が増えていけないくらいには減ってしまってたんだろうなって感じだったよね。
09:01
そうそうそう。っていう感じだね。
はい、じゃあちょっと狼について理解していくために、犬と狼の違いについて。
さっきの大きさの比較でもすごかったけどね。
でかいでしょ。
比較してちょっと話していきたいと思います。
犬と狼の違いについてだね。
まず、全ての犬は狼が起源です。
あ、なるほど。
まず持って。
へー。
狼の家畜化によって生まれたのが犬ですね。
なるほど。
で、いつ狼が家畜化されたのか。
はい。
でね、狼は、アンディくんが猫編で喋ってくれたんだけど、
農業革命と一緒に猫って家畜化されてるじゃない?
そうだね。
で、これ狼は農業革命より前に家畜化された唯一の動物です。
唯一なんだ。
唯一だね。
へー。
でね、この狼がいつ家畜化されたかについてはすごい議論があるんだけど、
一応あのヴィルギーのゴイエ洞窟っていうので、
狼とは違う犬のような頭の骨?
犬ではないんだ。
狼でもないんですか?
そう、狼でもないっていう頭の骨が見つかってて、
これが年代測定によって3万1700年前っていうことが示されてます。
かなり昔だね。
この頃に狼がちょっと犬っぽくなってくるんだよね。
狼たちの中でも結構人に懐いたりするようなやつが出てきたということなんだろうね。
ほかのDNAを使った解析では、
中国やヨーロッパで家畜化されたんじゃないかっていう説もあって、
広いね。
そう、なので狼がいつ家畜化されたのかっていうのは、
世界同時多発的?
なるほど、なるほど。
複数の起源があるんじゃないかって犬に関してはね。
なるほどね。
確かに狼の分布も広かったわけだし、
人の分布も広かったわけだしっていうことだよね。
っていう感じだね。
この狼の家畜化については、
最初の家畜化っていうのは、
狼が人間の狩猟グループ、狩猟する人たちだね。
の残り物を漁るようになった時だっていう風に言われていて、
これは研究者ほぼ全て同意しています。
そっかそっか。
まず人に近づかないと始まんないもんね。
そうそう。
この時に人間に対して恐怖心を抱かず、
攻撃性がないっていう答えがちょこちょこ出てくるんだよね。
たまたまね。
そうそう。
なのでこの時点ではまだ犬ではなく、犬的狼。
なんか人についてくる狼。
狼みたいな感じだね。
で、このあるポイントで狼は完全に犬になっていくんだけど、
最初のこの犬的狼っていうのは、
見張り役として役立っていたっていう風に考えられています。
もう人との関わりを持ってたんだ、完全に。
最初そういう風になるんだけど、
犬の生息域の拡大、
これの一番重要な要因が、
農業革命って言われています。
そこでやっぱり農業っていうものが出てくるんだね。
農業によって人間が定住することによって、
番犬が必要になったんだよね。
なるほど。
ここから一気に狼が犬になって、
増えて、
より犬になっていきます。
12:00
なるほどね。
人に飼い慣らされていくようになるんだ、一気に。
この狼の家畜化の初期に、
まず起こった狼の体の変化っていうのがあって、
体が小さくなったことがあげられます。
不思議だよね。
なんでかっていうのもちょっと理由があるんだけど、
狼、犬はデカすぎると意味ないんだよね。
どうって言うと?
人間が食べ物を与えてくれるからさ、
別に強靭な脚力とか、
いらなくなっていくんだ。
そうそう、いらなくなってるから、
戦いの技術がいらないみたいな。
まさに家畜化だね。
牙が弱くなっていくんだ。
そうそう。
っていうのがまず見られますね。
体の中の変化。
そこまであるんだ。
肉食から澱粉食に変わってるんですよ。
もらえたりするから。
野生だと狼って肉しか食べれないのね、基本的に。
そうだよね。
なんだけど、人間が米とかあげるのね。
小麦とか。
なので、消化感が変化します。
だんだん、穀物とかにも適応するようになるんだ。
日本人とアメリカ人の違いみたいなのが一緒で、
狼の蝶は体の4倍の長さになって、
なんでも犬の蝶の長さは体の5倍から7倍。
長くなってんだね。
そう、なので草食になると蝶が長くなるじゃないですか。
食物繊維とかに対応できるように蝶が長くなっていくってことだよね。
だからアメリカ人よりも日本人の蝶の方が長い。
確かに。
みたいなことが犬と狼の間でも起こってるんだよね。
っていうのが家畜化の流れだね。
家畜になっていく中で体も大きく変化していったと修正だけじゃなくて。
小さくかな。
変化が大きかったってことだよね。
っていう感じですね。
次、犬と狼の生態の違いについて話していきますね。
エリック・ツェーメンっていう人が研究者なんだけど、
狼を赤ちゃんの頃から数頭飼育して観察している記録があるので、
面白そう。
今回それを元に狼の生態について話していきます。
まず、狼と犬の違い。
狼は他の種類の動物よりも闘争本能がすごい発達していますね。
それはみんなパッとイメージできると思う。
エリックの観察結果では、赤ちゃんの餌をもらう段階から狼の赤ちゃんって逃げるんだって。
人から?
人から。それどころか日が経つにつれてより打ち気になって、
餌をあげようとしても逃げ回るから大変だったっていう記録であって。
まず近寄ってこないんだね。
一方、プードルの子供も一緒に飼ってるんだけど、
プードルは全く逃走、逃げる行動が見られなかったって書いてます。
なるほど。
この逃走本能の強さっていうのが、強さか弱いか、強いか弱いかっていうのが家畜化になれたかどうかを分ける一番大きなポイントだね。
バトルの逃走ではなくて逃げる方の逃走。
逃げる意識が強すぎる狼だと人間と一緒に暮らせないんだよね。
15:03
そういうことだよね。
っていうのがあったりします。
あと狼の狩猟本能の発達についても書いてあったんだけど、狼は素早く反応する生物を獲物として認識するんですよ。
動いてるものに注意が引き付けられるってこと?
そう、例えば脳兎とか蹄とかパッと逃げるやつね。
そうだね。
そうっていうのを獲物として認識するんだけど、エリックが飼ってた狼は最初牛がノロすぎて獲物として認識してなかった。
そうなんだ。
だから散歩して牧場の横を通ったとしても何も興味を示さないみたいな。
なんだけど、ある日散歩させてたら牧場の牛が急に逃げ出したんだって、群れで。
この時に初めてこの狼は牛を獲物だと認識するように、それから追いかけるようになったんだって。
結構そういう肉食の動物ってそういうところがあるよね。猫もそうだし、あとヘビとかもじっとしていたら獲物を認識できなくなったりするって聞いたことがある。
これが獲物を見分けるための発達過程が素早く反応するかどうかっていうのを見て覚えていく。
相手がすごく早く動くかどうか。
そうそうっていう感じだね。
この狼と犬の違いの狩りについてなんだけど、狼は狩猟の技術を学ぶのがえげつなく早いらしいです。
学習スピードが早いんだ。
生まれた時からすぐ狩りのエリートとして自分で狩りをしていくんだよね。
生まれた時から?
最初はもちろん餌を与えるんだけど、犬と比べた時に狩りの技術がすげえ高い。
一方犬は狩りの技術が低いし、人間が訓練をしてあげなければうまく獲物を獲れるようにならないんだよね。
なので狼は誰が教えたわけでもないけど最初からプロフェッショナルっていう。
そうなんだ。
狼だと全部できるんですよ。狩りにおいて走るとか仕留めるとか追跡するとか。
待つもできるよね。
待つもできる。全ての分野においてプロなんだけど、犬は狼の狩猟の技術の一部だけできる子が多いんですよ。
例えば捜査犬っていうのは捜査を犯人の残した跡をたどるのに特化してるし、
あとグレハンドっていうイギリスの貴族がね。
めちゃくちゃ足早い。
遅い犬だよね。
これは素早く追いかけることに特化してたりとか。
確かに。
あとレトリバーっていうのは獲物を捕まえて戻ってくるときに獲物を壊さないようにそっと食われて持ってくるっていうのに特化してるみたいで。
得意なんだ。
犬は狼の分野のうち一部分だけを特化させてるっていう感じだね。
狼はその点オールラウンダー万能なんだね。
万能万能。
あと犬に比べて狼は諦めるのがめっちゃ早いです。
そうなんだ。
自分が捕まえられない獲物を二度と追わない。
合理的だね。
これ書いてあったのが、脳兎を一回無理だったんだって。
この飼ってる狼が。
そっから二度と追わなくなったらしい。
そうなんだ。
一方犬は何回も逃げる脳兎を山を越えて谷を越えて追跡して失敗して戻ってくるんだって。
18:08
最後は失敗しちゃうんだね。
また何回も追いかけるんだって。
ある種食べ物が少なくて、生きていくのが厳しい自然環境の中だと犬みたいな生き方をすると最後ガシしちゃったりするよね。
そうなんだよね。
だからこの作者が言ってて、文章でね。
狩りを失敗するという贅沢は犬にだけ許されている特権であるっていう。
そういうことだよね。
すごいよね。
失敗してもご飯がもらえるからこそできる動き方だよね。
そう。
しかも狼は疲れないですね、常に。
疲れない?
疲れない状態を保つ。無駄に追いかけないから。
そこももうエネルギー節約でいくんだ。
そう。
サッカーのメッシーが、みんな1試合で11キロ、12キロ走るんだけど、メッシー7キロぐらいしか走ってないんだよね。
そうなんだ。
ここぞっていう時にしかメッシーで走らない。
狼的だね。
超狼的だなって思って。
そうなんだ。
疲れないっていうのは1つ何かを達成するプロフェッショナルのポイントだなって僕は狼を読みながら思ってました。
逆に成功する確率とか、成功してゲットできる獲物の大きさとか、そういうものから総合的に判断して、今っていう時にだけ全力を出すんだよね。
そのセンスはすごいよね。
すごいよね。狩りのプロなんですよ。
確かに。
あとね、狐も実は狼と同じイヌカに属するんだけど、狐と狼の違いの実験結果もあったので、ちょっと紹介しておくと、
どっちも野生動物肉食だよね。
そう、どっちも野生の肉食でイヌカ。
で、食べきれない量の餌を狼と狐の前に置くんだって。
贅沢だね。
そう、そしたら狐はね、食べ物を隠すんですよ。
隠すんだ。
一方、狼は腹ちぎれるぐらい食うらしい。
食いだめするんだって。
食いだめする。
で、この違いが縄張りの広さで考えられていて、狐っていうのは縄張りがすごい狭いんですよ。
なので、縄張りが狭いので隠しておいても、後で拾うことができるのね。
そうだよね。
一方、狼っていうのは結構すごい縄張りが広くて、100キロ平方メートルから1000キロ平方メートルぐらい。
広い。
一方ね、狐は12キロ平方メートルぐらいですね。
1日で移動できるね、余裕で。
そうそう、っていうぐらいなんだけど、狼は同じところに戻ってくるのが1週間とか経っちゃうんですよ。
確かにその状態だと肉の保存できないもんね。
そうそうそうそう。
なので狼にとっては保存っていう技術はすごい非効率なんですよ。
そうだね。
すぐ腐っちゃうから。
バカ食いするっていう。
だから縄張りの広さによって、餌に対する向き合い方も違うんだよね。
そうだねそうだね。
餌を自分の手の届くところに保管しておくか、それかバックパックみたいに詰め込みまくって自分が移動するかっていうのが違いで見られました。
へー。
面白いよね。
面白いね。
そんなに移動する範囲が広いとは思ってなかった。
し、狐もそんだけ狭いなって思ったね、野生動物としては。
21:02
そうだよね。ちなみに僕調査中に、狐に靴盗まれてるからね。
靴盗まれたの?
そう。
革靴じゃなかったよね、多分。
革靴じゃない、普通のランニングシューズみたいなやつ。
合成繊維の?
合成繊維の。
匂いがするやつを全部巣に持っていくんですよ、狐って。
そうなんだ。
結構だからキャンプとかでも、狐に服持ってかれたとか多いと思うんだけど。
狐の巣とか見てみたいね、そういうの。
ね、見たいよね。
いろんなものが溜まってそうだよね。
そうそう、これね、狐の靴屋さんっていう風に業界とかで言われたりする。
そんなみんな持ってかれるんだ。
結構あるある。
へー面白い。
以上、狼と犬と狐についての違いを見てきたんだけど、
狼の生態について見ていこうかなと思います。
今までの話もだいぶ狼がどんな生き物だったのか迫ることができたと思うけど。
狼は基本的に群れの生き物です。
完全にピラミッド社会なんだよね。
逆に一匹狼っていう言葉みんな聞いたことあるから、あんま群れってイメージ持ってる人少ないかもしれない。
そうだよね。
基本的には群れ。
その群れから省られたのが一匹狼だね。
そういうことだよね。
基本的に。
このオスのピラミッド構造とメスのピラミッド構造の2つのピラミッドが合体しているのが狼の群れです。
つまりその1つの群れの中にオスもメスもいるっていうことなのか。
そうそう。
それはクジラとかとは全然違うね。
全然違うね。
オスのトップに君臨するのがアルファオスって言われてます。
王様だね。
そう、メスのトップがアルファメス。
女王様だね。
このピラミッドの中の序列がすごい厳しくて、
まじで人間社会とめっちゃ近く思えちゃうのね。
なんだけど、人間界を重ねることは、
愛にはね。
そう、愛にはやるのは良くないよねって話をミモリラジオで何回かしてきてるけど、
この狼に関しては人間と同じすぎてすごいですね。
例えば、地位が高い狼は姿勢を高いんですよ、歩く時に。
姿勢?
尾張って歩くんだ。
そう、尻尾を上に上げて歩くんですよ。
地位が低い狼は逆に体勢を低くして耳を後ろに寝かせた状態。
服従してるんだね。
そう、っていう状態で歩くのね。
なるほど。
なので、1対1でいる時はもちろんなんだけど、
群れで大きな餌を食べてる時、
もう順位が低い狼はすごい体をすぼめて、
距離を置いて、このアルファが食べるまで食べないんですよ。
アルファっていうのは王様ってことだね。
王様が食べるまで食べないのね。
そうなんだ。
完全に序列が決まってます。
序列はどうなんのようにして決まっていくんだろうね。
っていう話を次回していこうかなと思います。
次回はこの群れを構成する役割。
アルファオスとアルファメス。
その下にいろんなオスとかメスとかがいたりするんだけど、
どういう風に順位が決まるのかとか、
そういうものについて話していきたいと思います。
狼社会の厳しさがいろいろ聞ける気がします。
人間社会の厳しさも感じちゃう。
世知辛いんだね。
24:01
楽しみです。よろしくお願いします。
24:08

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