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2025-08-20 12:15

九州とアフリカ

エコノミスト 鳥丸聡
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00:28
この時間は、Zoom Up毎週水曜日は九州経済です。
横浜で、今日から3日間、第9回アフリカ開発会議が行われます。
今日は、このアフリカ開発会議にZoom Upしていきます。
エコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
よろしくお願いします。
このアフリカ開発会議第9回目なんですけど、
TICADと言われていて、最初のTが東京の頭文字なんですね。
東京インターナショナルカンファレンスオンアフリカンディベロップメントということですから、
日本政府が主導してきたアフリカ開発をテーマとする国際会議ということになります。
これまで日本企業の世界展開というのは、どちらかというとアメリカ中心だったわけですね。
ところがトランプ政権が保護主義に傾く中で、アメリカ一辺倒というのはいかがなもんかと。
今やリスク要因に変わってしまった感があるわけで。
一方、最後のフロンティアと呼ばれるのがアフリカなんですけど、
54カ国の独立国があって、面積が日本の80倍で、九州の830倍と広くて、
人口が14億人。ですからインドや中国とほぼ同じくらい人がいて、
2050年には世界人口の4分の1をアフリカが占めるだろうと言われてるんですね。
しかもアフリカの平均年齢はなんと19歳。
平均年齢は19歳。今の日本は50歳っていうことなんですけれども、
グローバル展開する企業さんにとっては、新しいお取引先として検討するということもとても大切だと思うんですね。
しかも思い浮かべれば、アフリカの形っていうのがちょっとだけ九州に似ていないこともないっていうことですね。
ちょっとだけ新規感を感じる方も少なくないかもしれない。
日常生活でアフリカを身近に感じる機械ってあまり多くありませんが、
スマートフォンとか自動車の部品に不可欠なレアメタル。
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これは大量に輸入されていますし、最近お高くなってしまったチョコレートの原料になるカカオ豆っていうのはガーナからですね。
毎日飲んでいるコーヒーの豆もエチオピア、タンザニア、ケニアから輸入しています。
アフリカ最大の工業国っていうのは南アフリカなんですけど、
日本でもトヨタ日産進出して工場を作っているんですけれども、
ドイツの自動車メーカーのフォルクスワーゲンとかベンチとかBMWの工場を置いていて、
日本に一部は輸出していますから、
日本の走っている一部のドイツ車は南アフリカ産ということになっているんですね。
あるいは福岡県はガーベラの花、色鮮やかな花ですけど、
生産全国第2位で、熊本県がスイカの生産日本一で、
鹿児島県は今が旬のオクラの生産が日本一なんですけれども、
これらはいずれも原産地がアフリカなんだそうです。
だそうですっていうのは、ティカッド開催に合わせて、
外務省が日本とアフリカっていうパンフレットを作成していて、
その中に載っていました。
でも割と身近なところではルーツがアフリカっていうのは結構あるということだろうと思います。
そんなアフリカと九州の貿易関係どうなっているのかっていうので、
アフリカ54カ国と文字税関長崎税関の貿易統計を検索しまくって、
エクセルにダウンロードしてまとめてみました。
まずは全国で同じ傾向でわかりやすい九州の輸入からですけれども、
昨年の九州のアフリカからの輸入は1000億円。
九州の輸入総額の1%ですね。
輸入が多い港っていうのは、
1位文字港、2位戸端港、3位大分港。
これね、とってもわかりやすいんですよ。文字、戸端、大分って。
全国と同じ傾向なんですけど、
南アフリカとかナイジェリアからアルミニウム、
自動車や産業機械の原料になりますけど、
それとか製鉄所で酸が発生しますので、酸抜くための脱酸剤として使われる合金鉄ですね。
あるいは赤道ギニアやアルジェリアからは天然ガスとか石油製品で、
鉱物資源とか地下資源の輸入が多いっていうことです。
これは全国と同じ傾向です。
一方、去年の九州からアフリカへの輸出、
金額は2500億円あって、
九州の全輸出額に占める割合はちょっとだけ高くて2%。
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多いのか少ないのか分かりにくいんですけど、
何を輸出してるんでしょうか。
その前に、去年一度このコーナーで九州のインドドっていうのを取り上げたことがあるんですけど、
九州からインドへの昨年の輸出額は2200億円ですから、
インドよりはアフリカの方が輸出額は若干大きくなってるんですよね。
ただ、インド1カ国とアフリカ54カ国を比較すること自体どうなのかっていう問題があるんですけど、
ここから九州のどこの港からアフリカに何が輸出されているのかっていうことですけど、
これ見てみるとちょっと驚きました。
一般に九州から輸出が多い港っていえば博多港や文字港が定番なんですけれども、
アフリカへの輸出になると博多港は第5位、文字港第4位なんですね。
じゃあ1位、2位、3位は九州のどこの港で一体何を輸出しているのかっていうことなんですが、
多分佐賀県と長崎県の県庁職員さんがピンとくると思います。
1位は港が今里港です。
3位が佐世保港なんですね。
今里と佐世保の共通点って何なのかっていうと、
大阪に本社を置く名村造船所の貨物船の造船工場があるっていうことですね。
名村造船所っていうのは1970年代に今里に進出して、
昨年は10隻貨物船を西アフリカのリベリアに輸出しています。
11年前の2014年にSSK、佐世保重工業を完全公開社化してますけれども、
昨年佐世保からは8隻の貨物船をリベリアに輸出しています。
リベリアなんですけど、リベリアニュースに登場するときはクーデターだとか内戦だとかですね。
日本大使館が閉鎖されてガーナ大使館が兼務しているとかですね。
10年くらい前はエゴラ出血熱が流行して大変だとか、
世界最貧国の一つとして登場することが多いと思います。
ところがそのリベリア向けの船舶の輸出が、
九州からアフリカ向け輸出の52%半数を占めている。
なぜかというとですね、
貿易論や世界経済論の定期試験では定番問題になっているんですけれども、
貨物船の事故があった時にパナマ船石とかリベリア船石という言葉をよく耳にするんですけれども、
あれは実質的な船主さんが他所にいて、欧米にいて、
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ペーパーカンパニーを中米のパナマや西アフリカのリベリアに設立して、
帳簿上だけで船主になっているためなんです。
いわゆるタックスヘイブン、
租税回避地としてリベリアに貿易統計所を輸出しているだけで、
実際は欧米の貿易会社が購入代金を支払っているということなんですよね。
ですから統計だけ見ると、輸出の実態がよくわからなくなってくるというところがあるんですけど、
ちょっと怪しげなデータなんかもいろいろあるわけですが、
輸出に良いのは大分港というのは、むしろアフリカ東海岸で経済の中心であるケニアがあります。
ケニア向けの鉄鋼の輸出というのが多くて、
これは日本製鉄大分工場で生産された鉄が輸出されている。
九州の貿易に占めるアフリカの実質的な割合は小さいですけれども、
2050年には世界人口の4分の1を占めるのはほぼ間違いない。
4分の1というのを聞いた時に思い浮かべるのが、
世界のイスラム教徒の数も人口の4分の1いるんですよね。
ですから、新しい販路開拓先として、
ムスリム向けのハラル認証だとか、
同時にアフリカ向けの貿易や投資というのは、
私たちはもっと勉強しておく必要があるんじゃないかと思うんですね。
特に次の世代を担う若い人たちには、
こっち50歳で勝負しても話になりませんので、平均で言うと。
9歳の人たちと話し合うには若い人たちがうってつけだと思いますから、
ぜひ、今日から横浜市で開催される第9回の機関と、
アフリカ開発改良きっかけとして、もっと学んでほしいなという気がします。
グローバルサウスとしてもすごく注目されているところ。
あれなんとしても、インドとアフリカというのを味方にしておかないと。
そうですよね。
その会議ではどんな話が出てくるのかというところも踏まえて注目したいと思います。
鳥丸さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間はエコノミストの鳥丸さとしさんでした。
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