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九州とASEANの関係
2025-09-03 12:33

九州とASEANの関係

エコノミスト 鳥丸聡
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00:26
この時間はZoom Up、毎週水曜日は九州経済です。
9月1日から2日間、中国を中心とした上海協力機構の会議が、天津で行われまして、
州主席が多角的な貿易関係をと呼びかける場面もありました。
今日は、その貿易関係にZoom Upしていきます。
エコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
よろしくお願いします。
上海協力機構主の会議で、習近平さんが何をおっしゃったかというと、
WTO、世界貿易機関を中核とする多角的貿易体制を守るように呼びかけた。
平たく言うと、貿易のルールに乗っかって、グローバル化を進めましょうということを言った。
特定の人物に対して言ったんじゃなく、WTOに言ったんですね。
日本から見ると、どの口が言うというふうに、ツッコミたっぷりのセリフなんですけれども、
トランプ政権が国内第一主義を掲げて、WTOをガン無視し続けている中では、これは正論というふうに言えるかと思います。
その多角的貿易体制という点で言うと、中期的にはインドですね。
長期的にはアフリカとの貿易が重要になってくるというのは明らかなんですけれども、
日本、そして九州にとっては、中国とインドの間にあるアセアン、東南アジア諸国連合10カ国とどのように付き合っていくのかというのが大きな課題だと思います。
このアセアンで一つ頭に入れておきたいのは、実は東ティモール、人口140万人の国なんですけど、
来月正式加盟しますので、アセアン10カ国じゃなくて11カ国になる予定です。
ただですね、文字時代感から東ティモールへの昨年の輸出額を調べてみたら300万円で輸入はゼロというふうになっていますので、
基本体制に影響はないというふうには考えていいかと思います。
一般にアジアとの高い九州という時ですね、アジアっていうのは中国、韓国、香港、台湾メインなんですよね。
アセアンっていうのはどちらかというとおまけ扱いされてきたっていうところがあって、
03:07
ただですね、アセアン人口7億人になるんですけれども、軽く見てはいけないっていう一つのデータがあります。
何でしょう。
日本のGDPっていうのは2010年に中国に追い越されて日本3位になって、
今では中国っていうのは日本の4.7倍のGDPなんです。
ものすごい差がついちゃって。
さらに一昨年ですけれどもドイツに日本を追い越されて、今のところ世界4位にランクダウンしてるんですけれども、
今年はおそらくインドに追い越されるだろうっていうふうに言われています。
これ全て国単位で見たときのランキングなんですけれども、
IMF国際通貨基金の見通しによると、今年アセアン10カ国合計した名目GDPは日本を上回るだろうと。
そしてインドと並ぶ規模になるだろうっていうふうに言われてるんですよね。
アセアンって20年前は日本の4分の1ぐらいなんですよ、経済規模が。
それがもうキャッチアップされて追い越されていくっていうことですけども。
で、また先々週ちょっとアフリカを取り上げたんですけど、
アフリカの平均年齢って19歳って大変若いっていうことを確認したんですよ。
アセアンもそこまでは若くないんですけれども平均年齢は31歳と若い。
いやー若い。十分若い。
若い。日本人の平均年齢50歳ですから、
アセアンと取引するときは息子か孫と対等の立場で交渉しなきゃいけない。
ましてや政治の世界なんか見るとおじいちゃんたちがいろいろやっててですね、
これは勝てんわっていうふうに思ってしまうわけですけども。
貿易についてですけれども、昨年の九州のアセアンへの輸出額っていうのは1兆6千億円あります。
多いのか少ないのかわかりにくいんですけれども、九州からの1位の輸出先って中国ですが、
これ2兆5千億円です。
2位の韓国向けが1兆9千億円、3位のアメリカ向けが1兆7千億円ですから、
3位のアメリカよりアセアン向けはやや少ないかなっていう感じなんですよね。
ですから九州の高いアジア度の本質っていうのは、高い中国度と高い韓国度で説明できて、
同じアジアでもアセアン度っていうのはあまり高くないのが実態です。
ただですね、今年のトランプ関税による台北輸出が減少することを考えると、
06:00
九州からのアセアン向け輸出額はアメリカを追い越すんじゃないかっていう気がして、
今7月までの貿易統計発表されてるんですけれども、
1月から7月までの文字税関からの輸出額を調べてみると、
アセアン向けが8千2百億円、アメリカ向けが7千7百億円。
すでに逆転してるんですよね。
自動車のアメリカ向けの輸出関税不透明ですけれども、
九州にとって台北貿易のポジションっていうのが、
アセアン以下になる大転換期を迎えているかもしれないですね。
全国ベースで見ると、まだ7月までの合計だと、
やっぱりアメリカの方がアセアンより多いっていう状況ですけども、
九州はすでに逆転しているっていうことですね。
アセアン貿易にもっと力を入れて、
習近平さんの言うところの多角的貿易体制を一気に押し進めたいところですが、
じゃあ何の輸出を増やせばいいのかっていうことになります。
現時点で九州からアセアン向けの輸出っていうのは、
鉄鋼と半導体、これで4割を占めています。
その一方、食料品の輸出ってたった1.3%なんですね。
輸出全体に占めるわけです。
九州からの食品輸出って言ったら、
苺だとか梨だとか、かんしょう、卵、牛肉といった素材から加工品で言えば、
ビール、アイスクリーム、魚肉ソーセージ、味噌醤油からペットフードまでですね。
アジア向けの輸出が増えているっていうのは、よく知られているところですけれども、
それらの輸出先っていうのは、ほとんど中国、韓国、香港、台湾向けなんですよね。
近年輸出が急増している、
ブリだとか緑茶っていうのは、これはアメリカ向けの輸出で支えられていて、
なかなかアセアン向けの食品輸出っていうのは、増えていない状況にあります。
で問題ですと、
では、強いて九州からアセアン向け輸出が増えている食料品を一つあげなさいと言われれば、
何をあげるでしょうか?っていうことなんですが。
九州からでしょ?
フルーツです。
苺!
じゃないです。
それは一部はやっぱり香港とか中国、台湾向けですね。
え、ぶどう?
ぶどうもですね、輸出はされてるんですけれども、
これもやっぱりアセアン向けではないんですよね。
福岡県の収穫量は、
千葉川流域の産地を中心として、
福岡県毎年全国の産地ベスト3に入っています。
で、ライバルは和歌山県と奈良県。
09:03
はいはいはいはい。
奈良県といえば、
法隆寺。
で、金が鳴るなりですね。
わかりました。
柿ですね。
なるほど、柿。
柿っていうのは、タイに向けて、タイです。
博多港だけじゃなくて、
最近はですね、
バンコク向けの直行便が飛んでますので、
福岡空港からの輸出も増えています。
輸出額っていうのが、
20年前はたった500万円だったんですけど、
10年前は2500万円になって、
去年は1億5600万円輸出されています。
ホップ、ステップ、ジャンプがすごいですね。
そうですね。
輸出のピーク、10月から12月っていうことですから、
これからの時期が、
輸出どれだけ増えるか楽しみっていうことですね。
なんで柿がそんなに増えたんですか?
やっぱりタイは、
タイの方々がインバウンドで来るのが一番まず多いんですよね。
で、こっちで甘い柿を食べて、
やっぱり中国は世界最大の産地ですけど、
中国産とは全然甘さが違うっていうので、
なるほど。
値段高い。
だから贈答品なんかで相当使われてるっていうことらしいですね。
一方、インバウンドでも29万人の方がアセアンから入国していて、
これがだんだん増えてきているっていう状況ですね。
インバウンドが国内で消費するお金っていうのは、
個人消費じゃなくて輸出にカウントされるようになっていますので、
インバウンドが増えれば増えるほど、
輸出が増えるっていうことになります。
アセアンからのインバウンドの増加っていうのを、
九州産の食品輸出につなぐっていった工夫を凝らしながら、
中国、韓国、香港、台湾以外のアジア向けの販路開拓に努めて、
トランプ政権へのちょっとした嫌がらせみたいなアンチテーゼとして、
WTOを中核とする多角的貿易体制を推進していきたいなと思いました。
でも今頃日本の経済の発展にもつながっていくでしょうから、
販路拡大マルチにしておいたほうがいいですよね。
中国がすでに触手伸ばしてますので、
負けないようにしなきゃいけないと思います。
鳥丸さんありがとうございました。
この時間はエコノミストの鳥丸さとしさんでした。
店長、ドラム式洗濯機、決算価格の値札に貼り替えておきました。
えっ、これ値下げしすぎじゃない?
決算ですから、勢いで赤字で書き換えちゃいました。
次、この4Kテレビも。
はっ!
ちょ、やりすぎだって!
買うなら今しかない!
山田の本気の本決算セール!
お買い上げありがとうございます。
12:33

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