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2025-01-08 11:59

今年の九州経済

長崎県立大学教授エコノミスト 鳥丸聡
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この時間はZoom Up、毎週水曜日は九州経済です。
今年は、TSMCの第一工場稼働、シリコンアイランドへと良いニュースもあれば、トランプ時期大統領の自動車の関税引上げなど、良くないニュースもあるということで、今年の九州経済どうなるのか、Zoom Upしていきます。
長崎県立大学教授の鳥丸聡さんです。
鳥丸先生、明けましておめでとうございます。
おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、今年の九州経済どうなるのか。
そうですね。日本経済の今年の目標というところから見ると、賃金を引き上げて、物価上昇は抑えて、トランプ新政権に柔軟に対応するっていうことに尽きるかと思うんですけれども、
九州の場合だと、トランプ政権の関税引上げが九州の自動車輸出に与えるマイナスの影響と、
TSMC第一工場本格稼働をしましたので、それと第二工場がまもなく本格着工をしますので、これがシリコンアイランドに与えるのがプラスの影響。
プラスとマイナスが綱引きしながら最終的にどっち転ぶのかっていうのが注目されるっていうところですが、
どうしても世界経済自体が不確実性を高めていますので、目線が近いところ、近視眼的になりがちなんですよね。
そこで、中長期的な観点から、今年の九州経済の注目点を三つの視点ぐらいで考えてみたいと思います。
一つ目は、正念場を迎える九州の自動車産業なんですが、
九州の自動車は半導体の生産や食料品の生産を超えて、九州の主力産業になっちゃったんですけれども、
今年4月に日産自動車九州工場の創業開始から50年を迎えるわけですが、
トランプ政権の関税引上げにどう対応すればいいのかっていうことばかり話題になっているんですけど、
私がむしろ心配なのは別なところにあって、トヨタ本社が発表してるんですが、
トヨタ九州とは別に、2027年からレクサスの上海生産を開始するっていうんですね。
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今のところ中国で販売されるレクサスって日本から輸出していて、
日本でレクサスの最主力工場って言ったら、トヨタ九州ですよね。
もしかするとレクサスの中国向けは、上海で生産するんじゃないかっていうのは、
去年の夏から噂としては流れてたんですけれども、
中国景気が低迷しているのと、BYDとかXiaomiとかEV先行メーカーとの競合が激しいので、
なんかフェイクニュースじゃないかなっていうふうにちょっとかんぐっていたんですけれども、
年末クリスマスイブに国内でも一斉にこのことが報道されて、
やっぱり火のないところに煙は立たない。
そうですね。
昨年7月にはトヨタが神田町に次世代電池。
トヨタは全個体電池っていう表現してないんですけれども、
次世代型の電池工場建設っていう報道があったばかりなので、
今回のEVレクサス上海生産っていうニュースが、
レクサス専用工場となっているトヨタ九州の、
レクサスの輸出にどんな影響を3年後くらい与えるのかっていうのがちょっと心配で、
だから足元ではアメリカ向けがどうなるのか。
3年後くらい中国向けがどうなるのか。
それによってトヨタ九州の立ち位置ってどうなるんだろうっていうのが、
ちょっと心配だなっていう感じですね。
それが一つ。
それが二つ目が、55年ぶりに大阪万博っていうのが開催されることになるんですけども、
もう2、3ヶ月後ですけども、
九州の外食産業がどう対応しようとしているのかっていうところなんですね。
前回の大阪万博って1970年、私は小学校4年生ぐらいだったと思うんですけども、
当時日本は国内の飲食業を保護するために、外資系の飲食店の参入を阻止していたんですね。
ところが万博を開催するっていうのは、開かれた国家イメージっていうのをアピールしていかなきゃいけないので、
万博の会場内で外食産業の門戸を海外に開いたんですね。
会場に最初に参入してきたのは、アメリカはケンタッキーフライドチキンっていうところで。
翌年以降は、ミスタードーナツだとかマクドナルドマックっていった、
米国資本が相次いで日本市場に参入してきて、
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ホテルだとか空港には外資系のレストランの参入が相次ぐようになったんですね。
それに対抗したのが、福岡本社のロイヤルだったんですよ。
ロイヤルホスト1号店、2号店っていうのを福岡市と北九州市にオープンして、
全国展開をバーッと始めて、外資系飲食店とガチで競争するっていうふうになったのが、
そのきっかけが55年前の大阪万博。
防線一方だったんですね、日本の市場。
3ヶ月後、4月に大阪万博開幕しますけれど、
面白いのは、55年前に防線一方だったロイヤルホールディングスが、
万博イヤーのことし半ばに、
寿司業態のアメリカ1号店をカリフォルニア州に出店するっていうんですね。
アメリカで本格和食レストランと手巻き寿司店の2業態の展開を検討中ということです。
和食ブームにも乗って、今は55年前の大阪万博をきっかけに攻め込んできたアメリカに、
今年は攻め込むだけの経営ノウハウをこの間に身につけたっていうことで、
これが果たしてどうなるのかっていうところが注目されるんじゃないかと。
食料供給基地だけじゃない九州みたいなところを、
海外にどれだけ示せるかっていうところですね。
3つ目の注目点が、九州新幹線と北九州空港の連携強化です。
インフラ面で今年注目されるのは、
3月10日JR西日本の山陽新幹線博多延伸50年と、
福岡空港第2滑走路供用開始っていうのが話題になるのは間違いないんですけれども、
九州新幹線の貨物とお客さんを一緒に運ぶってやつですね、新幹線。
それと北九州空港のエアカーゴによる貨物専用機。
これで輸出をしていくっていうですね、
北九州空港大作戦って北九州では呼んでるんですけれども、
これに注目したいと思います。
青山学院大学みたいですね。
JR九州っていうのは4年前2021年に九州新幹線で
過客交際サービスを開始してるんですけれども、
今年の過客交際事業はグローバル展開されるっていう点で
スケールが全然異なります。
アメリカの物流大手UPSの日本法人が、
北九州空港に発着するUPSの国際貨物機と、
九州新幹線を組み合わせて、
南九州で集荷した食材をその翌朝には、
アジアに届ける配達サービスを始めるっていうんですね。
具体的に鹿児島中央駅で商品を新幹線の業務室に乗せて、
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お昼過ぎに出発して、博多駅でトラックに乗せ替えて、
北九州空港には午後5時前には到着して、
それをUPSのエアカーゴで関西国際空港経由で、
中国の新船国際空港まで運ぶと。
そうすると翌日の午前2時前には到着しちゃうってことですから、
鹿児島中央駅から新船国際空港までわずか半日で輸出できると。
新船国際空港ってのはUPSのアジア地域の拠点空港ですから、
新船を経由してシンガポール、マレーシア、クアラルンプール、
バンコク、インドのムンバイとか、
その日のうちに転送が可能ってことです。
結構ハブにもなってる空港なんですね。
もうハブ空港ですよね。
だから面白いのは、北九州空港自体がハブになるんじゃなくて、
ハブ空港を利用することで、
北九州空港が世界に展開されていくっていう形です。
しかも中国政府は今年前半に、
日本産水産物の輸入を再開するっていう検討に入っていますから、
極めてタイムリーと。
今年、福岡市の天津ビッグバン博多コネクティブで話題満載になるのは間違いないんですけども、
昨年60年ぶり人口転入超過になった北九州市の反転攻勢っていうところも、
大いに注目したい新年で。
それだけじゃないトランプ政権だとか、
TSMCだけじゃない九州に脱皮するのに、
ふさわしい見どしになるんじゃないかなと思います。
期待したいですね、そこはね。
すごい楽しみですね。
鳥丸さんありがとうございました。
ありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。
この時間は長崎県立大学教授の鳥丸さとしさんでした。
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