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この時間は、Zoom Up毎週火曜日は経済です。
大阪・関西万博が4月13日から始まるということもあって、3カ月切りましたね。
先週日曜日には、会場に直接アクセスできる唯一の鉄道の駅、湯嶋駅が開業ということ。
そして、石破総理が名誉会長も務めていますが、視察に訪れたりと準備が進んでいるということですが、このビッグイベントの経済効果についてZoom Upしていきます。
明治大学教授でエコノミストの飯田泰之さんです。
飯田さん、おはようございます。
いよいよ大阪・関西万博まで3カ月を切ったという状況になりましたね。
そうですね。その一方で、なかなか課題も残っておりまして、各パビリオンの建設がかなり遅れているという状況なんですね。
おそらく開業、スタートまでには整備されるかと思うんですけれども、パビリオンの整備がギリギリになればギリギリになるほど、チケットの販売に響くんですよ。
これは万博のホームページをご覧になっていただくとわかるんですけれども、まだ各パビリオン、完成予想図があって、ざっくり何をやるぐらい書いてないんですよね。
それだと行こうという気がなかなかそがれちゃいますね。
テーマパークではないんですけれども、普通、例えばユニバーサルスタジオ、ジャパンでもディズニーワールドでも、乗り物から風景からお店まで詳細な情報があって、
あ、私ここに行きたい。僕はここに見に行きたいという気分になって、やっとチケットというのは売れるものですから、なかなか、完成が遅れたことで前売りの販売というのに、かなり響いている状態です。
これはですね、その一方で、じゃあもう大阪関西万博うまくいかないんじゃないかというふうに言っていたり、誰が行くんだみたいな声も聞こえるんですけれども、
これね、実は1970年代の大阪万博のように、全国民が期待したみたいな状態じゃないのは確かなんですよ。
これは1964年東京五輪と2020年、2020年、結局ずれちゃいましたけど東京五輪の性質が違ったように、全国民注目してるわけではないと言われるんですが、
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実は2005年に開催された愛知万博、愛知急波というやつ。こちらも事前には、もう死体失敗だ、いいことないみたいな評価だったんですが、
この時何が起きたかというと、やはり事前の公開や説明というのがそれほど十分ではなかったこともあって、最初空いてたんですね。
当たり前なんですが、会期が始まるとパビリオンの中身が明らかになり、またいろんなメディアが取材をすると、面白そうっていろんな人が感じる。
そうするとじわじわ増えてきて、会期後半だとかなり混雑も見られた。
これは全然経済効果と関係ない話として、もし行くのであれば、なるべく会期中の早めに行ったほうが快適に見られる。
そうですね。じっくり見られそうですね。
後半になればなるほど混雑。
その一方でですね、経済効果って必ずこの手のビッグイベント出てくるんですけれども、
実際経済効果ってかなり意味がない数字でありまして、
オリンピックにしても万博にしても、こういったビッグイベントの経済効果って、あったとしても建設の効果くらいなんですよね。
例えば、単純に道路工事をしたら、それは波及効果で経済効果あるわけですよね。
同じようにあれだけの建物を建てたら、それは建設によって経済効果あるんですけれども、
それ以外の経済効果があるかと言われると、
これは大阪関西万博が云々ではなくて、ちょっといろいろなイベントについて経済効果、経済効果、言い過ぎなところが。
やはりですね。
例えば、これ万博によって観光客が増えるんじゃないかって言うんですが、
これ大阪に行けば分かるんですけれども、
今、大阪、道頓堀のあたり、
どこの国か分からないぐらい、または何かお祭りやってるんじゃないかというぐらい混んでます。
もう、わざわざおいでって言わなくてもいいぐらい、すでに来てるってことですよね。
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そうですよね。
特にね、大阪は一つは、いかにも日本らしい、大阪らしい町があり、
京都へのアクセスも容易で、
で、まあ、そうそうなんです。
関空等から出入りする方もいるということで、
正直、私は毎週大阪で仕事があるもので、
週1日ぐらい泊まってるんですけれども、
正直、体感としては東京よりも外国人が多いっていうイメージなんです。
東京だと渋谷に行ったり、スクランブル交差点見たり、
沢山行ったりとかって分散するんですが、
大阪ですと、大阪のご存知の方は分かると思うんですが、
大きな繁華街、北と南に分けられます。
梅田と南場のエリアですね。
梅田、北の方は、そんなに外国人が見て面白いかと言われると、
綺麗で高級なお店とかがあって、という町なので、
買い物される方はいるかもしれませんが、
見ては楽しいとはならないんですね。
普通に新しいビル、綺麗なビルが並んでるだけなので。
特色のある町ではないという感じですね。
都会は都会ですけどね。
都会、大都会ですね。
一方で南から新世界の流れというのは、
それこそ大阪以外の人が見ても、
これはTHE大阪っていうイメージを味わえる。
結構もちろん演出はあるんですが、
そういうところたくさん混んでる。
現時点で混んでいて、かつかなり屈出率低くて、
万博でお客さんを増やすっていうのが難しくて。
要は、USJに行っていた人、
または道頓堀の周辺で遊んでいた人が、
昼間万博に行ったりもするっていうぐらいになるんじゃないかと。
そうなんですね。
これはプロ野球の球団の優勝の経済効果。
経済効果っていう言葉はみんな好きなんですけれども、
現実にはこの日本人についても、
大阪万博に行く代わりに、
遊園地行かないとか、
大阪万博に行ってお金を使う代わりに、
Jリーグのスタジアムに行く回数が1回減るとか、
おそらく消費の振り返りが起きるので。
相殺される部分があるってことですね。
経済効果ってほぼないんですね、いろんなイベント。
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言ってしまうと。
経済効果がありますじゃなくて、
予定と予定じゃないや、
テーマとしては、
命輝く未来社会のデザイン。
これだけじゃわからないですけれども、
万博を通じて何を伝えたいか。
万博を通じて、例えば各パビリオンでも、
こういうことを、外国パビリオンであれば日本の人に
こういうことを伝えたいんだ。
企業パビリオンであれば、来た人に
こんなメッセージを持って帰ってほしいとかっていう、
そういった質的なところを充実すべきですし。
万博で経済効果を狙うんではなくて、
むしろ万博もそしてオリンピックも、
ある程度の規模がある先進国が、
何年か20年に一遍負担しなければならない、
国際社会の貢献のようなものなんだっていう意識を持って、
楽しんでいくっていう必要があると思いますね。
政府や大阪などからすると、
やる意義っていうのを分かりやすく、
国民や県民、不民に訴えていくには、
経済効果これだけありますからって言った方が
分かりやすいってとこはあるんでしょうけどね。
テーマを訴えてもそこの方が地味になりがちというか、
伝わりにくかったね。
飯田さんのお話を伺ってると、
お金を払って見に行って自分に投資するような
イメージが今つきましたね。
そういう意義のあるものにしていけばいいでしょうけどね。
これだけの数の、例えば外国パビリオンを一気に見られるケースってのは
ほとんどないですし、
私もスクバの科学博とかで経験あるんですけれども、
だいたい人気があるとこ混んでるから、
正直人気がない外国パビリオン回るんですよね。
そうすると、小学生が普通注目しないような国に
妙に興味関心を持つきっかけになったりしますので、
空いてるパビリオンを見てみるっていうのもいいかもしれないですね。
意外なセレンティビティーがあるかもしれないですね。
井田さんわかりました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間はZoomUp明治大学教授でエコノミストの井田康幸さんでした。