家づくりの観点からの比較
今日も一日、ありがとうございました。この放送は、一級建築士のフミが、AIと情報処理を使って理想の家づくりをするためのヒントをお届けする放送です。よろしくお願いします。
今日は、中古マンションのリノベーションと新築戸建ての違いを、家づくりの視点からお話ししてみたいと思います。
中古マンションのリノベーションはこういうものなんだ、新築の戸建てを作るのはこういうものなんだ、というのをイメージしてもらえたらなと思います。
一つだけ断っておきたいのは、私は新築の戸建てを作るという経験をしたことがないので、ここは想像になります。
私が実際に経験があるのは、中古マンションのリノベーというのだけ経験がありまして、横目で新築の戸建てというのを見てた感じなので、
その立場からの意見、比較という目線で聞いてもらえたらなというふうに思います。よろしくお願いします。
そうですね。まず第一に言っておくべきことは、これ比較じゃないんですけども、こういう比較話をするときはどっちがいいみたいな、
そういった話に最後落ち着くような気がするんですけども、今回の話はどっちがいいとかそういう話ではなくて、
それよりも大前提として、おそらくこの両者で迷うっていう人ってあんまりいないのかなと私は思っています。
今から新居を探そうとか、家作りをしたいと、自分の家を作りたい、新築をただ買うとか、建て売りの戸建てをただ買う、
新築をただ買うじゃなくて、自分で考えて家作りをしたい、新しい家を作りたいみたいになったときに、
その選択肢として新築の戸建てを作るのか、中古マンションを買って自分で思ったようにリノベーションする、
その2つが選択肢に挙がるんですけども、この2つをどっちにしようかなって、最初本当の初手、
初手の初手、ゼロステップ面ぐらいには迷うと思うんですけども、それ以降はほぼ迷わずにこっちっていう、
我々はこっちに行くんだみたいな感じで決まるんじゃないかなというふうに思います。
なので今日お話する比較っていうのは、どっちを選ぶっていうそういった観点での比較ではなくて、
ただ単にこっちはこういうもの、こっちはこういうもの、そんな感じで聞いてもらえたらなと思います。
今日は家作り視点でという断り書きを書いているので、
例えば圧倒的に違うのが戸建てとマンションみたいなそういった議論になると、
例えば防犯面では戸建てが弱いですとか、戸建ては災害に弱いですとか、マンションとか2階建てができませんとか、
そういった議論になっちゃうんですけども、そういった根本的な戸建てとマンションの違いではなくて、
家作りにおける戸建てとマンションの違い、その辺りを重点的にお話ししてみたいと思います。
自由度の違い
まず自由度の点からいくと、自由度は戸建ての方が高いです。マンションの方が低いです。
これはここがまず家作りという点における一番の違いかなと思います。
家作りの自由度ですね。戸建てっていうのは本当に真っさらな土地からどういう家の形にするかとか、
何階建てにするかとか、広さはどれくらいにするかとか、そこから含めて決めますので、めちゃめちゃ自由度が高いです。
一方で中古マンションのリノベっていうのは、もうマンションが決まっていたら当然そのマンションでの制約になりますし、
マンションを1から選ぶっていう時になったとしても、もう売りに出されているマンションから選ばなきゃいけないですし、
だいたいマンションって形がほぼほぼ決まっているので、時々変わった形のマンションありますけど、
ほぼほぼ一般的に流通しているマンションの形が決まっているので、その中から選んで、その中で自分に自由にやるっていう、そんな感じなので、
圧倒的に自由度が違うっていうのが戸建て新築と中古マンションリノベの違いかなというふうに思います。
この自由度の差っていうのは、具体的に自由度が大きいと小さいと何が違ってくるのかっていうと、
まずおそらく達成感ですね。
家作りをした後の達成感っていうのは、戸建ての新築の方が達成感は大きいんじゃないかなというふうに思います。
私は今中古マンションのリノベをしていて、まだ完成はしてないんですけども、
その立場から見ても戸建ての家作りをして、新築の家作りをして、それで出来上がった家を見てみて、
わーっていう達成感みたいな、そういったものは戸建ての方が大きいんじゃないかなと思います。
それは先ほど言ったように自由度が高くて、自由度が高いってことは決めるべきことっていうのはめちゃめちゃたくさんあって、
そのめちゃめちゃたくさん決めた後での完成ですので、
達成感っていうのは戸建ての方が得られやすいんじゃないかなというふうに思います。
一方でそれの例外っていうのがあって、戸建てと、これは違いになるんですけども、戸建ては結構規格化されてるのが多い。
中古マンションにおいては規格化されてるものが少ない、そういった印象を受けます。
というのも先ほどの自由度の大きさにもつながるんですけども、自由度が大きいが故に戸建てはですね、戸建ての新築は自由度が大きいが故に、
例えばそれを作るハウスメーカーとかがいるんですけども、自由度が大きいともう本当に何でもできちゃうわけですよね。
ただ何でもできちゃうのってハウスメーカーからしてみたら、作り側からしてみたら都合が悪いんですよね。
なんかめちゃめちゃイレギュラーなこと、めんどくさいことが多くなっちゃうので、ちょっと都合が悪いと、もう本当に手間ばっかりかかってもうめんどくせえなってなっちゃう。
これが作り側の意見、思いですね、なんです。
なので作り側はどうするかというと、こういう規格がありますよと、こういうおしゃれで、これはもう一般的に安く、
うちの社内標準なんで安く一般的に作れますよみたいな規格品を用意してるんですよね。
規格の間取りだったり、規格の材料だったり、規格の色だったり、そういったものを小建て住宅のハウスメーカーというのは用意してます。
それによってこれを提案することで、自分たちのイレギュラーから、イレギュラーに行かないようにお客さんを誘導するわけですよね。
当然この規格品であってもめちゃめちゃクオリティ高いので、普通のお客さんであればこの規格品通りで行きましょうみたいな感じになっちゃう、なるんですよね。
そうなった場合は、先ほどの自由度が高いから達成度がめちゃめちゃありますみたいな、
物決めがめちゃめちゃ多くて、それをこなした達成感がめっちゃありますっていうのはちょっと半減して、
もう規格品通りに行くので決め事っていうのは少ないわけですよね。
もうこのパターン、A、B、Cぐらいから選んで、もうAですみたいな。
選ぶと、もうそれじゃあAだと壁紙はこれで、フローリングはこれでみたいな決まってるんで、
それでもう進んでしまうと、進んでしまうというか進むと。
そういった場合には先ほど言った達成感が得られるっていうのがちょっと半減するっていうのが一つの例外としてあるんじゃないかなと思います。
この例外と言いましたけど、おそらくその規格品を選ぶっていうのが割と大半の人がする行為なんじゃないかなと実際は思います。
そうした方が安全ですし、特に本当にめちゃめちゃ家作りにこだわりありますみたいな。
そういった人ではない限りは、そういった規格品の中から、当然規格品の中でも省畜倍みたいな、A、B、Cみたいなあるので、
そこから3パターンの中から選ぶみたいな、そういったことをしていけば、
こだての住宅でも非常に満足度の高い家作りができるんじゃないかなというふうに思います。
一方で中古マンションのリノベっていうのは、それとはちょっと事情が違うかなと思います。
というのも中古マンションのリノベっていうのは、新築こだてのように白紙の状態からやるわけではなくて、
もう中古マンションっていう箱が決まってるんですね。
先ほど言ったように制約が大きい、自由度が低いって言いましたけども、
もう箱が決まっていて、この中でやってくださいっていうのが決まっています。
なので独自の企画品とか企画の間取りとか、そういったものがあらかじめ作っておきづらいんですよね。
なので材料レベルでは、材料とか色レベルでは、うちがよく使ってる材料ですとか、
うちがよく使ってるキッチンメーカーですとか、そういったものをここでは、
ここではうちがよく使ってる企画品ですみたいなのはあるかもしれないんですけども、
本当に間取りとか全体のデザインパターンとか、
そういったところまで企画化されているリノベ会社、リフォーム会社っていうのはほとんどないんじゃないかなというふうに思います。
一部あるのは知ってますけど、ほとんどないのかなと。
そういった意味では、どのリノベ会社にお願いしても、本当に一から間取りも作りますし、
色も自分で選びますし、フローリングも自分で選びますし、そんな感じで、
そういった意味では、小建て住宅の新築よりかは自由度が高くなる場合がある、
そんな感じで思ってもらえたらなと思います。
お金の面での比較
そんな感じで自由度の話でした。
もう二つ目の要因として、これはもう切り離せない話かなと思うんですけど、お金の話ですね、お金の話。
お金の話は圧倒的に小建ての新築の方が高いです、おそらくです。
それはなぜかというと、土地の値段ですね。土地の値段がめちゃめちゃ高いから、これに尽きるかなと思います。
一方で中古マンションのリノベの場合は、まず中古マンションを買うっていう時点で中古ですので、
新築マンションとかよりは安いですし、リノベーション費用というのもそんなに、ここでめちゃめちゃピンキーがあるので、
本当にピンを選べばめちゃめちゃ高くなりますけども、そんなにフズとかを選べば本当に安上がりで住むので、
一方で小建て住宅っていうのは、土地の値段っていうのは、今めちゃめちゃどの地域も土地が上がってて、
本当に地方都市を除けば東京、大阪、名古屋、福岡とか関東とか関西圏そのあたりの周りっていうのは本当に土地の値段が上がっているので、
本当にこんなに狭い、めちゃめちゃ狭い土地でも本当に何千万みたいな、そういう世界ですので、
それがもう本当に建物のクオリティにかかわらずそれがかかってくるっていう、そういった点ではお金の面、
もうちょっと細かく言うと初期費用ですね、初期費用。建物を建てる段階で払う費用っていうのは、
小建てのほうが圧倒的に高いっていう表現を使ってもおかしくないんじゃないかぐらい高いと思っています。
その分、土地っていうのは自分の持ち物になりますんで、資産性がある土地っていうのが手に入りますので、
そこの資質、初期費用を単なるマイナスと見るか、それがただ資産に変わっただけだよね、なのでマイナスじゃないよねって見るのかは、
その人たちの価値観によるんですけども、表面的にお金が減る、増えるっていう面ではお金の減り幅ですね、
お金の減り幅という面ではもう圧倒的に新築穂立てのほうが負担が大きいというのがあります。
なので、これも言うとこうかな、お金がかかるのでローンに通りやすい人じゃないと新築穂立てを買えないっていう、
まずそれがあるかなと思います。当然、例えば3000万ローンを借りますっていうときと5000万ローンを借りますっていうときと、
1億円ローンを借りますっていうときでは借りれる人っていうのはどんどん変わってくるんですよね。
当然年収とか会社員化とか夫婦が共働き化とか、そういったいろんな要因でお金を借りれる、借りれない、借りれる額っていうのが決まってくるんですけども、
当然3000万円借りれる人もいれば5000万円借りれる人もいれば5000万円は借りれるけど1億円は借りれないみたいな、
そういった人がいるので、そういった中でお金がかかる穂立て住宅っていうのはローンの観点から借りれる人が、ローンを借りれる人が少ないという点で、
新築穂立てを選べる人がまずそもそも少ないっていうのがあるんじゃないかなというふうに思ってます。これがお金面での差かなと思います。
二階建てのメリット
3つ目がこれが一番というか、私個人的には中古マンションにはなくて穂立て住宅新築にはある一番大きなメリットかなと思っているのが、
二階建てであるっていう、これがめちゃめちゃ一番大きな違いと言ってもいいのかなというふうに思います。
先ほど自由度ともちょっと絡むんですけども、自由度が大きい小さいっていうのは先ほど言ったように穂立ての方が自由度が高いように見えるんですけども、
企画品という存在があるために穂立ての方が自由度が逆に低くなるっていうパターンが出てきます。
なのでこの自由度っていう括りで見るとどっちかわかんないわけですよね。穂立てがあるかマンションがあるかわかんないんですけども、
この二階建てが作れるっていう、もしくは三階建てもですよね。
二階三階建てが作れるっていうそういった窓りにできるっていうのが圧倒的に新築と、新築穂立てと中古マンションリノベとの違いかなと思います。
これは皆さんご理解できる違いかなと思うんですけども、これによって何が違うかっていうと本当に窓りを作るときのワクワク感が全然違うんですよね。
この二階があるかないかで、もうちょっと踏み込んで言うと窓りを作るときの楽しさというか、
自分の要望をどれだけ叶えられるか具合みたいな、そういったもうちょっと抽象的に言うと自由度っていうことになるのかもしれないんですけども、
そういったところが全然違うなと思います。
当然のことながら中古マンションリノベはもうほとんどが一階建てですので、一階建てというかマンション単体、自分の部屋単体で見たらもう一階建て、ワンフロアですので、そういったワクワク感というのは得られない。
一方でその穂立てではほとんどが平屋っていう選択肢をする人はあまりいないのかなと思うので、ほとんどが二階建て以上を選ぶと思うんですけども、
その二階建てをすることによるこの間取りを決める際のワクワク感というのが全然違うなと。
あとはそのワクワク感も得られつつ、結構その二階建てにするってことは階段を当然設けなきゃいけないんですけども、階段って結構邪魔なんですよね。
邪魔者なんですけど、階段の邪魔者をどうするかみたいな邪魔者をうまく扱うゲームみたいな、そういった感じになってくるので、
そういったところでは結構その間取りを作る、二階建て以上のプランでの間取りを作るっていうのは非常にこのお客さん側でも、
当然私は建築のプロなんですけども、建築の素人の方で見てもその二階建て以上の間取りを作るこのワクワク感は何か一定以上あるのかなと思います。
そのワクワク感は中高マンションでは得られないものなのかなというふうに思います。
そんな感じでちょっと長々と穂立新築と中高マンションリノベの違いを語ってみました。
まだまだ細かいところを言えば全然違うところも100個200個出てくると思うんですけども、代表的に思いつく、パッと思いつくものとして、
今日お話しした自由度、一つ目自由度の話、二つ目がお金の話、三つ目が二階建ての話、
この三つが圧倒的な違いとしてあるんじゃないかなというふうに思います。
という感じで、これによって冒頭も言いましたけど、これによってどっちが良いとかどっちが悪いとか、
それ迷ってる人たちのヒントになるみたいなそういったことは多分ないと思っていて、
中高マンションはこういう感じなんだと、お金の面ではこういう感じなんだと、
こだては自由度の面ではこういう感じなんだ、みたいな勉強にしてもらえたらなというふうに思っています。
ということで今日のお話は以上となります。それではまたね。バイバイ。