1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
  2. 不動産は資産ではなく住むため..
2024-09-13 19:31

不動産は資産ではなく住むためのものと割り切る #190

スタエフ仲間のnobuさんと市場性さんのご質問への回答回Part 1です。
長く続いた低金利時代の価値観のままでいることのリスクについて、お話します。
①いつまでも今と同じライフスタイル、家族構成ではない。
②不動産はあくまでも住むためのもの。不動産投資は全く別であると、肝に銘じる。

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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日も不動産についてなんですけれども、前回の不動産界に対して、いくつかコメントを頂いたので、それにお答えするような内容になります。
まず、のぶさんからは、これから金利が上がっていく時代になったら、持ち家を持つよりも賃貸に住む方がいいんじゃないですか、ということを私が示唆しているんじゃないですか、というご質問を頂いていたり、
市場生産からは、これからどんどん金利が上がっていく中で、持ち家に対する価値観を変えていく必要があるんですよね、ということもコメントで書いていただいて、全くその通りなんですけれども、前回のお話に補足してお話ししようと思います。
まずですね、一応私の今、スタンドFMの配信を聞いてくださっているような人たちは、すごくリテラシーが高くて、年齢的な部分でも、だいたい皆さん堅実に住宅を購入されて、中にはもう関西し終わっている方とかも結構いらっしゃると思うんですよね。
あと、まだ払っているにしても、ある程度計画的にされていて、いつぐらいには支払いが終わるかということも、ゴールが見えていたりという、そういう人たちが多いと思うので、あまり心配せずに聞いていただけたらと思うんですけれども、ただこれから確実に金利は上がっていく中で、不動産というのは今まであまりにもデフレの時代が長く続いたので、
みんなの不動産における価値観が、ずっと古いままでいくと非常に危険だということで、ちょっとお話はしてたんですよね。私はもう、いちいち言う必要ないんですけれども、私はむしろ不動産はすごい苦手なんですね。
本当にわからない、難しい。もうなんかこういろいろ歴史とかね、あといろいろなんかこう、地場のね、その土地のいろんなね、地にまつわる縁みたいなね、いろいろあるんで、すごくね、地味猛量、複雑な世界なんですよ。私は本当に苦手なので、だから逆にいろいろ、私自身が勉強したくて、いろいろ本を読んだり、
親しい不動産屋さんから話聞いたりとかした内容をね、今こうやってアウトプットとして、あのこういった配信で述べてます。だから私のこれはね、あくまでもいちいけんだけどもっと違う考え方とかも当然あるでしょうし、これはね、もちろん正解だと思って聞かないで、あくまでも参考としてね、聞いていただけたらと思います。
まず、日本人がね、ずっと昔からですね、不動産というものを資産というふうに捉えているこの価値観が、まずね、これからは変えていく必要がある部分のね、大きなところかなと思うんですよね。何それ、何ぞやって思われると思うんですけれど、これがね、結局賃貸と持ち家を購入するってことの大きくね、分けている理由だと思うんですよね。
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賃貸だとも、ただただ家賃を払い続けるけれども、何も自分たちに残るものがないという価値観がね、ずっとあるんですよね。
だけど、不動産を自分が買って、それをずっと住宅ローンで払い続ける場合においては、これは払い終わった後には、ちゃんと不動産が自分たちの資産として残るというね、この不動産が資産になるっていうね、あの価値観が根強くあるんですよ。
なんですけれどね、この不動産に値打ちがあるかどうかっていうのは、もう今ね、本当に本当に難しいと思うんですよね。
だから私たちの親の世代とか、さらにおじいちゃんおばあちゃんの世代とかね、その戦後、その農地改革で全部土地が一旦金持ちからGHQによって取られて、で、みんな一律平等で土地が分配された時にはですね、ラッキーにそういった土地を得てですね、そこがどんどんどんどんね、高度成長、経済成長とかで成長していって、
あのすごくね、あの自分たちが手に入れた時よりも何倍にもね、値上がりした土地を手に入れることができたとかね、そういったラッキー話みたいなのが結構あるんですけれど、もうね、これ以降はね、本当に難しいと思うんですよね。
で、不動産屋さんとすごく仲良くなって、で、ちなみに不動産屋さんと仲良くなるっていうのはね、本当に未然に起きてやることなので大変なことなんですよね。
うん、なんですけど、まあそうやっていろんなリスクを背負って、いろんなね、生きた情報を手に入れて、で、まあどういったところが今後不動産バブルでね、あの10年後、20年後にね、あの化けるかとかね、そういったことを予測しながら、不動産をね、宝探しのようにね、あのどこを買うかとかね、売るかとかってそういったことを、あの不動産投資を、あの趣味としてとか、まあビジネスとしてやるのは大いに、あのやればいいと思うんですよね。
でも今私がお話ししているのは、あくまでも住む家として、住むための不動産としてのお話をしてますので、ちょっとね、切り分けて考える必要があると思うんですよね。で、そういった場合に、もう今ね、不動産的値打ち、将来資産として、あのね、あの自分たちが買った時よりも値上がりがするような物件を今更購入することはね、ほぼ庶民には不可能だと思うんですよ。
あの今私は、あくまでも自分と同じような、あの一般庶民のレベルでお話ししてるんでね、もともと家があのすごい大金持ちだとかね、資産家だっていう人はもちろんそれができると思うんですけれど、一般的な庶民には、あの到底ね、もう手が出せないぐらい上がってしまっているので、もうね、いずれ資産価値が上がるからという理由で、あのめちゃくちゃバカ高い不動産を購入するっていうことは絶対やめたほうがいいと思うんで、
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今はまあずっと低金利でも30年も日本はやってきて、この頃に低金利で、あの割とあの手頃なね、あの不動産を購入して、今私のこの配信聞いてくださっている40代50代ぐらいの人はね、もうゴールが見えてる、もしくはゴール仕切ってる人たちで、まあラッキーな勝ち逃げ組となると思うんですよね。
で、この人たちは今後、ここがいよいよ家族が、あの例えば子供と4人で住んでたのが夫婦2人になったりとか、今後したとしてもね、ここからまたこの今の不動産を売却して、次のね、家をまた見つけていくとか、そういったこともね、いろいろあの射程内で考えられるだけの余裕があるんですよね、あの時間的にも。
まだ今40代50代であればね、これからまだ働いて、お金をこれ、あのしばらく稼いだりとかもできるんでね、ここからの資金計画とか、あの住み替えのプランとかも立てれるんですよね、うんですけど、今からね、この金利が上がろうとしている、今不動産を購入するっていうのはもうめちゃくちゃ危険なことなので、やっぱりあのそんな迂闊に手を出さない方がいいということだけはね、あのまあ言いたいんですよね。
おそらく大半の人が住宅ローンは変動金利で借りている人が多いと思うんですよね。これ多くの人がこれやってるんで、まあねこの人たち全員が急にね、ここから金利が上がって住宅ローンが返済できなくなるってなったらもう大変なことになるので、まあここはね多分国が何かしらの調整をしてくると思うのでね。
もちろんね、あのみんながみんな破滅するってことはもちろんないと思うんですけれど、一定数の人たちの中にやっぱりこのはしごをね、外されるような層っていうのは必ず出てくると思うんですよね。
だからね、今例えばコロナ前ぐらいに購入した知人とかも結構いるんですよ。これも今これから買う人に比べればね、だいぶ低金利で不動産を買えてるんでね、まだラッキーな方なんですけど、これから彼らは35年とかかけて不動産のローンを返済していくんですけれど、これ変動金利になれば当然上がってくると思われるので、まあまあ大変だと思うんですよね。
ここを国がね、どういうふうに救済処置をとっていくのかっていうことは要注目ですよね。
この金利の問題が一つ、そしてもう一つこの金利と関係なく、私がすごくここは大事だなと思っていることが、これからね、やっぱりライフスタイルが変わるたびにね、やっぱりその今住んでる家が今の自分に最適かどうかっていうのは20年置きぐらいに見直す必要が出てきてるんですよね。
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昔であれば、例えば今の70代80代以上の人たちの家の買い方っていうのは、前にお話しした住宅都合録で、最初は賃貸の安い家に借りて、徐々にマンション、そして最終的には庭付きの1戸建てを買って、住宅都合録がゴールになるっていう考え方が根強くあって、
この場合はあのね、今みたいにね、もう100歳近くまで長生きするっていうことを想定してないんですよね。さらにはこの広いね、60坪ぐらいとか100坪ぐらいの家に大家族で住んでいたんですよね。
子供たちが成人して自立して出て行った場合は田舎とか地方から自分の年老いた親を呼び寄せて、もしくはもう初めから2世帯3世帯で暮らしている人も多かったですよね。
だから、若い人たちが出て行っても老人がまた住むことによって、要するに介護しながら2世帯が一緒に住むとかっていうことで、長くこの一軒家に2世帯3世帯の人たちが共同で暮らすっていう文化があったわけですよね。
でも今ってもうそういう考え方の人ほとんどいませんよね。もう親は自分たちの面倒は自分で見る。私たちの世代も自分たちが年取った時に子供たちに面倒を見てもらおうと思っている人はほとんどいないと思うんですよね。だから自分の世代のことは自分で終わらせていくっていうね、そういう価値観なので、もうそんな広いうちに子供たちが育った後に住んでいる必要がなくなるわけですよね。
逆に言うと、まだ夫婦2人とか独身の頃に住んでた狭いうちに結婚してから子供が1人2人と生まれた時に狭いうちに住んでいられないのと同じように、今度年取ってきて子供が育った後に広いうちに夫婦2人とか、あと私別してパートナーが1人いなくなって1人で住む場合にもこんな広いうちに住む必要がなくなるので、
こういったうちは手放して、より狭いうちにどんどん住みかえていくというふうに、だんだん年を取るにつれてコンパクトにしていかなきゃいけないわけですよね。
若い時であれば、まだ収入も安い代わりに体力と若さがあるので、条件の悪いうち、例えばだからその団地のエレベーターがない階ですよね。3階から5階の階段しかないところに住んだりしてもね、スーパーで買い物した買い物袋とかを背負ってでものぼり降りができるぐらい健康であればこういったとこ安く借りたり住んだりとかできるわけですよね。
でも年取ってくるとこれがどんどんできなくなってくるので、なるべくバリアフリーで過ごせる方がいいとなると、子立てよりも当然マンションの方がいい。さらにマンションでも駅地価がいいとかっていうふうに、だんだん年齢とともに健康状態とともに、あと家族構成とともに住みかえていくということも計算の中に入れなきゃいけないんですよ。
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そうなると一生をかけた住宅ローンを背負ってバカ高い家を買うっていうね、この買い物自体が割に合わない買い物だっていうことが、私は特に言いたいことなんですよね。金利が上がったり下がったりということ以上に、やっぱりそのライフスタイルが変化していくときに、あまりにも困っている人をたくさん私はこのリフォームの仕事をしていることで見てるんですよね。
だから最初は家を購入した頃には4人とか6人とかで住んでいるうちですよね。ところがどんどんどんどん1人減り2人減り、私別する。あと子どもたちが成人して独立していく。結局最初6人で住んでたうちが、今おばあさんが1人で住んでるとかね、こういうのはザラにあるわけですよ。
ある程度若い時は、ここでいろんなリフォームしたりとか、建築したりとか、引っ越ししたり、今の家を売り払って新しい家に引っ越したりっていう元気があるんですけれども、これ70歳過ぎてきたりしてだんだんパワーがなくなってきたら、どんどんどんどん面倒になって、ゴミ屋敷みたいなところにポツッと1人で住んでても2階はほとんど何も何十年も触ってもない。
親の代から残っている古い荷物がどっちゃりあって、自分は1階の玄関の横の和室かなんかでずっと布団を万年床で引きっぱなしで暮らしてるみたいな老人をいっぱい知ってるわけですよ。
だからこんな広いうちにこんな高齢になって1人で住んでるってことは全く無意味なんですよね。
なので若い時はコンパクトな家、そこから家族が増えていけばちょっと大きめの家、だけどまた家族が成長していなくなったり減っていったりした時にはコンパクトな家に住み帰る。こういったことが流動的に簡単にできるようにしておく必要が絶対あるんですよね。
そうなった時に35年ローンとか、今もう50年ローンみたいな金融商品も出てきてるんですよ。とんでもないことですよ、50年なんて。生きてるかどうかもわかんないのに、そんな長期で借金を背負うっていうのは絶対やめるべきだと思うし、
あと50年後に一体どんな人生を送っているかなんてもうわからなさすぎて、いくら今20歳だったとしても20歳の人が50年後って70歳ですよ。どうなっているかなんてわからないじゃないですか。そんな展望がわからないようなことのために大金をはたいて家を買うなんてことは言語道断だと思うんですよね。
なので信さんの質問に答えるとすると、金利が上がるか下がるかはさておき、家を買うべきか買わないべきかっていうのも、これもどっちでもよくて、例えばですね、今中村厚彦さんが九十九里浜でしたっけ、海沿いの家をすごく安く購入されたっていうのが最近こういったニュースがありましたよね。
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これは資産価値が上がるかどうかっていうのはもう本当にわかんないですよね。沢さんとかそういったセレブがこういったところに住んで、中村さんとか沢さんが住むことによって、付加価値がついて、どんどんどんどん有名人とかが移り住んできて、ちょっとしたここが付加価値が生まれて、すごい一大リゾート地に生まれ変わるみたいなことは可能性としてゼロではありません。
ですけどそういったことが仮になかったとしてもすごく安く購入されてるはずなんですよね。だから痛くも痒くもないので、余ってるお金を余らせるよりはこういった不動産に使いたいということで中村さんなんかを購入されたと思うのでね。
身の丈にあった自分のポケットマネーで買える範囲の不動産を買って、仮にここの資産価値が全然上がらなかったとしても、こうやって元気な家はセカンドハウスとして時々休みの時に海を見にたまに来る家として持っておくっていうのは全然悪い買い物じゃないと思いますよね。
だから私たちの話に戻ると普通に住む家として持つのは、買うにせよ借りるにせよいずれ資産価値が上がるからっていうね、この観点はもう捨てた方がいいと思うんですよね。
あくまでも今自分たちの収入で所得で購入できる身の丈にあった不動産に留めておくべきなんですよ。
今買える家がもう駅から徒歩30分のところで山奥だとしてもですね、ここだったらすごい安く買えて、今の自分たちがそんなに苦労せずに、例えば10年以内で関西できるとか、もしくは今貯めてた貯金で十分買えるとかっていうことであればね、若くて健康なんだし、
例えば車で通勤してるとかであればね、別にこういった家を買ってもこの家が資産価値が上がることはほぼゼロだったとしてもね、これはすごい賢い買い物だと思うんですよ。
これが無理して駅地下でこれから多分ここの資産価値上がりますよとかって言ってね、不動産屋さんとか住宅メーカーからそそのかされて、もう自分たちの年収の5倍もするようなところを30年ローンとか50年ローンで払っていくっていうのはやっぱりちょっとね、あまりにもリスクが高いと思うんですよね。
そしてそのもうその50年ローンとかが無意味だっていうことと、この家をこんなに無理して買って、自分たちがこのローンをね、頑張って払い終わった時にはもうズタボロの家が残ってるだけですよ。この家にその次の世代の子どもたちが引き継いで住んでくれるっていう保証は何もないんですよね。
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私が見てる限りね頑張って、だから結局その前回お話ししたこのあの家をね、25年住んでいた子立てを手放そうとしている家族も一緒ですよね。3人もお子さんいるんですけれど、頑張って20年で関西して自分たちのものになったこの家をですね、誰もついてくれないんですよね。
ついてくれないからもうここ手放して、都心の駅地下の賃貸に移ろうとしているわけなんですよ。だからもうこんなに無理して家買っても、子どもたちがここに次の代も住んでくれるなんてことは全く保証がないんですよね。
はい、なのでねまとめとして不動産の購入は不動産投資と住むための家の購入は絶対に分けて考える。それから自分たちが長く生きている間に着実にライフスタイル、あと家族構成変わっていきます。
なのでそれに合わせて簡単に住み換えが可能なのかということも計算に入れて住まいというのは考えていくべきだというお話でした。はい、でねちょっと賃貸についての話がちょっと追いつかなかったので、ちょっと賃貸の説明はもう1回次回させていただきますので、のぶさんお待ちください。はい、ごきげんよう。
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