中間検査の概要
今日も一日、ありがとうございました。この放送は、一級建築士のフミが、AIと情報処理を使って理想の家づくりをするためのヒントをお届けする放送です。よろしくお願いします。
今日は、リノベーションの中間検査で重視すべきポイントというお話をしたいと思います。
今日もリノベーション、家づくりの話になります。タイトルにリノベーションという名前がついてますけども、おそらく今日のお話というのは、新築一戸建ての家づくりにも通じるお話かなというふうに思っています。
また、中間検査というのは後で説明するんですけども、検査の重点ポイントとか言ってるんだから、検査のチェックリストみたいな、こことこことここを見ればいいんですよみたいな、そんなお話かなと想像する方もいらっしゃるかもしれないんですけども、全然全くそれとは違う、全く違う視点でのお話になるかなと思います。
多分これを言ってる人っていうのはいないんじゃないかなと、私独自の視点かなと珍しくそう思ってますので、今日のお話を聞いてもらえたらなと思ってます。よろしくお願いします。
まず、中間検査って何なのかっていうのをちょっと説明しますね。
中間検査っていうのはその名の通り、中間ですね、まず工事の途中ですね、工事の途中で検査をする行為なんですけども、その検査っていうのはおそらくリノベーション会社、いろんな会社があると思うんですけども、この多分中間検査の定義とか時期ですね、っていうのはいろいろ異なると思います。
簡単に言うと工事の途中で、途中段階で出来上がった、それまで出来上がったポイントっていうのをチェックする。チェックするっていうのは、われわれお客さんですね、私ですね、家作りをしているお客さんがその途中段階のものをチェックするっていうのが中間検査になります。
このチェックする項目であったりチェックする時期っていうのはリノベーション会社であったり、新築1戸建てだったらハウスメーカーによっておそらくバラバラなのかなというふうに思います。
私の場合はどの段階でやったかというと、間仕切りですね、内装の壁ですね。要は壁が大体出来た頃っていうので、そのタイミングで中間検査っていうのをやりました。
なので、その中間検査で見るべきポイントっていうのは、まず図面通りの間取りになっているかどうかですね。壁が全部出来上がっているので寝室はここだなとか、あとはトイレはここだなとか、廊下の幅がこんな感じだなとか、キッチンの広さはこれぐらいだなとか、そういうのが全部わかるんですよね、壁が出来ているわけですから。そういうのをチェックしていくわけです。
っていうのが中間検査になります。
チェック行為の重要性
冒頭でも申し上げたように、中間検査は検査っていう名前がついていることから、いろんなチェックをしなきゃいけないんじゃないかと。
要は現場に行ったら、簡単に言うとメジャーみたいな寸法を測る、スケールとも言いますけど、スケールメジャーを持っていろんなところの寸法を測ったり、廊下の幅はどうだとか、ドアの扉の幅がどうだとか、キッチンのカウンターの高さがどうだとか、洗面の幅はどうだとか、いろんなところの寸法を測ってコンセントの高さがどうだとか、
そういうのをやっていくんじゃないか、そんなふうに思っている方もいると思うんですけど、実際にそういうことをやっている人もいると思います。
私はここで強く伝えたいメッセージはそこじゃないなと思っています。
先に結論を言うと、中間検査はこれからどうしていくかっていうのを話す場であると私は思っています。
なので先ほど言ったように、今までできたものに対して寸法が合ってるかとかチェックしていくみたいなチェック行為で、もっと言うといやらしいお客さんだと、いやらしいお客さんですね、お客さん側ですと、
何か本当に指摘をして、もう本当に重箱の隅を突くような指摘をして業者に直させるみたいな、そういった視点で何か本当に荒を見つけて直させてやろうみたいな、そういったお客さん、そういったモチベーションのお客さんというのも少なからずいらっしゃるのかなというふうに思っています。
当然自分の家ですし、自分がお金を払って、本当に大金ですよね、大金めちゃめちゃ大金を払って作る家なので間違いがあってはならないし、図面と違ってたら許さないみたいな、そういう気持ちというのはわからなくもないです。
なのでそういった気持ちから先ほど言ったようにめちゃめちゃチェックして、重箱の隅を突いてチェックして、ちょっとでも近かったら指摘をして直させる、そういったことに動いてしまう気持ちもわからなくはないです。
ただそれってじゃあお互いのためになるんですかと、改めて俯瞰して第三者の目線で自分が雲の上に登って見て下を見下ろして自分と業者のやりとりを見たときに、このやりとりっていうのはいい家作りに繋がっているのかというふうに見ると、
そういった重箱の隅を突くような行為っていうのはほとんどの場合はいい家作りには繋がらないというふうに思います。それよりも大事なのが先ほど言ったように、これからどうしていくかっていうのを話し合って決めるっていうのが重要な、中間検査において重要なことなのかなというふうに思います。
具体的に言うと、例えばですけど私の事例であったのが、私はこれはチェックといえばチェックなんですけども、とある場所にコンセントをつけるはずだったんですけども、コンセントっぽい形跡がなかったんですよね。
普通だったら壁があったらコードがぺろって出てるんですよね、コンセントをつく。コンセントをつくべきところのコードみたいなのがぺろって出てるんですけども、それがなかったと。
あれここどうなってるんですかって言ったら、本来私が思っていたところではない位置につける予定だったんですよね。
これは当然私は間違っていて、私はここにあると思ったんですけど、まず設計の図面の時点でそれが私の認識とはちょっと違ってたと。
図面ではこっちにつくはずですよみたいな。見るとこっちからぺろって出てるんですよね。
ただそっちからぺろって出てるんですけども、明らかにそっからもぺろっとは出てるんですけど、明らかにここにはコンセントつかないよねみたいな感じのところにぺろって出てるんですよね。
このまま工事が進んでいくと、明らかに取り付けられないような場所に無理やりコンセントを取り付くみたいな、そういったことになってるんです。
当然それは図面通りなので、図面通りやりましたよって言われたらそれはおしまいなわけですよね。
でもそこで私が言ったのは、ここではなくてこっちに移してこっちにつけた方がつける方もやりやすいですし、使い勝手も良さそうだからこっちにしませんかっていう提案をしたんですよね。
そうすると業者の方は今からちょっと移動できるか確かめますねみたいな感じで、その場に職人さんもいたんで、大工さんも職人さんもいたんで、できますかみたいに聞いたらできますよみたいな感じだったので、
結果はそこのもともと図面通りについてたぺろっていうところではなくて、私の提案通りのところに移動してもらうことができましたっていう感じで。
チェックといえばチェック行為になるかもしれないんですけども、なんで思ったようにところについてないんだみたいな感じではなくて、こっちの方が良さそうだからこっちにしましょうとかどうですかみたいな、そういった時間になりました。
設計士と現場管理の関与
その大前提として、なんで私がこの中間検査という場がこれからどうするのかを決める場所としてそういったことを強調しているかというと、この中間検査の場所っていうのは、私のリノベーション会社の場合ですと設計士さんもいて、
あとは現場の現場管理みたいな人も担当としているんですよね。設計士と現場管理、この2人がいるんですけども、この2人が打ち合わせの場で揃うっていうのはなかなかなくて、
2回に1回、3回に1回ぐらい打ち合わせ10回ぐらいしてると思うんですけど、オフィスとかで向こうの業者のオフィスで10回ぐらい打ち合わせしてるんですけども、2人が同時に揃うっていうのは3回に1回ぐらいかなというふうに記憶してます。
ただ、中間検査は大事なイベントなので、当然2人が来るんですよね。しかも現場で現地で、現地で物を見ながら2人が揃ってるっていうめちゃめちゃ打ち合わせの場としてはめちゃめちゃ優遇されてるというか環境がいい時間なわけですよね。
じゃあ、その2人が揃ってる現地を見て話ができる、そんな時にぐちぐち10箱の炭を叩くのに時間を費やすんですかと、そういった意味でもめちゃめちゃいい環境なのであればどうしていきますかと、なんかちょっと悪いところがあったらどう改善していきますかみたいな、そういった話に持ってった方が絶対有意義な時間を使えるわけなんですよね。
先ほど言ったコンセントの位置とかですね。なので、そういったものにしました。
もう一つ実例を言うと、天井周りですね。照明ですね、電気。電気をつける場所っていうのも結構難しくて、私はあんまり照明の専門家ではないので、本当に自分でこうっていう照明プランみたいなのはないんですけども、
一個電気をつける場所と、あとは天井には電気だけじゃなくて火災放置機みたいな、熱感知器みたいな、要は火災が起きた時にウインウインウインってなるあれですね。
あれが所々についたりするんですよね。それが結構意外なところに、なんかここ邪魔だなみたいなところにつくんですけども、それは法律で決められてるんでしょうがないんですけども、そういった感じでここに熱感知器がつきますと。
これはなんか見た感じ、照明となんかめちゃめちゃ被ってますね、みたいなところが一箇所あったんですね。
そういったところは、パターンA、パターンB、パターンCぐらいありますけど、どうしましょうかねみたいな、そんなお話を先ほどの設計師さんと現場管理の人とお話ししながら、じゃあパターンBにしましょうかねみたいな、そんな話もしました。
今言った話は当然、図面をよく見ればわかるんですけども、被ってますねみたいな、わかるんですけども、それだけでは当然わからない。
私でも、建築の専門家である私でも、図面を見ただけではパッとは気づかないようなところが先ほどの照明と被ってますねっていうところなんですけど、
それはもう現地で見たら一発でわかりますし、なんかまずいなって思ったらそこでまずいじゃねえかみたいな、何してるんだみたいな、そんな設計ミスじゃねえかみたいな、そんなことにするのではなくて、これちょっとやばいですね。
なんか直したほうがいいですねみたいな、どうしましょうかみたいな、なったら向こうも心よくパターンA、B、Cっていうのを上げてくれると。
それで我々のお客さんの好みであったり、あとは手戻りが少ないとかお金がかからないとか、そういった向こうの提案も飲みながらパターンBですかね、みたいなところを決めていくと。
そんなやり取りもしました。
家作りの視点
そんな感じで、中間検査っていうのは何度も言ってるように検査で名前が付くことからいろいろチェックして、我々がですよ、お客さん側がいろいろちゃんとできてるからチェックして、できてなかったら指摘してみたいな、直してもらってみたいな、そんなことを想像しがちだと思います。
なのでタイトルにもあるように、中間検査の重視すべきポイントって言ったら、どんな項目をチェックしてやろうかとか、どういうふうに指摘をしてやろうかみたいなチェックリスト的な、そういった考えにいっちゃうことが多いかなと思います。
そういったお客さんはいろいろいっぱいいると思いますし、当然そうなるのが自然かなと思います。
ただ一方で、そういったことっていうのに当然重要なんですけど、そこに行き過ぎてしまうとカスタマーハラスメント的になってしまうので、それは家作りという、いい家を作るというお互いの共通目標からすると全くかけ離れたところに行ってしまうので、そうではなくてこれからどうするかと。
これからどうするかっていうところに主眼を置きながら、それで悪いところは直していくみたいな、そういった視点を持って中間検査に挑むことが重要だなというふうに思いました。
先週私、中間検査あったんですけども、まさにそんなことを思った中間検査になりました。
ということで今日のお話は以上となります。
今日はリノベーションの家作りの中間検査で重視すべきポイントというお話をさせていただきました。
少しでも皆さんの家作りの参考になれば嬉しく思います。
ということで今日もお疲れ様でした。またね。バイバイ。