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今日も一日、ありがとうございます。この放送は、NFTにハマった建築設計者がNFTやWeb3、時々建築の話をする放送です。よろしくお願いします。
今日は建築を生で、実物で観ることの意義みたいなことをお話ししようと思います。
今日は建築の話になります。よろしくお願いします。
今日は仕事で何をしていたかというと、とある建物を見に行っていました。
その建物を見て、今日のタイトルである建築を実物で観ることの意義みたいなことをお話ししようかなと思いました。
そのことをちょっと感じたので、現地で行って感じたので、それをお話ししようかと思います。
私はとある会社員を務めていて、建設業の設計部という建物の設計をする部所にいるんですけども、
そこでとある物件を担当していて、その物件の参考になりそうな実際の建物、もうできている建物を見学しに行くということが今日ありました。
群馬県のとあるところにある実際の建物を見に行って、その建物の中に入って、その施設の方にも案内されて、いろいろ建物の中を、建物をじゅーぐるっと見て回るということをしていました。
それを見ることによって、今設計中の建物へのインスピレーションにもなりますし、普通に参考にもなるといったことがありました。
建物を設計する際に、とある一定以上の大きなプロジェクトだと、そのプロジェクトの参考に実際の建物を参考になりそうな実際の建物を見に行こうというのはよくありまして、
今日はその一環として建物を見たということになります。
そこで実際の建物を見ることの意義みたいなことを、3つほどあげますので、それについてお話ししようかなと思います。
1つ目は寸法のスケール感覚、建物の大きさのスケール感覚が実際にわかるというのが1つ。
2つ目は本当に細かいところがわかるというのが2つ目。
3つ目は2つ目に通じるのですが、設計者の本気度がわかるというのが3つ目としてあります。
それらについて説明していきたいと思います。
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1つ目の寸法の大きさのスケール感覚がわかるというのは、実物を見ないとどういうことが起きるかというと、
実物じゃない建物の情報としては図面とか写真とかパースというのがあるかと思います。
それに対して実物を見ることで何がわかるのかというと、
1つ目の寸法の大きさのスケール感覚がわかるのですが、
当然図面にもここの寸法は何ミリとか何メートルとか書かれていますし、
パースだとそれが3Dで見れます。
写真だと実物の写真が見れるのがあるのですが、
実際物を見るとそのスケール感覚というのがイメージ通りであったり全然違うなということがよくあります。
図面で書いていて、例えばここの幅が1メートルですみたいなのがあったとして、
それが図面でもあるし、3次元のパース、3次元の建物モデルみたいなのでもそれを体感したとしても、
実際に1メートル幅の廊下みたいなのを実際の実物の建築内で歩いてみると、
全然イメージと違ったり、イメージより狭いなとか、イメージより広いなとか、
そういった感覚というのは図面とか3次元のモデル、パースとかで見るのとは全然違った感覚を覚えます。
あとは、私は構造設計なので建物の強度を設計するような仕事をしているんですけども、
よく衣装設計者からはこの部材細くできないか、みたいなことを言われます。
当然部材が細くなれば弱くなる、部材が太ければ強くなるので、
細くできないか、どれぐらいの太さだったら強度的にOKか、みたいなことがよく設計の間でそういうやり取りがなされます。
こういうやり取りも、これぐらいの太さだったらこういうふうに見えるのか、みたいなことっていうのは、
実際の図面やパースでは分からない部分があります。
当然我々の仕事は、図面やパースからイメージを膨らませて、実際の建物をイメージすることも仕事の一つとしてあるんですけども、
それではイメージできないような部分もあるので、
この寸法だったらこれぐらいに細く見えるのかとか太く見えるのかといった感覚も、
実物を見てみないと分からないところも結構あります。
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という感じで、実際の寸法の大きさのスケール感というのが、実物の建物を見ないと見てみることの意義になるかなと思います。
次2つ目の本当に細かい部分というのは、図面にも残りませんし、
あとはパースでも表現できない部分でもありますので、
2つ目に挙げた本当の細かい部分を確認することができるというのも、実物を見に行く意義なのかなと思っています。
例えば縦の部材と横の部材が交わっているところとか、
あとは部材同士のつなぎ目とか、そういったところは本当に細かい部分なので、
ある程度は図面で残すんですけども、本当の出来栄えとか本当の細かい部分というのは図面に残らなかったり、
施工段階でちょっと変わったりとかしたりするので、そこがどうなっているかというのは本当に実物を見ないと分からないです。
分からないですし、そういった細かい部分というのは結構目についたりするんですね。
そこが綺麗に収まっていたら、なんか綺麗な建築だなってなりますし、
そこがちょっと汚かったりするとすぐ目がついて、建物全体が汚いなみたいな印象を与えてしまうことがあります。
なのでそういった細かい部分というのは、そういう見た目とか目につくとか、そういった点でも重要ですし、
実物を見てみないと確認できない部分も結構多いので、実物を見に行くことの意義として細かい部分を確認できるというのが2つ目として挙げさせていただきました。
3つ目は先ほどの2つ目の細かいところを確認できるにつながるんですけども、
そういう細かいところをちゃんとしているかどうかによって、設計者とか施工者もそうですかね、設計者と施工者の熱意というのがそこで現れます。
先ほどもちらっと言ったんですけども、そういう細かいところがちょっと汚かったりするのか、本当に綺麗にピシッとなっているのかというのは、
かなりの大部分が設計者や施工者がその細かい部分まで気を配られているかというのに依存するので、
そういったところが綺麗になっているかどうかで、設計者施工者の本気度を測るというのは結構あるのかなと思っています。
ということで実際の実物の建築物を見に行くことの意義の3つ目として、設計者と施工者の本気度を見ることができるというのを挙げさせていただきました。
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ということで3つ挙げたんですけども、ちょっと話しながら4つ目を思い出したので、4つ目を挙げさせていただきます。
4つ目は建物が実際に使われている姿を確認することができるというのがあると思います。
当然建物は人が使ってもらうために作っているものなので、その人がどんな感じで使っているのかというのを確認するというのも、
設計者としてはその施設を設計する上では大事なのかなと思います。
こういった使われ方をしているから、今回の我々のプロジェクトに生かしていこうみたいな、そんなことができるわけです。
当然建物の図面とかあとはパースとか写真とかには使っている人が登場しないわけですね。
なのでその使っている人がどういうふうに使っているのか、どんな感じで賑わっているのかとか、
そういったものは本当に実物で同じような事例の参考物件に足を運ばないと確認できないことなのかなと思います。
なので4つ目として急遽挙げさせていただきました。
この4つ目に関連することとして少し脱線してしまうんですけども、
先週の金曜日に私の人生を変えた建築のお話をしました。
その時にとある競馬場が私の人生を変えた建築としてあるんですけども、
学生の時に写真とか図面でその建築を見て、それが私の人生を変えたんですけども、
その建物、スペインにあるんですけども、新婚旅行で出会ってから10年後ぐらいですかね、
新婚旅行でスペインに行く機会があったので、そこ競馬場まで足を運びました、妻と2人で。
その時当然建物が美しい、写真で見た感じだなみたいなこともありますし、
先ほど言っていた細かいところはこうなってんだみたいな、そういった発見もあると同時に、
競馬場なんですけども、そこを使っている人が競馬場ってこういう使われ方をするんだみたいな発見がありました。
というのも今の日本の競馬場もそんな感じになってると思うんですけども、
その競馬場の中はレースのコースになっているんですけども、競馬場の外は芝生とかがあったりして、
屋台の食べ物が出ていて、そこに家族連れが来ていて、その芝生のところに座って、
その屋台の食べ物を食べたりしているみたいな、近くのところには馬がいて、馬を見たりしているみたいな、
そんな光景が広がっていたんですね。
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当時、私も妻も日本の競馬場の事情も知らないので、競馬場ってピクニックみたいな、家族連れでピクニックできることなんだと思って、
すごいギャップというか、衝撃を受けたんですね。
なので、建物が素晴らしいというのもそうなんですけども、その周りの使われ方も素晴らしいなというふうに衝撃を受けた記憶があります。
という感じで、当然今の周りで芝生でピクニックみたいな、そんなことはその建物の写真からは全く分かんないわけなんですけども、
実際足を運んでみて分かったというようなことになります。
なので、4つ目で挙げさせていただいた建物がどのように使われているかというのが分かるというのが、現地に足を運ぶポイントとしてあるのかなと思っています。
ということで、今日は会社の業務として、建物、とある建物に視察に行ったので、
その時感じた、実際に建物を見ることの意義というのを4つ挙げさせていただきました。
1つ目が建物の大きさ、寸法のスケール感というのが実大として分かるというのが1つ。
2つ目が本当の本当の細かいところまで確認することができるというのが2つ目。
3つ目がその細かいところを確認することで、設計者や施工者の本気度合いというのが分かるというのが3つ目。
4つ目が実際に人々がどのようにその建物を使っているのかというのが確認できるというのが4つ目として挙げさせていただきました。
今日は建築の専門家目線みたいなことになっちゃったんですけども、そんな話をしてみました。
たぶんこれ建築業界だけじゃなくて、例えば製造業とか農林水産業とかいろんな産業において、
そういう図面というか紙での情報、紙とか画面越しで見る情報ではなくて、
実際にそこに足を運んでいる情報がめちゃめちゃ重要だよというポイントは、どんな産業でもあるのかなと思います。
ということで皆さんが働いている産業では、そういう現地で確認するこの意義というのはどんな感じなのかをちょっと考えてみていただけたらいいのかなと思っています。
ということで今日はちょっとだいぶ長くなっちゃいましたが、以上とさせていただきます。
今日もお疲れ様でした。またね。バイバイ。