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2023-05-09 13:53

#046 建築の設計段階におけるメタバース活用の可能性

#建築 #メタバース
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今日も一日ありがとうございます。この放送は、NFTにハマった建築設計者がNFTやWeb3、時々建築の話をする放送です。よろしくお願いします。
今日は、建築の設計段階におけるメタバース活用の可能性みたいな話をしたいと思います。
この話をしようと思ったきっかけは、本日、LLACハウスの打ち合わせというか、メタバースを利用した鑑賞会みたいなのが行われました。
そこで思ったことをベースにお話ししたいと思います。
LLACハウスというのは、過去の放送でも触れているのですが、
LLACというNFTコミュニティが、愛媛県の瀬戸内海の島にコワーキングスペースを作ろうという計画があります。
そのコワーキングスペースをLLACハウスと呼んでいるのですが、
過去に4月頃から、LLACホルダーを対象にコワーキングスペースのアイデアを募集して、
そのアイデアを120件くらい集めたのですが、そのアイデアを統合してまとめて、今4つのコワーキングスペースのプラン、案がまとまっています。
実際その4つのコワーキングスペースの提案について、建築の3Dモデルを作って、
それをクラスターというメタバースアプリ上に持っていって、クラスター上で3Dモデルを見れるようにするということを行っています。
これはめちゃめちゃ画期的だと思います。
私も建築業界にいるのですが、メタバース上で複数人が集まって、設計中の建物の中を見れるようにする事例はあまりないのかなと思っています。
本日がその打ち合わせの日でして、メタバース上に集まって、実際にメタバース上の建物の中に入って、
ここはこういう糸で作られていますみたいな感じで、実際にバリバリ設計していただいたお二方がいるのですが、
そのお二方に説明いただいたり、質問をしてみたり、みたいな会が行われました。
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そこには多分10人ぐらい集まって、その計画を初めて見る人もいるだろうし、
今までLLACハウスの計画を見守ってくれた方が、今どんな感じなんだろうなって見に来るパターンもありながら、
初めて、今までの経緯はどんなのか分からないけど、初めてクラスターという馴染みのあるアプリだから見てみようみたいな人もいたと思います。
それが10人ぐらい集まって観賞会をするみたいな場が今日行われました。
これは先ほども言いましたけども、あんまり大々的にやった事例というのがないのかなと思っています。
私もZENECONの設計部にいまして、私の会社ですと同じようなのがあるのは、
VRゴーグルとかクラスターみたいなアプリを使って一人で入る。
一人で建物の中に入って、その建物の中を歩き回ってみる。
それはパソコン的な画面上で見ることもできますし、VRゴールみたいに没入感があるものでも見れますし、
それで一人で入って見て回るみたいなことは、うちの会社でもありますし、他の会社でも同様な事例はあるのかなと思います。
ただ今回すごいのが複数人で中に入って、その中でリアルタイムでおしゃべりしながら見る。
今回の場合だと設計者の方の設計意図を説明しながら見る。
ステークホルダー、関係者が見るというのがすごい画期的だなと思いました。
確かにクラスターというMetaverseアプリを使えばそれが可能になります。
おそらく建築の3Dモデルをそこに配置してクラスター上で編集してみたいなスキルというのは割と高いスキルが要求されると思うんですけども、
おそらくそんなにそこまで専門性がなくても、少しいじってスキルを身に付ければそういったことは可能な気がするので、
比較的手軽に今の技術でできるのかなと思っています。
これの画期的なところが何点か思いつくんですけども、
一つは単純にステークホルダーが見て合意形成が得られやすいというのがあります。
昔ですと2次元の平面図とか立面図、断面図を2次元の情報を見て、
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そこで空間の3D空間を頭の中で想像してもらうしかなかったんですね。
建築を専門にしている人だったら2次元のものを見て3次元の空間を想像するというのは結構できるんですけども、
建築のことを専門にしていないお客さん側の人にそれをやってもらうというのは結構難しいんですね。
なのでこういう空間なので納得できて発注するみたいなゴーサインを出すみたいなことが、
その納得感を得ながらそれをするというのが結構難しかったです。
今ですとここ10年ぐらいですと2次元の図面ではなくて3次元モデルを見ながらそれをやるというのが出てきています。
合意形成が得られやすいというのが一つあります。
どこまで話したかちょっと忘れちゃったんですけども、ちょっと次のポイントに行きたいと思います。
合意形成が得られやすいということは先ほども言ったように建築空間を想像してもらいやすいということになります。
それによって何がいい点があるのかというと2つ目でフィードバックを得られやすいというのがあります。
これは設計者にとってのメリットかなと思います。
例えば建築主さんに説明したときに建築主さん側でもこれOKだねとかいいねとかそれで合意をもらうというのもありますし、
一方でここはもうちょっとこうしてくれみたいなそういう改善要望みたいなことも言ってもらえるかなと思います。
それは2次元の図面では建築空間を想像できなかったがゆえにそういう要望が出なかったとしても、
3次元の中を実際に入ってもらって見てもらうことでそういうのができる、出てきやすくなるというのがあるかなと思います。
また自分自身とかもしくは自分と同僚の同じ設計者同士でも設計者間でそれを見ることによって
ここの収まりはもうちょっとこうした方がいいねとかそういった意見が出やすくなるのかなと思います。
これは先ほども言ったように今ここ10年ぐらいの間ではその3Dモデルを画面上で見て
そこで建築の様子を把握するみたいなことは行われているんですけども、
これって画面を操作する一人の視点でしかものを見れないんですね。
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このメタバースに入ることの良さというのはそれぞれがそれぞれの視点でものを見れるということにあるかなと思います。
なので自分が行きたいところに行って、視線というのも見たいところを見てグリグリ動かせる、
自分の行きたいように動かせるので、それによって空間の把握の仕方というのの解像度というのも上がってくるのかなと思います。
今日も一つあったんですけども、その入ってからすぐ目の前を見ると建物全体を貫通するように通り抜けて見えるところがあって、
その向こうにはその東側の山の眺望が見れて、ここから通り抜けてそれが見えるのがいいねみたいな意見がありました。
これっていうのはおそらく二次元の図面を見たりとか、
あとは他人が操作した、他人が3Dモデルをグリグリ操作して見たものではおそらく気づかない、
自分の足で歩いて自分の見たい目線で見た結果、そういうところが発見できたのかなと思います。
メタバースで自分自身の足で目で入って、それを他者と共有しながらおしゃべりしながら建築を見るっていうのは非常に多様な面でいいことがあるなと感じています。
今思えばなんでこれ早くやらなかったんだと思うぐらい、今日やって結構感動的でした。感動的でしたし、得られるものも多かったですし、
これを実現しようとした時に割と簡単にできるなと思いました。
それを作って、軽々しく言うと作っていただいた方に失礼かもしれないんですけれども、その人のスキルがあってその空間ができているんですけれども、
そこまで難しくないスキルであれができるなと勝手に想像しています。
ちょっとこの想像が近かったら本当に申し訳ないです。
なので本当に大企業とかあとは小さい設計事務所とかも当然のように今建築の3Dモデルというのは作ると思います。
なのでその3Dモデルを既存のアプリにはなるんですけれども、そこでセキュリティーがどうだとかそういった面はあると思うんですけれども、
そういったハードルを超えて既存のアプリ、Metaverseアプリが発達しているので、そこに自分が設計段階のモデルを持っていってそれをみんなで共有するというのが、
動きが加速すればもっと素晴らしい建築空間とか、あとは顧客への体験みたいなことにもつながるのかなと思います。
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これちょっともう一つ最後に喋りたいと思います。
さっきの顧客の体験というのも生み出せるなと、これによって生み出せるなと感じています。
今は建築主、建物を運営する事業者みたいな目線と設計者の目線を語ったんですけれども、建物を使う人の目線としても建物の利用者として、
そのMetaverse観賞会に参加して、1年後、僕が使うオフィスとか、僕が使うオフィスはこんな感じになるんだとか、
1年後ここに立つ商業施設はこんなものになるんだ、みたいなのを設計段階から体験できるっていうのは、
顧客としてもワクワク感が得られますし、顧客のファンドみたいなのも、満足度みたいなのも絶対に上がるような施策だと思いますので、
そういった点でもMetaverseを設計段階、建築の設計段階に活用することの可能性というのが非常に大きいなと感じています。
ということで、今日はLLACハウスのMetaverse観賞会があったので、建築の設計段階におけるMetaverse活用の可能性みたいな話をしてみました。
ということで、そんな建築のことも日々考えながら過ごしているというようなお話でした。
今日はお疲れ様でした。またねー。バイバイ。
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