1. NFTにハマった建築設計者の日常
  2. #139 建築物が持つ身体性
2023-11-10 13:31

#139 建築物が持つ身体性


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今日も一日、ありがとうございました。この放送は、NFTにハマった建築設計者がNFTやWEB3、時々建築の話をする放送です。よろしくお願いします。
今日は、建築が持つ身体性というお話をしたいと思います。今日はWEB3的な話ではなくて、建築的な話になります。よろしくお願いします。
建築が持つ身体性というお話なんですけども、単純に言うと、建築は雑誌とかでよく見る機会があるんですけども、ネット上の写真とかで見る機会があるんですけども、
それもいいんですけども、そうではなくて、実際に足を運んで堪能するのもいいですよというお話をしたいと思います。
これのきっかけというのは、とある建築物の見学会みたいな、もう建った、使われている建物なんですけども、見学会に行った時に感じたことをお話ししようかなと思います。
私は建設会社に勤めていて、そこで建築の設計をしているんですけども、私の会社が設計したり施工したりした建物を見学するみたいな機会が結構よくあります。
それに、こういう自分の会社がやった建物を見学しますよみたいな案内が来た時は、都合が合えば割と結構よく行っているんですけども、それで今回もそういう案内があって、とある建築物なんですけども、それを見学会に行ってみました。
私は構造設計という建物の骨組みですね、柱とか壁とか、針とか、針ってみんな知ってますかね、針とかそういった骨組みを設計するタイプの設計者なんですけども、今回見学した建物というのは、普通は柱とか壁というか仕上げに隠れてしまうんですね。
針とかというのは天井に隠れてしまいますし、そういうのが骨組みというのは仕上げによって隠されてしまう建築が一般的なんですけども、今回見学した建物というのはその骨組みがもろに見える完成後も仕上げによって隠れないでもろに見えるような建物を見ました。
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なので、一般的にその建物を利用する方々もその骨組みを見るという経験をするわけですね。そういう建物を見学させていただきました。
その建物というのは建築雑誌にもめちゃめちゃ載ってますし、建築のいろいろなショーですね、コンテストにもいろんなショーをとっているような建物になります。
その建築を一般の方が使うような時間ではない時間に見せていただいたことになります。その感想をちょっと述べたいなと思います。
その建物というのは先ほども言ったように建築雑誌とかにいっぱい載っているので、写真としては何回も見たことがある建物なんですね。
なおかつその建物には、私は今回が初めてではなくて、実際に施工している途中、要は出来上がる前の段階で一回見て見学をさせていただいているんですね。
その施工途中に見学したときに、いだいだ感想というのは、こういう作り方をしているのかとか、そういったエンジニア的な技術者的な目線で見ていて、
こういう作り方とか、こういう構成に、骨組みのこういう構成になっているんだみたいな、そういったところを見ながら踏む踏むと思って楽しんでいたわけです。
それが前回見た施工途中の時になります。
そういった経験がある中で、今回見て何を感じたかというと、実際に足を運んでみると、建物を使っている人々がどういうふうにその建物を使っているかというのが見えるわけですね。
この廊下にたくさんの人がひしめき合って、こういうふうに使われているんだとか、ここはこういうふうに人が通って人の流れができて、ここに人が溜まっていくんだなとか、そういうのが自分の妄想なんですけども、そういうのを見えるわけです。
一方で、空間の豊かさとか、先ほども言いましたけども、骨組みがモロに見えるわけなんですけども、骨組みに燃えるのは我々の職能だけなのかもしれないんですけども、燃える度合いは多分我々の方が勝っているんですけども、一般の人たちも多分その骨組みに少なからず、
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微量かもしれないですけども、骨組みに燃えて、この建物綺麗だなというふうに感じさせるような空間がそこには広がっていたんですね。
今言ったように、建築物に訪れた時に使っている、当然誰もいないんですけども、自分たち以外誰もいないんですけども、使っている人たちの群衆の雰囲気みたいなのがいないんですけども、妄想で見ることができるとか、
あとは空間の豊かさとか、見えている骨組みの美しさとか、そういうのを感じられるっていうのは、そういう経験っていうのは、やっぱり写真とかネット上の写真とか雑誌で見るとは全然段違いにそういうのを感じることができるんですね。
さっき言った、使っている人が見えるとか空間がいいなとか、それは割と建築を知っている人よりマニアックな感想なのかもしれないですけども、少なからず建物を訪れた時にそういう不思議な感じを感じるっていうのは建築を専攻していない普通の人でも感じることかなと思います。
よくあるのが神社とかお寺とかで一般開放している建物がよくあると思うんですけども、そういうところを訪れた時のひんやりとした感じとか、あとは静けさとか、その静けさの中で歩くと床がギーってなっているそういう軋む音とか、そういう音とか、
あとは誰かに見られているような神様とか仏様に見られているような、なんか重圧感みたいな、第五感では感じられないような第六感のプレッシャーみたいなのとかっていうのを普通の人でも神社とかお寺に行ったら感じるのかなと思います。
それが割と極端な例で一般の人にも感じられるような建築物の神体性みたいなものなのかなと思うんですけども、もうちょっと感度が高い建築を専攻している人とか、そういった人でも普通の一般的に建築を建物、建築というか建物ですね、建物の中に訪れた際に、
なんかそういった体でしか感じられない、刺激っていうのを感じるっていうのはもう随所に、どこでもそういうのがあるのかなと思っています。
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今回の見学会ではめちゃめちゃそういうのをビシビシと感じて、これがそういう建物、そういうのを感じられる建物こそが、そういったショーとか建築雑誌に載ったりとか、そういった一般的に言われる権威の高い建物になっていくんだなというふうに思いました。
建築物が神体性を持つっていうことは、やっぱり雑誌とかで写真で建築物、あとはネットとかでの写真とかで建築物を当然見ることができて、
こういうデザインなんだなとか、見た目がこういうのなんだなっていうのは感じることを知ることは十分にできます。
なので建物に実際に行かなくても、そういったことを感じることができるんですけども、やっぱり実際に建物に足を踏み入れてみると、そういった写真では感じられるような神体性を持って感じる刺激っていうのが非常によくあるなっていうのを感じます。
それは私みたいに建築を専攻している人だけではなくて、神社に行ったひんやり感とかそういった感じで、一般の人でも感じられるような神体性というのがあるんで、そういうのを感じながら建築というか建物をですね、これはどんな建物でもそうなんですよね。
神社に行くとかそういう特別な建物に行くみたいな経験だけではなくて、図書館に行くとかオフィスビルに行くとか、普段通い慣れているオフィス、自分の会社のオフィスだとそういうのを感じられないかもしれないんですけども、
何か取引先の別の会社のオフィスビルに行くとか、そういった経験で普段通い慣れていない別のオフィスビルに行く時とか機会とか結構あると思うんですけども、そういった時に建築物の雰囲気とか温度感とか音とかそういうのを感じることで、
建築物が持つ身体性を肌で感じることができるのかなと思っています。それこそがリアルな建築の醍醐味なのかなと思っています。
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やっぱりWEB3とかを学ぶまでは行かないですけども、日々触れているとメタバースとか、メタバースが今結構台頭してきていて、これからどんどんここ数年で何十倍にも市場が膨れ上がると言われてますけども、そういった中でメタバース内の建築みたいなのも当然できていくわけで
それとリアルな建築、差別化を図って、どっちもいいところがあるんですけども、リアルはこれがいい、メタバースの建築はこれがいいみたいな、そういった積み分けが今後はできていくのかなと思います。
その積み分けを上手に使ってリアルな建築でもいい感じですよみたいな、そういったことを言える人たちがリアル建築分野でも勝ち残っていくんだなというふうに思っています。
ということで、今日は建築が持つ新体制というような、ちょっと抽象的ですけども、話がまとまっているかわからないですけども、そんな話をしてみました。
ということで今日はお疲れ様でした。またね、バイバイ。
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