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2021-11-23 12:16

あなたの「最強のフルーツ」は何ですか?大人になったら好きなる果物って…【第84夜】

トーク番組『人志松本の酒のツマミになる話』の「最強フルーツは何?」という話から、果物の好みにまつわる本をご紹介します。今日読み上げるのは、『詩人 キム・ソヨン 一文字の辞典』。「柿」とは「汁もの」とは「もう1回」とは……ハングル語1文字を詩人のキム・ソヨンさんが詩的に解説した本です。 

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みもれ 真夜中の読書会 おしゃべりな図書室へようこそ
こんばんは、KODANSHAウェブマガジンみもれ編集部のバタやんこと川端です。おしゃべりな図書室では、水曜日の夜にホッとできて明日が楽しみになる
をテーマに、皆様からのお便りをもとに、おすすめの本や漫画、紙フレーズをご紹介します。
さて、第84夜を迎えました。ちょっと突然の話題なんですけど、こないだ
ひとし松本の酒のつまみになる話っていうテレビ番組を見ていて あれ好きなんですけど、ご覧になっている方いらっしゃいますか
先日はアイドルグループのリンゴ娘の大輪ちゃんがゲストで出ていて、大輪ちゃん私すごい好きなんですよ。大輪ちゃんが
トークのお題として 一番王様のフルーツはなんだっていう
キングオブフルーツはなんだっていうのをね、皆さんに話を振ってたんですよね。何が一番好きかっていうのとちょっとニュアンスが違うかな
果物の王様をみんなで考えようっていうテーマだったんですけど、何ですか皆さんは
私は桃かなって思ったんですけど、桃も結構言ってる人いたかな。なんか、巷の人のアンケートをその番組でやってて
それの1位はイチゴでしたかね。確かにイチゴは王様感っていうか、姫様感というか
クイーンオブフルーツ感がありますね。ケーキに乗ってるとやっぱ特別感がありますもんね。
その番組を見ていて、ちょっと思い出した、その時にちょうど思い出した本があって、今日はお便りじゃなくて、そんな番組からふと思い出した1冊を
勝手に貸し出しカードとしてご紹介したいと思います。 詩人のキムソヨンさんの一文字の辞書という
一文字の辞典という本です。失礼しました。 詩人のキムソヨンさんは韓国の本ですね。韓国のハングル文字、一文字を解説する
独自の解釈で解説するというような詩的で詩的な、私ごとの詩的で、ポエムの詩の方の詩的な一文字の辞典という本です。
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これの一番最初、このアユウエオ順で言うと、何順って言うんだろう、ハングル語だと。ちょっと私はハングル語は読めないのでわかんないんですけど、一番最初が書きなんですよ。
書きというのはハングル語でも一文字なんですね。書きをどういうふうにキムソヨンさんが解説しているかというと、大人になったかどうかを識別できる
最も簡単な方法の一つ。様々な果物が目の前に並べられたとき、よりによって柿から食べようと手を伸ばしたなら、あなたは大人だ。
以前はそうではなかったのに、いつの間にかそうなっていたのなら、尚のことというふうに解説されています。
そうかなるほどと思って、柿はその大輪ちゃんの質問の時、私は思い浮かばなかったなぁ。好きですけどね、確かにいっぱいフルーツが持ってあるようなものが出てきたとして、一番最初に柿には手を伸ばさないかなぁ。
まだ大人じゃないなぁって思ったっていう。どうですか?柿はお好きですか?その番組ではね、干し柿なんか嫌いだっていう話が話題になってたかな。
干し柿って私も子供の頃そんなに好きじゃなかった気がしますけど、八百屋さんでね、うちの父方の実家が八百屋さんだったので、八百屋さんだと割と高いじゃないですか、干し柿って。
子供の頃になんでこんなものはこんな高いんだろうって思ってたけど、売れると嬉しいなって、あんな立派なあんぽ柿って言うんですかね、四角くてもっちりしたやつとかすごい高いですよね。
なんか秘密めいてて、ちょっとやっぱり大人の食べ物って思ってたかなぁということから、生のフルーツの柿もやっぱり大人の食べ物なんだなぁと思ったりして、
その感覚が韓国人の方もあるのかなっていうのが面白いですよね。
今日はちょっとこの本からいくつか気になったワードを一緒に読んでみたいと思います。
さて、詩人キムソヨンさんの一文字の辞典から気になったワードをいくつか読んでいきたいと思います。
知るもの。クーって読むのかなぁ。知るもの。父がいなくなった食卓から一緒に姿を消したメニュー。
なるほど。柿。さっきのフルーツの柿じゃなくて海鮮の方の柿です。
父の茶碗の前にだけ置かれていた冬のごちそう。 なるほど。
なんかこのポッドキャストでも前に韓国の小説を読んでると向小田邦子さん的な世界観を感じるって言ったかもしれないんですけど、
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そういう少し昭和の食卓のような彷彿とさせる描写が韓国の小説は結構出てくるんですけど、
こういうお父さんだけ晩酌のためか、家主だからという意味で一品多いみたいなことって韓国も結構あるんだなと思って、
それってどうなんでしょうね。ヨーロッパとか例えばイギリスのお父さんも一品多いとかあるのかな。なさそうですよね。
マジや福徳だったりするんでしょうか。なんてことを思ったりして。他にももうちょっと読んでみよう。
もう1回。もう1回はね。欲求が強い時に使う言葉。主に子どもたちが繰り返し遊んでほしい時。
名上の人がたびたび忠告しようとする時。恋人たちが別れたくない時。言葉が言葉を生む時。
酒が酒を呼ぶ時。面白いですね。こうちょっと哲学的でしっとりとしたものからやや忠告に近いようなものまで、この人の選ぶ言葉選びが素敵だなって思うんですけど、
ちょっとユーモラスな部分もあったりします。もう1回というかもう1回だけを含めてな気がしますね。
別れたくない恋人たちだったり、お酒ももう1杯だけ、もう1杯だけみたいなニュアンスでしょうか。
こんな風に韓国のハングル語は1文字の中に結構意味を持っている。漢字に近い部分があって、複数の意味を持っているものなんかもあったりするのが面白いなぁと思いました。
もう1個何か読もうかな。これもえーと思ったんだ。
ゆんのりの棒のことらしいんですけど、ゆんのりの棒って知ってますか。
解説を読むと、80代の老人と8歳の子供が一緒にできる唯一の遊び道具。お互いどちらもわざと負けてあげたりしないためゴブゴブのゲームとあります。
どんなゲームだろうって思って、わざと大人が子供にね、わざとおじいちゃんが孫とかと戦って、わざと負けてあげられないゲームと、わざと負けてあげられちゃうゲームってなんだろうって思ったんですよね。
トランプみたいなんだと、わざと負けたりできるかって思ったら、解説のさらに注釈を読むと、ゆんのりとは朝鮮半島に古くから伝わる日本のスゴロ国に似たゲームとありますね。
サイコロの代わりに4本の湯と呼ばれる木の棒を投げて、落ちた湯の状態に応じてコマを進めていく。
うん、なるほど。スゴロ国は確かに運任せだから、負けてあげることができないゲームですね。
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今イカゲーム、イカゲームを見ましたが、ネットフリックスのイカゲームとかもね、なるほど、こういう大人が子供の頃から親しんだゲームに本気になって遊ぶみたいなのって、やっぱりすごく物語として面白いなって思いました。
今日はこの本から紙フレーズをさらに1個ご紹介して終わりたいと思います。
目、パッド、スパッド、ちなみに木の芽の芽と書いてあって、芽にはパッドとスパッドという意味もあるのかもしれないですね。
この解説を読みます。心に落胆の思いしか残らない時、もはや手の打ちようがないと思う時、化粧用のコットンを出して一握りのサンチュの種を撒いてみる。
そして水に浸しておく。4日もすると芽がパッと出て、私はなんだか嬉しくなる。落胆しかなかった4日前の自分をスパッと忘れられる、とあります。
サンチュの芽って化粧品のコットンに水を浸したもので芽が出てくるのか、面白いやってみたいなって思いましたけど、サンチュの種は普通にスーパーとかで手に入らないですかね。
心に落胆の思いしか残らない時、芽が出る3、4日経って、芽が出たっていうことに気付いた嬉しさで落胆をスパッと忘れられるってすごくわかる気がしていいなって思いました。
正直ちょっとね落胆することは最近あったんですよ。でも確かに何か植物を育てたり、その変化を発見したりすると、まあそんなこともあったねっていう気持ちになるかもしれないと思いました。
貝割れとかやればいいか、すぐ芽が出そうですもんね。
そんな今夜のポッドキャストは、キムソヨンさんの一文字の辞典をご紹介しました。今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
さて、そろそろお時間になってしまいました。
真夜中の読書会、おしゃべりな図書室はこんな感じで、皆さんからのお便りをもとにしながら、いろんなテーマでお話ししたり、本をご紹介したり、緩やかにやっていきたいと思います。
また来週水曜日の夜にお会いしましょう。今日は最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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おやすみなさい。おやすみ。
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