1. 真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室〜
  2. 自分と家族がラクに暮らせたら..
2023-06-14 13:00

自分と家族がラクに暮らせたらそれが何より。こだわりやていねいを捨ててみる

今夜の勝手に貸出カードは、村井理子さんの『いらねえけどありがとう いつも何かに追われ、誰かのためにへとへとの私たちが救われる技術』です。

村井さんにとっての「無洗米」みたいな革命を起こしていこうというお話。


番組へのご感想、メッセージ、リクエストはInstagram の⁠@batayomu⁠ からお寄せください。一つ一つ大切に読ませていただいております!インスタグラム:⁠@batayomu⁠⁠⁠

ツイッター:⁠@batayan_mi⁠


00:03
真夜中の読書会おしゃべりな図書室へようこそ。
こんばんは、KODANSHAのバタやんこと川端です。
真夜中の読書会おしゃべりな図書室では、水曜日の夜にほっとできて明日が楽しみになる
をテーマに、おすすめの本や漫画、紙フレーズをご紹介します。
第137矢となりました。今夜のお便りご紹介します。
ペンネームサノさんからいただきました。
バタやんさん、サノと申します。
こんばんはいつもポッドキャストを楽しみに拝聴しております。
私がバタやんさんにリクエストをお願いしたいことは、
自立した生活を楽しく前向きにできる本を教えてください。
私は27歳で、小学校1年生7歳の男児を育てているシングルマザーです。
この度、実家を出て2人で暮らしを始めることになりました。
不安で心がキュッとなる瞬間もありますが、
一歩踏み出し、2人で気ままにマイペースな生活を送れるような気持ちになれる本をご紹介いただければと思います。
といただきました。ありがとうございます。
そうですね、一歩踏み出された方は、必ず不安で心がキュッとなる瞬間があるんだろうなって思いますね。
新生活とか独立するとかもそうですし、環境を変える、仕事を変える、
お子さんが転校するとか、前向きな一歩であったとしても、心細さとか心もとなさはありますよね。
そんな今夜の勝手に貸し出しカードはですね、
エッセイストで翻訳家の村井理子さんによる、
いらねえけどありがとう、いつも何かに追われ誰かのためにヘトヘトの私たちが救われる技術という本にしました。
どういう本かっていうのは、このタイトルに集約されているので説明がいらないくらいなんですけど、
いつも何かに追われ誰かのためにヘトヘトの私たちが救われる技術、ちょっとしたティップスが詰まっている本なんです。
佐野さんとお子さんの気ままでマイペースな生活を前向きに後押しできそうな、私がお気に入りのティップスをいくつかご紹介したいと思います。
この本のプロローグに無線マイの話が出てくるんですね。この無線マイのプロローグの話が大好きなんですけど、
どういうことかというと、村井さんはお米を研ぐのが苦手って書き方をしていらっしゃいますが、
03:02
もうちょっとストレートに言うとめっちゃめんどくさいって思っているっていう話が出てくるんですよ。
お米を炊こうって思ってから8時間ぐらいかかるって書いてあったから、どんだけめんどくさいんだっていきなり笑っちゃったんですけど、
確かにお米を測って、よそって、水を流して、問いで何度か流したりするっていう行為自体はね、やれば大したことじゃないんですけど、
気持ち的によっこいしょってなるのはすごくわかりますね。
いろんな人から無線マイにすればいいじゃんって言われるっていう話が出てきて、
でもそういうことじゃないんだよっていう気持ちと、無線マイよりやっぱり普通に問いでから炊くお米の方が美味しいでしょという意識もあるわけなんですよね。
しかし、しかしですよ、この村井さん誕生日に無線マイをもらって、無線マイにしてみたらめちゃめちゃ美味しいじゃんってなったっていう話なんですね。
この無線マイの革命が起こったくだりをちょっと読みたいと思うんですけど、
自分の生活を振り返ってみると、こんな訳のわからないこだわりや誤解で損をしている場面や時間を無駄にしている場面が多いような気がする。
自分の人生における無駄の場面の代表的なものがこの無線マイという存在の堅くなな回避だったが、
皆さんの生活の中にも一つぐらいはこんな堅くなさが存在するのではないだろうか。
私は自分の胸に刻んでいる。挑戦を恐れるな。古いものにしがみつくな。無線マイの奇跡を忘れるな。とありまして、
無線マイ一つでそんな大げさなと思われるかもしれないですが、ありますよね、きっと皆さんの生活の中にも無線マイ革命的なことが。
そういったことがいっぱい出てくる本なんですね。この中であと私が好きなのは大きめのボトルをやめる話です。
大きめボトルとかって小さいのをちまちま買うよりは経済的ではあったりするんですけど、ここに出てくるのはウスターソースがいつ買ったかわからないままずっとあるという話なんですが、
だったら使うたびにミニボトルを買ったほうがいいなってなったっていう村井さんの話で、たくさんは重荷になるってそうかもしれない。
重荷って言うとまた大げさですけれども、大きいの買っちゃったしな、まだあるしなって小さな重荷がたくさん冷蔵庫とか戸棚に詰まっているっていうことはありますよね。
そしたら結局捨てたり腐ってしまったりするならばちょびちょび買った方が結果的には経済的なんじゃないかっていうのもあるし、そもそも数百円も変わらないぐらいなのだから、すごくそこで自分の節約とかエコとかを貸しすぎなくてもいいのかもっていうふうに思ったりしますよね。
06:07
あとは立って食べちゃいけないとか、そういう子供の頃にしつけられたようなこととかが村井さんの言うところの固くなな回避につながるケースもあるのかなと、絶対破っちゃダメっていうふうになんとなく自分ですごく思ってたりして、そういうルールってありますか皆さんも。
私はですね、夜に、夜中に爪を切っちゃいけないっていうやつかな、親の死に目に会えないとかっていう理由だったと記憶してるんですけど、なんか固くなに夜爪を切っちゃいけないって思っていて、でも仕事も忙しくって、朝出かけに爪が伸びてるなって気づいても、今戻って切ってる時間ないっていう電車に遅れちゃうなってなって、
また忘れて夜になって、夜になっちゃったって思うんですけど、だったら家で夜ドラマとか見ながらCMの合間に切ったらいいよねって、切ってもいいよねってなったのが結構最近ちゃ最近なんですよね。
あとは何だろう、着た枕とか玄関に丸々置いちゃいけないとか、寝室に鏡を置くべきじゃないとか、そういう風水的なものもあるかもですね。自分の中でやっちゃダメって思っている、固くなな回避も結構あるかもしれない。
あとはイエベブルベとか体型ウェーブ、体型ストレートとか、そういう診断ものも固くなな回避を増やす要因になることもあるかもしれないなって思いました。私はオレンジは絶対に合わないとか、フレアスカートは履かないとかね。
でも意外と破ったからなんていうこともないんじゃないんですけどね。というような小さなことだけど大事な話みたいなのがいっぱい出てくる本です。
中でもちょっとやや深刻なというか大事な話として出てくるのが病気に関する体調とかに関する話なんですね。
村井さんはご自身は心臓にまつわるちょっと大病されたことがあるようでして、だから余計なのかもしれないんですが、例えば粉害したこととしてこんなのが出てきています。
先日はとある病院で入院し退院したばかりの人に対して以下のようなリプライがついていたのを目撃した。私の祖母も同じ病気で亡くなりました。お大事になさってください。
恐ろしい。確信犯かと思ったがどうもそうでもないらしい。このような無意識の言葉が人の心をじわじわと蝕み疲れさせていく。
これはSNSにまつわる話の回なんですけど、すごいわかると思ったのはこの病気とかに関する告白とかちょっと愚痴に近いようなことをこぼした時に対する返しって確かにすごい難しいんですけど、
09:16
SNS上とかだと全然知らない人から不要意にこうやって今それいるみたいなレスがつくケースもありますし、知り合いとか友達だったとしてもちょっとした病気の告白をした時にどういう返しをするかっていうのは結構難しいですよね。
返ってへこますとか傷つけちゃうっていうこともあるでしょうし、すごくなんでもないことのように扱われてもちょっとチョックかなと思ったりね。悪意はないとか言うけれども、こういう返しは悪意ですよね。
そういうアドバイス中みたいなとにかくアドバイスをしたい人から想定外の言葉を浴びて傷ついたりすることがあるっていう話が書いてあって、いや全くその通りだなと思ったんですけど、そういうアドバイス中みたいな人とかクソバイスとか言ったりするんですかね。
そういうの子育てとかでも受けることもあるかもしれないですし、若い人に対して年上の人からそういうアドバイスしたい欲を出されて不要意に傷つけられたりすることって結構あるなと思って、そんな時は心の中でこの本のタイトルを唱えようと思いました。
いらねーけどありがとう。一応お礼は言ってるよっていうとこがいいですよね。いらねーけどありがとうって言ってるから。ありがとうだけどいらねーわだとちょっと強すぎる。ちょっとこっちがまた悪いみたいになっちゃうから逆なとこがいいなと思ったんでした。
さて今日はこの本から紙フレーズをご紹介して終わりたいと思います。
やりたいことは迷わずやる。会いたい人には会う。伝えたいことは伝える。買いたいものはあっさり買う。そして万が一失敗したとしても後悔はしない。とあります。
この中でも買いたいものはあっさり買うっていうところが私はすごく好きなんですけど、これも村井さんが大病されたからこの境地に至ったという話ではあるんですけど、特にネットショッピングがねお好きらしいんですよ。
お仕事のモチベーションを上げるにあたっても先に何か買っちゃうって書いてあっていい話だなと思ったんですけど、例えば生活を便利にしてくれそうなものとかモチベーションが上がるために買いたいものもあるでしょうが、そういうのいいなって思ったものは買ってみるっていう買いたいものをあっさり買うってすごく大事なことだなって思ったりしました。
12:15
佐野さんリクエストありがとうございました。息子さんとの楽しい二人暮らしに心からエールをお送りしたいと思います。
さて今夜もお時間になってしまいました。
真夜中の読書会おしゃべりな図書室はリスナーの方からのお便りをもとにおすすめの本や漫画をご紹介しています。
インスタグラムバタヨムからメッセージをお寄せください。
それではまた来週水曜日の夜にお会いしましょう。
おやすみなさい。おやすみ。
13:00

コメント

スクロール