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2024-05-01 13:16

大満足のお休みってむずかしい。普段よりちょっと負け越しくらいでちょうどいい

今日は、お休みにおすすめの本スペシャルです。

今夜の勝手に貸出カード

・群像編集部編『休むヒント。

・池谷裕二さん『夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす



今野大地さん、池谷裕二さん『​​脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線

池谷裕二さん『進化しすぎた脳

池谷裕二さん『単純な脳、複雑な「私」



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00:03
真夜中の読書会おしゃべりな図書室へようこそ。
こんばんは、KODANSHAのバタやんこと川端です。
真夜中の読書会おしゃべりな図書室では、
水曜日の夜にホッとできて明日が楽しみになるおテーマに
おすすめの本や漫画、紙フレーズをご紹介します。
第171夜を迎えました。
今日はですね、ゴールデンウィークスペシャルということで
お休みにおすすめの本をご紹介したいと思います。
KODANSHAの公式インスタグラムアカウント
kodansha-jpで
ゴールデンウィーク後半に読むならこの本
という企画投稿をやってまして、
私も2冊ご紹介させてもらってます。
今日はそこで紹介した本について
どんな本なのか、なんでお休みにおすすめなのか
といったことを解説したいなと思っています。
kodansha-jpの公式アカウントの方も
ぜひフォローしてみてください。
さて私がご紹介したのは、1冊目は
群蔵編集部から出ている
休むヒントという休み方にまつわるエッセー集です。
もう1冊は東大役学部教授で
脳研究の第一人者である
池谷雄二さんの夢を叶えるために脳ある
という本にしました。
休むヒントはですね、
ドキメク、筆筆家さん、作家さん、
アーティストさん、声優さんらが
休むをテーマに書いたエッセーの
アンソロジーなんですね。
連休前半が終わってしまった方も
これからやっと連休だよという方にも
読んでみてほしいなと思ってご紹介しました。
なんというかざっくり言うとですね、
休むって、上手に休むって難しいよね
という本でした。
なんとなく無駄に無益に過ごしてしまったなとか
せっかくだからと心はせく
わりにやりたいと思っていたことは
全然できないとか
寝てしまったとか
みんなそうなんだなということに
ほっとする本でした。
もう1冊の夢を叶えるために脳あるという本は
池谷雄二先生が
高校生10人に向けて講義をした
その講義録、語り合った内容を
収録した本なんですね。
結構分厚い本なんですけれども
ぐんぐん読めちゃう脳の解説本です。
池谷雄二先生は
進化しすぎた脳という本と
単純な脳、複雑な私というね、
名著と言っちゃいますけど
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伝説の脳の講義本が
高段車ブルーバックスから出ていまして
私はすごいよく知っていた。
昔からよく知っていたというわけでは
全然ないんですけれども
少し前に脳と人工知能をつないだら
人間の能力はどこまで拡張できるのかという
池谷雄二さんと
そこんの大地さんという方と
池谷雄二さんの教授ですね、これは
お二人で書かれた本を読んだんですよ。
どういう本かというと、AIと脳の融合の話ですね。
少し前の本なんですけれども
イーロン・マスクがツイッターを乗っ取る前に
イーロン・マスクが自分の会社の研究で
何をやろうとしていたかという話が
載っているんですけど
猿にチップを埋め込んで
念じるだけでゲームをクリアできるようになるか
みたいな実験をしていて
チップを脳に埋め込むことで
手足を動かさなくてもコンピューターを操作できる
みたいなテレパシーみたいなことを
やってのけているんですね。
それって体が不自由な方にとって
画期的な解決法、治療というか
になるかもしれないけれども
一方で倫理的にギリギリと言いますか
越えてはいけない一線を
越えてしまいそうな研究の行く先が
怖さがありますよね。
そういう身体能力とテクノロジーの進化
みたいなことに私自身はすごく興味があって
全然理系の頭じゃないから
ちんぷんかんぷんなんですけど
理解するのにとても時間がかかって
読んでも正直あまりよく分からないんですけれども
でも好きなんですよね、こういう
どうなっていっちゃうんだろう
ということとか
テクノロジーの進化によって病気とか
体の不自由さが何か
劇的に解消されたり拡張されたり
することがあるのかなというのを
考えたり知ったりすることは好きで
だからこういった長い休みに
AIと脳科学みたいな本を
読みこなすのにすごく
時間がかかるような本を読むのって
結構いいなと思っています。
でも池谷雄二さんの本はですね
文章がとても読みやすくて
スッと入ってくる感じがあるんですよ。
夢を叶えるために脳があるは
高校生に向けての講義だし
対話形式になっている感じもあって
理解しやすい本のような気がしましたね。
その通りスイスイ読めて
休みに入る前に結構読んじゃったんですけど
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とはいえあまり
この場で説明できるレベルには
理解できていないので
夢を叶えるために脳があるについては
また別の機会に改めてゆっくり
紹介したいなと思っています。
というわけで後半は
群蔵編集部の休むヒントを紹介したいと思います。
あの人の休み方を
綴ったエッセイの
アンソロジー・休むヒントを読んで
一番衝撃を受けたのは
本の内容ではないんですけどね
ショックを受けたポイントがあって
書き手のほとんどが自分より年下だったんですね。
私より若い方ばかりだったんです。
休むというテーマで
執筆依頼をするとしたら
誰にするかなって
自分が編集者として執筆依頼をするとしたら
誰にするかなって考えた時に
お仕事に入ってほしい人は
忙しそうな人ってことになるんじゃないかと思ったんですよ。
忙しそうって思われる人ってことは
今活躍をされているお仕事がいっぱい入ってそうってことですよね。
今をときめく人という言い方をしましたが
いわゆるアイドルとか
芸能人とかって
休みがなさそう、時間がなさそう
っていう人というよりは
執筆の依頼がいっぱい来てそうな人っていうのが
並んでいました。
例えばどんなお名前が並んでいるかと言いますと
複面作家の
麻布慶和錠さん
クイズノックの伊沢拓司さん
それから芥川翔候補作にも
選ばれた我が友スミスの
石田加穂さんとかね
竹田ダニエルさん、竹田佐哲さん
私を空腹にしない方がいいの
工藤レインさんとかね
今本が売れそうな
キャッチアップしておきたい人たちの名前が
ずらりと並んでいるんですけれども
プロフィールを見ると自分より若い人が
多いなと思ってびっくりしました。
あと名前だけ見ても
何をされている方なのか
私はすぐに分からない人も多くて
その辺も含めて結構自分がちょっと
年を取ったなって思っちゃったと言いますが
なんというか甲子園に出ている人とか
箱根駅伝に出ている人たちって
永遠に年上な気がしてて
09:01
いや、もはや産んでてもおかしくないというか
私にとっては子供ぐらいの年齢なんですけれども
永遠に憧れの先輩感があるというかね
分かる人いるでしょうか
同じように
甲子園とか箱根駅伝に出ている人と同じように
分断で活躍されている人っていうのは
つまり軍道編集が今をときめく人って
認めるような人は
永遠に年上なんじゃないかみたいな気持ちで
いたんですけれども
純文学は結構若い方が書くものでは
もともとあるわけなんですけれども
そういう人たちもずっとずっと
自分より年上な気がしていました
坂井潤子さんのお名前を見つけて
ほっとしたというか
この本の中で私より年上なのは
坂井さんぐらいなんじゃないかと思ったんですけど
そんなことはなかったです
岡本ひとしさんとか平松陽子さんとか
重鎮の方もいらっしゃって
今この人はどんなお休みをとっているんだろう
って思われるような活躍の人が
どんどん自分より若い方になっていく
それは私も疲れるはずだわと
年をとったのねと思って
ゆっくり休もう休ませてもらおうよって思いました
そんな休むヒントから
カニフレーズをご紹介して終わりたいと思います
これが私の休暇だと思った
不安と失望と自己嫌悪でいっぱいで
疲れ切って心も休まらないが
しかしこれこそが私の休暇なのだった
とあります
これはですね角田光雄さんの一節です
角田さんは先輩だったほっとしました
先輩の休みもそうなんだって
角田さんの旅好きのイメージが私はありましたが
取材を兼ねた仕事絡みの旅とか
マラソンのための旅じゃない旅をしたのは
20年ぶりだったとこのエッセイに書いてありましてね
コロナも挟んで久しぶりに本当の
ミッションのない旅に出たんだけれども
しっかりいろいろ調べていっても不安で
街の人に聞いたり迷ったり
バスを乗り間違えたり
支払いが現金しか駄目でドキドキしたりとか
そんな様子を不安と失望と
自己嫌悪でいっぱいで疲れ切って
心も休まらないと表現されていたんですね
そうなんですよね
旅行って実は自己嫌悪と失望とがいっぱいあって
楽しかったこととトントンだったらいい方で
シーソーはどちらかというと
普段より駄目な方へ傾いてるんじゃないかって思いますけど
12:01
それが休みなんだと
年を取ってからの旅ってそうなんだって
角田光雄さんに言ってもらえると
ほっとしますね
ガシッと手を握りたい気持ちですよね
さてどうでしょうか
皆さんはいかがお過ごしでしょうか
休みじゃない方もいますし
普段通りの方も多いかもしれないです
家族の方は本当によく眠れるので
寝る前にもおすすめです
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます
ではではまた来週
さてそろそろお時間になってしまいました
真夜中の読書会おしゃべりな図書室は
皆様からの感想やリクエストをお待ちしています
インスタグラムのアカウント
また読むからぜひメッセージをお送りください
それではまた来週水曜日の夜にお会いしましょう
おやすみなさい
おやすみ
13:16

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