1. 場末のラジオ〜ゆるゆるネット回顧録〜
  2. #16 番外編レトロPC(後編)..

栃木、新潟、沖縄という離れたところでたまたま同じような仕事をしている同世代のおっさんたちの場末の会話。今回も「レトロPC」について。各社PCが次々に新機種を投入する中でMSXは買いやすい価格帯と豊富なゲームソフトで家電メーカーがこぞって参入。ファミコンとはまた少し違ったゲーム文化を作ったのでした。

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あちらの奥のテーブル席に、ITに詳しい3人が、黎明期のインターネットについて語ってますよ。ちょっと聞きましょう。
はい、場末のラジオでございます。今日もこの3人でお送りさせていただきます。
はっしーです。
佐藤さんです。
猫像さんです。よろしくね。
よろしくお願いします。
はい、今回も前回に引き続きテーマはレトロPCです。前回ですね、いろいろMSXのお話とか、それからPC6001に続く六本木パソコンの話はですね、六本木PCの話までしましたけども。
小学校、僕が3年生、4年生くらいに6001を買ってもらったんですけども、ゲームもカセットテープで提供されていて、一部ROMでも提供されてはいたんですが、
89,800円という価格帯に対してですね、その直後にですね、ファミリーコンピューターという。
どこがコンピューターなんだろうっていう。キーボードはどこにあるんだろうっていう。
マシンがですね、任天堂という会社から発売になりました。
そのですね、価格が確か15,000円くらいでしたっけあれ。
でしたね。
15,000円くらいの価格帯でですね、僕がやっていたゲームよりもですね、かなりクオリティの高いゲームがですね。
そうだよね。
カセットを挿すだけで一瞬で遊べるっていうね。
僕の一方、僕はカセットテープで20分くらいロードしていて。
そしてなんだかしょぼいゲームをやるという。
目の当たりにしてですね。
なんだこれはと。パソコンなんか意味ないじゃないかと。
その後、8801とか9801とかっていうのがですね。
次から次へとどんどん出てきてですね。
こんなものに付き合ってられるかと。
ということで、僕のパソコン歴はですね、そこで一旦途絶えることになった。
なるほど。暗黒時代に。冬の時代になったわけだ。
その後、Macで復活するまではですね、しばらくパソコンからは遠ざかる形。
なるほど、なるほど、なるほど。
あとさんはお兄さんのMSXを、自分のパソコンみたいなのは買ったんですか?
実は買ったんですよね。
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でもそのMSX自体はそこから2、3年はずっと使ってて。
自分のプログラムだけじゃなくて、それこそゲームソフトを買って。
今話し合ったようなカセットテープメディアのゲームとか。
あとMSXはROMの方が主流なんで、ROMカセットのゲームを買って。
としている中で、MSXは正当な進化をしていくわけですよね。
なるほど。
MSX2というやつ。
そうするとやっぱりゲームの質も良くなるわけです。
となれば自然にやっぱりMSX2が欲しくなるわけですよ。
そこで自分のパソコンを買うという方向になった時に、
先ほど前半でも出てきたソニーのヒットビットを買ったわけですよ。
なるほど、ヤマハじゃなかったんだ。
ヤマハはMSX2はあまり出してなかったんで。
出してなかったんだ。
あとソニーのヒットビットの方が安かったんですよね。
一応外付けでF6Bディスクドライブも付けられたし。
当時のヒットビットF1か。
ヒットビットデザインかっこよかったですよね。
そうそう。
あれがやっぱりゲーミングパソコンという恐ろしい仕様があったんですよ。
ハードウェアでスピードコントロールができたんですよ。
へー、そうなの?
ハードウェア上にスピードのコントロールのスライダーがありましてですね。
それをスローにすると、ハードウェアが強制的に遅くされるんですよ。
すげー、どうやってるんだろう。
全圧調整してる。
難しいゲームをそれでチート使ってクリアをするという。
なるほど、だからゲーミングPCなんだ。
そうそう。
遅くはするけどリワインドとか巻き戻しはないよね、さすがにね。
さすがにね、それはない。
へー、面白い。
でもやっぱりそうなってくると、今度はプログラミングはほとんどしないで、
やっぱりゲームソフトで買ってゲームを作るというのが今からになりましたね。
なるほどね。
当時のタイトルって思い出せるので何があります?
いっぱいありますよ。
やっぱり一番あれだったのは、コナミのゲームのシリーズなんですよね。
あ、コナミか。
コナミはファミコンとMSXに関しては相当気合い入れていたんで、
MSXに関してはグラディウスシリーズ、
あれをMSX1の時にまず移植をして、
それが凄い出来が良くて、
そこからMSXオリジナルのグラディウス2というのを出します。
そうね、2よね、2。
フォーマ数字の2じゃなくて関用数字の2なんですよね。
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2だよね。
あれがコナミのMSX独自の音源を使って非常にBGMが良かったと。
そうなんだ。
そしてそこからパロデュースを出したわけですよ。
そうなんだ、パロも出てたんだ。
実はパロデュース、ダではなくてパロデュースなんですよ。
パロデュースの方ね。
実はダついたのはMSXの先にパロデュースを出したからなんですよ。
そうなんだ。
アーケードが後なんですよ。
すごい。初めて知った。
その時からもうペンギンが主人公でしたけどね。
そうなの。
やっぱり南極大冒険の繋がりってことなのかな。
やっぱりそうですね。
結局南極大冒険のあれですね。
面白い。
スナッチャーとかも出てたの?MSXって。
スナッチャー、そうですね。MSX2で出してましたね。
すごい。
タイトルとしてはPC88とMSX2で出してましたよね、スナッチャーは。
そうなんだ。PCもあったんだね。
ありました。
すごいな。
88も結構その後ゲーミングパソコンっていう位置づけになってましたよね。
なってましたね。
当初はビジネス系みたいな感じだったのが、
いつの間にか60シリーズのラインが消えて家庭向けが88がメインになってきて、
結構そういうゲーム系のパソコンっていう形で、
逆に98がオフコンっていうかオフィス用のコンピューターっていう位置づけになってきましたよね。
そうなんだ。
SRとかMRとかTRとかいろんなのが出てたな。
MRが確かハードウェアスペック上げたバージョンで、
TRがモデム付きのやったんですよね、音響カプラーの。
そうなんだ。
出ました、音響カプラー。
ここから繋がっていくわけだね。
PC版に繋がったわけだよね、そこから。
なるほど。
それくらいの時代なんだ。
そうですね。
ずいぶん後だな、自分がPC使ったってなるかな。
憧れだけはやっぱ。
パソコンは高かったですよ。
高かったよね。
同意を求めるけど。
この中でMSXで破格のハードウェアが1個あったんですよ。
仮想計算機というところが、MSXの機種を足しまして、
MX10という機種がありまして、
あれが19800円だったんです。
すごい。
キーボードがペタペタのやつでしょ。
ゴムのペチペチのやつ。
知らなかった。
箇所も出してたんだ。
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うちの奥さんの家にあったって言ってましたね。
見た見た。見たことあるみたい。
すごいな。
でもMSXだから、規格は一緒ってことだから、
ちゃんと動くってことだよね。
MSX1なんで、一応一応の規格にあったら全部動きます。
そっか。そうだな。
MSXよりはハミコンの人だったからしょうがないな。
ゲームしてたからな。
MSXっていうのはそもそもマイクロソフトとASCIIが
共同で開発したものなんですよね。
厳密に言うとマイクロソフトとASCIIとソフトバンクなんですよ。
ソフトバンクもありました。
そうなんだ。
だからニシさんとソンさんとビル・ゲイツさんが3人絡んでたんですね。
なるほど。
みんな漢字一文字じゃないか。ニシ、ソン。
ビル・ゲイツは違う。
ビルか。
カタカタカタカタ。
面白いね。そういう歴史があったんだ。
MSXっていうのは海外では使われてたんですか?
日本独自ですか?
日本独自ではないんですけど、
発展は日本が一番発展した感じですよね。
そうですね。当時も1984年にはMacも出てたし、
DOSも動いてましたもんね。
そうっすね。
あ、そっか。海外はそれか。
IBM PCですよね、きっとね。
なるほどね。
じゃあ日本だけ独自進化してたって感じだね。
NECとか富士通とか。
そうですね。
海外のあれだと、それこそゲーム機だったらあたりとかになるでしょうし。
コモドールとかは確かどうなんだろうな。
コモドールあったね。
コモドールはコンピューターじゃないの?
あれはパソコンの。
あれはパソコンの。
懐かしいな、コモドール。久しぶりに聞いたね。
それこそさっきカシオの話を言ったんですけど、
よくよく考えたらMSXを使ってる間のところにもう一個パソコンがあったのを今思い出したんですよね。
カシオ?
カシオ、あのときはシャープだったんですけど、ポケコンです。
ポケコンか。
工業高校生は必ず持つと言われる伝説のポケコンってやつですか。
持ってましたね。
あれが地元のディスカウントストアに何故か置いてありました。
それを、でもカシオかあれはPB100っていうポケコンが2万円くらいだったかな。
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それを使ってやっぱりその中にまたポチポチプログラムしてゲームをしてみたいなことをしたんですよね。
なるほど。
あれって何ができたんですか。
何ができたんだろう、不思議。
本当にプログラムを組んでいって、その数字上のデジタルの数字盤だけですけれどもゲームができたんですよ。
だからそこでブロック崩しっぽいテニスゲームみたいなのとか、
そういうような感じでちゃんと動かすことができてたんですよ。
小さい画面で。
そうです。数字だけの、数字の1から9の数字の組み合わせでね。
そうだよ。カシオの昔の腕時計なんかにもゲーム付きのやつあったじゃん。
ありましたね。
あれと同じノリってことだよね。
そうそう。でもちゃんとプログラムですから。
そのポケコン用のプログラムも雑誌とかに書いてて、それを一生懸命ピコピコ打ってやったんですよね。
だって言語って独自規格になるの?
独自規格ですね、この中で。
すごいな。黎明期は本当にあれだね、ウゴのタケノコのように言語があふれて帰ってたわけだね、じゃあね。
そうですね。
ベーシックはベーシックなんだけど、独自のベーシックみたいなね。
ベーシックはベーシック。
NECだけだってN60ベーシックとかN80ベーシックとか種類がありましたからね。
当時ってこうやって規格を変えることによって商売が成り立っている部分あったのかな、そう考えると。
かもしくはその機械ごとに新しいのを開発するとそれが必要になってきたのかもしれないですよね。
なるほどね、そっかそっか。
それに見合った能力を出すにはってことか。
かもしれないですよね。
その規格を逆手に取ったゲームがあったんですよね。
ん?
それぞれの規格ごとに独自のシナリオを設けたゲームがあったんですよ。
へー。
シミュレーションゲームでT&Eソフトが出したD.Vaってやつなんですけど。
なんかD.Vaって懐かしいね。
あれ、各プラットフォームごとに主人公のキャラクターを連れて、それぞれのシナリオを独立させて、データだけを別のプラットフォームに移行ができたんですよ。
ほー、そうなの?
だから88の方である程度育てた艦隊をファミコン版に持っていくとか。
へー。
へー。
なんかクロスプラットフォームっぽいね。
一応ストーリーは全部つながってるんですよ。
へー。
で、そのPC88X1、FM77AV、MSX、MSX2、ファミコンってきて、最後98で全部ストーリーを全部タイプを占めた。
すげー。
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へー。
スタンプラリー化のような。
あれ全部やってる人いたらすげーなと思いますけどね。
すごいよね。
うちのお家には全ての機械がありますみたいな感じになっちゃうもんね。
ねー。
ねー。
あとはもう友達の家に行ってやりまくるとかね。
そんな感じだよね。
ごめん、ソフトだけ買ってきたから使わせてみたいな感じになるよね、きっとね。
すげーなー。
面白いね、こういう企画があるっていうのもね。
ねー。
ねー。
なんか御衆院みたいじゃん。御衆院とかスタンプラリーっぽいじゃん、なんか。
パスパイプ。
へー、そんなのがあったんだ。
なんかもう止まりませんね、話が。
追加されてきてますからね、いろんなものを。
これちょっとまた別な機械に続きをやったほうがいいかもしれないですね。
もう全然いろんなものが足りない。
ねー。
出てきそうだな、まだ。
だってまだ10のうちの1.5ぐらいしか喋ってないでしょ。
そうですね。
そうだよね。
たぶん出るでしょうね、まだ。
私は6か7あたりからたぶん参戦ならこの調子でいくと。
そんなことはないでしょ。
いや、たぶんそうなると思う。
だって初めて自分で買ったマシンはWindowsの98だもん。
最新ですねとか言う。
最新なんだよねみたいな感じ。
面白いな、でもこういう話聞けるのも。
またやりましょう、これはね。
やりましょう。
きっとみんなが待ち望んでいた企画だこれは。
はい、ということで今回はこの辺で1回締めたいと思いますが、
次回のテーマはどうしましょう。
次回は予定表によるとですね、デバイスの話になっている。
デバイスですね。
デバイス。
デバイスか。
デバイスとは。
デバイスとは。
とは。
端末ですか。
端末ですね、端末の。
ということでニュートンを知る者だけが石を投げなさいっていうのが始まってくるかもしれません。
ニュートン買ってましたからね。
ありましたからね。
はい、ということで今回はこんなところで。
はい、じゃあ次回もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。チャンネル登録もよろしくね。
抜粋のラジオ
17:45

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