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2025-07-27 1:19:45

「新・小農論」第1回 しょうがなく選ぶ、よりマシな方

ゲストに坂ノ途中小野邦彦さんを迎えてお送りする「新・小農論」。


華やかなスタートアップ起業家のはずが、その起業にはには「しょうがない」「よりマシな」などネガティブなワードが。


ただそこに「居る」事を認める社会は、ひたすらに成長を目指すのではなく「大きい話にした時こぼれ落ちる感性を失わずにいられるか」なのかもしれない。


坂ノ途中

https://www.on-the-slope.com/corporate/


小野邦彦さんインタビュー

https://sogyotecho.jp/ontheslope-ono-interview/


坂ノ途中研究室(有機農業白書も見れます)

https://www.on-the-slope.com/lab/?srsltid=AfmBOorGisDFUgLdiGLouEJ0g8AhD0l1brKOl8IagQUGxb0V4-NKgxAL


坂ノ途中の資材販売

https://saka-shizai.i17.bcart.jp


五段農園BASE(お野菜ボックス、食べてね〜)

https://5danfarm.base.shop


灯台もと暮し(小野さんインタビュー)

https://motokurashi.com/kyoto-on-the-slope-ono/20171012


サマリー

「新・小農論」第1回では、小農の重要性とその活動に関与する人々の声が紹介されます。坂の途中の小野邦彦さんは、持続可能な農業やコーヒー事業についての取り組みを語り、環境保全と経済的成功を両立させる方法を探ります。このエピソードでは、新規収納者が農業を始める際の課題や農産物の流通について考えられます。特に、野菜セットの定期宅配の重要性や持続可能な農業の課題にも触れられます。また、有機農業の取り組みやレタスの栽培時期に関する挑戦が語られ、最終的にはより良い選択肢としての有機農業の意義が強調されます。生産者の技術や地域の循環型経済についても触れられ、持続可能な農業の現場でのリアルな体験が共有されます。 第1回では、スタートアップや農業における経営の現状について考察が行われます。特に、農家が選ぶべきより良い選択肢や地域の独自性、環境保護に関わる起業家の育成にも焦点が当てられます。このエピソードでは、農業におけるバイヤーと農家の関係について議論され、信頼関係の重要性が強調されます。また、農業資材の販売やコミュニティの絆についても触れられ、持続可能な農業の将来像が示唆されます。

小農の重要性
大地と人をつなげる、植を作る農について、そこに関わる人々の声を聞く、小農ラジオポッドキャストのシリーズ、「新・小農論」
紹介のゲストは、坂の途中代表、小野邦彦さんです。小野さんどうもこんにちは。
こんにちは、よろしくお願いします。
はい、ということで、なんかちょっといつもと違う出前しというか、始まりなんですけども。
はい、新・小農論ということでね。
小農ラジオも5年ぐらいやってるんですけど。
そうなんですね、そんなに。
はい、ひっそりとやっております。
小農というものについて、そういうのをつなげるような番組にしたいなというのが、立ち上げ当初だったんですけど。
なんかいろいろこう、いろんなことをやってですね。
なんかどうでもよくなったり、真面目にやってみたいというので、つかず離れずなんですけど。
やっぱりちょっと原点回帰で、小農論ということで話したいなと思ってるんですが。
坂の途中の活動
じゃあ僕の方から小野さんの紹介をさせてもらいます。
ありがとうございます。お願いします。
小野邦彦さん、株式会社坂の途中代表取締役。
1983年奈良県生まれ、京都大学総合人間学部では文化人類学を専攻。
外資系金融機関での修行期間を経て、2009年株式会社坂の途中を設立。
100年先も続く農業というメッセージを掲げ、農薬や化学肥料仕様で栽培された農産物の販売を行っている。
定型農業者の8割が新規就農者。
少量不安定な生産でも品質が高ければ適正な価格で販売できる仕組みを構築することで、環境負荷の小さい農業を実践する農業者の増加を目指す。
東南アジアの山間地域で高品質なコーヒーを栽培することで、森林保全と所得確保の両立を目指す、海の向こうコーヒーも展開。
ということで。
ありがとうございます。
今ご自己紹介を付け足すことはありますか。
そうですね。サイト上に出ている自己紹介文を取ってくださった感じだと思うんですけど。
そこに最近の動きとしては、坂の途中の研究室というのをやってまして。
僕たち新規で収納された人、主に有機農業に挑戦されている方と16年にわたってなんだかんだ一緒に動いてきた中で。
新規収納した人がどんな情報を求めているかとか、そういうのを結構詳しいなと思って。
自分たちの辺ですけど。
自分たちが詳しい。
結構詳しくなってきたなっていうのがあって。
一方で農業参入を考えている企業の方とか有機農業の振興を図りたい自治体の方から、同じような問い合わせをもらう機会も増えて。
それだったら、これを仕事にして、自分たちが見えていることを共有することで。
有機農業の拡大とか、新規参入した農業に新規参入した人の経営ハードルを下げるみたいなのを。
自社単体の取り組みというよりかは、もうちょっと世の中全体でやれないかみたいなのを持って始めたのが、坂の途中の研究室でございます。
すごいですよね。これ、いわゆるシンクタンクみたいな。
コーヒー事業の発展
そうですね。そういうシンクタンクとか事業開発とかそんな感じですね。
いやー、お金にならなくないですか?
いや、それがどうします?どうしますなんすよね。
いわゆる社会企業、企業って立ち上げの方の企業みたいな。すでにこの坂の途中という会社自体もそういう社会企業的な部分もあると思うんですけど。
この坂の途中研究室なんかまさしくそんな感じじゃないですか。
でもこの先何か狙っているところはあるのかもしれないんですけど。
そうなんです。一応理屈で言うと、僕たち新規で参入した農家さんとの取引をしようみたいな。
新規収納して、規模が小さいからなかなか普通の流通とは結びつかなくて、近所の直売所に出してますみたいな感じだと、結構経営的に厳しくなるじゃないですか。
で、補助金が切れたり貯金がなくなったらおしまいみたいなのってよくないから、個々人の新規で収納された方と取引しますよみたいなのをずっとしてきてるんですよ。
でも大体そういう人って隠れキリシタン的にやたら山奥にいるじゃないですか。高谷さんのところもだいぶ山奥やなと思いましたけど。
だいぶですね。
いつ着くねんって思ったし、星空めっちゃ綺麗やったし。
であるがゆえに何重にも不利な要素ってあると思うんですよね。そのうちの一個が例えば物流コストめっちゃ高いみたいな。
本当それですよね。
個々人で黒猫ヤマトや佐川やとかで出荷してるとだいぶきついわけですよ。
例えばそれが僕たちが自治体さんとかと連携することで新規収納者が集まってる地域とかができてきたら共同出荷で物流便立てようとか路線便乗せようとかができてくると思うんですよ。
なのでつまり研究室の事業をやることで僕らは効率的な仕入れができることになって、最後その流通業の方でちゃんと回収できますよとか、なんかそういう未来はありえんのかなと思ってて。
あと高谷さんのところに一人弟子入りしたと思うんですけど、うちのスタッフが。
弟子入りしましたね。
彼はなんかこう、もう典型的な実家に畑あるけど農業のこと知りませんみたいな兄ちゃんで、東京でずっと働いてて、滋賀の地元に帰ってきて、なんか畑あるんですよって言うけど、畑あるってどんだけあるのって言ったら面積も答えれへんみたいな、なんかそういうところからスタートしてて。
でも彼が中心となって今農業資材の販売をしてるんですよね。
これもやっぱ個人の農家さんが仕入れてると結構割高なもの買ってんなみたいな。
なんかそれが分かってきて、物によっては僕たちが本屋になった方が農家さんに安く卸せるものあるなっていうので、
それで多少僕らもマージンを取りつつ、農家さんに農業資材、肥料とか段ボールとかなんかそういうのを売ることで、農家さんの生産コストが下がれば、それで野菜の値段にそのまま返ってくるじゃないですか。
そういう感じで、研究室の事業をやることで僕たちは質が高い野菜を扱えるよとか、効率的な流通とか、生産コストを抑えた形で削られた野菜が扱えるよ、だから流通の方で回収できるよみたいな感じで、
うまくその研究室の事業と前からやってる流通の事業をつなげれるんじゃないかなっていうのを狙ってやってます。
いやーすごいですよね。なんかあの、これちょっと言い方選ぶな。
すごい小野さんというかその魚途中のやってることって、いわゆる社会起業じゃないですか。どちらかというと社会にいいことをするための起業みたいな。
はいはい。
なんか割ときれいごと的な話になりがちなんだけど、なんていうのかな、小野さんのそのいい加減さ。いい加減ですよ。
はい。
が、なんかそこが嘘くさくさせないっていうか、本当に思ってるんだろうなっていうのが、僕魚途中という会社をなんかこう、去年、あ、今年か。
今年の1月ですかね。
1月ですよね。で、あそこあたりからなんか本当に関わった時に、めっちゃ本気でやろうとしてんだなみたいなのが、しかもなんかシンクタンク持ってるって、どういう構造でこれを維持してるのかなと思ったら、なんか今のところ全然あんまり、たぶんまあ下品だからペイしてないんだろうなみたいな中でも、
そういうのを持つっていうのは、いやーなんかこの人本気やなと思って、そこからすごいなんか面白そうだなって思ってて、まあ話したいなというのがあったんですよね。
ありがとうございました。
あの、なんかでもあれですよ、その、まあなんか、長寿合うんかなみたいなのは、いや、わかんないんですけど、僕、僕はなんか、あまたの失敗を繰り広げてきてる中で言うと、これはなんだかんだ形になるんじゃねって思ってる感じですね。
なんかでも、何年か、まあ何十年かもしれないけど、振り返った時に、あの時、あの、僕は有機農業博書っていうのの、まあゼロ号だったかな、一番最初のやつをもらったんですよね、あの京都のライフスタイルエキスポで。
で、あれ読んで、これは多分すごい、なんていうのかな、歴史的な一冊目だろうなと思って。
ありがとうございます。
ああいうのがやっぱりちゃんと、まあ一つのものとしてまとまって出るっていうのは、世の中にとっては多分すごい、なんていうの、今はあんまりインパクトないけど、まあここが結構ターニングポイントというか、まあなんかこう歴史の大事なポイントだったなってなるんじゃないかなとは思いました。
だからすごいですね、ほんと。
ありがとうございます。
なんかそうなんですよな、僕その、なんかなんとかなるんちゃうかって思ってるような一個として、あの、海の向こうコーヒーっていうコーヒーの事業をやってるんですね。
東南アジアとかで、あれも2016年の秋に僕がラオスの山の中をうろうろして、まあ森林伐採しなくても、なんかこう森の中、森っていうか山岳地域で暮らしていく現金収入を得られる方法なんかないかなみたいなのを、まあ日本の森林調査とかしてる会社に呼んでもらって、一緒にうろうろして。
でまあいろいろ考えた結果、だんだんコーヒーに絞っていったっていうようなことをやってるんですけど、なんかそれもやっぱり最初の頃、いやなんで小野くんはその、最近やったら東南アジアにいんねやとか、なんかその、ようわからんぞって言われたわけですよ。
でもまあ結果的には、あの事業になっていってるんですね。で、あのうちってその、ただいいことしてる会社ですっていうだけじゃなくて、ちゃんと、ちゃんとっていうか、なんか事業成長もそれなりの速度でしていきますみたいなんで、ベンチャーキャピタルとかいろんな事業会社からの投資も受けてるんですけど、なんかやっぱこのコーヒーの事業が育ってきてから複数のその株主の人に、
いやあの、小野くんがラオスとか言い出したときは、まあ止めへんかったけど正直小野くんの趣味やと思ってたと。だから事業化して割と驚いたって言われたんですよね。
それと今の研究室の感じってすごい似てて、
なるほど。
なんか自分はだからなんかもうちょいやってたらいろいろつながってきて離陸していくんじゃないかなみたいなのが。
あー。
まあなんとなく、絵は描けてないけど、そういう未来はなんとなくちょっと見えてる。
はい、なんかその東南アジアとか、まあ世界中で森林伐採を防ぐためにコーヒーやろうよみたいな。コーヒーって直射日光があんま得意じゃないんで、森の中で育った方が品質上がりやすくて、だから森林保全したらコーヒーの品質が上がって高く売れるみたいな。
なんかそういうストーリーでチャレンジしてるNPOとか環境系のNGOって世界中にあって、でもみんな同じような失敗してたりするんですよ。
僕らはそれを、そういう他社の事例を散々学んで、ラオスで試行錯誤して、なんかまあいい感じにできるようになってったら、今度ちょっとインドネシアにも自然に来てよとかミャンマーにも来てよとかって言われて、すごい広がっていったんですよ。
なんかそれと今研究室でやってることは多分近くて、有機農業で初めてなんかあるじゃないですか、それこそ小農的にというか家族経営で暮らしていきたいよって思う人は日本中にあちこちの山の中にいて、でも割と成功率は高くないみたいな。
僕たち、そういう人たちにアクセスできるってすごいありがたい立場だから、なんかそこで学んだことをうまく世の中に還元していったら、なんだかんだ授業になるんちゃうかな、そんなことを思っています。
コロナが始まる直前ぐらいにフィリピンのネグロス島ってところに行ってたんですよ。そこはもう有機農業支援で2ヶ月行ってたんですけど、その時にまさしくジャングルコーヒーとは言わなかったけど、その熱帯ウリンコーヒーみたいなので、いわゆるキャノピープラントみたいなのがある下でコーヒーを植林して、
それを売ろうっていうので、苗木を植えたりするので、僕も一緒にそのツアーで何回か山に上に行ったんですよ。
だけど、その時にこれが果たして商売になるんだろうかっていうのは全くそういうのにたどり着かなかったから、小野さんやってるのこれだって思ったら、よくこれでやると思って、しかもそれを今結構高野土地の大きな売り上げになっている部門なんですよね。
いや、よく形になりましたね、あれが。結局ハンドピッキングじゃないですか。
まさしくそうです。ほんまにほとんどのコーヒー手済みでやってもらってるし、僕たちほんまにコーヒーの苗木を植えるところからやってる地域もあれば、すでにコーヒーの生産してる地域に入っていって品質改善のお手伝いしたりとか、
もっと洗練されてるところだと、あんまりやることないっていうか、普通の商社みたいに買ってるだけって言うとあれですけど、日本人が好きなのはこんな雰囲気よっていうこっちの好み伝えてやってもらうみたいなところもあるから、付き合いの濃淡はかなりあるんですけど、
でもほんまに、ラオスとかはまさしく植林段階からやりました。ただコーヒーのポット苗を渡してこれを植えてねってやると、ポットごと植えちゃって育たないとか、ほんまにそうきたかみたいな、そういうところからやってました。
プラカップみたいなので苗作って、あのまま植えるんですか?
そうそう。
見たな。
それはきついって。
いや、そこからよく物にしたというか、でも現地の人たちにとっては結局買ってもらえないとしょうがないわけだし、すごいですね。
片山で今その日本の、確かに僕も山奥で、超山奥でやってますけども、なんかね、同じような商農は多分すごくたくさんいると思うんですよね。
新規収納者と農業の現状
なんとなくこう、どちらかというと土とかそういう農業の生産性とかに惹かれたわけではなく、その土地がいいなと思って入っていって、入って作り始めたらなんか売り先のことを考え出すっていう、ほんとそれはちょっと農家としてはどうなのかなと思うんだけど、めちゃくちゃそういう人は多くて。
だからそういう人の売る場所として魚の途中が新規収納者みたいなのをすごくサポートっていうかね、なんか最初売り場がない、売り先がない新規収納者をっていうのが8割ぐらいですか?
そうです。新規収納された方、親が農家じゃない感じで収納した人が8割です。でもやっぱ規模感としてはもうほんとバラバラです。なんかこう、なんて言うんですか、ほんまに始めたての人もいればもう法人化してるような人もいるしっていう。
今何件ぐらい農家は?
年間で言うと400件ぐらいですかね、出荷してくれてる方は。
そうか。
今、その野菜っていうのは基本は野菜セットみたいなのが主体なんですか?
そうですね。個人の方向けに野菜セットで定期宅配ですとかってやってるのがだいたい1万2000件ぐらいいて、それとは別に法人向けの卸しも飲食店とかなんかちょっと高いスーパーとかそういうところにも卸してるっていう感じですね。
割合としてはBOXの方が多いんですか?
3対1か4対1かぐらいですかね。
1月にそれこそサスティナブルファーマーズラボっていうので僕もちょっと登壇させてもらって、自分の経営の歴史みたいなのをセキララに語るっていうね。
それに僕も行った時に出荷のパッキングの工場も見学させてもらったんですけども、すごいオペレーションですねあれは本当。結構だっていろんなサイズとかで抱き合わせでいろいろ。
そうなんですよ。僕はだいたいキレイごと言うのがお仕事っていうか、規模が小さいからって排除されるのってなんか人間らしくないんじゃないですかって言ってりゃいいけど、実際出荷するスタッフは大変ですよね。
いろんな生産者のいろんなニス型のが来るし、ずっとバタバタしてます。
しかもなんかそれに、例えば調味料こういうのつけてくれとか、追加でなんかくれって言ったら、それぞれ箱がまた大きさがいろいろ変わったりもするし。
僕もやってて、じゃあ今回お米取れたから、新米、玄米で何キロとか。なんか7分月で何キロとかっていう風になると、もうパニックですね。
訳わからんくなってきましたね。
で、この箱入んないですよ。送料100で収まんなくなったけど、送料分こういう請求書もう吸っちゃったし、どうしようみたいな。最初に言ってなかったけど、なんかもうそんなんでペンヤワンヤですけども。
それを全部やってる感じですよね。
いや、それまさしく、そこが僕この野菜セットの定期宅配みたいなの頑張ろうと思った理由の一個で、
有機農業運動の時代からその定型っていうか、収納したら自分でセット作って売っていくっていうのが、一個有機農家さんの黄金パターンじゃないですか。
そうですね。
今もそれに憧れる方も多いと思うんですけど、やっぱでもやれる人って限られてるなと思って、僕もそういうところに関わらせてもらって、むっちゃ大変じゃないですか。
いや、これね、利益率が一番いいっていうだけですよ。
農業の課題と利益率
そうそうそう。かかる玉とか考えたらみたいな。
高谷さんのところどうされてるかわかんないですけど、僕初期のいろんな農家さんのところ行ってお勉強させてもらってた時に、
なるほどなーって思った話として、自分でセット組んでると、栽培が苦手な野菜は失敗するかもしらんから多めにサック付けしなあかんっていうので、
広い面積あって、得意な野菜は狙った量を狙ったときに作れるから、限定的な面積でやれる。
そうすると自分で畑行った時に見える景色が苦手な野菜ばっかりみたいになって、なんか辛いみたいなの聞いたことある。
あるなーでもそれ。
適地じゃないけど、僕ここじゃがいもが結構微妙に難しいところなんですよ。
寒いのに最近猛暑で暑くなるの早いから、なんかもう腐る。けど早く植えると下がやばいみたいな。
一瞬のタイミングでやらなきゃいけない。
だから結構作って数打ち当たる的な感じなんだけど、そもそもだからうまくできないのにこんなにたくさんやってて本当にもう。
なるほどね。適地適作じゃない割合が上がっていく。
確かにだからそういう風に。で僕火災類は結構得意なんで、あんまり作んないんだけど、本当にピタピタの量よりはちょっとあるかな。
だからなんか確かに形式的には、なんかもっと作りたいのになーみたいな。
そういうのもあって、これやっぱりその、いや一方でお客さんにしたら野菜セットの定期的な回答めっちゃいいと思うんですよ。
そのなんて言うんですかね、その学びの機会になるし、こんな楽しいし、こんな風に変わっていくのや。
そのあと選べないのもいいと思ってて、その選べることが幸せなんていう時代はもう終わってて、
なんかやっぱ誰かがあなたのことを考えて詰め合わせたような方が、なんかいいと思ってるんですね。
お客さんに対してはこの野菜セットってすごいいいけど、個人の生産者がそれを作っていくっていうのは、なんかかなり器用な人じゃないと難しいと思って。
なんでそこに僕たちの役割があるんじゃないか、みたいなのを考えてやってるから。
まあそういう意味でいうと、うちのその野菜セット考えて、それをなんか細かく調整して箱詰めして出荷してっていうのは、なんかあれこそが大事だなと思ってるお仕事って感じですね。
もう確かにもう外注できるんだったら外注したいなって思いますね。
いやでもまあ結局流通のこととか考えると、流通のこととかって言うか、単純に最初はたくさんいろいろ作って、もうなんかセットでバチンと出来た時の喜びみたいなのもあって、
未だにそれはあるんですよ。シーズン最初に1回目こうバーっと出来て、こうちょっと写真撮ったりすると、
めっちゃいいみたいな。
俺も腕を上げたもんだなみたいな。
思いつつも、まだやっぱ不得意なのは相変わらずダメなんですけども、ただこういやらしい話、1日こう例えば10箱出すわけですよね。
そうすると、野菜の代金でだいたい1箱2,800円、3,000円ぐらい入ったりすると3万円になる。
その日1日5時間ぐらいかけてやって、でもそんなのも当然ですけど時空6,000円なわけじゃないんですよね。
で、もうなんかちゃんと考えだすと、これはもうちょっと考えるのやめよう。
考えるのやめる前に野菜フォックスを考え直さなきゃいけないなぁとか思いながらも、やめられないというか、
まあなんかもうやめられない感じになってるんですよね。
ひさまさんとかに聞いたらなんか動揺されそう。
どうなんですか、一方で今の話に関連して言うと、この
世の中新規収納しなよみたいな雰囲気が高まってると思うんですよ。
自治体の人もぜひお家に来なよだし、昔ほど、地域によってかなり差があるけど、昔ほどよそもに詰めたくない地域集落も多いと思うんですね。
なんかでも一方で、じゃあ昔に比べて今って収納がお勧めかって言うと、割と多くの先輩農家さんは嫌って言うと。
なんでお勧めじゃないんですかって言うと、理由は何個かあって、1個はトラクターや農機とか資材の価格めっちゃ上がってますやんっていう話。
気候的に作りにくくなってますやんって話。
3つ目が、いいお客さんはもう先輩農家に抑えられてるから、昔よりむしろ売り上げつくの大変ちゃうかみたいなことを言う人もいると思うんですけど、高谷さん的にそれへんどう思われます?
3つ目について言えば、意外と無限にいるんだろうとか、どっかで思ってたんですよ。
でも実際、やっぱ有機農業で収納する人が増えてきたので、ボックスとはちょっと別な話ですけど、卸の方はもうすでに、
やっぱみんなクオリティ良いもの出せるようになってきたから、もう値段の話になってきてるんで、良いもの作ったら売れる時代はもうだいぶ前に、僕が収納する頃はもう特にそういう時期じゃなかったんだろうな。
だから、そういうボックスとかで、僕の全てが詰まっているものでしょうみたいな話になるんだろうけど、
それは結構無理げーで、最初はなんかそれですごくわかりやすく、お客さんとのダイレクトに感情が伝わるものがあり、お金も入ってきてたけど、やっぱなんかあるところまでしかそれを増やせないでしょうね。
で、そうすると、じゃあ中規模、中量、中品目みたいな感じにだいたいみんなになってきて、そうするともうすでにレッドオーシャン化しているみたいな。
そこなんかやっぱ綺麗事じゃない辛さみたいな、仲間が増えるっていう喜びもあるじゃないですか。普通になんていうか、感情として仲間が増えて嬉しいっていうのと、でもなんかみんなの売上を確保しようと思うと、
農家の流通と市場の変化
マーケット自体が本来拡大しなきゃいけないんだけど、そこってどんな風にできてますっけみたいな話でしょ。一応僕らはそこの有機農業村の外にのお客さんを取ってくるっていうのをすごく掲げてて、
お客さんのアンケートでも、うちで買う前なんかオーガニックな野菜って買ってましたか?みたいな質問するんですよ。今のところ6割ぐらいの方が、いや別に元々オーガニックとか買ってなかったって言うんで、一応僕らその有機農業村の外の人を連れてくるみたいなのがある程度できてると思うんですけど、
なんかそういう村の外の人を呼んでこないと、限られた村人の取り合いしてるとかなりきついと思って、僕なんかこの辺、これすごい課題感あるんですよね。もう一個かっこいいなと思った話していいですか。
高谷さん、京都の大原も仲いいっすよね。ああ行きました。あそこの朝市ってめちゃくちゃ人来るじゃないですか。朝市行きました。あそこのブースも空いてなくて。
ほんで僕らよりちょっと年上ぐらいの、まあなんか新規収納だけどもちょっとこうなんてか経験豊富になってきた人が、いやこのなんか我々がここを既得・検疫化してんのよくないやろっていうので、その出たら絶対売れる。
1日10万とか売れるんで、その朝市に出店するのをやめたっていう農家さんがいて、なんかそういう感じっすよね。やめたんですか。
もうそろそろ別な我が手とかにその場を譲るとかそういうことで。そうそういう意味でなんかもうなんかいつまでもこの、前言ったら誰でも売れるというか一番売りやすいこの売り場を特定の人がずっと使っておくってよくなくないって言ってやめた人がいて。
そんなん自分から辞めるなんて。割と勇気ひきますよね、なんていうか。なんかそうそうそんなんとか。
あの名古屋にもオーガニック朝市村っていう。よしのさんって。はいはい一回見に行ったことあります。土曜日の朝8時からやってるんですけど。すっごい街中でやってるやつですよね。
あ、そうです坂江のオアシス21っていう。あの本当に結構でかいビルの一番下のこのオープンなスペースでやるんですよ。
めっちゃ人来る、もう何年やってんのかな。もう10年どこじゃないんですよね。僕は収納するときもそこで相談に乗ってもらったんで。
ずっとやってて、そこはもう本当に今すごくたくさんファンがついて、鐘が鳴ったらオープンなんですけど、鐘が鳴る前にもうみんなこうちょっとダッシュの態勢で待ってるみたいな。
でお気に入りの生産者のところにカランカランってやってブワーって走ってて、そこでもうめちゃくちゃ来る生産者とそんなにでもないみたいな。
やっぱファンがいるところとまだこう新産の人とかいるんだけど、そこも割と新規収納者の売り場としてみたいなのを掲げてやってるんですよ。
ただやっぱこう定年とか卒業みたいなルールはやっぱないんですよね。でも当然みんなそこでファンがいっぱいついて売れるようになれば、
まあやめないよなと思うけど、よくやめましたね。
いやーでもちょっと今の話聞いてうちもなんか若干その傾向あるんかなと思いましたね。
なんか別に僕らがそんなに売り場かって言われると、なんだかんだに姿の話とか結構いろいろ注文つけるから、別になんかうちを使いこなしてくださる農家さんと、
まあなんかやりにくい取引先やなって思ってる農家さんもいると思うんですけど、とはいえでも確かに新規で収納した人の売り先作ろうよで始まった割に、
もう僕ら、7月21日が創立記念日なんですけど、丸16年経ったんですよ。
言ってましたねインスタライブ。聞きました。
だからまあ言うてみたら確かになんかちょっとこう、定着してる農家さんの意思があるような気もする。
でもなんかそこをやっぱこう制度的に何年経ったら卒業してくださいとかっていうのも、
まあちょっとねって感じもしますよね。やっぱお客さんもついてるしなんで。
まあいた仕方ない、仕方ないって言って悪いことみたいだけど、そういうもんだとは思うんですよやっぱり。
まあそういう人を目指してお客さんも来てるわけだから、全然決して悪いことではないんだけど、また新しい場所ができないと多分ダメなんだろうなと思うんですよ。
レッドオオさん貸していくんだよな。
で、ちょっと僕の話になるんですけども、僕は最近レタス始めたんですよ。
ちょっとこう、どうかしてると思うんだけどこの真夏にレタスを作るっていう。
今日も定食してたという噂を。
7、8、9、10月出荷っていう川上村っていうかもう、あそこら辺しかやらないだろうみたいな作型なんですけども、
レタスの栽培とその挑戦
僕は食べたいな、夏にレタス食べたいなって言うんだけど、結局レタスって熱くなるとすぐ花が咲きやすくなっちゃうんで、すごい作るのが難しいっていうんで。
絵袋を見てもね、知らない人は、レタスを作ったことがない人は知らないと思うんですけど、
だいたい、どうでしょうね、6月下旬か7月上旬くらいまで取ったら、そこから先はもう本当にそういう標高の高いところじゃないとなかなか作れないんですけど、
そこを狙って、あえて作るっていうのを始めたんですよね。
これは、そういうレッドオーシャン化まだしてないかなと思ってやったっていうのも一つではあるんですよね。
みんなが作れる作型で作りやすい時期のやつはもうやる意味がないなと思って。
めっちゃわかります。
オーガニックの基本原則として、適地、適期、適作ってあると思うんですけど、でもみんながほんまに適期にやりすぎると、
すげー6月にずっきり爆発するとか。
間違いなく飽和する。
めっちゃ起きるじゃないですか。
さっきの朝一の関みたいな話に近いのかもしれないですけど、やっぱり技術レベルが高くなった人が、ちょっと時期ずらすわみたいな感じで、
始めたての人は一番作りやすい適期にやっていくとか、そういう感じになるのがいいのかなというのは自分も思ったりしますね。
ちょっと時期をずらす。そうするといつもより食べれる期間が長くなってみんなが喜ぶ。
ってなるとやっぱり生産者としても高く売れるし嬉しいし、じゃあもっと作れるようにって言って今もう年中トマト食べれるし、年中きゅうり食べれるし。
同じ道をたどってるのか。
全てはそういう人の欲求みたいなのに対して全部満たそうとしていくと、同じ道をたどるのかなと思う。
たぶん有機でも、もちろん化石燃料を焚いて暖房みたいなのをしないと、さすがにどんなに技術が上がっても冬にはできないとは思うんですけど。
そう考えると僕が夏にレタスを頑張って作るぞみたいなのは実はそういう方向に、逆、エネルギーこそあまり使わないけど向かってはいるのかな。
まあでもなんか程度問題かもしれないですね。今のレタスはいいんじゃねえのって感じで思いますし。
いやでもね、ちょっと感じるのは、暑いと傷んじゃうんで、4時ぐらいから取るんですよ。
で、日が出る前に急いで、ちょっと今冷蔵庫借りてるんですけど、そこに持ってって余霊かけるんですよね。
で、僕が入れる前は誰も使ってないんで空っぽなんですよ。
空っぽの冷蔵庫が僕がレタスを持ってきた前に前日にスイッチを入れるんですけど、まあ4度まで下がってるんですよね。
これはなんか本当にやっていいんだろうかこういうことみたいなね。
なんか電気とか、なんかエネルギーめちゃくちゃ使ってこのでっかい冷蔵庫、結構大きい冷蔵庫借りてるんですよ。
これを冷やしておいて俺のレタスだけのために、これはエゴではないかとかたまにふっとね、思いますね。
まあどうなんでしょうね。
でも冷蔵庫って機密性がめっちゃ高いから、その冬場のハウスを温めるよりだいぶ…
まあね、まあ明らかに。
それはやっぱりどこまでっていうのはありますよね。
僕らも、そもそもこの間何やっけな、
輸送とエネルギーの問題
とある島で有機農業系の研修みたいなんで喋らせてもらったら、その中で挙がった質問として、
いやいや有機農業を志す以上、島で作ったものは島で食うべきだと。
孔子の小野さんは偉そうに言ってるが、車で配達するなんて、そんな化石燃料使って何がしたいんだね、みたいな問いが投げられて。
一応それは僕としては、それっぽい回答としては、
農業の生産流通商品におけるCO2排出量の中で、輸送って実は8%ぐらいしかないから、
CO2の排出量をゼロにできない以上、どこを大事にするかって考えた時に、
農薬とか化学肥料とか、栽培時の温度コントロールを避けるっていうのが優先度としては先に来て、
輸送時のCO2減らそうみたいなのは、たぶんその後に考えるようなことだと思うから、
何でも完璧にはできないから、そういう優先度の観点から別に変なことしてないと思います、みたいな、
普通の回答をしたわけですけど、
なんていうのかな、どの辺の程度までやるんですか、みたいなのはすごいむずいですよね。
まあだから勇気なのにトラクターに乗って石油を使ってみたいなことを言う人まで、
手上手狩りじゃないと米作れねえわ、みたいになると、いやいやいやってなるし、
そうそう、っていう話と、だから理屈上それやっぱり限度があるで、みたいな話と、
でも僕はもともと農業生産の人じゃないから、一方で機械に乗っている時と手上手狩りの時で目の位置が違うじゃないですか、
基本的には生物多様性って素敵だわ、みたいな、そういう素朴な気持ちからこういうことをやりだしているから、
やっぱりその手上手狩りの時の目の位置の気持ち良さみたいなのって、それはそれで価値あるよね、みたいなのと、
でもそれがそうあるべきだ、あらゆる農家はそうあるべきだとか言うと、なんかもうめちゃくちゃな戦いになるから、
なんかその辺の感性は忘れずに、でもちゃんと現実にチューニングしていくみたいな、
なんかそういうのがいるんやなーって思ったりしてます。
なんか僕、今回話する前にネットで小野さんの記事をいろいろ読んだんですけども、
この中で、これどこの東大元暮らしっていう、
長い記事ですね。
結構昔のかな、なんかそこの中ですごく印象的だったのが、
割とこの肉を食べるみたいなのがグロいみたいな。
あと、なんかこう、生きてること自体が、
原罪的な感情を持っているみたいなことをなんか書いてあったなと読んだんですけども、
これ僕もすごくあって、
でも結局、生き物として生きている以上を食べなきゃならないし、
いろいろ考えたときに、よりマシな方っていうのが僕の中で選択の結果が有機農業なんですよね。
しかも、なるべく地域の資源を循環するっていうので対比を作ってるんですけども、
よりマシな方で、本当に究極言ったら、
車で持っていかないで、どっか近所の人で、
だけで全部が回れば一番いいかなと思うけども、
でもまあ、実際問題はそんなことは無理なわけで、
よりマシな選択、ベストではないけどマシな選択が有機だったのかなと思うと、
サステナブルファーマーズラボの交流
落とし所としては全然ありだし、
で、魚途中みたいな、ある程度僕らみたいな細々やってる人たちが全部を自分でオペレーションするんじゃなくて、
取りまとめて、で、より多くの人に届けるハブみたいになってるっていうのは、
なかなか敬語な存在だなと思いますね。
ありがとうございました。
僕もそんな感じかもしれないです。
よりマシな選択っていうか。
なんかね、ちょっとあんまりかっこよくないっていうか、
よりマシなっていうのはすごく落とし所っていうか、そこが本音だろうなみたいな。
なんかほんまにそうなんですよね。
よりマシなとか、あとこの自分が選んだ企業のテーマって本当イケてないと思ってて、
イケてないっていうか、何て言うのかな、なんか分かりにくいし、
なんか苦労も多いし、
なんかでもこのテーマ設定は従来だからしょうがないかったんですよね。
なんかでもこういうテーマじゃないと、
自分がなんかほんまに意味があると思って続けれそうなテーマがこういうことぐらいしかなかったから、
なんか地味だし、なんか大変そうだけどしょうがないなみたいな感じで始まりました。
おるさんのそのスタンス、なんかちょっと面白いですよね。
なんか自分でやってるくせになんかしょうがないなとか。
でもなんかね、分かりますよ。
魚途中みたいな感じで言って切れ骨だけで突っ走ったら、もっとなんかこうすごくキラキラした感じにもできるんだけど、
このなんか一緒に農家とじっと耐え忍ぶようなポジションはすごく、
なんかだから共感を得やすいというか、あのサステナブルファーマーズラボで集まったのかもみんななんかそういうような感じがしたのは、
まあなんか集まる人もそうなるんだろうなっていう。
なんかあります?そのサステナブルファーマーズラボってさっきのね、
僕らの研究室がやってる勉強会で2、3ヶ月に1回ぐらいやってて、
オンラインが多いんですけど、この間オフラインでみんな集まろうよってやったんですよね、1月に。
で、そこにたかやさんはスピーカーで来ていただいて、
なんかだいぶだってあれ、夜な夜なまで結局飲んで、次の日朝から本で、
あ、そう、その日の朝一行った。
みんなもうヘロヘロの顔してましたよ。
あれでもめちゃくちゃ僕には刺激になって、
どういうことであったかっていうと、さっきも違った話だけど、
経営についての自分のヒストリーみたいなのを、
個人事業主の農家がみんな話すみたいな。
ので、3人ね、小畜倍みたいな感じで。
こういう言い方すると誰が小なんだみたいな。
僕は3人の中で一番規模が小さくて、
で、かたやは割と従業員もいて、大きくやってる方もいて、
みんなそれぞれにいろんな苦労があるっていうのを、
本当にグラフで売り上げと、
その年大変だったエピソードとかみたいなのを交えて、
全部話して、それに対してみんなでその後交流会でいろいろ、
そういうきっかけに話すみたいな場だったんですけども。
いや、すごく面白かったですよね。
もう全国からの農家とも交流できたし。
そうっすね。遠くだと高知からの人もいたし、長野からの人も複数いたし。
だって登壇者1人は北海道だもんね。
そうそうそう。
まあ、いろんなスタイルの人いるな。
で、翌日大原に行って、
結構僕そこでガーンって感じだったんですよ。
大原のいわゆる庄農じゃないですか、そこにいる人たちも。
でもなんかもう、作っているのが、
冬僕らここあんまりできないんで寒すぎちゃって、
でもだいたい同じくらい寒い大原で、
ここギリギリこれいけるんですよみたいな感じで、
バチバチにやっているのを見て、
うわあなんかもう、俺もっと作りてえって思って、
そこでなんか、とはいえちょっと冬は僕はバイオードを作っているのがあるんで、
農業のほうちょっとかなり厳しいなと思ったときに、
何かをこうドンと作って、
ちゃんとそういう技術を上げるようなのをやりたいと思って、
何しよっかなと思ったときに、
あ、そうだレタス面白そう。
なるほど、なるほど。
伝えたいし、みたいなので、
そういうね、京都から僕は結構いろんなところに今年1、2月は、
インプット旅行でいっぱいいて、
もうバチバチでなんかこう刺激されまくって、
で、まあ今に至るんですよね。
だからもうすごいいいきっかけをいただきましたね、ほんと。
着てる人の感じもバラバラっすよね。
そのね、高谷さんは自分を小道だっていう感じで位置付けてるけれども、
なんかその、いやもう高谷さんなんてそんな、
なんかとてもとてもちょっとすごすぎて参考にならないです、みたいな人もいましたし。
いやなんかね、もうほんと恐縮なんですけど、
ちょっとこう庄野ラジオがそういう感じなのか、
なんかやたらこう敷居が上がってるんだよ。
もう畑連れてくるのもほんとに恥ずかしい。
庄野もない?みたいな感じ。
あのでも、もうみんなね、
まあそんな風に言われたりする人の畑に僕も、
いやいやそんなことないですよ、みたいな感じで畑連れてってもらったら、
もう僕よりもはるかに上手に作ってない人。
もうなんか何も言えないな、対比がどうなのかって。
いやでも、なんていうんですか、すごいそこにこう農業経営のグラデーションがあるっていうか、
規模もそうだし、あと戦略の取り方もやっぱ品目絞るみたいな人と、
分散してみたいな人と、
なんていうんですかね、機械投資の考え方とかもかなり人によって違うじゃないですか。
違いますね。
なんかだから、それが多分面白みでもありつつ、
なんかこう、迷子になる人は迷子って言い続けるみたいな、
なんかそういう現象を生んでるような気もしますけどね。
迷子になる人っていうのは、
迷子で痛いみたいな感じがしますけどね。
この人はちょっとなんか、何かの枠にはまりたくないのかなみたいな。
なんか僕たまにダメなところなんですけど、酔っ払うとそういう人に対して説教する。
なんか嫌なところが。
これ被害者結構多いですよ。
ちょっと見てみたいですね、そのゲーム。
本当に詰めるっていう。
結局本人も分かってるんですけどね。
でもなんかやっぱりそれはそれでスタイルで、
なんかやっぱりどんどんどんどん聞いていくと、
実はなんかすごい野望みたいなのがあったりしてて、
なんかそういうのがすごい小能の、
小能っていうかそういう小さいのがやってる人たちの面白いところだなっていうので、
すごい魅力を感じてるんですよね。
なんかでもちょっと分かってきました。
スタートアップと農業経営
僕、この農業系の会社をやってますみたいな顔がある一方で、
スタートアップ?
昔ベンチャー企業って言ったのかな?
なぜか最近スタートアップってみんな言うんですけど、
スタートアップ経営者の顔もありまして。
そりゃそうでしょうね。
これスタートアップでも、
もちろんめちゃめちゃクリエイティブなテーマをやってる人らもいるんですけど、
例えば、ITシステムをみんなに使ってもらいますよみたいな、
SaaSって言われるような世界だと、
ある程度カタカサれてるんですよね。
無料のプラント、ここから先は月額課金ですよっていうのをやっておいて、
まず無料で使ってもらって、そのうち何パーセントの人が有料になってとかっていうので、
開薬率をこれぐらいに抑えておいたら、営業コストこれぐらいかけてみたいなんで、
ある程度カタカサれる。
売り上げがこれぐらいの規模になったぐらいで、
監査や薬とかを入れて上場準備を始めましょうねとか、
それがまた投資しているベンチャーキャピタルもそういうパターンを何週かやってる人たちがいるから、
なんかそろそろこれやった方がいいよとかって案内人もいるみたいな、
それはそれでなんだかんだ苦労も多いし、
とうとうチャレンジなんだけど、
割とパターンが出来上がっていくみたいな、
そういう世界ってあって、
僕がスタートアップ経営者としては割とダメダメなわけですけど、
なんかでも面白がってくれる人が常に現れて、
そういう人たちに助けられてどうにかなってるんですけど、
たぶんそれは一般的なフォーマットに乗ってないからってことなんだと思うんですよね。
だから面白がってもらえるみたいな、
農業の世界もそういうことなのかもしれないですね。
規模拡大を追求するとある程度堅かされていくが、
地域でキラッと光るみたいな感じだと、
ローカルな企業をしている人の方が、
企業の世界でも訳わからない人結構いるなと思ったりもするんですけど、
環境への意識と起業家育成
そういう感じなのかなと思ったりします。
一般的に見たら、たぶん小規模で苦しんでいる農家は、
ある程度規模を大きくしていけなくて苦労していると思われちゃうかもしれないけど、
別に好きでそういうところにいるんですよね。
僕、VCとかのポッドキャスト好きで、
延々ずっとそれを見てるんですよ。
全然自分の世界とは違う人たちの、
ちょいちょい学ぶものがあったりするんで、すごい好きで聞いてるんだけど、
全然小野さんがそこに出て話してるイメージはないですね。
なんかみんなハテナってなりそうな感じがする。
なんかそういう、
ほんまピュアなスタートアップを目指していくみたいな若者の、
ピッチイベントとかでコメンテーターとかをやることもあるんですけど、
やっぱりそういうところよりも、
去年からWWFってあるじゃないですか、パンダのマークの環境保護NGO。
あそこがNGOの活動だけじゃなくて、もうちょっと幅を広げるために、
環境系の起業家を増やすって言って、
環境系起業家の卵集まれみたいな、そういう育成プログラムをやってて、
去年からメンターみたいな役でちょっと関わらせてもらってるんですけど、
なんかそっちの方がもうなんか訳わからんくて面白いんですよね。
なんか、なんでそれだし、それどうやってあんた生きてくのみたいな。
オレさんみたいにそう言った。
でもこのテーマがなんか気になっちゃうんですみたいな。
なんかあれかもしれないです。
僕がいろんな地域に行って、なんだかんだ農家さんとわっちゃわちゃやって、
面白いなって思う感覚と、環境系の起業家の人らのまとまりの無さというか、
方向性の見えなさみたいなのが似てるかもしれないです。
なんかそういうのが結局ESGみたいな文脈で絡め取られて、
なんかお金にしようみたいな形にどうしてもなるじゃないですか。
あれが、でも僕はいいことだと思うんですよね。
むしろお金にならなきゃこっちも続けられないんだとしたら、
ESGとかカーボンオフセットとかああいうのっていうのは、
資本主義の中に無理やりそういうのを組み込むんだったらこういう形になるよなみたいなのは。
やっぱり大きい話にした時にこぼれ落ちるものみたいなのは無限にあって、
なんかそこに対しての感性を失わずに入れるかみたいな。
そこが、小野でいる限りはなんかそこがずっと問題でもあり、
手放さない部分ではあるかなと思いますね。
農家とバイヤーの信頼関係
なんかその、ギフのグジョウハチマンの方の方言で、
昔の挨拶がヘ・アだったっていうのを聞いたことがあって、
ヘ・アってなんかもう意味わかんないじゃないですか。
アだけ?
はい。
一文字ずつで二人が一文字ずつ言う?
みたいな。
秋田のK・Bみたいな。
そうなんですか。
秋田は。
もしかしてこれ同じかな。
秋田のK・Bっていうのは、Kっていうのは食べなさいなんですよ。
で、食べた方が美味しかったらメーって言うんですよ。
これで終わりっていう。
めっちゃいいっすね。
もちろんこれヘ・アは何なんですか?
なんかもう音が燃えてるだけみたいな感じです。
どういう意味かわかんないですけど、
なんかこういう話はすごい美しいと思うんですよ。
なんかその、君は今日生産性が高かったのかい?とかじゃないわけじゃないですか。
何を生み出したんだい?とかじゃなくて、
ただ何もしてなくてもそこにいていいみたいな感じがするというか、
機嫌さえ聞かない。ご機嫌ですか?も聞かない。
ただ、あー、おるな。おるで。みたいな感じってめっちゃいいと思うんですよ。
それが、資本主義的な時間の流れになると、
いちいち挨拶でめっちゃ聞いてくるじゃないですか。
最近どうだの?全部いい感じにいってるかだの?
なんかやたらお互い励ましたり、称賛したりって。
なんかあれって、不安だからいっぱい言うんだと思うんですよね。
都会の交流って。
特に英語のコミュニケーションになるともっとそれが激しくなるような気がするんですけど、
やっぱりそのグローバルに動いてる人たちって根を張ってる場所がないから、
なんかかっこいいように見えて不安な気持ちもあって、
だからなんかやたらいろいろ褒め合ったりなんかしちゃうみたいな。
その対極がそのなんか岐阜の山の中のなんかヘアーみたいな。
本当にじゃあ行き違った時にそういうふうに声をかけ合うみたいですよ。
いいなあ、なんかそういうの。でもなんか田舎のコミュニケーションってそういうのはありますよね。
なんやったんだろうみたいな感じだけど。
なんか中国も、それこそ中国の沿岸部とかってもう今忙しい都会だからそんなんじゃないと思うんですけど、
僕らあの雲南省でコーヒーやったりするんですね。
雲南省の人たちと過ごしたりするんですけど、
その僕ちょびっとしか中国語わかんないからその間違ってること言ってるかもしれないですけど、
なんかあのゆっくりってマンって言うんですけど、
そのやたらみんなゆっくりねみたいなこと言うんですよ。
飯食っててもゆっくり食え、ゆっくりねやし、
お店出るときも店員さんがありがとうございましたって言うかわりにゆっくり行けみたいな。
やたらゆっくりって言ったり、
あとなんか挨拶もその飯食ったかなんですね。
なんかやっぱそういうローカルの挨拶の方が、
何かをお互い求めない感じの挨拶があっていいなあと思ったりします。
あーわかります。
田舎の魅力でもあるかなそういうの。
ここもなんかそんな感じですよね。
わりとたわいもない話をするんですよね。
なるべくそういうときは僕は忙しくても立ち止まってしっかり話そうって思ってするんだけど、
ものすごい長時間取られることあるんだけど。
そういうところに終わった後、
なんか良かったなってここに来て良かったなって感じるところがあるんだよな。
本当に大した話じゃないですけど。
失われているものだし、みんなが本当はそういう交流したいんだろうけど、
なんかやっぱりちょっとちらっと見に来たとか観光の人にはそういうのは、
わかんない感じ、感覚だろうなあと思う。
なんか話はね、ARから逸れましたけど。
すいません。思いついたことを喋ってると。
いや本当なんかスタートアップ経営者感ないんですよ。
でもそういう顔をするときもあるんですよ。
今月の頭もそのIBSってスタートアップの祭典で一応なんか登壇して
結局登壇しても、こいつなんかちょっとちゃうなみたいな空気にはやっぱりなりがちなんですけど、
一応なんかそれなりに喋りなんとかやってるんですけど。
いやいや、面白いです。
なんかでもそれも似たようなもんかもしれないです。
やっぱり一方でその有機農業村どっぷりみたいなとこに行くと、
最近結構大事にしてもらえることも多いですけど、
なんかでももっと初期の頃とかってその有機農業界のレジェンドっぽい人たちとかと飯食ってると、
なんかお前ちょっとちゃうねーよなみたいに言われると。
なんかちょっと土っぽさが足りないって言われると。
なんかちょっとビジネス臭がするとか言われると。
でもそのスタートアップベンチャー界隈の飲み会に行くと今度、
小野さんってなんかちょっと土っぽいですよねーとか言って。
どっちに言ってもお前はここじゃないよみたいな。
まさしくそうなんです。
あのイソップドアのコウモリみたいな感じで、
まあでもこれが自分の役割なんかなと思ってそこはちょっと受け入れながらやってる。
いやーなかなかだから不思議な存在だなと思いますね。
思いっきり農家感があるわけでもないし、
もちろん農業やってるわけじゃないじゃないですか小野さんって。
なんかこう僕らの感覚みたいなのをすごい汲み取れる人だなあっていうので。
なんか前に、これちょっともうダメだったら配信しないんですけど。
なんかバイヤー探してるみたいな話あったじゃないですか。
あの時になんか求めてる人材像みたいなのが、
割と昭和な価値観で小野さんそういう人探してるんだなみたいなのがあって。
あれでしょ、お給料もらってなさそうな人とかって言ってましたけど。
なんかあれ聞いた時に、わーなんか今時こういう感じの募集の仕方っていうか。
なんかもう土砂回りできるような人みたいなことを多分言ってたんだなと思って。
でも結局農家ってそういう人しか信頼しないわけですよね。
たまに来てなんかこう、格好じゃないんだけど綺麗な靴でスーツで着くような人とは多分ね、
まああんまり話ししないんですよね。
まあそれでいきなりなんか色々やりだしたら、おーなんかこいつみたいになるかもしれないけども。
僕の中にもまだ未だにそういう価値観があって、多分多くの農家はそうだし、
これから先もなんかそこら辺は変わんないのかなと思うと、
すごくいいとこついてるなーみたいな感じで、あの時は思いました。
いやそうなんですよね。なんかその取引先になることはそんなにハードル高くなくて、
やっぱりなんかまあ農家さんも販路広がるならまあちょっと出荷しようかみたいな感じで、
取引先になってもらうことは難しくないんだけど、
なんか僕はやっぱりその人生かけて農業してるから、
なんて言うんですかね、なんかその、例えばそのあるじゃないですか、
スタッフの子が急に揉めて辞めちゃったみたいな。
で、それであの、まあわかんないですけど、100、100、100って注文もらってたけど、
袋詰めが間に合わへんくて、なんか誰かに泣いてもらわなあかんってなった時に、
そのごめん、ちょっとなんか俺が暴言吐いたせいでスタッフの子が出てちゃってって、
あの言える相手かみたいな大事だと思うんですよ。
その時にあそこはなんか安定出荷せんときついからあそこには100出そうっていう、
そっちのバイヤーはいらんのですよ。
で、でもなんか世のバイヤーってそっちに価値があるってなりがちじゃないですか、
その300の注文来た中で誰かに泣いてもらわなあかんって時に、
いやうちの優先度上げてうちには出してくださいねって言えるのが、
あの、まあ正直場合で言うところのチックのバイヤーだと思うんですよ。
梅のバイヤーが雑に扱われる。チックのバイヤーはあいつんとこは出しとかんななって出してもらえる。
でも松のバイヤーはやっぱなんか農家さん側でトラブルが起きた時に、
農家さんが弱いところを見せてくれる相手だと思うんですよ。
なんか、ほんで、なんか昔は僕ら結構そういう雰囲気あったんじゃないかと思ってて、
なんかこう、あの、そうそう、なんて言うんですかね、
農家とバイヤーの信頼関係
20代の頃は農家さんがやっぱ結婚しようかと思うねんみたいな相談ちょいちょいあって、
それが30代になると、離婚しようかと思うねんっていう相談がちょいちょい来ると。
でもこういうのって、なんかまあ別に役に立つアドバイスができるわけじゃないけど、
ちょっといいじゃないですか、なんか一緒に人生を歩んでる。
話すかどうかってすごいね、まあ信頼関係でしょうよね。
なんかだからそういう関係っていいなぁと思うんですけど、
そう、だから別に何か安定的に出荷してもらえるかどうかって、それはそれで大事な仕事なんやけど、
なんかもう一段、なんか人間同士の関係を作れる人がバイヤーとかやってくれるといいんじゃないかなとは思って。
いやーそれはとてもいいことですね。嬉しいというか。
なんかでも、これでもちょっと僕ちょっと相談していいですか?
いいですよ、全然僕でよければ。
いや僕でもこれちょっとただ、なんかちょっと無理あるかなっていう気がしてて、
さっき昔はそういう雰囲気あったって、昔はって付けたのはどういうことかというと、
なんかやっぱりそのこの何年間かで、なんとなくそのさっきの招致具合でいう竹のバイヤーみたいになってきてるような気がしてるんですよ。
でもみんな一生懸命働いてるし、うちのスタッフはほんまに誠実に働いてるんですけど、
なんで松じゃなくて竹なんやろうって思った時に、なんかやっぱり根本的なところで給料が出てるからちゃうかっていう気がしてて。
だからその農家さんは、個人事業主だったら失敗したら自分の所得がなくなるわけじゃないですか。
で、一方でバイヤーはいくら誠実に働いてても、とはいえ給料は保証されてるじゃないですか。
なんかじゃあ結局なんとなく分かり合ってる風でも、なんかそこってやっぱり大きな差なんじゃないかと。
つまりなんかこれもうなんかすごいとろけた状態で届いたから赤伝してくださいってなった時に、
赤伝したら俺の稼ぎなくなるけど、そっちは別にかぶってもあんたの給料普通に出るやろみたいな。
なんかもう給与所得さかどうかで超えられない壁があるんじゃないかって最近思ったりするんですけど、どうですか。
商業契約の課題
いやーそこはでも超えられない壁ではあるけども、もうなんていうのかな。
そこをだから自分で内包している時は全部自分でなきゃいい話だから。
それはお客さんに対してそういうのを送ってしまった場合に、ごめんなさいっていう感じで自腹を切るっていうのは自分の負担だし自分の失敗をリカバリするけど、
ある程度それが機能として出てしまった以上、そうならざるを得ないですよね。
だけど言い方一つなんだよな。
例えばバイヤーが契約が、本当ひどい話だけどやっぱりひどい話でもないのかな。
例えば契約が300だったら、でもちょっと柵が悪くて100しか出せないって言ったら、他から買ってきてもそこに300を納めるみたいな話はよくあるじゃないですか。
はいはい、供給責任のやつですね。
あるあるなんだろうけど、僕はそういうちょっと取引してないから。
商売である以上、契約というものがあったらそうなるよねっていうのは、お互いそれに納得しているっていうのは結構きつい社会だな。
それはもう全然いけてないなと思いますけどね。
それやったらもっと安定生産されるものを扱う会社に行けばって感じします。
ただ農家もそこに、じゃあちょっと今回100しかないからごめんねって言って、もし済むとしてもやっぱり甘えちゃダメで、農家は農家でもベストを尽くさなきゃならないし、そんな適当な読みじゃやっぱりダメだとは思う。
僕らの立場からすると予報を出してくれるかどうかでめっちゃ違うなと思うんですよ。
今年調子悪いわっていう途中経過を教えてくれる人と、キワッキワになって、ごめんないねみたいな人がいて。
結局そこが人間関係で。
で、坂の途中のお客さんとも最後までそういう関係があるじゃないですか。
お客さんに、本気で虫が多くてブロッコリー全然ダメなんですよって言ったら何となく、よくわかんないですけど、例えば通信にそういうのをかけばお客さんは、
本当今年は暑かったししょうがないよねみたいな感じで、ブロッコリー入ってるはずじゃないのみたいな感じには多分ならないみたいなのって、
トータルのことだから、どっかのパートだけが頑張って吸収できることじゃないから、今そこが全部できてる。
できてるのかわかんないですけど、多分できてる雰囲気があるので、そこはすごい個人事業そのまま大きくスケールしている形の会社ってすげえなと思いますね。
そういうことなんだと思います。僕は個人事業っぽくやりたいんだと思う。みんなにそれぞれ、俺個人事業主やしっていう気持ちでいてほしいんだと思います。
そうですよね。そこらへんが、この間どんなバイヤー探してるみたいな話したときに。
でも結構そういう仕事したいなっていう人はいるんじゃないのかなと思いましたけどね。
なるほど、じゃあこれをお聞きの皆さん。
ここまで聞いた人はもしかしたら連絡取ってくるかもしれない。
しかも、庄野ラジオ聞いてますって、こういうテーマ好きそうな人ですしね。割と合ってるかもしれない。
そうですね。なんか潜在的にそういう人はいるけど、なかなかこういうペルソナの人を探してますって、どこに行ったら人が来るかわかんないですよね。庄野ラジオはちょうどいいかもしれない。
リクルートエージェントよりよっぽどいいかもしれない。めちゃめちゃこういう名を出してしまった。
確かに、ああいうところに出しても何言ってるのかわかんない感じになっちゃいますね。
もうぜひこれを聞いて問い合わせるときは、庄野ラジオ聞きましたって言うと、一気に話が早いんで。
庄野ラジオ聞きましたって書いてくださってたら、とりあえず書類は通すようにしますね。
そうですね。バイヤー募集という。ちょっと最後どういう話やという感じになりましたけど。
もうちょっとだいぶいろいろお話ししたんで、非常に面白かったです。
ありがとうございます。
本当、小脳論としていろいろまだ話し足りない感じするので、ぜひまた出てください。
なんかせっかくなんで、今ちょうど宣伝、この間もしましたけど、なんかやってるってことなんで。
リスナーの中にもしかしたら顔してるかもしれないので、宣伝があれば。
あれですね。さっき言った、坂の途中の研究室で農業資材の販売などを始めております。
一応資材販売用のサイトも作ったりしてるんで、よかったら見ていただいてですね。
イメージとしては、ほんまにこれから作っていくっていう感じなんで、こういう資材がいるとか、言ってもらったらそれに合わせるみたいなのもできますし。
ダンボールもそうなんですよね。僕らダンボールなんて近場の業者さんが安いんやから、僕らがやれることなんてないと思ってたんですけど、
なんかあれなんですよね、それこそ小脳の方だとダンボールワンとか普通に個人と同じような買い方をしてて、
いやそれよりかは多分僕らがまとめて発注した方が安くなるっすよっていうので、ダンボール扱いだしたりとか。
なるほど。
今の厚さ対策だとEFポリマーとか売ってます。EFポリマーの成分解析のポリマーですね。
有機ザスに対応してる。土の中の保水性を高めるっていうものなんですけど。
この間持ってきてくれましたよ。
あ、ほんまですか。
なんかコップに入れて水入れたらもうめちゃくちゃ水吸って、すごいっすねあれ。
水吸ってゆっくり話していくんで、それで急な乾燥対策になるっていうので、ちょっと対処性が高まるんじゃないかっていう。
それをやってる小西氏が高谷さんのところで今、堆肥づくりを習ってるんですよね。
目キラキラ目指して授業を受けてるから。
なんか農家のとこに行って、この間聞いた土壌分析の話を僕もドヤ顔でしましたよ。
これはもう本当僕も嬉しかったですね。
あー良かった役に立ってるわーって。
なんかそうそう、あんまりねやっぱ売る以上無責任なことは避けたいなっていうので、ある程度ちゃんと勉強しようぜっていうので。
すごい嬉しいですね。
学ばせてもらってるっていう感じです。
はい、じゃあそれって取引というか出荷してない人も見れるんですか?
はい、もちろんです。
僕らそもそも釈迦の途中に出荷してくれてる農家さんって400件ぐらいなんですけど、他に400件ぐらいなんやかんや繋がりがある農家さんがいて。
僕もワンオブで。
確かに確かに。
出してないから。
関係生産者って僕ら言ってるんですけど、関係生産者の人が増えていくのですごい大事だと思ってて。
皆さんから情報をもらったり、僕らが皆さんに情報を発信したりとか、例えば去年の夏だと与党の被害がえぐかったっていう農家さんがみんなに与党対策聞いてくれって言うから。
メールマガで流して全国の与党対策一覧みたいな何十件かサンプル集めて共有したりとかしたんですけど。
交流生産者が増えていくの大事だと思ってて。
資材だけ買うよっていう農家さんもいますし、あと研究室、坂野土地の研究室がメールマガを配信してるんで、何があるわけではないけどメールマガだけ登録してるよっていう人とか。
SFLっていう勉強会があって一回も会ったことがないし、誰かよくわからんけどSFLだけ登場する農家さんとかもいたりして。
そうですね。
いろんな感じで関わってもらえたら嬉しいです。
はい。じゃあ概要欄の方にリンクも置いておきますので、ぜひ興味のある方は覗いてください。
よろしくお願いします。
農業資材の販売とコミュニティ
ゴダン農園からも宣伝がありまして、実はちょっとお野菜絶好調でですね、お野菜ボックスがこの坂野と小野さんの前で宣伝するのどうかなと思うんだけど。
ゴダン農園の僕が全部作った野菜のボックス。
レタスも入るんですか?
レタスは入れない。やっぱりレタスが入ることによって、うちはチルド使わないんですよね。
なるほど。
もうベジフレッシュっていう扇動保持袋で段ボールの中全ての野菜入れて閉じることで、結構チルドにしなくても全然問題なく届く。
刃物が入ってないので、それでもう完全に今は無しでやってるんですよ。
だからレタスが入るとそれだけでもチルドにしなきゃいけなくなっちゃうんで、本当は入れたいんですけど、残念ながらちょっとレタスは入れられないんですが。
なるほど、そういう感じだな。
野菜ボックスですね。ベースの方で販売しておりますので。
素晴らしい。
今日小野さん目当てに聞いた人は、おいおいおいっていう感じですね。
いやいやいや。
うちのもぜひ買ってみてください。
レタス興味あるよっていうレストランとか、ある程度ちょっとロットまとまれば個別で出すのもやりたいなと思っているので、興味のある方は連絡をください。
ということで、よろしいですかね。
はい。
はい。じゃあ、第1回、新小農論。
魚途中の小野さんとお話ししました。
今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
01:19:45

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