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2021-07-13 12:37

#151 日常の些細な出来事の連続がジェンダーの呪いを断ち切る

何気なく暮らすその毎日の中に、子供たちへの悪影響も良い影響も存在する。次の世代が生きやすくなるために、ぼくらは自分たちの行動を振り返る必要があるのだと思う。質問箱➡︎ https://peing.net/5a2fc6bdc1d35b 夫婦関係カウンセリング➡︎ https://note.com/atsuatsu/circle
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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、妻との関係悩む男性向けに、夫婦関係改善のヒントになる発信をしています。
今日お話したいことは、昨日、おにぎりの握り方を、僕が母から30年前に教わって、それを息子に伝えることができたという話をしたんですけれども、
こういった日常の些細な出来事の連続というのが、次の世代に対するジェンダー感ですとか、
過不調性の考え方に対する変容ですとか、そういったことをもたらすのかなと思っておりまして、
今日はそのことについてお話をしたいなと思います。
日常の些細な連続が次世代へのジェンダー呪いを断ち切るということでお話をさせていただきます。
まず、次世代に対して僕らがどういった影響を及ぼしているのかということなんですけど、
僕自身のことを思い返しても結構思い当たることが多くて、子供って本当に親を見て育つなって思うんですよね。
それって、例えば僕の場合でいうと、結構母親から教わったことっていうのは結構多くて、
例えば、昨日のお話したおにぎりの握り方に関しても、僕は父から教わったことはなくて、母から教わったんですよね。
僕がちょっとでも興味を示したときに母がすっと教えてくれて、
あと、リンゴの皮剥き。この包丁でリンゴをクルクルクルって剥くじゃないですか。
リンゴの皮が綺麗に一本の線のようにクルクルクルって剥かれていって、どんどん下に落ちていきますよね。
一本の綺麗な皮が剥けるとすごい気持ちがいいんですけど、
あのリンゴの皮剥きの仕方も僕は母に教わったんですよね。
多分小学校、高学年か中学生くらいだったと思うんですよね。
その教わったときからすごい楽しくて、毎日リンゴの皮剥きがある。
リンゴが食卓に上がるときには母が僕にこれをやってくると言って、僕がやるようになったんですよね。
なので何年間もずっと続けていて、高校生のときに家庭科学集で料理を作る実習があったんですよね。
そこでリンゴの皮剥きっていうのもあって、僕そこで普通にクルクルクルって剥いたんですよ、包丁で。
そしたら同級生の男の子とか女の子みんなびっくりしてて、
なんでそんな綺麗に剥けるのみたいなふうにびっくりされて、僕はそれに対してびっくりしたんですけど、できないの?って思って。
あと米の研ぎ方だとか炊き方っていうのも知らない男の子が同級生でいて、かなりびっくりしたんですよね。
この辺のことって母から僕は結構教わって、あと焼きそばの作り方、お好み焼きの作り方とか、
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簡単な料理というのも多分小学校、高学年から中学生ぐらいのときに母から結構教わったんですよね。
これも母が無理やり僕に教えたんじゃなくて、僕がちょっとでも興味持ったりとか、そばにいるときに自然に教えてくれたんですよ。
多分それって僕の母意識してやってたんじゃないのかなって今思ってるんですよね。
僕がちょっとでもそういった料理とか、母がやってることに興味持ったときに、すかさずこうやってやるんだよというふうに、
押しつけがましくない感じで、押しつけるわけでもなく教えてくれたってことが結構あって、
勉強とかですごい押しつける形でやらされてたんですけど、こういった料理に関わることとか家事に関わることって、
結構僕が何気なく興味持った瞬間に、スッと差し出してくれたなというふうに思うんですよね。
これが僕が今でも自分の財産になっていて、それを自分の子供に対しても伝授することができているんですよね。
逆に父から教わったものというのが、思い返すとあんまりないんですよね。
なんでないのかなと思ったんですけど、そもそも一緒にいる時間があんまりなかったんですよね、父と。
平日、そんな遅く帰ってきてるわけでもないんですけど、5時とか6時とか、多分6時くらいには父はいつも帰ってきてたんですけど、
一緒に遊んだりとか、何かをやったりとかっていうのがほとんどなくて、夕飯の片付けの時に母と父と僕、あとたまに妹がいて、その時に一緒にいるぐらいだったんですよね。
家事でいうと父は食器を綺麗に洗ったりとか、綺麗に拭いたりするのが得意で、けっぺき消化ってくらい綺麗に水滴を吸い取るんですよね。
その辺のことは教わったりとかしたかもしれないんですけど、具体的に手を取り教えてもらったってわけでもなくて、
あと結構怖かったんですよね、父のことが。怒りやすい人で、あと怒りによって子育てをするみたいな、怒りでコントロールするみたいなことを多分意識して、僕が中学生ぐらいまでやってたんですよ。
それもあって、何も僕が言えなかったんですよね。教えてほしいとかっていうのも言えなくて。
そんなわけで、父からあまり教わったことはなくて、多分こういった人って結構多いと思うんですよね。
男っていうのはそんなもんでいいのかとか、あんまり家事とか育児もやらなくていいのかみたいなことを父親の背中を見て学んだ人、学ぶというかビルトインされてしまった。
自分の思想にそういった父親の行動とか思想というのがビルトインされてしまったケースが多いと思うんです。
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ただ僕の母が素晴らしかったのは、僕がちょっとでもそういった興味を持ったこと、一方でそういったことは女性らしいとか女らしいとか男らしくないと言われるようなことであっても、母は迷うことなく僕に色々と教えてくれたんですよね。
おネギの握り方とか、リンゴの絡めきの仕方、ご飯の炊き方とか、料理の仕方、スクランブルエッグの作り方とか、そういった細々したことをジェンダー下にとらわれずに僕に色々と教えてくれたんです。
それが僕に今になって生きていて、息子に対して色々なことを僕は見せてあげられているなと思うんですね。
料理とか洗濯、掃除、育児というのは男もやるものだと、男も女もなくて親がやることだ、親業しかないと。母性とか父性とかそういったものは存在しなくて、そこにあるのはただの親業であるということを僕は息子たちに見せてあげられているんじゃないのかなと。
そしてそれは僕が母から教わった、30年前に母から教わったことなんじゃないのかなと思っているんですよね。
あと僕が息子に意識して見せているもの、息子の世代からそれ以降の世代に対してどんどん変えていってほしいと思っているので見せているのが、妻との仲の良さというのをなるべく見せるようにしていて、
妻とハグをしたりとかキスをしたりとか、お互いを思い合う優しい言葉を掛け合ったりとか、妻が辛い時にはハグしてあげて背中をさすったりトントンしたりとかということを子どもたちの前でも気にせず、あえて気にせずにやるようにしていて、
そうすることによって彼らの思想の中に僕らの思想がビルトインされて次の世代へと受け継がれていくんじゃないのかなと思っているんですね。
実際にうちの妻が具合が悪い時というのは長男児男は妻の背中をトントンしてあげたりとかよくしているんですよね。これもよく見ているからなんだろうなと思うんです。
こうやって僕らって気がつかないうちに自分たちの思想とか行動とか、そういった男女の精査に関する認知とかそういったことを子どもたちに知らず知らずのうちに影響を与えているんだと思うんですね。
親の行動を子どもって真似するようになるじゃないですか。悪いこともそうなんですよね。悪い口癖とかも真似するんですよ。
僕、すごい反省していることがあって、子どもたちと話をしていて、なんかちょっとイライラしたりとかすると舌打ちをしちゃったりとか、あと言葉遣いが悪くなったりとか僕もするんですけど、
これが息子が真似するんですよ。子どもが真似をしていて、やめなさいとか言うんだけど、これ俺の影響だなって思うんですよね。
これ僕がやってるせいだなって同じことやってるんだっていうふうに確然として、子どもが悪いんじゃなくて俺が悪かったんだっていうふうにすごい思ったことがあるんですよ。今でもよくあるんですけど。
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悪い口癖は真似するようになるんですよ。次の世代に引き継がれる思想っていうのは、いい面も悪い面も両方受け継いでいくんだろうなって思うんですよね。
なので自分の子どもがどういう行動をしているのかというのは、僕たち自身の鏡でもあるんだろうなって思うんですよね。
なので自分たちの行動がどのようなものであるかというのは、日常的に振り返って子どもたちに対する影響というのを考える必要があるんだろうなって思うんです。
自分たちの子どもにも僕らの考えとか思想というのはどんどん受け継がれていくわけですよね。だけどバージョンアップも多分すると思うんですよ。
実際僕自身もそうなので、僕の父は今の僕みたいに家事とか育児とかもしなかったし、子どものことを抱っこしてあげたいとか、抱っこはするときはしますけど日常的にはしなかったです。
あとおむつを変えたりもしなかったと言ってました。本当にそうなんだってびっくりしたんですけど。
だけど今それから30年経って、僕3人の息子たちがいますけど、おむつを変えるのはもちろんですし、長い育休も取ることはできましたし、
家事や育児とか料理とかでも好んでやっている。
なので自分の思想が子どもたちにいい意味も悪い意味も引き継がれていくんだけど、バージョンアップもしていくんだと思うんですね。
僕の子どもたちがその次の世代にどういった行動とかを見せていくのかというのはちょっと楽しみだなと思うんですよね。
そして僕ら自身とか僕らの子どもたちがどういった行動を取るかによって明治時代に生まれた家父調整とか、
性別役割固定概念といった呪いがどういう風に変わっていくのかというのはそこ次第なんだろうなと思うんですよね。
自分たちが次の世代に対してどういう姿を見せるかということで決まってくるんだと思うんです。
あともう一つ大事なのが、僕がこれ母から教わったのが、子どもがちょっとでも何かに興味を持った瞬間にすぐに何かを教えてあげたいとか導いてあげるということがとても大事だなと思ったんですよ。
それは僕がおにぎりの握り方を母がすごい綺麗に握っているので、どうやったらそんなに綺麗に握れるんだろうと思って母に聞いて母がこっちを見て教えてくれた瞬間というのを
今でも覚えているんですよ。
30年前に母がこちらを見てくれてこうやってやるんだよと言ってくれたあの瞬間を僕は今でも覚えている。
それは母がこちらに対して興味関心を示してくれて導いてくれたからだったんですね。
そういった一瞬一瞬の連続というのが僕らが次の世代へと与えられる影響なんじゃないのかなと思うんです。
今日は日常の些細な連続が次世代へのジェンダーの努力を断ち切るということでお話をさせていただきました。
子育てや妻との関係悩む方の参考になれば幸いです。
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質問箱の方で男女問わず夫婦関係に関するご相談を受け付けておりますのでぜひそちらご利用ください。
あと妻との関係悩む男性向けにノートのサイクル機能を使って初の夫婦関係オンラインカウンセリング松明という名前でアドバイスをさせていただいています。
妻との関係悩んでいて本気で何とかしたいと思っている方はご連絡をください。僕が一緒に伴奏します。
はいということで今回も最後までありがとうございました。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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