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  2. #272 家父長制とは正反対の家..
2021-11-13 18:37

#272 家父長制とは正反対の家庭とは?そんな家庭で育つとはどういうことか?

ぼくが生まれ育った家庭は家父長制とは正反対でした。
祖母が権力の中心に位置し、すべてが祖母を中止に回っていました。
そんな家庭で育つとはどういうことか?
実体験をもとにお話しします。 
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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、妻との関係の悩む男性向けに、夫婦関係改善のヒントのような発信をしています。
今日お話ししたいことは、過不調性ってあるじゃないですか。家の中で父親の権力が最も高いという過不調性。
ああいった家庭とは全く違う家庭で育つとどうなるのか。一般には過不調性が良くないみたいなこと言われますけど、
そういったものがない家庭というのは、いったいどんな家庭なのか。そしてそこで育つ子供はどんなふうになるのかということについて、
僕自身がそうなんですけど、について今日お話をしたいなって思います。これは昨日のノートの記事でも同じことを書いているので、ぜひ聞いてもらえたらと思います。
まずですね、なんでこんなことを話そうかと思ったかというと、
過不調性の真ん中の家庭で育った方が、夫さんがそういった家庭だったという方にですね、僕はお話を聞く機会がありまして、それをノートの記事にさせていただいたんですけど、
その時に思ったんですよ。僕の家ってどうだったんだろうって思ったら、そういった過不調性というのは本当になかったなぁと思っていて、
逆にその真反対だったんですよね。女性が権力を持っているというか、その祖母、僕のおばあちゃんが家の中で最も権力を持っていて、
そのおばあちゃんが台風の目の真ん中にいて、僕らが吹き飛ばされないように必死で捕まっているっていう家庭だったんですけど、
これはこれでちょっと違う目線というのがあるなぁと思ったので、ちょっとこの話をしたいなって思います。
過不調性というと大体おじいちゃんとかお父さんとかがすごい筋力があって、威張っているというか、女性をですね、家事とか育児とか女性に合わせて、
自分はのんびりしたいというか、仕事をしたい、のんびりしたいというイメージだと思うんですけど、
うちの場合はですね、まずうち祖父、祖母、両親、僕妹の6人家族だったんですけど、祖父と祖母は2人とも働いてたんですよね。
2人とも友働きをしていて、働いてました。2人とも学校の先生だったんですけど、祖父が先に亡くなったんですよね。
亡くなった時に衣装が見つかって、その衣装にこんなこと書いてあったんですよ。
祖母に対してですね。出会って何十年もずっとあなたと一緒にいられて幸せだったと。
最後は介護など謹慎的にやってくれて感謝している。生まれ変わってもまたあなたと結婚したいということが書いてあって、びっくりしたんですよね。
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生まれ変わってもまた結婚したいって。そんなこと言う人いるんだって。本当にいるんだって思ったのにびっくりしたのと、それをあの人に言うんだって。
あのおばあちゃんに言うんだって。そんなに思えるような人かって僕はすごい思ったんですけど。
わかんないですよね。この2人の間の関係性っていうのは外から見れ全然わからなかったんですよ。
祖父は確かに祖母のことをすごい尊敬はしていたんですけど、そんなに好きだったんだっていうのをその時初めて気がついたんですよ。亡くなってから初めて気がついたんですよ。
生まれ変わってもまた結婚したいって。しかもこれ昭和、一桁生まれの人が言うんだって。
思ってすごいびっくりしたんですよ。ここからもわかるようにうちの家っていうのは祖父よりも祖母の方が立場がすごい上だったんです。
祖父は祖母のことを尊敬してた。うちの祖母っていうのはすごい貪欲、お金儲けに貪欲で女学校を出た後に看護師と教師の試験を受けたんですよね。
両方とも結果的に良かったんですけど、最初に看護師の試験に合格したんですね。
体感式とかなんとかっていう看護師のユニフォームに頭に帽子みたいなのをかぶせる式があるらしいんですけど、それがもう始まっちゃうので教師の試験の結果がどうなったかわからないんだけど、とにかくそっちが始まっちゃうので看護師になろうと決めて体感式に行ったんですって。
行ったら、「ちょっとこっち来なさい!」って言われて、人だけ呼び出されて行ったら教師の試験に受かったと連絡が入ったということを言われた。病院の人はそんなこと言うのかなと思うんだけど、何かしらのその方法で教師の試験に受かったってことをその場で知ったんですって。
そうしたら、看護師と教師の給料を事前に知っていたのが比べたのかわからないんですけど、比較して教師の方が高いということで、もうその体感式っていうのを抜け出して教師になっちゃったんですよ。その幅から帰っちゃったんですって。それはもう給料が高いからっていう理由で。
その後、僕の祖母は小学校の教師になって、道徳の教師としてめきめきと出世していくんですよね。その地域では結構有名な教師になっていて、いろんな学会に出たりとか、論文を書いたりとか発表したりとかしてまして、そのうち何を思ったのか、街外に現役教師が教える塾っていうのを開いたんですよ。
訪問式みたいな塾あるじゃないですか。小学生とか向けにやっている。あれをやった。しかも現役の教師が始めたっていうのですごい話題になったんですよ。まあ結構田舎の方なんで、街外に開いたとはいえ結構有名になっちゃって、どんどん人が来て、甘えに有名になりすぎて学校にバレちゃったんですよ。
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バレちゃったんで仕方なく辞めたんですけど、その後もそんな不道徳なことをしていたにも関わらず、なぜか道徳の教師としてどんどん出世していく。うちの祖母はすごいスピーチが上手いんですよ。話がめちゃくちゃ上手いんですよ。話が上手すぎて本当のことなのか嘘なのか分からない。嘘をついていたとしてもみんな本当だと信じちゃうぐらい話が上手かったんですよ。
今はもう93歳ぐらいでだいぶ年なのでボケてるのかな?みたいな感じだったりもするんですけど、若い頃はめちゃくちゃ話が上手かったそうで、うちの祖父は祖母のことをこの街の小沢一郎だって言うんですよ。小沢一郎さんがね、そんななんかペテンシャっていうわけじゃないんですけど、そういう有名な政治家ぐらい話が上手くて人を動かすことができたっていうことなんですよね。
で、それぐらい仕事に満身していたので、家のことはお隣だったんですよ。料理とか全然できなくて、うちの祖父も忙しいので仕事してるので料理もできない。なので、子供は一人だけいたんですよね。僕の母なんですけど、一人一個だったんですよ。
全然その家のこともやってくれないので、ご飯も夕飯とかないんですよ、家に帰っても。なので天山をよく頼んでたって言ってて、蕎麦屋さんの出前とか当時あったんですけど、それを電話して頼んで自分一人で食べたりとかしてて、そのうち近くに住んでるおばちゃんがあまりに不便を持って、学校が終わったらうちおいでって言って預かってくれたんですよ。
で、しばらくはそのおばちゃんの家で暮らしてたみたいですね。どっちが親か分からないぐらい、育ての親が近所のおばちゃんみたいな感じでうちの母は育っていて、で、風邪ひいた時とかも両親仕事に行っちゃうんですよ。今みたいに休憩取ってじゃあどっちか休もうかみたいな、そんなのは皆無で、私仕事だからって言っておばあちゃんバーっていなくなっちゃって、祖父も俺も行くからって言っていなくなっちゃう。
熱でフラフラして咳き込んでた僕の母はお父さんおにぎり作っておいてってお願いしたんですよ。食べるものは何もなかったんで。おじいちゃん料理下手くそで何もできないんですけど、仕方なく慣れない手助けでおにぎりを作ったんですって。めっちゃでっかいおにぎりを作ったらしくて、めっちゃでっかいおにぎりを小学生の女の子に作ってそれを置いていったんですよ。
もうそのとてさもなくでかかったってうちの母はよく言うんですけど、それぐらいうちの祖母と祖父っていうのは家のことは何にもやらなかったんですよね。
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そんな毎日なのでうちの母はほぼネグレットみたいな感じで育ったんですよ。
普通だったらグレちゃうとか精神的におかしくなっちゃうんじゃないかって思うんですけど、うちの母はそんな毎日の中で将来の夢はお母さんになることだと固く心に決めたんですよね。
お母さんになるってどういうことかっていうと、家にいつもいてくれて子供が帰ってきたらお帰りなさいと出迎えてくれる母っていうことなんですね。
僕、小学生の時のことを思いますと、僕の母は専業主婦だった期間が長くて、僕は多分高校生かそれぐらいの時に働きだしたんですよ。
結婚する前は働いたんですけど、結婚してからは主婦になって、僕は小学校から帰ってくると
いつも覚えてるのは台所にいる母の背中をすごい覚えてるんですよ。
僕は学校から帰ってきて、ただいまって家に入って台所に行くと母がキッチンの方を向いて何か作ってるんですよね。
大体お菓子を作ってくれたとかしていて、その後ろ姿が多分母がなりたかったものなんだろうなって思うんですよ。
いつも家にいてくれて、おかわりなさいと言ってくれるお母さん。
彼女にとってはそれが夢だったんですよね。
これを思って、すごい僕、不憫というかかわいそうだなって昔よく思ってて、将来の夢がお母さんって、どんだけそのうちの祖母がひどい執著をしたんだろうってよく思ってたんですよね。
そういう感じの家庭だったんです。
僕の父というのは、うちの母が一人っ子だったので、女子養子として家に入ってきたんですね。
もちろん名字も母の名字に変わったんですよ。
だから今、夫婦別姓問題とかよく取り立たされてるじゃないですか。
僕、結婚するときにどっちの名字でもどうでもいいやと思ってたんですよ。
妻の名字になってもいいし、何でもいいやって、こだわり全然なくて。
夫の姓になるっていうのは当たり前だと思ってなかったんですよね。
なぜなら僕の父が母の名字に変わってるので、
名前なんてなんかすごい軽いもんだなって思ってたんで、
その辺も多分父の影響っていうのは受けてるんだと思うんですよね。
だけどね、僕の祖母がそういう感じですごい支配欲の強い、
強欲な存在だったので、僕の父はすごい肩身が狭かったんですよ。
逆らえないんですよね、祖父母には。
無子養子として入ってるってことは立場が低いので、いつもストレスを抱えてたんですね。
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自分に対する価値観っていう、自尊心っていうのもおそらく低くされてしまっていて、
毎日本当に苦しそうだったんですよ。
家不調性の家というのがどういう家か、僕は経験してないので、
話聞いただけでは分からないんですけど、話聞くだけなんですけど、
多分こういうふうに男性たちが抑えつけられた暮らしをしているとはまたちょっと違うような、
真逆のような生活なのかなってちょっと思ったりもするんですね。
分かんないですよ、どっちが良いか悪いかって僕は分かんないし、
それを言うつもりは全くないんですけど、
うちの家の場合はそういう家庭だったという、ただそれだけの話です。
そんな感じなので、うちの祖母というのがもう家の中心だったんですよね。
台風の目みたいな存在で、
ぐわーって周りですっごい渦巻いてるんですよ。みんな振り回されまくりなんで、
一生懸命みんながそこに踏ん張ってるっていうような家だったんです。
そんな家父長生とは反対な家に育つとどうなるのかというと、
僕はね、そんな祖母、母というのを見ているので、
女性に対する威負というかその尊敬というか、
下手に扱ってはいけないっていう感覚をずっと持ってたんですよ。
その扱い方注意じゃないですけど、
だからね、下に見るって感覚はもちろんないし、
上に見てあがめ立てまつるってわけでもないし、
気をつけなきゃいけない存在っていうのは正しいかもしれない。
扱い注意というか、思い通りになると思うなというか、
多分そういう感覚をだんだん感じるようになってきてたんですよね。
同時に、そういった環境で頑張っている母とか、
仕事に満身する祖母とか、
祖母は踊りもやっていて、日本舞踊じゃないんですけど、
そういったもっとカジュアルな日本舞踊みたいなやつがあるんですけど、
それを何十年もやっていて、それの師範にもなっているんですよね。
毎日踊っているんです。今でも毎日踊っているんです、93歳でも。
そういった姿を見ていると、
女性ってすごいなっていう先入観が僕の中に埋め込まれたんですよね。
今でも僕が何らかの形で影響を受ける方っていうのは結構女性が多くて、
仕事上、プライベートでもアドバイスを聞こうと思う方は、
やっぱりなぜか女性の方が多い。
これは多分僕が女性に対してイフというか、
そういった尊敬感というか、そういったものを感じやすくなっているからなのかなって思うんですよね。
それがあると、すんなりと女性の話が聞けるんですよね。
何の先入観も持ってないし、むしろイフのような感情を抱いているので、
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話が受け入れやすい土台が僕の中にあったのかもしれないなって思うんです。
逆に、男性同士のホモソーシャル的なそういったコミュニケーションは一切ない家庭で育ったので、
よくいじめられたんですよ、子供の頃は。
近所の同年代の男の子とかと仲良くすることが全然できなくて、みんなすごい暴力的なんですよね。
元気いっぱいなんですよ。言い換えると元気いっぱいなんですけど、
僕はどうしてもそこに馴染めなくて、結構苦労したんですよ。
小学校の時とかも近所の女の子と一緒に帰ったりとかしてました。
男の子とは全然話が合わなかったんですよね。
何を話したらいいのか全然話が合わなくて、
仲が良い子も結構大人しい子だったりとかしてましたね。
なので、たぶんそういったホモソーシャル的なマッチョな世界観っていうのが苦手で、
白黒つけないような曖昧でファジーな、そういう一種情緒的な世界というのが今でも僕は好きなんですけど、
たぶんこういったカプチョーセーター反対の環境で育ってきたからなんじゃないのかなって思ってるんですね。
今回僕にこういう話をしてますけど、カプチョーセーターが良いとか悪いとか、どっちに座った方がいいとかっていうことを言う気は全然なくて、
みんなそれぞれなんですよね。みんな全然環境が違くて、その中でそのアイデンティティを身につけて、
それが良いんだと思って生きる人もいれば、そこから抜け出したいと思ってもがいてる人もいる。
みんないろんな価値観がある。
だけどそのアイデンティティというのはやっぱり家庭環境で作られることが多いんだろうなって思うんですよ。
そうなった時に自分の子供に対してどういったアイデンティティを持ってほしいのかというのは、
自分が子供に対する教育であったりとか、家庭の中における自分自身の行動であったり言葉であったりとか、
そういうところが影響を大きく与えるんだろうなって思うんです。
で、それを思うと、僕3人の子供たちがいるんですけど、彼らとどう向き合えばいいのかということは、
そういったことから自然と考えられるようになるかなと気をつけなきゃいけないなって思います。
というお話でした。
多分ね、こういったどんな家庭で育ってきたかって話ってみんな人それぞれなのですごい話を聞いてて面白いんですよね。
なので、もしこういった深い話ができる方とかが近くにいればそういったことをお互いに話し合ったりとかすると、
その人の思わぬ一面が見れたりとかして面白いんじゃないのかなって思っています。
はい、ということで今日はカプチョー生徒が正反対の家庭で育った場合はどんな子供になるのか、それはどんな感じなのかということについてお話をさせていただきました。
妻との関係悩み方の参考になれば幸いです。
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はい、ノートのサークル機能を使って、アツの夫婦関係改善カウンセリング松明という名前で、妻との関係悩む男性向きにアドバイスをさせていただいています。
妻との関係悩んでいて、本気で何とかしたいと思う方はぜひご連絡ください。僕が一緒に搬送していきます。
あと質問箱の方では夫婦関係に関するご相談、男女問わず受け付けてますので、ぜひこちらもご利用ください。
はい、ということで、今回も最後までありがとうございました。また明日お会いしましょう。さようなら。
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